コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww
- 日時: 2010/08/11 21:09
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
懲りずにまた新しいの建てますww
こんな感じで放置してあるスレがいくつあることやら…
シリアスでは続くのに、コメディは続かない。
これいかに〜www
さて、そんな暗い話題は三途の川にでも放り込んで、本題に入りましょうw
今回のお話は、とある高校で起こるしょ〜もな〜いイタズラを解決するお話です。
ふざけ7割マジメ3割といったところでしょうかww
詳しくはwebで!
…………ここがwebだよね??
では、初めまーすww
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.17 )
- 日時: 2010/08/15 14:22
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: FwQAM/tA)
うほっ良い小説と思ったらいちさんの小説だ!
うおー!俺だー!結婚してくれー!
募集用紙
名前 木村ヨヌコビッチ
性別 男
学年・組 一年二組
悩みの内容 自分の彼女が何人もの男と関係を持っている。
その彼女の浮気相手の一人が自分の母とまで関係を持っていて、昼ドラみたいな事が毎日襲い掛かっている。
どんな性格? 変な名前とは真逆にかなりの常識を持った常識人。基本的に大人しく音楽を聴いている事が多い。変な敬語を使う。
正真正銘の日本人である。
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.18 )
- 日時: 2010/08/16 08:07
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
うおー!! 断る!!wwwww
つーか、こんぺーとーs女の子??
おおう……こいつはかなり濃いキャラだぜww
みっしょん・すりー辺りで引きずり出すかwww
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.19 )
- 日時: 2010/08/16 08:55
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
みっしょん・わん「ストーカーはフラグが立てられない男がするものだ」
〜ぱーと・ふぁいぶ〜
「預かったって……誘拐か!?」
男は続ける。
「そうだ。返してほしくば、誰にも連絡せず城新吾と一緒に来い。場所は港の13番倉庫だ」
「おい、どういうことだ!」
「連絡は以上だ」
そう言うと、男は電話を切ってしまった。
なんてこった…まさかこんな展開になるなんて…
「おい、大栗! 初ちゃんは!?」
城が俺に迫ってくる。
いつもの冷静な態度はどこにもない。
「…大海と一緒に誘拐された」
「……くそっ!! ついにやられた…!」
「…やられたって……お前、犯人に心当たりあんのか?」
「……隣町の大富豪の娘、御門慶子しかいない。あいつがやったに決まってる」
また新しい登場人物か。次から次へと……
「その……御門って人は龍禅さんとどういう関係があるんだ?」
「御門はもともと女子剣道で最強と言われてたやつだったんだ。小学生のころは全国優勝もしてたし、中学のときも、2年生まではそうだった……けど、3年生のときに1回戦で初ちゃんに負けて……それ以来あいつは初ちゃんにしつこく嫌がらせをするようになったんだ」
「なるほど……犯人については分かった。もう1つだけ聞かせてほしいことがあるんだが」
「…なんだ?」
「どうして、お前がストーカーしてたんだ?」
「…守るため、だ。御門はここ最近初ちゃんに対する嫌がらせがエスカレートしてきたんだ。2ヶ月前なんか車ではねようとしていたぐらいだ」
「車でって…犯罪じゃねーか」
「そう、御門は暴走するばかり。助けてあげたいけど直接俺が一緒にいたんじゃ御門が怒りで何するか分かんない…だからストーカーしてわざと初ちゃんを人通りの多い所に誘導したり、いつでも万が一のときに対応できるようにしてたんだ」
「そう、だったのか……」
それが、ストーカー事件の全貌だった。
城は最初から龍禅さんを助けるために動いていたわけだ。
「……何か、やつらは要求してこなかったか?」
城がポツリと言った。
「俺とお前で、港の13番倉庫に来いと」
「そうか……じゃあ、警察に連絡して…」
「いや、行こう」
「え?」
「俺たちで、助けに行こう」
一瞬黙った城だったが、すぐに目の色を変えて反論してきた。
「バカか!? どう考えても罠だろう! わざわざ突っ込むきか!?」
「もし警察を呼んでそれがばれたらどうなる? 大海と龍禅さんはそれこそ始末されるかもしれないんだぞ!?」
「だからって—」
「城! お前龍禅さんが好きなんだろ!?」
「…!!」
城が、止まった。
「分かってんだよ! それぐらい!! 好きなんだろ!? なんで助けに行かないんだ!!」
「そうだけど…好きだけど…俺は…!!」
あーあ……こういうのガラじゃねえけど…
内心ではそう思いつつ、言葉が勝手に出て来る。
「逃げんなよ、城。立ち向かえよ! 好きな女のためだろ、命かけろよ! 俺も付き合ってやらあ!!」
「大栗…!!」
「……気持ちを押し隠すのはもう終わりだ。今こそ、フラグを立てるときだ……とりあえず、2人を助けて…そのあとフラグ立てろ」
「…大栗、お前…」
「……城」
「ん?」
「行きますか」
「……………ああ」
俺と城は港の13番倉庫に走り出した。
「ここか……」
「そこにベンツが止まってる。間違いなく御門だ」
扉を前にして、俺と城は覚悟を決める。
「とりあえず、2人を助けるのが最優先だ。そのあとの事は助けてからだ」
「分かってる」
「じゃあ、行くぞ…」
俺はそう言うと、扉を開き、中に入った。
真っ暗だ……
ほどなくして、電気がついた。
「ごきげんよう、大栗さん、城さん」
奥に、いかにも高級そうな服を着た女が立っていた。
「あんたが御門か…」
「そうですわ…ちゃんと2人だけで来たようですわね」
「……2人は?」
「今お呼びしますわ」
御門が指をパチンと鳴らすと、SPと思われるいかついオッサンが2人を連れてきた。
「木下!!」
「城くん!!」
2人は紐で後ろ手に縛られている。
「大海、龍禅さん…今助ける」
俺はそういうと、御門に向き直る。
「で、どうしたら返してくれるんだ?」
「そうですわね……龍禅初が今後一切の公式戦に出ないこと、それから……城さん、あなたをいただければ結構」
「……はあ?」
公式戦に出ない? 城を渡す??
まったく意味が分からない。特に2つ目。
「……御門には何度も告白されてるんだ」
城がため息をつきながら言う。
「マジかよ…」
ここにきて衝撃の事実発覚だ。発覚しなくてよかったんだけど。
「では、お返事をいただきましょうか?」
御門が不敵に笑いながら言った。
俺はたっぷり息を吸い込んで言った。
「断る!!」
「……!?」
御門はポカンとした顔でこっちを見ている。
俺は改めてこっちの要求を教えてやる。
「公式戦には出る! 城も渡さん! だが2人は返せ!!」
「ばっ…バカじゃありませんこと!? そんなの取引ともいえませんわ!!」
「そうか………でもあんたらはこの取引を飲むことになる」
「どういうことですの!?」
「こういうことさ………聞えてこないかい?」
「何が……え?」
そう……倉庫の外から音が聞える。
「まさか………」
そう、これはパトカーのサイレン
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.20 )
- 日時: 2010/08/16 09:08
- 名前: 口笛はなぜ?遠くまできこえるの? (ID: Ji63CujB)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
パト呼んだのですか!
でも大海さんとりゅぜんさんが!
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.21 )
- 日時: 2010/08/17 21:32
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
みっしょん・わん「ストーカーはフラグが立てられない男がするものだ」
〜ふぁいなる・ぱーと〜
「け、警察を呼んだ…!? 人質がどうなってもいいというのですか?」
御門はすっかり泡食っている。
「さあ、俺に言われても……」
俺はわざと、いや、当然のごとくすっとぼける。
「なっ……いいですわ、ならば! 倉野! やっておしまい!!」
御門が2人を捕まえているSPに命じる。が—
「く、倉野!?」
SPこと、倉野さんは動かない。
「倉野! 主人の命にそむくというのですか!?」
「お嬢様—」
「な、なんですの?」
「警察を呼んだのは、私です」
「えっ!?」
御門は状況を飲み込めていないらしい。
「分からないかい、御門…あんたはハメられたんだよ」
「ハメられた…!?」
御門は何が何だか分からないといった顔をしている。
それもそうだろう、俺だって最初は驚いたから。
〜30分前〜
俺はすぐに城と13番倉庫に行こうとすると、またしても携帯が鳴った。
画面に出た文字は大海ヒナ。つまり、誘拐犯。
「……今度はなんだ!?」
俺が電話に出るなり、誘拐犯が
「すまない、協力してほしい」
と言ってきた。
「はあ?」
「実は…」
その誘拐犯は、自分は御門のSPだということ、御門の暴走を見るに見かねたということ、城がずっと影から龍禅さんを見ていたことを知っていたことを話し、俺たちに御門を逮捕するために協力してほしいともちかけた。
もちろん、俺たちに断る理由などなく、話はトントン拍子に進んだ。
そして、倉庫に警察を呼ぶこと、終わったら自分達も出頭することを条件に、俺たちは手を組んだのだった。
「……というわけさ」
「くっ………」
「お嬢様、さあ、行きましょう」
御門はガックリとうなだれ、倉野さんたちと倉庫から出て行った。
「終わったんだな……」
城が2人の縄をほどきながら言う。
「ああ、終わったんだ」
助けに来るのが遅いとわめく大海と、深く頭を下げてお礼を言う龍禅さんを見ながら、思った。
腹減った、と。
後日、御門たちが誘拐と傷害罪で正式に検挙され、大富豪の娘が逮捕されるというニュースが世間をにぎわした。
ちなみに、御門が犯行に及んだ動機は、近く行われる高総体の地区予選で、龍禅さんに出場されると自分が優勝できなくなるので、なんとか怪我させて出場できないようにするためだったらしい。
「それにしても…しょっぱなからとんでもない事件だったな」
「まったく…ただのストーカー事件で人生初の誘拐を経験するとは思っても見なかったわ」
大海と、教室で駄弁りながら、俺は城を見つけた。
ったく、まだ話しかけられてねえのかよ。
あれから、城は気まずく思ったのか、龍禅さんに話しかけなくなった。
龍禅さんは全然気にしてないと言っていたし、早く仲直りしたいと言っていたが、この分だとそれは期待できない。
俺は席を立つと、城のところに歩いていった。
「よう、ストーカー」
「うっ…大栗か。その呼び方はやめてくれよ」
「考えといてやろう。ところで、龍禅さんにこの間話を聞いたんだ」
「え?」
「龍禅さん、あれで彼氏いないんだってよ。大絶賛募集中らしい」
「そ、それがどうしたんだ?」
「もし、もしだぞ…自分のことをストーカーしてまで助けてくれた優しい男がいたとする。そいつが龍禅さんのこと好きだといったら、龍禅さん、断るか?」
「で、でも……俺は…」
「龍禅さんは、お前のこと待ってるぜ」
「……!!」
「お姫様をあんまり待たせるもんじゃないよ、早く行け」
城は一瞬迷ったあと、うなずくと、龍禅さんのところへ行った。
「あ、あの…初ちゃん、今度の日曜日ヒマかな?」
龍禅さんの顔が、パッと明るくなった。
俺はそれだけ見ると、購買のパン争奪戦に参加すべく下に向かう。
その後ろから、何カッコつけてんの、と笑いながら通り過ぎる室長殿がいるのが、いつもと違う昼休みなのであった。
みっしょん・わん こんぷりーと!!
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