コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 美しいものには棘がある
- 日時: 2011/02/04 19:29
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
クリックありがとうございます^^
こんにちは(。・ω・。)
初めましてです
今回初の小説にとさせていただきます。
「美しいものには棘がある?!」
ですw
長編は大変だと思いますが頑張りたいと思います。
登場人物
・白波 凛華(しらなみ りんか)
来夏高校の女子生徒会長。
高校3年生。
ストレートの黒髪。腰辺りまである。
外見は大和撫子のような女性。
中身は超が付く程のS。
先生達には偽の笑顔を振りまく。
・白波 拓刃(しらなみ たくは)
生徒会役員。会計を務めている。
凛華の従兄弟。
同じく高校3年生。
無口で凛華以外の人とあまり話さない。
凛華が考えてることは分かる。
そんなところが女子にモテル。
・家永 悠馬(いえなが ゆうま)
生徒会役員。書記を務めてる。
同じく高校3年生。
頭がとても良い。
いつも伊達眼鏡をかけている。
一匹狼のよう。
しかしものすごく寂しがり屋。
・及川 亮 (おいかわ りょう)
生徒会役員。副生徒会長。
高校3年生。
いつもヘラヘラ笑っている。
そのせいか人がたくさん寄ってくる。
しかし人見知りが激しい。
- Re: 美しいものには棘がある?! ( No.10 )
- 日時: 2011/01/23 18:32
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
「嫌だ」
・・・はぁ。
こいつまじで言ってんのか?
「何で他校の生徒会長を誘ってんだよ」
『理由は簡単だよ?』
皐月は馬鹿にしたように言ってくる。
『凛華ちゃんは俺の学校でも噂になってるんだよ。だから俺と君が手を組んで生徒会を営んだら・・・凄いことになるだろ?』
そういって笑いだす皐月。
「手を組む必要性が無い」
私はあっさり答え、パンフレットを皐月の方に放り投げた。
『それとねー・・・。』
まだあんのか?!
『"俺達が君に興味を持ってるから"かな?』
俺・・・達?
何で複数形何だ?
『どう?来る気になった?』
「答えは絶対変わらない。嫌だ!」
そう言って私は椅子から立つ。
『やっぱりか〜』
勘づいていたなら誘うな。
「もう帰るぞ」
そう言ってバッグに手をかけた。
『うん。またおいでよ。』
「絶対嫌だな」
『次は必ず————』
私は皐月の言葉の途中で部屋を出て行った。
『この学校に来たくなるから』
そう言ったのも聞こえなかったし
変に笑ったのも分からなかった
『待ってるよ。凛華ちゃん』
- Re: 美しいものには棘がある?! ( No.11 )
- 日時: 2011/01/28 18:54
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
〜一人ごと〜
続きが・・・思いつかん。
お腹もすいたし((((
ひとまずあげておくか←ヤメレ
授業中考えてもやっぱりいいのが出てこないorz
才能ないって怖いね(笑)
- Re: 美しいものには棘がある?! ( No.12 )
- 日時: 2011/01/30 15:21
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
「要注意」
ガチャ
皐月との話を終え、部屋を出る。
『あ。凛華』
一番最初に拓刃が気づいた。
すると後の二人も私に気づいたようだ。
『凛華大丈夫だったか?!』
亮が心配そうに私を聞いてきた。
「はぁ?何で心配してんだよ」
私が言い返すと、亮は安心したかのように安堵の息をついた。
『何もされなかったよな』
悠馬がいつもより真剣な目で尋ねてきた。
「ああ」
短く応えながら、こいつ等の前を歩く。
『凛華、何か隠してる?』
「っち」
また拓刃が勘づいた。
コイツは超能力者か何かなのか?
「・・・皐月に遷都桜高校来ないか?って誘われた」
会場であったホテルを出ながら話を続ける。
「当たり前に否定してきた。ただそれだけだ」
『皐月さんが・・・か』
亮が考え込んだ。
「別にそこまで考えるような、内容じゃねーよ」
『ああ・・・。』
それでも納得のいかないような表情を浮かべる亮。
『大丈夫だよ』
亮の隣で拓刃が言った。
『もうここに来るような事は無いと思うしなー』
笑いながら言う悠馬に説得されたのか、亮も考え込むのをやめた。
・・・。
それにしても皐月の言った事が妙にひっかかる。
『"俺達が君に興味を持ってるから"かな?』
俺達・・・。
なんで複数形何だ。
遷都桜高校の生徒会役員の事を言ってんのか?
しかも、私が断っても『やっぱりか〜』とか言いつつ、余裕な表情を浮かべてたし・・・。
「っち」
考えてるとますます分からなくなってきた。
本当にアイツは謎な人物だ
要注意人物にしておくか————・・・。
- Re: 美しいものには棘がある ( No.13 )
- 日時: 2011/02/04 19:28
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
「告白」悠馬side
『あのっ!!悠馬先輩』
廊下を歩いていたら、後ろから声をかけられた。
「えっと。君は一年生の———」
知らない顔だから多分一年生だろう。
制服も真新しいし。
『一年生の山崎です』
そう言ってお辞儀をした、山崎さん。
「それで俺に何か?」
俺は今、生徒会室に行く途中だった。
用があるならさっさと済ませてくれ。
『あの・・・。ここじゃ話づらいので、付いてきて貰いませんか?』
そう言って頭を下げる。
「・・・分かった」
俺はしぶしぶ付いていくことにした。
「それで用って?」
伊達眼鏡を触りながら聞く。
ここは屋上で誰も居ない。
『あの・・・』
恥ずかしそうにもじもじし始める彼女。
何だよ。
「ごめん。俺、生徒会室に用があるんだけど———・・・」
別に用は無いけど、この時間が勿体ないだけ。
それと———・・・。
早くアイツ等に会いたいだけ。
『あの!私・・・悠馬先輩の事が好きなんです!!』
頬を染めながら必死に言う彼女。
「・・・」
俺はあえて何も答えない。
『私、つい最近この学校に入学して悠馬先輩の事を知りました』
・・・生徒会に入ってると、やっぱ有名になるんだな。
『先輩はクールで、頭も良いって評判で———』
・・・クールじゃねーよ。
拓刃の方がクールじゃね?
『一匹狼のように、誰も引きよせない感じで!!』
・・・ばーか。
それは外見だろ?
『私、先輩の中身に惚れたんです』
「・・・」
嘘付け。
俺の中身はそんなんじゃねーよ。
俺は誰よりも、寂しがり屋なんだよ。
『私と付き合って下さい!!』
そう言って頭を下げる彼女。
「・・・ごめん」
俺がそう言うと頭を彼女は思いっきり頭を上げて、聞いてきた。
『じゃあ、先輩はどんな子が好みなんですか?』
「俺は———・・・。」
どんな子だろうか。
考えると、やっぱ頭にはアイツしか出てこない。
凛華
「俺は自分を知ってくれる奴が良いな」
凛華は一度会っただけで、俺の本当の自分に気づいてくれた。
凛華は誰よりも俺等の事を知っててくれている。
『私!先輩の事何でも知ってますよ!!!』
・・・違うんだ。
何も君は分かっていない。
「ごめん」
そう言って俺は屋上を後にした。
- Re: 美しいものには棘がある ( No.14 )
- 日時: 2011/02/26 20:05
- 名前: ライムtime (ID: g8t52Hd5)
「悠馬と凛華」悠馬side
2年前、俺等は丁度新入生としてこの学校に来た。
俺はそのときから一匹狼だと言われ続けた。
俺はそれが嫌で嫌でたまらなかった。
昼休みの時は大体屋上に居る。
その日もそうだった。
「っち。今日もツマンネーな」
俺は寝転がって空を見た。
いつもと変わらない日常。
もうウンザリだ。
すると階段を上ってくる足音が聞こえた。
俺は上体を起こして、ドアの方に視線をやった。
ガチャ
ドアの開く音と共にやってきたのは、学校で噂のアイツだった。
白波凛華
学校の有名人が何でこんなとこに?
俺はそう思った。
するとアイツは、俺を見つけて駆け寄って来た。
「君って、白波さんだっけ?」
俺は目を反らしながら聞いた。
アイツは、笑って俺に言った。
『隠すな。お前見てて分かる、本性を出せよ』
と。
「ぇ?」
言ってる意味が分からなかった。
何で俺の事を知ってるんだ?
しかもコイツ、話し方がいつもと違う。
いつも敬語で、先生達に笑顔を振りまいてる。
『いつもと違う私はどうだ?』
そう言いながらいつもと違う笑い方をする。
コイツも、隠していたんだ————
「お前、俺の中身知ってんのか?」
コイツの言葉が気になった。
何て言うだろうか。
少し期待していた。
『ぁあ、お前が誰よりも、寂しがり屋って事位分かる』
「!!!!」
嬉しかった。
世界が一瞬にして変わった気がした。
『隠していて、辛いだろう。お前はずっと居場所を探してたんだろ?』
そう言って笑った。
「っ」
何故か涙があふれそうになった。
嬉しいの一言だった。
『私は白波凛華だ』
そう言って俺に背を向け、戻って行った。
「凛華!!!」
俺は大声で呼びとめた。
「俺は悠馬、家永悠馬だ。これからよろしくな」
すると、凛華は笑った。
『ぁあ』
背を向け、手を振った凛華。
その姿に一瞬ドキッとした。
これが凛華との出逢い
お前が居たから今の俺が居る
ありがとな、凛華
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