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COOL GIRL 
日時: 2011/04/29 20:26
名前: ピーチ (ID: jFPmKbnp)






【伊野上 翼】
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【復活!!】
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【夢に向かって…!!】
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≪登場人物≫

伊野上 翼 16歳 ♀ 
空手少女 ”女の子”と言う意識が低い

伊野上 浩輔 19歳 ♂
伊野上家長男 主にデザイナーの仕事をしている

伊野上 祐輔 17歳 ♂
伊野上家二男 スポーツ万能 長男と性格真逆

倉木 奈々 16歳 ♀
翼の友人 同じ空手部に所属 めちゃくちゃ明るい

佐々木 恵里奈 16歳 ♀
翼のライバル 小悪魔的な存在

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Re: COOL GIRL  ( No.99 )
日時: 2010/07/30 13:16
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

続き↓

「あたし・・美由紀達にいじめられているかも」

美由紀・・?
ああーこの前まで、あたしをいじめてた奴か・・・

田原 美由紀 (たはら みゆき) 同じクラス
自己中で、自分の言った事に文句付ける人が居れば、他の女子たちと手を組んで、いじめる・・・

「なんで・・!? 何があったんだよ!!」

恵里奈の手が震えている・・・

「分かんないよ!!! 月曜日、学校来て、内履き履こうとしたら・・・中に画鋲が入ってて・・・クラスの女子から急に避けられるようになって・・・・・あたし・・どうしたらわかんなくて——!!」

間違いない・・!! 今度のターゲットは、恵里奈だ!

「ごめん、恵里奈・・あたしのせいだ——っ!! あたしが恵里奈を守るからっ!!」

あの時、恵里奈と黒いランドセルを一緒に落としていた時、一瞬だったが誰かに見られているような・・・気がしてた・・

あいつ等・・絶対許さない!!!


Re: COOL GIRL  ( No.100 )
日時: 2010/07/30 13:56
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

次の日—————

恵里奈が、久しぶりに登校して来た
すると、美由紀達が恵里奈に声をかけた

『あらっ、久しぶりね!! 佐々木さん!! もう御身体の方は大丈夫ですの〜〜!?』

前とは違う、恵里奈の扱い方が・・
どうやら・・・本当のようだ・・

そして、あたしは恵里奈の方へ駆け寄った

「恵里奈、おはよう!! 風邪の方はもう平気なのかよ!? 無理すんなよっ!! 大会近いんだからさ!! 行こうぜ!!」

「うん・・・・ごめんね、ありがと・・・」

恵里奈を連れ出して、後ろを向いた途端、舌打ちの音がした・・・


授業中、恵里奈はソワソワしていた・・・
偶然にも席が隣りだったため、話を掛ける事が出来た・・

「どうしたの!? 何か忘れた 消しゴムなら2つあるけど・・」

恵里奈は首を振って、小さな紙切れを渡した・・・

その内容は、最悪だった・・

『あんたなんか、死ねばいいのに・・死ね死ね死ね!!!』

仕掛けたのは、あいつだ・・

「せんせーーっ 美由紀さんが恵里奈さんに酷い事してます!!」

先生が近くまで駆け寄り、紙切れを渡した・・

『田原さん!! なんて事してるのっ!! 今すぐ、教務室に来なさい!! みなさん、残りの時間自主です!!!』

先生が美由紀を連れ出した後、教室がざわめく・・・

『おいっやっとかよ・・・ 先生気づくの遅くね!? ホント、マジでムカつくよなっ 女のくせによ!!』


「・・・翼・・ごめん・・・」

また、手が震えてる・・恵里奈は下を向きながら、泣いていた

「気にすんなっ!! これで、あいつも反省するだろ あれぐらいしないと、本人も気づかないし・・大丈夫だって!」

そして、恵里奈の手を握った・・


これで終わる事を願っていた・・
誰もが・・
しかし、まだ・・・

終わっていなかった・・・・・
最悪な事態に・・・

誰も・・気付いて居なかった・・・・・・・!!! 

Re: COOL GIRL  ( No.101 )
日時: 2010/07/30 13:57
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

第十五話
   「最悪な結末・・・」

Re: COOL GIRL  ( No.102 )
日時: 2010/07/30 14:35
名前: 風菜 (ID: 9nQU0Vbj)

え〜(怒)

美由紀ってやつムカつく!

翼ちゃん健気だなぁ・・・・・・・

あとね、コッチも更新したよ\(~o~)/

見にきてちょ^^

Re: COOL GIRL  ( No.103 )
日時: 2010/07/30 15:27
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

放課後———

「あっ・・やばっ・・本返すの忘れてた・・!!」

図書室から借りた本・・期限は、今日までだった・・遅れると、いろいろ面倒になる・・・・
だけど、今日だけは・・恵里奈を一人にさせたくない!!

「・・行ってきなよっ! ここで待ってるから、図書委員長期限守んないとうるさいからねっ!!! 早く行ってきなよ!!」

「でもっ・・恵里奈・・・」

「あたしは大丈夫!! ここで、今日の宿題してるよ!!」

恵里奈の強がってる姿・・

「三分で帰ってくる!! 絶対動くなよっ!!!」

あたしは急いで、教室を後にした・・



図書室・・

「委員長!! この本、返しと居いてっ!! お願いねっ!! 」

本来ならば、自分で返さなくてはならないのだが、今日はそれどころではない!! 早く戻らないと・・

『ちょっと、伊野上さん!! ちゃんと本棚に返して行きなさいよっ!!!!』

委員長の声はあたしの耳には届かなかった・・

急いで教室に戻った!!

「お待たせ!! 恵里奈っ・・・・・・・」

恵里奈の姿が何処にも見当たらない・・
まさか、予期せぬ事が・・

「くそっ!!!!!!!! 」

やはり、辞めておくべきだった!! 
自分の事ばかりを考えていただけに、ショックは大きかった・・・


あれから、5分は経っただろうか・・
未だ、恵里奈の姿が何処にもない・・・

教室にはちゃんとランドセルがあった
やりかけの今日の宿題・・

あたしの姿を見計らって、またあいつ等・・・
今度は何しようって言うんだよっ!!!

すると、同じクラスの女子が廊下で立ち止まっていた

「大変よっ翼ちゃん、恵里奈・・美由紀達につれてかれたわ!!!」

「それっ・・・どこいったか分かる!??」

しかし、それ以上は口を開かなかった・・

「お願いっ!! 教えて!! あたしの友達なの!! 何かあったらじゃ遅いの!!! 教えて・・!!!!!」

二人が頷いて、応えた

「屋上だよ・・翼ちゃんっ!! 気を付けてねっ あたし達は先生達読んで来るから!!!」

「ありがとうっ頼んだ!!」

屋上へはここからだと近い・・
恵里奈・・!!


その頃・・
屋上では・・・・・

『はいはいーーっ恵里奈ちゃん 汚いから、綺麗にしましょうね〜〜』

バケツ一杯の水が恵里奈の頭にかかる

「やっ・・やめてよ・・!!」

必死に顔にかかった水を手で拭いた・・
翼・・・
早く・・来て・

すると、ドアが勢いよく開いたーーっ
美由紀達は驚いて翼の所へ振り向く・・

「はぁ・・いい加減にしやがれ・・それ以上恵里奈に手出したら、多々じゃおかねえ・・・今すぐ出てけ!!」

汗だくになりながら、恵里奈がびしょ濡れな姿になっている事が確認できた

『あーーらっ 伊野上さん、どうしてここが分かったのかしら!? 良くもさっきはやってくれたわね〜〜 言っとくけど、あんたのはまだ終わってないんだから!!』

「じゅあー、なんであたしじゃなくて恵里奈になったんだよ!! いじめる相手はあたしだけで良かったじゃねえか!!! 」

『だって〜〜 あんた、全然詰まんないんだもん〜〜!! あれだけしたのに、普通に過ごして居るんだもの・・そりゃー飽きるわよっ!! 』

その言葉に、我慢が切れた・・
あたしは思いっきり、美由紀の顔を拳で殴った・・

「ふざけんじゃねえよ!! そんな理由で、あたしの大事な友達を傷付けんじゃねえよっっ!!!」

恵里奈の前に立つ・・
そして、着ていたジャンパーをそっと掛けた

「翼・・」

「大丈夫、あたしが蹴りをつける!! 恵里奈は其処を動くなよっ」

『何かっこ付けてんのよっバッカじゃないの!?』

そう言って、美由紀はお嬢様みたいな笑い方をした

「馬鹿はお前だろう・・そんなことも分かんないのかよっ!! そこに居る奴らは、みんなお前から逃げたいんだよっ!! でも、そんなことしたら、今度は自分たちがターゲットにされるから出来なかった!! 恵里奈はそれでも、必死になってランドセルについた黒い絵の具を、泣きながら一緒に落としてくれたよっ!!!」


そして、数人いた女子たちがあたしの方へ寄って来た・・

『翼、恵里奈・・ごめんねっ こんなにひどい事ばかりさせて・・・ あんな奴の言いなりになったばっかりに・・いじめていい人なんか初めから居なかったのに・・あたし達・・・・・』

謝る女子・・ 
一人になる、美由紀

『なっ・・何よ!! 皆してっあたしの事なんて、皆知らない癖に・・あたしがどんな目にあったか・・・分からない癖に・・・』

そう言って、美由紀はポケットから何かを取り出した・・・・っ
どうやら、包丁のようだ・・・

「あんたなんか・・死んじゃえばいいのよっっっ!!!!」

包丁を両手で持ち、勢いよく、あたしに向かって走ってくる!!!!

ここで避けたら、恵里奈に刺さってしまう!!
どうする事も出来なかった・・・

『翼ぁーーー危ないっ!!!」

グサッ・・・・





目を開けてみると、痛みを感じなかった・・
まさか・・

「恵里奈ッ!! 大丈夫かっっっ!?!?!? しっかりしろよっ!! 恵里奈っ!!」

あたしを庇って、恵里奈が包丁に刺されてしまった・・・

刺した本人は、放心状態になっている・・

「だっ・・大丈夫・・・平気だよっ!! それより、翼・・は大丈夫??」

「人の心配をする前に、自分をもっと心配しろよっっ!!! 」

持っていたハンカチを出血した脇腹に充てた・・・

『何してるんだ・・お前達!!! ・・・佐々木! 大丈夫かおい誰だこれをやったのは!!!!』

次々と、職員が駆け寄る・・・



やっと・・終わった・・・

だが、その結末は・・最悪な終わり方だった・・・・

 


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