コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 30cm上の視点。
- 日時: 2016/05/08 00:55
- 名前: どみの (ID: NCw5IWsi)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=41471
- 人間誰でも理想があると思う。 
 ・痩せたい!
 ・お洒落になりたい!
 ・試合に勝ちたい!
 これらのものは、自分次第でどうにかなるかもしれない。
 だけど、中には自分の努力でもどうにもならないものもある。
 もし、自分次第でどうにもならない理想が叶えられたらーー。
 ……………………………………………………………………………………………
 はじめまして!
 気づいたら、4作目掛け持ち状態になったどみのです(^^)
 この話は、私が執筆中の小説「あこがれ」のアナザーストーリです!
 主人公は、あこがれに登場する転校生、佐久間 遥です。
 遥が棚州中に転校する前に起こった、ある出来事から物語は始まります。
 勿論、里音や光一などのあこがれのキャラクターも登場します。
 また、あこがれシーンを遥視点で書いたりもしようと思います。
 因みに、あこがれとジャンルは異なります(^^;
 あこがれの進み具合を見て、この小説も進めていきます。
 あこがれを読まなくても理解出来る内容にしますが、読み比べると面白いと思います(*´ω`*)
 
 上記URLは、あこがれのものです。良かったら読んでみてください。
- Re: 30cm上の視点。 ( No.7 )
- 日時: 2016/04/05 18:05
- 名前: どみの (ID: MgUgGnIS)
- 車に三時間ほど揺られただろうか。 
 目的の街に到着した。
 この街の記憶は大してないが、懐かしさを感じた。
 時はもう夕飯時。
 薄暗い景色がなんともいえない雰囲気を醸し出していた。
 
 「さぁ、到着したわよ」
 お母さんが新しい家の前で車を止めた。
 そこは白が基調の一軒家。
 今までマンション暮らしだったので、一軒家生活は結構楽しみだ。
 「お邪魔します。」
 四月から自分の家になる場所なのだが、畏まった気分になった。
 家の中は新築だから勿論キレイなのだが、見ているだけで気分が上がるような明るい家だった。
 新しい家には満足したのだが、さっきから気になっていることが一つあった。
 「遥、折角だからなんか夕飯食べに行く?」
 「うん、行きたいには行きたいんだけど…。」
 気になっていることとは、お母さんの顔色が良くないことだ。
 「お母さん大丈夫?熱あるんじゃない?」
 「うん。少し休めばすぐ治るから」
 「私、風邪薬買ってこようか?」
 「うん。確か突き当たりの角を曲がってすぐのところにドラックストアがあるからお願いしていい?」
 「わかった。じゃあ行ってくるね。」
 
 私は、お母さんの風邪薬を買うためにドラックストアに向かった。
- Re: 30cm上の視点。 ( No.8 )
- 日時: 2016/04/10 00:03
- 名前: どみの (ID: 99568qQj)
- ドラックストアには様々な種類の薬が置いてあった。 
 うちの近くのドラックストアより規模が二回り程大きそうだ。
 (いつも家で使っている風邪薬どこだろう…)
 私は、風邪薬を探してウロウロしていた。
 (なかなか、見つからないなぁ…これは違うし、あれでもないし…)
 探し始めて暫くたった時、併設されていた薬局に貼ってあったあるチラシが目に入った。
 —遺伝子治療開始のお知らせ—
 身長、肌の色、目の形などの見た目でお悩みの方お気軽にご相談下さい。
 新たに導入した遺伝子治療があなたのお悩みを解決します。
 遺伝子治療…!?何それ……。
 もう一度チラシを見てみた。
 ………………………………。
 どうも、チラシの「身長」という二文字がどうも気になった。
 この遺伝子治療とやらを使えば身長伸びたりするのかなぁ。
 まさかねぇ…。
- Re: 30cm上の視点。 ( No.9 )
- 日時: 2016/05/08 00:49
- 名前: どみの (ID: NCw5IWsi)
- 「あなた、遺伝子治療に興味あるの?」 
 私がチラシを凝視していると、白衣を着た40歳ぐらいの女の人が声を掛けてきた。
 あまりに、急だったのでビクっとなってしまった。
 「ああ、急に話かけて悪かったわね。驚かすつもりはなかったのよ。私は大森由希子。ここの薬局で働く薬剤師よ。」
 「私は佐久間遥です。四月から中学二年生になります。今度、棚州町に引っ越するんです」
 「へえー。じゃあ、今後会う機会あるかもしれないわね。そういえば、遺伝子治療のチラシさっき見てたわよね。これ、私の旦那が経営している病院でやっているのよ」
 「そうなんですか。詳しくはどんな事をするんですか?」
 「おっ、遺伝子治療に興味あるみたいね。あなたが変えたい部分の遺伝子をとってきて、その遺伝子を組み替えて移しなおすのよ」
 「遺伝子ってそんなことも出来るんですね。」
 「そうよ。今、医療の分野では遺伝子って凄い注目されてるの。いずれ、遺伝子によって癌が発見出来る時代が来るかもしれない。様々な研究が各地で進められているのよ」
 「始めて知りました!とても興味深いですね!」
 「そう。技術は日々進歩しているの。そういえば、あなたは自分の体でどこか気になる部分があるの?」
 気になること…。
 それは、もちろん…。
 「私は、身長がすごい気になるんです。もうすぐ、中二になるのに138cmしかないんです。そのせいでバカにされたこともあって…」
 「そっかあ。身長ね。遺伝子治療使えるわよ。上手くいけば、30cm身長を伸ばすことも可能よ。もし良かったら旦那が経営している大森医院に来てよ。ここから、歩いて5分位のところにあるから。今、実験段階だから安い料金でやってるのよ。安全面とか、色々不安なことはあると思うの。勿論、先生の話を聞いてやっぱやりたくないなって思ったら、無理してやらなくていいわ。まあ、良かったらうちの医院に来て!きっと、あなたの悩み解決出来ると思うわ」
 「わかりました。少し考えてみます」
 「ええ。遺伝子治療についてのパンフレット渡しておくわね。大森医院の地図と連絡先書いてあるから、連絡するときはこちらにどうぞ」
 「わかりました。そういえば、私、風邪薬を買いに来たんですけど、バフェリンありますか?」
 「ああ、バフェリンね。薬コーナーの棚の右の方の一番上に置いてあるわよ」
 「わかりました!探してみます。今日はいろいろ教えてくださりありがとうございます」
 そういって、私は薬局をあとにした。
 やっぱり、一番上にあったか…。
 どうりで気付かない訳だ。
 さっきの人の話、怪しいけれど聞けば聞くほど興味がわいてきた。
 本当にそんなこと、出来るのだろうか。
 ようやく見つけた風邪薬は、場所が高すぎて私には届かなかった。
 近くにいたスタッフに声を掛け、薬をとってもらった。
 そして、お会計を済ませ、私はドラッグストアをあとにした。
 <あとがき>
 始めてあとがきを付けます。
 今回の話急展開すぎるところがあると思いますが、ようやく物語の中核にふれることが出来ました!
 良かったら、今後もおつきあい下さい。
- Re: 30cm上の視点。 ( No.10 )
- 日時: 2016/04/24 13:16
- 名前: どみの (ID: 99568qQj)
- 家に戻ってから、薬局で貰った遺伝子治療についてのパンフレットをずっと見ていた。 
 勿論、やってみたい気持ちはある。
 何時からか、背の高い大人っぽい人に憧れていた。
 30㎝上の視点ってどのような感じなのだろう。
 今まで、何度そう思ったことか。
 でも、本当にやってもいいのかな…。
 ふと、ある女優のことを思い出した。
 その女優は演技も上手くとても美人だった。
 しかし、テレビ番組で整形を告白。
 すると、そのことがネットなどでものすごく叩かれてた。
 遺伝子治療もそれに近いのではないか…。
 本当は、やってはいけないことなのではないのだろうか…。
 お母さんに相談してみようかと思った。
 しかし、風邪薬を飲んで体調が回復し安心したのか、既に寝てしまった。
 私、どうすればいいんだろう…。
 正しい答えってなんだろう…。
 その夜は、色々考えてしまいなかなか寝付けなかった。
- Re: 30cm上の視点。 ( No.11 )
- 日時: 2016/04/24 14:00
- 名前: hinn (ID: IpxDtp3C)
- どみのが更新してる!! 
 応援してるぞ〜_(:D」┌)
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