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初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】
日時: 2010/07/19 19:18
名前: 美紗樹 ◆IONIO5AWPU (ID: lD2cco6.)

こんにちは、美紗樹です^^
またしても新スレ…この間立てたばっかなのに。
これは私の友達の実話です#
こんなの現実にあるのかー!!って位悲しいというか切ないというか。
すっげぇドラマチックです。
頑張って長編にしよっ^^/
台詞とか以外ノン・フィクションです---
もちろん名前は違いますがね。

応援願います<(_ _)>



プロローグ





『バイバイ』



たったそれだけ、


その一言にあたしは泣いてしまった。



——最後の最後に、期待なんかさせんなよ——…



あの日、智華とあんたが付き合い始めた時から、もう無理だってわかってた。


諦めよ、


うん、それがいい。


だってさ、智華は、あたしの気持ちを知ってんだからさ——…


全て終わり。


もうすぐそうなるはずだった。



やめてよ——…




『バイバイ』、


プロフィール帳に書かれた一言。



最後の最後に、


今までからかいあったのを全部捨て、優しくしてくれた気がした。



—さようなら。



智華を、忘れないであげてね——…

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Re: 初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】 ( No.11 )
日時: 2010/07/23 17:59
名前: 美紗樹 ◆IONIO5AWPU (ID: lD2cco6.)


6:告白



隆祐への初恋と、失恋に気付いた後。


もう悲しくない。

智華が幸せそうなのが嬉しいから、応援していられる。



そして今日は——…



遠足!行先は東京。


神奈川に住んでいるくせに妙に田舎くさいあたし達は、「東京」ってだけでわくわくしていた。


実際、班で自由行動の遠足は楽しい。



でも——メンバーが、ね…



クラスの活動班だから、自由じゃないんだよね…



—隆祐が同じ班——…



ヤダなぁと思いつつも、ちょっと嬉しかったりして。



——いやっ、そんなことないっっ!!



現在バスの中。


しゃべりまくってる人もいれば、


寝ている人もいる。



そしてあたしも…うとうと、夢の中へ。



気が付いたらビルだらけの街だった。



「吏流、爆睡してたな」


隆祐に声を掛けられて、思わず顔を伏せてしまった。



「…ま、とにかく行こう」


班の他の人は、もう先を歩いていた。




!!????



手…手!!


あたしの左手は今、隆祐の右手に包まれていた。



りゅ…隆祐っ!手!



ちらっとこっちを見て、苦笑い。


どうか、智華に見られませんように!



「…吏流、あの告白覚えてるよね?」




——…覚えてるよ。


声に出して言った。



忘れるわけないじゃん、これは声に出さなかった。



もうあたしの事なんか好きじゃないでしょ?

智華みたいなさ、可愛い彼女ができたんだし。


どうせこれだって…からかってるだけなんでしょ?




「今は……智華の事が好きだけど…


 吏流の事が嫌いなわけじゃない。

 
 からかいもあるけど、それだけでもないよ」



なんなのよ、それ。


結局あたしの事は好きじゃないんだよね?




「——そういうことになるな。」



隆祐が真面目な顔して言ったので、笑ってしまった。



——手をつないで。



あたし達は笑いあう。



恋人同士みたいだね。



「…うん」



でも、あたし達は友達だよね。


だって隆祐は親友の彼氏だもん。




「…うん」



——「友達として」。




大好き、隆祐。

Re: 初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】 ( No.12 )
日時: 2010/07/26 20:38
名前: 美紗樹 ◆IONIO5AWPU (ID: lD2cco6.)


7:記念


それから、班で決めた見学地をまわる。

ホントは班行動が原則なんだけど、みんな距離を置いて歩いていた。


デートみたいだなぁ…、なんて。



ほんと、二人っきりみたい。




「吏流ぅ、ここで写真撮ろうよー。」



テレビ局の前で、真沙美がカメラを取り出す。




「記念、記念。」



そうだよなぁ、この班で行くことはもうないもんね。



隆祐と写真を撮ることなんて、あと何回位なんだろう。



「そんなの分かんないでしょ。

 だったら、一回でも多く撮っておくの!」



…分かったよ。



「よぉしオッケー。

 あ、すみませーん、写真撮ってもらえますかぁ?


 お願いしまーす。」



「行きますよー。

 ハイ、チーズ。」



フラッシュがやたらと眩しい気がした。


目をつぶってしまったかもしれない。









後日、遠足の反省の用紙を書いた。




「一言感想…」



あっ!隆祐、見んな!!



「またいけるなら…

 なんだ、途中じゃんかよ。」



いいじゃない。



「またいけるなら、なんだよ。

 なんか悔いでもあんの?」



違う。

そうじゃないよ。



「教えろよ」




やーだっ!


絶対、隆祐には秘密!



ほら、智華が呼んでるよー。



「書いたら見せろよな!」




また、いけるなら……






このメンバーがいいって書くの。



悪い?

Re: 初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】 ( No.13 )
日時: 2010/07/27 21:12
名前: 美紗樹 ◆IONIO5AWPU (ID: lD2cco6.)


**第三章**[別れへの序章]


8:突然



「ニュース!ニュース!!

 大ニュース!!

 五組の多嶋隆祐が転校するって!」



「マジで?!

 どこに?」





——引っ越し先は、アメリカ。



お父さんの仕事の都合で引っ越すそうだ。




「それって…嘘じゃ、ないの?


 ホントに……?」


「マジマジ。

 夏休み明けたらもういないって!」



嘘だ……


夏休みまで、あと二週間。


てことは、隆祐と過ごせるのもあと二週間?



いやだ、そんなの。


嫌だ、嫌だ!!



「智華…知ってた?」



智華は小さく頷いた。


わずかに震えている。



「わ…私…


 アメリカに引っ越すなんて、まさかそんなこと…

 ドラマとかでしか見たことない、じゃん。


 ヤダ…どうしよう…別れたくないよぉ…」



あたしより——…



あたしより、智華の方がずっと、



別れるのが嫌で、恐くて、


辛い。苦しい。



「リュウが……

 泣いて話してくれたの。


 本当に大好きって、言ってくれたの。

 それが余計に悲しくて…」



ズキンと胸が痛んだ。


「大好き」



あたしではない、智華に伝えられた言葉。



「チャイム鳴るよ、座ろ…?」


智華は今にも泣きだしそうだ。


二週間——…智華は、どんな思いで過ごすの?




「座れー。

 チャイム鳴るぞー。」


状況を知らない先生が、KYな発言をする。



「先生っっ!

 隆祐が…多嶋君が転校しちゃうって本当ですか?!」


クラスの女子。


そう言えば隆祐って人気あったよね。



「あ、あぁ、それか。


 これから話すとこだったんだけどな。

 夏休み中に引っ越すらしいんだ。


 ま、最後まで仲良くしてやってくれ。」



——嘘——…



「ヤダぁ、隆祐の事うち好きだったんだけど。」


「マジか。うちもー。」






——ヤダ、ヤダ…



「別れたくないよぉ…どうしよぅ…」



智華は泣く。


女子は喚く。



あたしは——どうすることもできない。



嘘だと信じたかった。 

Re: 初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】 ( No.14 )
日時: 2010/07/28 14:25
名前: 梨羅 (ID: MxRrFmUb)
参照: http://love.EXILE-perc.0102

続きが早く読みたくなりました♪

upを楽しみにしていますね!


[PS]是非、私の小説も、
読んでいただけたら、幸いです★*

Re: 初恋、失恋、さようなら【コメント下さい!】 ( No.15 )
日時: 2010/07/28 18:16
名前: 美紗樹 ◆IONIO5AWPU (ID: lD2cco6.)


はわぁぁ!!
楽しみにだなんて//

ぜひぜひ小説読ませてもらいますよ!


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