コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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私のカレはプードル中毒??
日時: 2010/11/10 20:38
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

2作目です!
がんばります。(^。^)

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Re: 私のカレはプードル中毒?? ブログはじめました! ( No.32 )
日時: 2010/10/22 21:01
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/

『第15話』

うそでしょ?

ぼうぜんとしているうちに受付の女性が、沈んだ顔をしながらこう言った。

「島崎さんは、何とか命はとりとめましたがまだ意識がないんです。」

それって植物状態って事・・?

奈央「でも、何日かしたら・・・きっと意識は戻りますよね・・・・?」

「まだ、わかりません・・」

力なく受付の女性は言った。

奈央「そうなんですか・・今日は泊まっていきます。」

「わかりました。え〜と、島崎さんのご友人さんですか?でしたらこの紙にお名前と・・」

受付の女性は、てきぱきと準備を進めていく。

そんなこんなして受付の女性は、部屋から出て行った。

優の顔を見てみた。

頭には包帯が巻かれていてほほには、かすり傷があった。

とても痛々しい・・

気がつけば優にしゃべりかけていた。

「何でそんなに急いでたの?優はあわてんぼうだね〜」

優「・・・・・」

返事はない・・

あたりまえか。

今、意識ないんだし。

そういえば優に話してなかったね

直人とうちの今の状態・・

正直言うと直人に別れようって切り出されたんだよね・・

優「・・・・」

やっぱり反応はない

わかってるよ。そんなの

うち、バカだね・・

意識がない優にこんなこと話して・・



でも、優に話したいこといっぱいあるんだよ。



ねえ、起きてよ?

何日かかっても何ヶ月かかってもいいからちゃんと起きてよ?約束だよ。

そう言いながら優の指に指きりげんまんをした。

なんか・・眠い・・

バタッ

半分寝てて半分起きてるような状態だった

その時、ドアが開く音がした

あれ?看護師さんかな・・

ねぼけながら目をこすりドアの方を見た

そこにいたのは・・・







Re: 私のカレはプードル中毒?? ブログはじめました! ( No.33 )
日時: 2010/11/02 18:51
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/

『第16話』

そこにいたのは・・



直人だった・・・・



病室の中が気まずい空気でつつまれた。

うちの頭はパニックになっていた。

何でここに直人がいるの??

えっなんでなんで??

そんな言葉が頭の中をかけめぐる。

直人は、持ってきた花束を優の近くにある机の上に置いた。

お見舞いに来たらしい。

直人と一瞬目があったが、彼は目をそらして病室の出口へと向かった。

その時うちの心の中でこんな言葉が出てきんだ。


『このまま何も言わないでいいの?』



そんな言葉が出てきた・・・


もう答えは出ていた。

「直人っ!」

彼はこちらに振り向いた。

「話があるのっ!屋上で話そっ!」

彼はわかったっと返事をしたように少しうなずいき屋上へ向かった。

Re: 私のカレはプードル中毒?? ブログはじめました! ( No.34 )
日時: 2010/11/03 21:45
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/

『第17話』

屋上は、寒かった。

真っ白な息が嫌というほど出るくらい寒かった。

直人は屋上の景色をながめていた。

「直人。」

彼は振り向いた。

「話って何?」

冷たく彼はそういった。

心がズキズキした・・

「別れ話のつづき。」

うちはそれを言うのが精一杯だった。

「つづき?何それ 意味わかんない。」

直人は冷たい目をしながらそう言い放った。

「意味がわかんなくてもいい・・ それにうちなりに答えを出したの。このぐらいいわせて!」

彼は沈黙しつつもうちの目をまっすぐに見てこう言った。

「そう。じゃあ答えを聞かせて。」

「うん。うち直人に別れてって言われた後、いっぱい泣いていろんな事考えてやっとわかったの。うちは直人のことをそんなに考えてあげてなかったなって直人がそんな苦しかったならうちのせいだなってやっと答えが出たの。」

うちは彼に自分の気持ちをぶつけた。

「やっと、わかってくれたんだね。ありがとう」

彼がさびしそうな顔で言ったように見えた。


「じゃあ、元気でな。」

「うん、直人も元気で・・・」

あれっ なんか気持ち悪い・・

バタッ

「おい!奈央どうしたんだ!」

直人の声が聞こえる・・

でもだんだん直人の声が聞こえなくなってきたよ・・

うちだいじょうぶなのかな?

うちは、屋上の上で倒れた・・・





Re: 私のカレはプードル中毒?? ブログはじめました! ( No.35 )
日時: 2010/11/06 22:37
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/

『第18話』

「んっ」

あれ、ここどこ??

うちがいたのは小さな個室の中にあるベッドの上だった。

腕には点滴がしてあった。

うちなんでここにいんの?

さっきまで屋上にいて・・



そうだ・・ 屋上の上で倒れたんだっけ。

それにしても何で倒れたんだろ

ガラガラ

個室のドアが開いた。

ドアのほうにいたのはふっくらとした豆大福のような体型をした女性だった。


「おかげんどうですか?」

女性が点滴の取替えをしつつ言った。

「えっと、もう元気なんで大丈夫だと思います^^」

「あらっ なにいってるんですか!そんな体で帰ったら、危ないんですよ。」

ええええええっ!!!

「とりあえず。先生が待っているのですぐに来てくださいね♪」

「あっ はい」



「先生、北原さん呼んできましたよ。」

豆大福の看護婦さんがそういった。

しばらくすると女性の声が聞こえた。

「北原さんどうぞ〜」

きぃ〜

ドアを開けると鈍い音がした。

部屋の中には2人いた。

一人は先生でもう一人は直人だった。

「あれっ 直人なんでここにいるの?」

「・・・・」

返事はなかった

「コホンッ 北原さんは最近最近体に異常はなかったですか?」

先生が言った。

「いや〜 特には・・」

「そうですか・・」




3人の間で沈黙が続いた。




急に先生が深刻な顔をして打ちに行った。

「北原さん、最初に西山さんがここにいるのを不思議がっていましたがなぜここにいると思いますか?」

思いもしない質問を言われた。

「わかりません。」

「では、手短に言いますが、おどろかないでください。」

何か変なことしたのかなうち?

「西山さんがここにいるのは貴方に理由があるのです。北原さん。」

鋭い目で先生は言った。

「あの、理由って?」

先生は、少し間を空けてこういった。

「北原さんは・・・ オメデタになっていますよ!」

えっと それって 妊娠!?うちが!?誰の子!?

「俺がいる理由はそういうことだ。奈央」

直人が静かに言った。

「先生っ うち妊娠してるんですか。」

「ええ、知らなかったんですか!もう一ヶ月になるんですよ。」

「えーーーーーーーーーーーー!!」

確かに最近お腹出てきてたけど・・まさか妊娠してたなんて・・


今日 うちは、ママになっていたということがわかった。








Re: 私のカレはプードル中毒?? ( No.36 )
日時: 2010/11/10 21:09
名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/

『第19話』

妊娠したんだうち・・

心の中は驚きとドキドキでいっぱいだけど・・・

うちの心の中の隅っこには、やっぱり不安な気持ちもある。

それに直人とは別れたんだし・・・・・

「北原さんっ!」

先生がとつぜんしゃべりだした。

「はい」

「北原さんは、きっと不安な気持ちでしょうけど、西山さんとよく話し合ってね。」

「はい・・・」

話し合える状況じゃないんだけど・・・

ギイイイィ

部屋から出てうちと直人は外に出た。

直人は下をうつむいたままだった。

きっと直人ショックうけてるよね・・・・

「ごめんねっ 直人・・」

直人はなぜか驚いていた。

そしてこういった。

「別に・・」

と。

まるで他人事みたいな言い方・・

「あーあ・・・ うちシングルマザーになるのか〜」

気がついたらそう言ってた。

まるで口からぽろっとこぼれたように・・・

「なあ、」

「うん?」

「俺立ちやり直さない?」

直人は、真剣な顔で言った。

どうやらウソではないみたい

思いもしなかった言葉だけに嬉しい気持ちがこみ上げてきた。

でもその反面、同情してこんなこと言ったんじゃない?なんて複雑な気持ちもあった。

だから言ってやった。

「何それ。どうせうちが妊娠したからとか一人じゃかわいそうだとか思ったからそんなこといったんでしょ?うちの事そんなに大事に思ってないんでしょ?」

言葉がとまらなかった。

あふれ出す言葉達。

直人は返事すらしない。

うちは、ここにいたくなくなった。

だから うちは走り出した。

直人から逃げるように。

直人は追いかけてこようともしない。

まるでかかしみたいにそこで固まっていた。

あんたが言いたい事よくわかんないよ。直人・・・・

















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