コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 瞳のおくに 〜コメント募集〜
- 日時: 2010/07/25 22:47
- 名前: sie (ID: Ql6I3uXy)
〜まえがき〜
初めまして!sieです。この小説は、うちのデビュー作なので、多分めっちゃ下手くそだと思う。だから皆にコメントもらったりして成長していけたらいいとおもってます!せめて一回だけでも読んでください!お願いします!
〜プロローグ〜
自分で自分がわからなくなる時とか
自分で自分を追い詰めちゃう時
そーゆー時、最後まで自分と向き合うのが大切って教えてくれた人がいた。
彼はもういないけど
うちが忘れない限り、その人は消えない。
でもその感情は、恋じゃない。
だから私は恋が出来るし、苦しくもならない。
おかげで彼は重荷にならずにいる。
それは彼の優しさで、心かもしれない。
- 〜5〜 優奈side ( No.5 )
- 日時: 2010/07/25 14:03
- 名前: sie (ID: Ql6I3uXy)
ー次の日の朝。
メールがきて目が覚めた。
朝の六時過ぎ。
「やばっ!」
少し寝坊したけど、いつものこと。
メールは亜希菜からのものだった。
「 今日は京成?そーだったら一緒に行こ!
いつもの時間に習志野駅で待ってるよ!」
今日は京成か…。
亜希菜はちょっと苦手。
顔は可愛いしスタイルもいいけど、性格が好きじゃない。
「今日は行ける!じゃあ後で習志野で!」
そう打って制服に着替え、部屋から出ると、お姉ちゃんが先に起きていた。
「飯、作ってあるから」
「ありがと。彼氏とデート?」
「まあ…。優奈も作りなよ、彼氏。もてるでしょ?」
「全く。もててたら彼氏欲しいって!」
「そお?優奈もてそうなのに…」
「うちのまわりにはもてる子いっぱいいるし」
「ふ〜ん…。茉莉花ちゃんとか?」
「うん。あと亜希菜も」
「うそ!?茉莉花ちゃんもてんの?」
「もてるよ、可愛いし性格いいし」
「でもデブじゃん」
「普通じゃん?」
「まあ最近はガリガリよりか少し太ってた方がもてるしね」
「亜希菜はガリガリだけど?」
「あれは顔がいいから」
「まあね。でも性格悪いの!」
「知ってる。プリの写り的に」
お姉ちゃんには、人を一瞬で観察する才能がある。
「じゃ、うち亜希菜と待ち合わせだから」
「そ。頑張って」
「うん。じゃね!」
「待って!飯忘れてる」
「あ…」
- 〜6〜 翔太side ( No.6 )
- 日時: 2010/07/25 14:20
- 名前: sie (ID: Ql6I3uXy)
佐々木からのメールは夕方六時ごろにきた。
「亜希菜って子にメアド教えていい?」
亜希菜っていうのが鈴木だということをその時は知らなかった。
「亜希菜って誰?別にいいよ。そのかわり亜希菜って人のメアド教えて!」
そう送って返信を待つ。
佐々木の返信はかなり早かった。
「鈴木亜希菜だよ!メアドあげとくね!そーいえば、勉強ってしてる?」
「してないよ、めんどくさいし」
「うちも〜!でも受験して入ってきたんだから頭いいんでしょ?」
「そんなことないよ。他の人に比べたら全然」
「でもうちよりかマシだよ!うち元小だから馬鹿だしね」
「だって俺、入学してすぐのテスト、250人中243位だよ!」
「マジで!?うちは35位だった!」
佐々木は元小にしては頭がいい。
「35位とか凄っ!」
「そうかな?」
「俺には絶対無理」
「そんなことないよ!しかもうち、多分これで限界だし!頭も悪いし運動出来ないしでうちど〜しよ〜」
「大丈夫だって!俺の方がヤバいよ!」
「え!?でもサッカー部でしょ?運動出来るんじゃんか!」
「そんなことないよ!俺足遅いし」
「そう?でもサッカーできる人って格好いいと思う」
その言葉が嬉しかった。
「でも俺将来どうしよう?力仕事は嫌なんだよね」
「医者とか俳優は?」
「う〜ん…。キャラじゃないかも」
「じゃあ一攫千金を狙って宝探し!」
こいつ意外とおもしろキャラ!?
「そんなの希望ないし。だったら地道に勉強するよ」
「だね。うち馬鹿だ」
ずっとメールしてたかったけど、その時にはもう9時で、いい加減眠かった。
「俺風呂入って寝るから、おやすみ」
今までで一番楽しいメールだった。
- Re: 瞳のおくに 〜コメント募集〜 ( No.7 )
- 日時: 2010/07/26 15:40
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
sieさん、返信ありがとb
この小説、現代の高校生が出てて青春してますなw。
少し、優奈さんが言っていた雄斗という少年が気になります。
どんどん、物語を進めていってください(^u^)y
(顔文字がへんだ・・・。)
- Re: 瞳のおくに 〜コメント募集〜 ( No.8 )
- 日時: 2010/07/26 20:54
- 名前: sie (ID: Ql6I3uXy)
初コメありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!
下手くそな小説ですが、頑張るので、できればずっと読み続けてください!お願いしますm(__)m
- 〜7〜 優奈side ( No.9 )
- 日時: 2010/07/26 21:41
- 名前: sie (ID: Ql6I3uXy)
あうちの自転車は、去年買った濃いピンク色のやつ。小学生の時は全く乗っていなかったから、なんか汚い。
でも最近、私は通学ルートを変え、普段はバスでJRの千葉駅まで行ってそこから電車で津田沼駅まで行き、バスに乗り換えていたのに、わざわざ遠い京成の駅まで自転車で行くルートを利用するときがある。
そのルートの問題点は、自転車を降りて電車に乗る駅が、中里とかぶること。
ー中里新樹。うちの隣のクラス、C組の男子でサッカー部。特徴は、女子みたいな高い声。
そしてそいつはうちの元彼でもある。
初めて中里に会ったのは、中間試験のちょっと前の日の放課後だった。
うちと亜希菜がクラスのもてる女子が誰かを話していたら、谷川っていうクラスメイトが中里を連れてきたんだ。
「こいつなら誰が可愛いか解かるぜ」
って谷川が言った瞬間、亜希菜が
「この子可愛いよね?」
ってうちを指差した。そしたら中里は笑いながら
「なんかハーマイオニーみたい」
って言った。
「ハーマイオニーって?」
「ハリーポッターに出てくる女」
「え!?あの子とうち、似てなくない?」
「似てるよ。髪がカールしてて長いとことか、眉毛濃いとことか」
喜んでいいのか解からなかった。
でもその次の日、亜希菜に誘われて初めて京成で帰ったら、習志野駅に中里がいて
「あ!ハーマイオニーさん!」
って言われた。
その日、ホームに来たのはラッキーなことに途中で乗り換える必要のない「千葉中央行き」だったから、
「やったー!これでまっすぐ行ける!」
って喜んだら…。
「中里、お前もじゃん!」
って声がして…。
中里が照れてる気もした。
でも途中でみんなが降りた後、うちと中里は無言。
なんか気まずかった。
「京成稲毛〜」
とアナウンスが入った時、中里は立ち上がり、うちに一礼して電車を降りていった。
うちはそこからも帰れると思いつつ、でも自転車じゃないのを思い出して、千葉駅で降りてバスで帰った。
その次の日の帰りに電車で会った時は、衝撃的なことを教えてもらい、自転車を用意していたから、京成稲毛で降りた。
そしてその日に谷川からメアドを教えてもらったらしい中里からメールがきて、こくられて、OKした。
別に好きだった訳じゃない。
ただこくられて嬉しかったのと、茉莉花との恋バナの話題ができると思ったからだった。
あっちだってうちにこくったのはなんとなくだって言ってたし、付き合ってるらしいことは何もしなかったから付き合ってたとは言えないのかもしれないけど。
だからはっきり別れも告げずにめんどくさくなってメールを拒否ってみることにした。だから気まずくなったのも無理はない。
言うなれば、私と中里は「試験期間に始まり試験期間に終わった関係」だ。
そしてもう一度話すことになったのは期末試験の頃。
帰りに亜希菜と道端の自販機の前で喋ってたら、偶然中里が谷川達と一緒に通りすがって、谷川がこっちに気付いたのがきっかけだった。
今では週2回ほどメールをする仲になっているけど、はっきり言って、中里と会うのは嫌だ。
でも亜希菜との待ち合わせの時間にぴったりのやつに乗ると、中里に会ってしまう。
しかも最近は、中里のクラスメイトで部活仲間の渡辺真也って奴まで同じ電車に乗ってくる。
本当うんざりだ。
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