コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 妹さんの誕生日
- 日時: 2015/08/16 07:50
- 名前: 独楽林檎 (ID: e6h1dNNB)
- 初めまして。 
 独楽林檎と申します(これ「こまりんご」って読みます)。
 ちなみに、小説カキコに投稿するのは本作品が初めてなので、初々しいところなどあると思います。
 もしも読んでいただけるのであれば、誤字、脱字など指摘していただければ幸いです。
 それでは、よろしくお願いいたします!
 〜来てくださった方〜
 てるてる522様
 美奈様
 はるた様
 Garnet様
 参照2300、ありがとうございます!
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- Re: 妹さんの誕生日 ( No.3 )
- 日時: 2015/01/11 13:52
- 名前: 独楽林檎 (ID: FTx5/VHw)
 玄関に走って行きながら、考えた。
 さっき見たとおり、今は午後4時半。
 この時間帯に来るのって……押し売り業者?
 出ないでおこうかなぁ……。
 そんなことを考えても、この家はそんなに広くない。
 もう、ドアを開けちゃった。
 そして、
 「はーい、押し売りならお断りですけど……ってわあ!」
 なにかが私に抱き着いてきた!
 「はえあわわわわわっ」
 変な声が出てしまう。
 パニックになりながらも、少し考えて、その「なにか」を押し返してみた。
 私に抱き着いていたのは……
 「エミ!?どうしたの!?」
 そう、エミだった。
 そこまではいい。
 エミ、ちょっと、涙ぐんでない?
 「ちょっと、エミ、どうしたのよ」
 また抱き着いてきそうなエミの肩を押し返して、何か、殴ったらどうにかなるかなぁ……と思い始めた。
 その殺気に気が付いたのか、少し慌てて、
 「ま、待って、さっきラミに殴られたばっかりだからぁ……っ」
 って。
 はぁ……。
 「どうして殴られたの……ラミって誰」
 (注:アオイはラミを知りません)
 「ラミ……私の妹ぉ……」
 ふ〜ん、妹さんかぁ。
 「で…………助けてぇ」
 はっ!?
 「だから、どうしたのよ」
 何度も聞いてると思うんだけど。
 「……あ、あの、誕生日……ラミの誕生日……忘れてたぁ……」
 へっ!?
 「い、妹さんの誕生日、忘れてたの!?」
 「だから、助けてぇ……何か、用意してぇ……例えば、ケーキとかぁ……」
 ああ……。
 分かりましたよ、A型ですし。
 
 「ホントにぃ!?」
 うざいなぁ。
 「あー、よかったぁ、あたし、アオイを友達にしておいて、本当に良かったよぉ!」
 本当にウザいなあ。
 「あ、ラミの誕生日は3月3日だからね。覚えといてぇ!」
 うざいかr……え、3月3日!?
 ひな祭りの日で、あと1週間ジャン!
 「え、それ、間に合うと思って…………行っちゃった……」
 私が声を掛けようとしている間に行っちゃうって、どういう了見よ!
 ほんっと、マイペースなんだから……。
 妹さんの好みも聞きたいし……
 
 エミの家に、押しかけようかな……村咲家、隣だし。
 あ〜……やめとこ。
 明日、学校でエミに聞いたほうがいいよね、それが礼儀。
 ちょうど暇だったし、作るものの候補を決めておこうっと。
 
 暇とはいっても、宿題はあるけど。
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.4 )
- 日時: 2015/01/30 23:10
- 名前: 独楽林檎 (ID: iFTmHP4V)
- 次の日。 
 「ん〜、ケーキにタコライスに七面鳥に苺にブドウに干し柿に……」
 私は、昨日まとめておいたごちそう候補を絞っておいた。
 まだまだあるよ。
 「ぜんざい、塩昆布、それとミニトマトもあるといいかも……」
 干し柿とぜんざいと塩昆布は、我ながら渋いと思うけど。
 結構、アイデア出たと思う。
 「その渋い3つを除くとしたら、今のところ6候補、かあ」
 ケーキとタコライスと七面鳥と苺とブドウとミニトマト。
 まだまだ考えないと、なぁ……
 ちなみにこの候補、A6サイズのノートにメモしている。
 「う〜ん、お寿司……?」
 また、渋いかな。
 む〜。
 「あ、そうだ、ハンバーグ!?」
 これなら、渋くない!
 メモメモ。
 「よぉし。」
 これで、渋いものを除くと7候補。
 結構、集まってきたかな。
 と、
 「ねぇ、アオイ!何か思いついた?」
 後ろから声がした。
 エミか。
 ほっとこ。
 「やっぱ、最初に考えるべきは食べ物だよねぇ、ケーキとかぁ……」
 エミって本当にケーキが好きだよねぇ。
 連想遊びで、食べ物といえばケーキだったし。
 手に持っているノートを、エミに見やすいように持ち直してみる。
 「むむ?ケーキとタコライスと七面鳥と苺とブドウと干し柿とぜんざいと塩昆布とミニトマトとお寿司とハンバーグ……だめだめ!」
 は?
 「ラミは、肉が大嫌いなの!特に、タコライスと七面鳥とハンバーグは、却下!」
 えええ?
 このひと、干し柿とかぜんざいとか塩昆布とかは、却下しなかったよ?
 「でも、干し柿とぜんざいと塩昆布とお寿司は、いいね!ラミ、喜ぶよ!」
 はあぁ?
 却下どころか、肯定したよ?
 「妹さん、どんな趣味してんのよ?」
 あ……やば。
 声に出して言っちゃった……
 どんな反応をされるか……
 「ん?えっとね、和食が好きで、でもケーキは大好き。さっき言ったとおり肉は嫌いで、一番好きな物は魚介類!中でも、サザエが好き!」
 え……
 エミの妹さんだから、てっきり洋食が好きなのかと……
 サザエ?
 壺焼きにでも、しようかな……
 「妹さんって、何年生?」
 「え、小学3年生!」
 ……え〜。
 只今登校中、朝から少し、いやすごく、驚きました、青永葵と申します……。
 ああ、驚きすぎだなぁ。
 思わず名乗っちゃったよ。
 でも、和食が好きとなれば結構アイデア出てくるぞぉ!
 「よおぉっし、ガンバロー!」
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.5 )
- 日時: 2015/02/05 17:12
- 名前: 独楽林檎 (ID: iFTmHP4V)
- まだ始まって間もないですが、新しいキャラクターを登場させたいと思います! 
 ・春宮 千紗 はるみや ちさ
 <年齢> 小学6年生。
 <性別> 女
 <容姿> 髪で顔の左半分を隠している。
 髪、目ともに黒。
 <性格> 暗い。
 台詞に「……」が多い。
 <あだ名> (特に無し)
 です!
 千紗は、ラミのお誕生日を手助けしてくれます。
 乞う、ご期待!
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.6 )
- 日時: 2015/01/11 19:04
- 名前: 独楽林檎 (ID: FTx5/VHw)
 学校にたどり着いたら、次に目指すは私が所属する6年1組……ではなく、学校1の読書ガール、春宮千紗さんがいる、6年2組!
 
 靴箱で靴を履きかえて、一気に階段を駆け上がるっ!
 4階に着いたら、廊下を突っ走り、6年2組のドアをガラガラッ!
 で、
 「失礼します!春宮千紗さん、いらっしゃいますか!」
 叫んで、返事を待つ!
 靴箱に始まり、ここにてゴール。
 その間、大体1分45秒!
 さいこうきろく、こうしんだドン!
 ……ぜえぜえ、はあはあ。
 特に、最後のモノマネが応えたかも。
 「えぇ、春宮さん?」
 「どこかにいる?」
 「教室にはいないよ?」
 「じゃあ、いつものとこ?」
 「そうだねー」
 教室がざわめいている。
 「ということで、いつものところにいると思う。探してみて」
 6年2組の担任の先生が言った。
 「え、いつものとこって、ど」
 ピシャッ!
 「ふええぇぇ……」
 質問しようとしたけどドアが閉められて、怖気ずく。
 こわぁ……。
 それに、
 「いつものところ、て」
 どこなんですか、6年2組の皆さま!
 心の中で強く問いかけても、返ってくるのは虚しい沈黙だけ。
 「……はぁ」
 でも、よく考えてみると、春宮さんって
 ザ☆読書ガール
 だったよね。
 なら、「いつもの場所」って言ったら、あそこしか、無いジャン!
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.7 )
- 日時: 2015/01/12 15:13
- 名前: 独楽林檎 (ID: FTx5/VHw)
- となったら、目的地までダーーーーーーーッシュ! 
 「廊下は走らず歩こう!」
 ポスターが見えたけど、3月3日を盛り上げるためだ、この際気にしない!
 見えてきた!
 けど、あそこまで突っ走るのはさすがに良くないから、ペースダウンする。
 ガラガラッ。
 ドアを開けるのは、やっぱり勢いづいた。
 で、ここの……図書室にいる人の視線が、本から離れる。
 こちらを向いていてもらえるならば、見つけやすい。
 春宮さんなら、今も本に目を落としているはず……
 いた!
 黒い髪を、5年間ほど伸ばしっぱなしにしていそうな、イメージカラーが黒の人!
 春宮さんの所まで、ダッシュ……せずに、きちんと歩く。
 ふう、歩くのって久しぶりかも。
 「春宮さん」
 相手との距離が1m以内になったところで、声を掛けてみる。
 さて、どんな反応をされるか……
 「……何……」
 あ、返事はあった。
 「あのさ、友達の誕生日がもうすぐで、パーティを行うんだけど、その時に出す食べ物が、なかなか決められなくって……」
 我ながら、説明が下手だなぁ。
 「……助けてほしい、という意味……?」
 「うん、そう、そうなの!」
 ぎゃっ、すごく大きな声になっちゃった!
 どんな反応をされるか……
 「しっ……」
 あれ、そんなにリアクション大きくないのね。
 「……司書さんに怒られるよ……」
 そして、3点リーダが多くない?
 「……分かったから、付いてきて……」
 「……ハイ……」
 うわっ、口調がうつったじゃんよお!
 そして、この人、アドバイスをしてくれるのだろうか……
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