コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 翼と自転車【更新停止です。】
- 日時: 2016/03/06 22:04
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- どこかの世界の、ある場所で。 
 少年は決めた。
 死なない、と。戦う、と。
 一人じゃないから、出来た決断。
 隣に誰もいなくても、一人じゃない。
 どうも! 初めましてのビタミンB2と申します。
 まだ初心者で初めてなので、色々と駄作ですがよろしくお願いします!
 コメントを下さった方々
 詩織さん(キャラ:リーパス)
 せいやさん
 黒い月さん(キャラ:コルヴィス)
 ジルさん
 杏莉さん
 てるてる522さん
 cocoaさん
 星飯 緋奈さん
 どうぞこれからも、よろしくお願いします!
 ぜひぜひ、翼たちの頑張りを見届けてやってほしいです!
 第一章 ドラゴンの卵 >>1
 第二章 昼と夜の王女 >>26
 第三章 十二の天柱 >>35
 第四章 学びの日々 >>100
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- Re: 翼と自転車【2000達成!本当にありがとう!】 ( No.143 )
- 日時: 2016/02/17 20:12
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- さ、いよいよ明日がテストです! 
 ……いやいや何やってんだ私。
 何故小説カキコを開く手が押さえられないんだ私。
 ……明日は頑張りたいと思います!
 本文↓
 ようやく喧騒も収まった頃。
 「んじゃ、別れて明日の相談でもしようか。」
 右半分に翼達、左半分に仲良し(?)兄妹が集まり、明日の日程等を話し合う。
 「やっぱり、千年樹は危険か?」
 「大丈夫じゃない? 飛んでくる花びらの刃は、メテオを盾にすればいいし!」
 [……おい。]
 「まあ、武力は使わないのが一番だけど。」
 地図を囲み、額を寄せる三人+一匹。
 「そう言えば、エルバッシュウェルの刺客! すっかり忘れてたね。」
 リーパスが、ぽん、と手のひらを合わせて言う。ああ、と一同が頷いた。
 [まぁ……会わないなら良くねえか?]
 「同感。もし会っても、翼君とメテオが目覚めたから、こっちだってやられっぱなしにはならないよ。」
 「で、お兄ちゃん。フォルティシュタインの奴は居ないの?」
 「会敵の『可能性はある』だからな。」
 この戦闘狂の妹は。アクイラは溜め息をつくと、リラをたしなめた。
 「あのな、最優先事項は、千年樹の枝の奪取。敵国の使者との戦闘は二の次だ。しかも、使者は生け捕り優先。お前が本気で『殺る気満々』になる機会なんてねぇんだよ。」
 「えええ!? なにそれつまんなーい!」
 リラが大声をあげたので、翼達が驚いて振り向いた。アクイラが片手で「ごめん」のポーズをとる。
 「お前さぁ……これは命令なの。他でもないヘラ様からの。」
 「はいはい、分かってるって! ……でも、ヘラ様、なんか最近ピリピリしてるよね。『強大な厄介者が異界から来た……!』って。」
 リラの声真似があまりにもノリノリかつ、似ていたので、アクイラはつい吹き出してしまった。それを見たリラが、アクイラを睨みつける。
 「悪い悪い。でもお前、結構似てるぞ。」
 「もう……いいから、明日の日程は〜!?」
 「……これで行こう。」
 「お、明日のプラン固まった?」
 コルヴィスが、顔を引き締めている。
 計画を書いた紙を、リーパスと翼は覗き込んだ。
 「いいね。俺は異議なし。」
 「私も、乗った!」
 息と共に、ありがとう、と小さく呟いたコルヴィス。やはり、不安は少なくない。
 「大丈夫大丈夫! 敵なんて会ったららボコってやるんだから!」
 息巻くリーパスの目が、爛々と光っている。翼も、メテオも、コルヴィスを強い眼差しで見つめていた。
 「心配すんなよ。生きて帰れればそれでいいんだからさ。」
 「……そうだね。お使いより、命の方が大切か。」
 コルヴィスも微笑み、頷く。
 「よし、作戦会議終わり! 作戦名は『皆生きてりゃ問題ない』だな!」
 翼が明るく言うと、リーパスがすかさず文句をつけてくる。
 「何それ、カッコ悪い!」
 「いいだろ別に!」
 また、あの喧騒が甦りそうな予感。
 「ほんっと、しょうがないね……」
 [……だよな。]
- Re: 翼と自転車【敵は至近距離に】 ( No.144 )
- 日時: 2016/02/22 23:50
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- こんばんは! お久しぶりです! 
 ようやくテストが終わったのですが……更に厳しい、通称「最後の砦」という難しいテストが、待ち受けているもようです。
 あぁ……嫌だ。
 本文↓
 誰かに体を揺すられて、目が覚めた。
 早朝なのか、まだ少し暗い。部屋が薄い青色に染まっていた。
 くっつきそうな瞼の間に、人影が見える。
 「翼君、起きて……そろそろだよ。」
 「あ……おう。」
 目を擦り、上体を起こす。ベッドからゆっくり降りると、床が軋み音を立てた。思わず鼓動が大きく脈打つ。
 「焦らなくていいよ。ただ、アクイラ君とリラさんを起こさなければいい。」
 「……リーパスとメテオは?」
 「もう支度終わってる。」
 すると、翼が一番最後だ。今度は音を立てないよう気を付け、上着を着て、靴を履く。物音を立ててはいけないというのは、結構疲れる。
 短くてすいません……(泣)
- Re: 翼と自転車【敵は至近距離に】 ( No.145 )
- 日時: 2016/02/25 06:46
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- こんばんは! B2です。 
 最近、更新ペースが落ちています。本当にすいません……
 リク依頼・相談掲示板にて、別名で活動しているからなのです。そっちが一区切りついたら、もう少し更新ペースも上がるかと思います……ごめんなさい。
 私の別名が分かったら……貴方は天才だ((
 本文↓
 支度が終わり、コルヴィスに続いて部屋を出る。これまた薄暗い廊下に、リーパスが立っていた。
 「あ、翼……! 遅いよ……!」
 しっかり声を低めている事は評価する。が、小言はやめてほしい。
 ……あれ、メテオが居ないぞ?
 [ここだ阿呆。気づくだろ普通。]
 「……ああ、そんなとこに居たのかよ……」
 翼の頭の上に、ちゃっかりしがみついている。爪が頭皮に当たって、若干痛い。メテオの動きが鈍いし、眠そうだ。
 「よし、皆いい? 今の時刻は午前三時ちょっと過ぎ。朝日が昇る前に、千年樹の所まで行く予定だからね。」
 確認をとったコルヴィスに向かって、リーパスが手を挙げた。ぴょこんと耳が揺れる。
 「質問だけど、何で朝日が昇る前なの?」
 「……あの作戦会議の後、この宿に避難している人に話を聞いたんだけどね。」
 言われてみれば確かに、会議の後の夕食の前、コルヴィスは色々な人と話していた気がする。珍しいと思ったから、翼はよく覚えているのだ。
 コルヴィスが、くいっと眼鏡のブリッジを上げ、話を続ける。
 「……朝、太陽が昇る前に被害を受けた、という人は誰一人として居ないんだ。」
 リーパスが、赤い目を細める。メテオは、黄色い目を丸くした。
 [何だよそれ、超有力情報じゃねぇか。]
 「ああ、だから朝日が昇る前に枝を拝借しないといけないんだな?」
 「そういうこと。」
 コルヴィスが不敵に少し笑う。
 「だから、早く出発しないとね。行こう、みんな。」
 暗い廊下を歩き出したコルヴィスの背中を眺め、リーパスがため息をつく。
 「コルヴィス、たのもしくなったなぁ……」
 「そうなのか?」
 翼がリーパスの方を見る。その目は、まるで子供を見守る母親のように優しかった。
 [なんか聖母みたいな目ぇしてるぞ、リーパス。」
 メテオのなじりには答えず、リーパスもいきなり歩き出した。
 「ほら、早く!」
 少し先で立ち止まり、翼とメテオを待つ、リーパスとコルヴィス。
 その顔はどちらも、爽やかな笑みを浮かべていた。
 翼は頷き、かすかに夜の空気が残る廊下を踏み出した。
- Re: 翼と自転車 ( No.146 )
- 日時: 2016/02/28 23:23
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- 相変わらず亀更新ですみません……! 
 本文↓
 -それから、少し後の宿屋-
 「ちょ、起きろっ! リラっ!!」
 「ん〜……何、お兄ちゃん……?」
 俺は大急ぎでリラを起こした。これはまずいことになった……かもしれない。
 リラは、大あくびをしながら目を擦っている。無性にイラっときた。
 「早く起きろ、こんな場合じゃ……」
 「もぅ、どんな場合なの? 話してから私を怒ってよ。」
 確かにそうか。寝起きでリラは何も分からない。俺は早口で捲し立てた。
 「朝早く起きてさ、早すぎたかなあって思って二度寝しようとしたら……!」
 「したら?」
 「……翼達が居ないんだ。」
 「……はぁ?」
 リラはぽかん、と口を開けて俺を見ていたが、やがて溜め息をついた。そして、また布団に潜り込もうとする。
 いやおい寝るな!
 「絶対散歩だって〜、気にしなくていいと思う〜。」
 「問題はそこじゃないんだよっ!」
 毛布にすっかりくるまり、じゃあどこなの〜? と問いかけてくる。ああ面倒臭い。
 「……これを見ろ。」
 リラの毛布を引き剥がし、その鼻先に、一枚の紙をつきつけた。
 リラは、薄暗くて見えないのか、眉をひそめて読んでいたが、やがて口を開いた。
 「何これ、メモじゃない。『出掛けてきます』っていう……きれいな字だねぇ。」
 「そこ! 字なんだよ、問題は!」
 リラは、意味が分からない、という目で俺を見上げる。まあ分からなくても仕方ない。
 「このメモは、ローテーブルの上にあったものだ。恐らく、俺達への書き置きだろう。問題は、筆跡なんだよ。」
 「……え?」
 俺は、ポケットから、もう一枚の紙を取りだし、リラに見せた。こっちは、メモの紙よりも上質な紙だ。
 リラも、その紙に書いてある文字を見て察しがついたらしい。
 「……同じだね。きれいな字。だけど、この内容……」
 その紙には、『フォルティシュタイン王国は、エルバッシュウェル王国の属国にはなりません。武力行使するようなら、こちらもそれなりの対応を致します。』と、書いてある。俺が、ヘラ様がこの手紙を捨てようとしたとき、役に立つかもしれないと思って取っておいた手紙だ。
 だが、そんな事はどうでもいい。
 「お、お兄ちゃん、フォルティシュタインって……まさか……」
 筆跡が全く同じ。つまり、書いた者も同じ。ヘラ様宛ての手紙と、メモの筆跡。ヘラ様宛ての手紙の差出人は、フォルティシュタインの奴で、手紙の清書も行うほどに地位がある。
 ……ということは?
 「……翼達は、フォルティシュタインの一行……?」
 半信半疑の声音で、リラが言う。
 「確信は無い。だが、多分そうだ。」
 リラはベッドから飛び降りた。
- Re: 翼と自転車【亀更新になります……】 ( No.147 )
- 日時: 2016/03/06 22:02
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
- 突然ですが、活動を休止します! 
 本当に突然ですね……すみません。
 ちょっと色々事情があって。
 再開するかもしれないし……しない、とも思います。
 「俺の隣に神様が居るよな?」も同じく更新休止です。
 本当にご迷惑をおかけしてすいません。
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