コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔王ちゃんになりまして。【1/13更新】
- 日時: 2017/01/13 00:57
- 名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: yGaMVBz.)
- はじめまして、またはこんにちは。 
 ひよこという者です。
 今回は、悪と正義のお話。
 ※お知らせ
 『甘い悪魔にくちづけを』、『夢で逢えたら』をロックさせていただきました。読んでいてくださった方々、本当に申し訳ありません。これから先、あのスレッドで更新することはありません。
 この二つにつきましては、私も完結させたいと思っています。なので、フルリメイクという形で再度スレをたてさせていただきたいと思っています。
 最後まで書ききってから投稿したいので、かなりの時間があくことになります。
 その間、と言ってはなんですが、こちらを更新していきたいと思っています。
 お暇な時に読んでいただければ幸いです。
 *登場人物(随時更新)
 ・幸野 彩華(こうの さやか)
 ・不渡 拓麻(ふわ たくま)
- Re: 魔王ちゃんになりまして。【5/4更新】 ( No.32 )
- 日時: 2016/05/27 01:06
- 名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: cLjt5Wsz)
- 瑞樹さん 
 ここでははじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 ほんとに口調違......いえなんでもありません。
 そう言っていただけるととても励みになります!!
 私も瑞樹さんの小説楽しみに読ませていただいております。更新頑張ってください。
 ファンタジー世界は私の願望というか、こうやって小説を書き始めたきっかけでもあります。大好きで大好きで、でも自分が好きな世界観にあまり出会えず、じゃあ自分で書けばいいじゃん!! と......
 まあ一番最初に書いたのは何の変哲もないただのラブコメなんですけどね!!
 コメントありがうございました!!
- Re: 魔王ちゃんになりまして。【5/4更新】 ( No.33 )
- 日時: 2016/05/27 01:08
- 名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: cLjt5Wsz)
- 拓麻に叩かれた頭を、その叩いた張本人の目の前でこれみよがしにさすってみるが、相手は全く気にせず私に詰め寄ってきた。力加減というものを知ってほしい。か弱い女子なのだから。 
 「......征服の意味わかって言ってるのか?」
 「拓麻より頭いいからそりゃあね......って待って叩こうとしないでごめんなさい拓麻様!!」
 すっと掲げられたら手をみて慌てて拓麻を宥める。使い魔は相変わらず静観を決め込んでいる。そろそろ殴りたい。
 「別に暴力とかそういうので征服するつもりはないし、この国丸ごと征服する気も今のところないよ。でも、ここにいる以上私が殺される可能性はなるべく潰しておきたいんだ」
 拓麻の頭の上にはてなマークが飛び散って、『わからない!!』を表情と雰囲気すべてで表現してくれた。特に国語駄目だもんな......赤点常習犯だから仕方が無い。
 口に出せば再び殴られるであろうことを考えながら、なるべく噛み砕いて馬鹿......もとい拓麻にもわかるように説明を続けた。
 「多分、貴族たちは魔王が死ななかったことに気づいてる。確信はないけど可能性は高い。でも私は殺されたくない。だから味方を増やすんだよ。今のところ私が信用できるのは拓麻だけだから。あと、貴族たちに恐怖というか......迂闊に手を出せないって状況をつくりたいな」
 私の言葉を聞いて、使い魔がおや、と声をあげた。
 「わたくしは信用してくださらないのですか?」
 「いっとくけど一番信用してないのあんただからね?」
 怪しい人の言葉には耳を傾けるな心を開くなついていくなってどこかの誰かが言っていたきがするしね!!
 「......簡単にいうと、村人や貴族を脅すんだな?」
 「そうとも言う。その脅し方をどうするか、だけど......」
 どうせなら魔王らしく......いや、魔王になるとは一言もいってないけど、せっかくファンタジー世界にいるのだから冒険はしたい。
 ん? ......ファンタジー世界?
 「......そうだ!! ねえ使い魔、魔法ってどうやって使うの? 魔王の魔力が入るほどの器ならこう派手にどばーんっと使えるんでしょ?」
 私としたことが定番も定番、ド定番の魔法をわすれていたなんてなんたる不覚!!
 圧倒的力をみせつければ挑んで来るやつなんてそうそういないだろうし、絶対に勝てないと思わせればひとまず安心じゃないか。そして私も魔法が使えて楽しい一石二鳥!! 素晴らしい!!
 「誠に申し訳ございませんが、サヤカ様は魔法をお使うことはできません」
 「......は?」
 「使えない、と言ったら語弊がありますね。サヤカ様は器はとても大きいのですが、いかんせん不器用でいらっしゃる......魔力のコントロールができず、ご自身の意思で魔法を使うことはできないかと。感情が昂ると、魔力が垂れ流しになり無意識ではありますが周りに影響を及ぼすことなら出来ます」
 「......それはどういう」
 「感情の全てが魔力につながり、広範囲の生命に恐怖を与えることができます。ある程度魔力が高く耐性がある者に影響は少ないですが、ただの人間なら気絶程度は余裕でございますよ♪」
 使い魔の、いかにも愉快といった説明を聞きながら、私は目の前が真っ暗になった。
 ファンタジー世界で魔法が使えない。私の唯一の楽しみの魔法が。誰もが一度は夢見る、人類の憧れが。
 不器用故、不運故。
 魔法が使えない魔王(仮)が、いま、誕生した。
 ちなみに、拓麻はその器用さ故、勇者のくせに魔法がとてもうまく使えることが判明し、私の拳が炸裂したのは、言うまでもない。
- Re: 魔王ちゃんになりまして。【5/27更新】 ( No.34 )
- 日時: 2016/06/05 02:16
- 名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: cLjt5Wsz)
- 私はこの世界に絶望した。 
 なんていうことだ、魔法が使えないなんて。そんなの私が知っているファンタジー世界じゃない......!!
 「ひとまずは、御身の安全の確保......ということでよろしいですか?」
 「......うん......それで......」
 いまだにショックを受けている私をみて拓麻が腹を抱えて笑いやがったのでもう一発お見舞しておいた。地面と熱いキスをするはめになっているが自業自得だ。
 問題は、これからどうするかだ。
 「魔法が使えない......どうすればいい? 誰も傷つけずに力を示す方法......」
 ふと、拓麻が持っている剣が目に入った。
 「......魔王を、倒すためにつくられた......」
 頭の奥、思考の隅で光るなにかをみつけた。
 「それを扱えるただひとりの勇者......」
 そうか。こうすればいいのか。
 条件は揃っている。あとは......
 「使い魔!! この剣とそっくりの剣を作れる?」
 「......申し訳ありませんが、わたくしは壊す力しかございません......ですが、そこの勇者もどきなら、或いは。魔力で形だけのものなら作れるかもしれません」
 「たっ......拓麻さぁーーーーーん!! ちょーーっとお願いがぁ!!」
 慌てていまだに地に伏せている拓麻を振りかぶり、満面の笑みを浮かべながら媚に媚びた声でねだる。我ながらとても気持ち悪い。
 「......どこかの誰かのせいで腹が死ぬほど痛いな〜。あーあ、そいつが三回回ってワンって鳴いたあと土下座で『申し訳ございませんでした拓麻様』って言えば許してやらんこともないけどなぁ」
 くそ!! こういう大事なときにいじのわるいことを!!
 「くっ......」
 拓麻は顔だけを横にし、にやにやと笑いながらこちらを見ている。殴りたいその笑顔。
 「し、仕方ないか......」
 テレビだと『みせられないよ!!』と書かれた看板を持った小人のような人が出てきているであろう、あまりにも屈辱でみられたら死んでしまうほどの羞恥の行動を、終始拓麻を睨みつけながらやり遂げた。やり遂げたのだ。
 だというのに。
 「気持ちがこもってない。最初からやり直し」
 この野郎!!
 「......で? どうすりゃいいんだ?」
 結局あれから屈辱の流れを三往復ほどしたのち、痺れを切らした私が拓麻に関節技を決めてようやく『みせられないよ!!』の画面に幕を閉じた。
 「その剣をよく観察して、頭の中でイメージを練ってください。そしたらてのひらをむけて両手を差し出してください。......そう、そして魔力をこめて......はい? どうやってこめるのか? そんなこと知りませんよ、ここまで説明したのだから後はご自分の力で頑張ってください」
 時々拓麻のこめかみに青筋がたっていたが気にしない。破裂しなければいいが。
 しばらくして、うんともすんともいわなかった拓麻の両手から青白い光が溢れ出した。その光は手の上でどんどん形になり、ついにはあの剣そっくりになった。
 「おお......すごい......これが魔法?」
 「創生の魔法でございます。イメージさえできればどんなものでも。ただ勇者もどきの魔力はさほど強固なものはつくれません。それにこの魔法、生きているものも形だけならつくれますが中身のない......いわば人形になります」
 そうなのか......でもまあ、いまは剣さえ作れればそれでいい。
 「で? これ作ってどうするんだ?」
 「うん、拓麻」
 偽物の剣を持ち首を傾げる拓麻の肩に手を置いた。
 「それで私のこと斬って?」
 語尾にハートがつきそうなほどに甘ったるくお願いしたのだが、拓麻は固まったままなにも言ってくれなかった。なぜ?
- Re: 魔王ちゃんになりまして。【6/5更新】 ( No.35 )
- 日時: 2016/06/21 23:20
- 名前: スミレ (ID: Id9gihKa)
- 本当に先が想像できない話で、何時も続きが楽しみになっています‼ 
 魔王なのに魔力が使えなかったり、拓麻が勇者になってたり…
 これから先、どんな物語になるのか楽しみにしています‼
 私も4月初めに、前の携帯が壊れてスマホデビューしました!
 LINEも申し訳程度にやってるけど、元々の問題かあまり使用はしてない(⌒-⌒; )
 結婚は、相手がいたらしても良いかなって気もするけど…未来の事は分かりませんね(^◇^;)
 ここ最近はずっとパソコンのモニターが壊れてて、でも携帯も使い慣れなくて来るのに時間がかかってしまいました(ーー;)
 これからも、楽しみにしています‼
 何時も楽しせてくれて、ありがとう‼
- Re: 魔王ちゃんになりまして。【6/5更新】 ( No.36 )
- 日時: 2016/10/23 01:34
- 名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: hfyy9HQn)
- スミレさん 
 返事めちゃくちゃ遅くなってすみません......!!
 諸事情でしばらく更新ストップしておりました。またぼちぼち再開する予定です......
 彩華と拓麻はこれから異世界を引っ掻き回しまくります。まだまだ序章ですが、二人の関係もちょっとずつ変わったりと、色々イベントがある予定なので......予定通りにいけば......(遠い目)
 私はそろそろスマホかえたいです!!
 最近充電の消費が異常で......なにもしてないのにすぐ減るし画面開いてるだけでもめちゃくちゃ減るのでどうにかしたいです(><)
 スマホ慣れるまで大変ですよね!!
 私はお母さんのスマホをガラケーの時から借りてたのであんまり時間かからなかったんですけど、それでもキーボード入力とか結構難しくて。誤字が酷かった......いまでもわりと酷いですけど。
 こちらこそいつもありがとうございます。おかげで励みになってます。
 コメントありがとうございました!!
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