コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Satan×Heart
- 日時: 2010/07/18 21:56
- 名前: リコ☆ (ID: GWJN/uhe)
新しい小説です^^
タイトルは紫雲sがかんがえてくださいました!
目次————————————
☆キャラクター >>1
☆この小説の用語 >>2
***
☆プロローグ >>3
☆第一話 「変えてやろうか?」 >>4
☆第二話 「悪魔?」 >>5
☆第三話 「とりあえず=ずっと」 >>10
☆第四話 「あたしの過去、ジーナの二日酔い」>>11
☆第五話 「ジーナの役割(仮)」
☆第六話
☆
☆
お客様———————————
むーみん様 遮犬様
- Re: Satan×Heart ( No.8 )
- 日時: 2010/07/17 17:24
- 名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)
こんちゃぁ!w新しく立てたの見てビックリしました!w
前作同様ものすごく楽しみにしてますので更新がんばってくださいねっ!!^^ノ
- Re: Satan×Heart ( No.9 )
- 日時: 2010/07/17 15:52
- 名前: リコ☆ (ID: GWJN/uhe)
遮犬様
ありがとうございます!
遮犬様の小説もコメしていませんが見てますよ^^
おもしろいですよね^^
- 第三話 「とりあえず=ずっと」 ( No.10 )
- 日時: 2010/07/17 22:03
- 名前: リコ☆ (ID: GWJN/uhe)
「で、あんたの家はどこにあるわけ?」
宙に浮きながら、ジーナは言った。
「あ、そこの家です」
あのあと、ジーナと話して、ジーナがとりあえずあたしの家へ来ることになった。
「ふーーん。けっこう大きいじゃない?」
(そうかなぁ?)
あたしには慣れてしまったので、大きいと感じなくなった。
(それもそれで、おかしいのかな?)
少し苦笑をもらし、玄関へと歩いていった。
「えっと…ちょっと待ってて下さい」
ドアをガチャ…と開けて中の様子を見る。
明かりはついてはいない。
(もう帰っちゃったかな、とめさん)
とめさんというのは、昼から夕方までいるおばあちゃんハウスキーパーさんだ。
ときどき夜ご飯を一緒に食べたりする。
「どうぞ、ジーナ——あれ?」
さっきまで玄関にいたのに___
くるっと後ろを向くと、ちょうどジーナがいた。
「わわっ! びっくりしたー」
「ぷぷっ、やっぱ人間っておもしろー。いたずらしがいがあるわね」
と、笑われてしまった。
どっから入ったの?と聞くと、
「窓から入ったのよ」
とすました顔で言っていた。
(それってある意味、カタクシンニュウザイになるのかな? 悪魔だけど)
そう考えると軽く笑ってしまった。
「ねー。このかっぷめん? 食べてみてもいい?」
「いいですよ」
(あったかい)
とめさんといるときみたいに、うれしいようなくすぐったいような気持ち。
「ちょっとー。オユってどうやって沸かすの? 来てー」
「わかりました」
あたしは、台所へ走って行った。
☆
「わたし、ココに住むわ!」
そう言ったのは、ジーナ。
「はい?」
(あれ? さっきの約束は『とりあえず』じゃなかったっけ?)
「だって、かっぷめんってゆうのおいしいしさ〜。寝床に困ってたんだよね」
悪魔って食ったり寝たりするのか?と思ったが、カップめんを10杯も食べたところをみるとするらしい。
(別にココの家にはあたししかいないから、いいかな)
「いいですけど…」
「やったーー!」
ジーナはぴょんととび跳ねた。
(なんか、こうしてると子供みたい)
ジーナは見た目はまさに大人っていう雰囲気をただよわせているが、性格はそんなんじゃないみたいだ。
「そういえば」
「ん?」
「ジーナってお酒、飲みま「飲む!!」
ジーナの目がきらきら光っている。
「わたし、お酒もあるんならずっとココに住む!」
ジーナの身勝手な言葉に、梨江はちょっぴりうれしくなった。
続く
- 第四話 「あたしの過去、ジーナの二日酔い」 ( No.11 )
- 日時: 2010/07/18 21:52
- 名前: リコ☆ (ID: GWJN/uhe)
「うわーーうわーー」
ジーナがあたしんちの酒だなを見つめる。
「これ、飲んでもいい?」
ジーナが持ってたのは日本酒。
「い、いいよ」
ちくり…
ココロが針に刺されたように感じた。
(お父さんと似てるな…)
日本酒を最初に飲むところとか。
(やっぱ、忘れられないや…)
あの日のこと。
あたしのお父さんとお母さんは、ちょうど今日みたいな夕暮れの日、消えた。
あたしが小学一年生の時に。
噂では、あたしを育てるのがめんどくさくなった、とかあたしが邪魔だった、とかばっかだった。
信じられない、って思った。
だってあんなにあたしのこと優しくしてたのに、っても思った。
だから、待った。
親戚のおばさんが来てくれたが、断わった。
来てくれると思って、半年待った。
だけど、来なかった。
本当に、あの噂は本当だったのかなと思い始めた時、とめさんが来た。
とめさんは優しかった。
だけど、とめさんが来たのは絶対、お父さんたちが言ったからだと思った。
だからあきらめた。
(ジーナが飲んでくれれば、忘れられるかなって思ったのが間違いだったかな)
やっぱ、忘れられないものは忘れられないらしい。
(でも、ジーナがいてくれると心強くなる)
住んでくれるというのを思い出すと、うれしくなる。
「ういーーっく、もう一本持ってこーい…」
ジーナの声で、はっ、とした。
(あ、そういえばジーナ、お酒飲んでたんだっけ?)
「ごめんなさい……うわっ」
「酒持ってこーい」
目の前にはすっかりよろよろになったジーナがいた。
(一本でオヤジ化ですか…)
飲みたいけど弱いんだな、きっと。
そう思って、もう一本のお酒を差し出した。
☆
次の日———————
あたしのベットででごろごろ回る一人の怪物がいた。
「うぅぅうぅうう……」
「ううううううう、う!!」
あたしは一瞬、びびってしまったが、
「ぅうぅうう……頭ー、だれか頭の鐘とめて〜」
の声でジーナだと思った。
「大丈夫ですか…?」
あたしは聞くが、
「うぅぅううう…」
なおも頭を抱えている。
どうやら、気持ち悪いようだ。
(悪魔でも二日酔いするんだ…)
あたしは、少し新発見をした気分になった。
「ぅーーー…助けてーーーー…」
ジーナはあたしに向かって手を伸ばす。
「怖いですよ、ジーナ」
髪を振り乱して顔が見えないとまるでゾンビ。
「とにかく水持ってきますんで、待ってて下さい」
「ありがどーー…リ゛エ゛ーーー」
あたしは台所へ水を取りに行った。
(えっと…氷入りでいいのかな?)
(一応ぬれタオルも持っていこう)
(あれ? タオルってどこだっけ?)
(あ、あったあった)
そんなことに20分も費やした時、
ごろごろごろ…バッターン…
ごろごろごろ…バッターン…
ごろごろごろ…バッターン…
(あれ? ジーナが暴れてるのかな?)
「ジーナー…もうちょっと待ってーー!!」
大きい声で言ってみた。
なにも音がしなくなった。
(聞こえたかな…?)
あたしは、また、ある作業を始めた。
ごろごろごろ…バッターン…
ごろごろごろ…バッターン…
「うるさいよーー。今出来たからちょっと待って!」
あたしが今してたのは、おにぎりづくり。
ジーナのお腹がそろそろ減ったと思い、心遣いをしたのだ。
あたしが、寝室へとつなぐ廊下のドアを開けた瞬間、
「おぞいわよ゛ーーー…」
横たわるジーナがいた。
「うわっ!」
あたしは案の定、水をジーナの顔にぶっかけてしまった。
☆
「うんまーーーー」
ばくばくとおにぎりを食い漁る、ジーナ。
(今日のご飯がなくなっちゃったよ…)
とほほという思いで炊飯器を見る、梨江。
なんという食いしん坊なのだろうか。
それともさっきのことを怒っているのだろうか。
(二日酔いのジーナ、恐るべし)
続く
- Re: Satan×Heart ( No.12 )
- 日時: 2010/07/18 22:07
- 名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)
わー!ジーナかわいい。ほんとかわいいー!
100ウン歳だけど、かわいいからいい!
あ、すいません。簡単に言うと、面白いです!笑