コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww
- 日時: 2010/08/11 21:09
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
懲りずにまた新しいの建てますww
こんな感じで放置してあるスレがいくつあることやら…
シリアスでは続くのに、コメディは続かない。
これいかに〜www
さて、そんな暗い話題は三途の川にでも放り込んで、本題に入りましょうw
今回のお話は、とある高校で起こるしょ〜もな〜いイタズラを解決するお話です。
ふざけ7割マジメ3割といったところでしょうかww
詳しくはwebで!
…………ここがwebだよね??
では、初めまーすww
- Re: 悩み部屋at1年3組 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/11 20:58
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
みっしょん・わん「ストーカーはフラグが立てられない男がするものだ」
〜ぱーと・わん〜
空は快晴。
しかし今の俺は間違いなく雨天だろう。
なぜなら、席替えで絶対隣になりたくない女子ナンバーワンの大海ヒナの隣になったから。
クラスのやつらの俺の視線を見る視線が心なしか暖かい。
ああ……同情されてるんだな、俺。
「大きな栗の木の下で〜あ〜な〜た〜とわ〜た〜し〜♪ な〜か〜よ〜く〜あそびましょ〜♪ 大きな栗の木の下で〜♪」
………こんな歌をフルで大声で歌えるやつは俺の知る限り1人だ。
「大海……いい加減に止めてくれないか?」
そう、こいつこそ1年3組最強の変質者、大海ヒナ。
ツインテールに小さい背丈はかわいらしい印象を与えるが、それはあくまで見た目の話。
こいつは気まぐれでよく変なことをやる。
屋上でUFO召還の儀式をやったり、体育館にバナナの皮を仕掛けまくったり、職員室に犯行予告文を送りつけたりする変質者。
「なーによ、木下。あなたを呼んでたんじゃない」
「明らかにいらないもの混じってたじゃないか」
そう、俺がそんな歌を歌われてしまう原因は俺の名前にある。
俺の名前は大栗木下。大きな栗の木の下と書いて大栗木下。
親がつけてくれた名前だ。嫌だとは思わない。
だが、ちょっと想像力があるヤツならすぐにたどり着くあの歌を歌われるのは嫌だ。
苦笑いで通してきてるけど、実はかなり傷ついたりする。
大海にそんなこというとバカにされるから、絶対言わないけど。
「まあいいよ、そんなことは。木下、ちょっと来なさい」
「どこに?」
「女子トイレ」
「俺を変態にする気か?」
「なら私が男子トイレに行く?」
「出来るならそうしてほしい」
「なるほど、そうやって私を男子トイレに連れ込んでHなことをするわけね」
「前言撤回。やっぱり屋上にしようか」
こいつとの会話は毎回こんな感じだ。
「うん、いいよ。早く来て」
「あっおい、腕をつかむな腕を!」
そのまま大海と俺は屋上に向かう。
「……で、わざわざこんなとこまで連れてきて、何の用だ?」
「うふふ……やっと2人きりになれたねっ」
「とりあえずスカートのすそを持ち上げるのは止めろ」
「もう、つれないわね…昨日の晩はあんなに激しく私を求めたくせにぃ」
「お前の妄想力には敬服するばかりだ」
「相変わらずノリ悪いね…まあいいや、放課後は私も何かと忙しいのよ。さっさと用件を終わらせましょ」
「お互いの為に是非頼む」
大海は、大きく息を吸うと、いきなり俺の胸倉をつかんだ。
「お、おい……?」
「私、悩み部屋をやろうと思ってるの!!」
「……はい?」
「だから悩み部屋だってば。この学校の悩み多き人を助けようというすばらしい部屋よ」
「そんな仕事はSO○団にでも任せておけばいいじゃん。お前のキャラ若干ハル○ともかぶってるし」
「黙りなさいこのオタク野郎」
「オタ…」
何? 今時はハル○でオタクなの!?
ってかこのネタ分かる時点でお前もオタクじゃ…
言い出すときりがないのでこれらの文句は全て闇に葬った。
「なんかさー、この学校妙に悩み事あるひと多いと思うのよねー」
「……それは、そうだけど…」
確かに、俺の学校、私立希望学園は悩み事が多い。
悩み事がある人が行くカウンセラー室は連日大行列が出来るほどだ。
「というわけで、私たちが彼らのお悩みを解決してあげようじゃないの!!」
「それは立派だが、何故俺を巻き込む」
「木下って帰宅部でしょ。なるべくヒマな人がいいのよね」
「そんな理由で勧誘されて喜んで手伝うと思うか?」
「別に喜んでやる必要は無いわ。私の言うとおりにさえ動けば」
「……あっそ」
これ以上こいつと話してても時間の無駄だ。帰ろう。
俺は屋上から出て行こうとするが—
「ねえ、木下はいいの?」
突然、マジトーンで大海が話し始めた。
「いいって…何が?」
「悩み事があるひと…ほっといていいの? 今この瞬間も困っている人がいるのに、いいの?」
「そりゃ……かわいそうだし、助けられるもんなら助けたいけど」
「なら、私を手伝って。私、1人でも多くの人を助けてあげたいの!」
「………そっか」
どうせ得意の演技だろ、と言うにはあまりにも大海の顔はマジだった。
「……役に立てるかどうか保証しねえぞ」
「……え?」
「手伝ってやる。ただしヒマなときだけな」
「ほんとに…!?」
「ああ」
「……ありがとう、木下に頼んでよかった!!」
そういって笑う大海は、本当に嬉しそうで。
不覚にも、ちょっとかわいいな、と思ってしまった。
こうして俺たちは1年3組において悩み部屋を開くことになった。
そんな俺たちに最初の依頼人が来たのは、その次の日のことだった。
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.3 )
- 日時: 2010/08/13 23:24
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
こんばんわ
いちいちお悩みを考えるのがメンドイので、みなさんから募集しちゃいますwww
悩みがある人の名前、どんな悩みか。
それから何年何組かまで書いてください。
募集用紙
名前
性別
学年・組
悩みの内容
どんな性格?
まあ、こんな感じでww
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.4 )
- 日時: 2010/08/11 22:15
- 名前: 口笛はなぜ?遠くまできこえるの? (ID: Ji63CujB)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
募集用紙
名前 ピーター・バルチナス
学年・組壱—参
悩みの内容 昔からいろんな未来が見える
その未来を描くことも可能
千里眼的な力もあって
誰が何処で何をしているか見える
さらに発火能力のせいで
家を火事にしかけた
色々な事についていけず自殺しようと
思っている
どんな性格?明るい、正義感があるが冷血
クールだけど
心を開くと可愛い(ツンデレ!?)
熊のぬいぐるみが好き!!(テディベ○!!)
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.5 )
- 日時: 2010/08/12 21:23
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
むむ…
早速の応募感謝しますww
なんだかビッグなお悩みですねw
あの2人に解決できるのでしょうかwwww
- Re: 悩み部屋at1年3組 悩みがある人(オリキャラ)募集中ww ( No.6 )
- 日時: 2010/08/12 22:33
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
みっしょん・わん「ストーカーはフラグが立てられない男がするものだ」
〜ぱーと・つぅ〜
「……で、悩み部屋を開いたのはいいけど、これからどうする気?」
俺は目の前の席に座る女—俺に悩み部屋を開こうと持ちかけてきた大海ヒナに話しかけた。
「おい……木下のヤツ大海と会話してるぜ…」
「なんてチャレンジャーなんだ…俺はあいつを心から尊敬するぜ…」
なんだかクラスのやつらの尊敬の視線を感じるが、無視だ無視。
「……いいの、木下見られてるよ」
「…いいんだよ別に。やましいことなんて何もねえ。で、質問の答えは?」
「……う〜ん、こんなの作ってきたんだけど…」
大海は一枚の紙を取り出してきた。
「!?」
大海が紙を出した瞬間、みんなの頭上に「!?」マークが浮かんだ。
「ま、まさか……ラブレター?」
「嘘でしょ…教室のど真ん中で…」
「いや、大海のことだから…やるかもしれねえ」
「ちょっと待てお前ら!!」
俺はガマンできなくて突っ込んだ。
何人か視線を外したが、俺は構わず続けた。
「大海が取り出したのはただのA4の紙だぞ!? それをどーやったらラブレターと間違えるんだ?」
「え、これラブレターだと思われてたの!?」
「いや、気付かなかったのかよ!!」
相変わらず周囲にまるで気を配らないやつだ。
「いや、だって大海だし……」
「相手お前だし…」
ボソッと誰かが言った。
「おい2人目! 相手が俺だからってどういう意味だ!?」
「大海には遠く及ばないけど…木下も立派に変人だからなぁ…」
「何が!?」
「名前とか…」
「言うなああああああああああああ!!」
それは俺の中の数少ない地雷なんだよ!!
「……話を続けたいんだけど」
「この状況で何を言ってるんだ!? お前がまいた種だろうが!」
「私は木下の言うとおり、A4の紙を出しただけなんだけど?」
「ぐっ…!!」
痛いところを突いてきやがる。
「おお、大海の勝ちだ…」
「木下、案外大海とフラグ立てられるんじゃないか…?」
「……!!」
相手が俺だと思って好き放題言いやがってぇ…!!
もうガマンできん!!
「もういい! お前ら全員の弁当にわさび入れてやる!」
『やることが地味!!』
全員から総ツッコミを受け、俺はあえなく撃沈した。
「……悩み部屋at1年3組。お悩み相談受け付けます。1年3組7番大栗木下まで、か…どうでもいいが、何で俺なんだ」
大海が作ってきたポスターを眺めながら大海に聞く。
「そりゃあ、木下が悩みを解決するからでしょ?」
「お前は…?」
「私は室長よ」
「室長…? 仕事は?」
「木下の手柄を取る」
「最低だなお前!」
「あら、これぐらいで最低なんて甘いわよ」
「今俺の中でお前の人間としての価値が大暴落だよ!!」
「それは光栄ね」
「地獄に落ちろ!!」
「…それはそうと、早速お客さんよ」
「そらすな! あと嘘つくな!!」
「あら、じゃあ後ろにいる彼女は誰かしら…?」
「へ……うおっ!!」
なんと俺の後ろには、早くも依頼人と思われる女子がいた。
「君は……」
「こんにちは…龍禅初です。…って、同じクラスですけど」
ニコニコしながら立っていたのは、確かに同じクラスの女の子、龍禅初さんだった。
なんとなく、和のイメージが似合う人で、実際に茶道やら剣道やらをやっているそうだ。
肩よりちょっと長い低い位置にまで髪の毛があり、黒々つやつやしている。
まあ、手っ取り早く言えば和風美人だ。
「あの……早速ですけど…お悩み、いいですか?」
「あ、はい……じゃあ、座ってください」
「失礼します」
龍禅さんとは同じクラスではあるけど、まともに会話したことなかったから正直どういう人かは分からない。
「ほら、しゃきっとしなさい」
「通常なら室長の出番なんですけどね!!」
「あ、あの〜」
「すいません、どうぞ…」
「はい…実は私……その…」
「? 何ですか…?」
「私、ストーカーされてるんです!」
『えええええええええええ!?』
純粋に驚いているやつら(女子)と怒りと軽蔑の炎に燃えるやつら(男子)の声が重なった。
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