コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 港町の暴走学生!!
- 日時: 2011/03/12 08:38
- 名前: 織葉 (ID: Q7YZ/LhH)
「港町の暴走学生!!」本格連載しまーす。
えぇと?推理小説で?
笑いあり涙(ないか?)あり
ギャグ(みたいな)ありシリアスあり・・・その他諸々
とりあえず港町で
最強男前少女とキレ者ヘタレとky馬鹿娘が繰り広げる
友情ストーリー!!(の予定)
荒らしや中傷はやめてくれーーー(叫
んじゃ、連載頑張りまっす!!!
同人兼友:波瑠(小説読むべし!ファジー本格的小説!)
睡蓮(執筆中!ファジー小説!!)
協力兼友:千穂(現在執筆無し)
莉沙(現在執筆無し)
主要人物
五十嵐 天雅(いがらし てんが)
・男前無気力無表情最強
・黒髪紅目
・頭脳賢者並み身体能力獣並み
安藤 武(あんどう たける)
・キレ者へタレ苦労人ツッコミ
・漆黒の髪黒目
・頭脳上の上身体能力中の上
舞洲 美香子(まいしま みかこ)
・ky馬鹿天然ボケ
・茶髪金目
・頭脳下の下身体能力上の上
第一話「アニメでは第一声が大事」
港町クリスティーナ——交易に栄え行商人が行き交う活気溢れる町。
その街角のひとつに、とある学校があった…
私立アーディス・ノエル・デュアイル学園。
略してアーディス学園。
頭が良ければ入れる学園でそのハードルは高い。
10000人入ろうとしても入れる者はたったの42人。
そんな学園の中等部にある問題児がいた——…
「あはっ!課題やんの忘れました!!」
「まーいーしーまぁー…!!」
「サーセンしたァァ!!」
この茶髪の少女、
舞洲美香子はかなりの問題児だった。
「武へるぷみーーーー!!」
「俺を巻き込むなァァァ!!」
漆黒の髪のこの少年、
安藤武は可哀想なほどに苦労人である。
「助けて天雅!!!」
「……頑張れー…」
「見捨てるなァァァァァァ!!!!」
この紅目の少女、
五十嵐天雅は無気力な傍観者だ。
「待たんかこらぁーーー!!!」
「やなこった。ここまでおいでー!」
「挑発するなよ!?つかなんで俺まで逃げてんの…」
「…撒いたら屋上に行こうか」
「さっすが天ちゃん!!ナイスアイd
「美香子が元凶だよな…?(黒」
はい申し訳無いです天雅様!!」(泣
「(まともに授業受けたい・・・(泣 )」
これがアーディス学園の〝問題児"だった—…
(続く)
- 第三話 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/06 15:28
- 名前: 織葉 (ID: Q7YZ/LhH)
第三話「探偵って普段何してんだろ」
天雅、美香子、武の三人は理科室前に来ていた。
ただいま武が絶賛ピッキング中☆
「ほら早く武!」
「わかってるって・・・ほら開いた」
カチッという金属音と共にドアが開いた。
電気を点けずにスタスタと天雅が入った。
「う゛〜・・・なんか怖い・・・」
「・・・おかしい」
「ふえ?」
天雅は天井を見上げる。そこには——
「!!嘘だろ!?」
「えっ?何?何なの?」
「天井が・・・」
「天井・・・?」
天井は〝いつも通り″これといって変わった所は無い。
「ん?いつも通り・・・?」
「・・・ここに来た目的は?」
「え、事件・・・Σぬぉぉぉぉぉぉっ!?」
事件では天井が崩れていたはずだった。
しかし、今の天井は崩れた後など無かった。
「事件では骸骨を出した際に天井を崩した筈だった。しかし今は・・・」
「崩れた後の様子は見て取れない・・・どういうことだ天雅?」
「情報が少なすぎるな・・・」
「でも俺崩れた天井見たけど」
「詳しく言え」
「Σ命令!?えとだな・・・」
—朝行ったら人だかりができてたから見に行ったんだ(新聞部だしな)。
前のほうに行ったら沢山の瓦礫と骸骨があった。
それで近くにいた人の話を聞いたわけ。
「・・・変わったことは?」
「んー・・・とk
「はいはい!!めっさ暑い!!汗だらだらだよ!」
・・・それは今だろ?」
「・・・廊下涼しいからでようか」
「確かに暑いし・・・涼むか。・・・!!!」
「!!ひーーーーーーっ!!!!!」
廊下に涼みに行こうとした刹那、
三人の前には黒い人影。
天雅が武と美香子を後ろに庇う。
「・・・誰だ」
『・・・』
「て、天ちゃん・・・!!」
「生徒・・・じゃないな。気配が違う」
『・・・この学園に復讐を!!』
「男の声!?って天雅!!」
天雅が黒い人影に一歩近づく。
「・・・」
『・・・復讐を!!』
今度は女の声で影は叫ぶ。
その瞬間、天雅は影を殴った。——筈だった。
影は一瞬で消えたのだ。
「え・・・!?」
「どういうことだ!?」
「・・・幻か」
武たちが天雅に駆け寄る。
天雅は自分の拳を見つめていた。
「・・・殴った感覚が無かった」
「ま・・・まさか・・・オ・バ・ケ!?」バタッ
「美香子ぉぉ!?」
美香子が恐怖のあまり、倒れた。
慌てて武が駆け寄る。
「美香子!?大丈夫か!?」
「うーん・・・せめて冷蔵庫のチョコを食べればよかっ・・・た・・・」カクッ
「(そんな無念!?)・・・大丈夫そうだな」
「・・・」
「天雅?」
天雅は人影の居たところを見つめ続けた。
(続く)
- 第四話 ( No.4 )
- 日時: 2011/03/12 20:23
- 名前: 織葉 (ID: Q7YZ/LhH)
第四話「夏って風呂入っても汗掻く」
オバケ騒動(美香子命名)の次の日。
土曜日で休みだったため、武の家に集合した。
「あ〜づ〜い〜」
「仕方無いよ。今日の気温、今年一番暑いとの予想だってさ」
「でも〜」
「・・・アイス」
「へいへい・・・」
天雅の命令によりアイスを取りに駆り出される武。
その後ろ姿は勇者・・・もといパシリにしか見えなかった。
「何のアイスだー?」
「・・・ハー○ン○ッツのバニラ」
「高いの選ぶなオイ。・・・美香子は?」
「えっとぉ〜・・・チョコとバニラとストロベリーとバナナとメロンと
「多すぎ」
・・・だって暑いから」
「チョコでいいな」
スプーンとアイスを両手に持ち、
ふらふらとパシリ帰還。(何時までそのネタ引きずるんだよby武)
「はいアイス・・・」
手を出した時にはもうアイスは無かった。
目の前にはアイスを美味しそうに食べる美香子と
黙々と食べる天雅の姿。
「(たくっ・・・よく俺こいつらと一緒に居られるよなぁ・・・)」
馬鹿だとか迷惑だとか言いつつも、
なんだかんだいって武は天雅と美香子とずっと一緒に居るのだ。
少し顔を綻ばせる。
「・・・腐れ縁ってヤツかな・・・・・・」
「・・・武って面白いよな」
「Σへっ!?」
「・・・何でも無い」
のんびりとした穏やかな時間が流れようとした瞬間—
「あっち〜!!ウチ干乾びるかも」
美香子が空気を打ち壊した。
天雅と武は盛大に溜め息をついた。
「ホントKY・・・」
「・・・」
「え、なになに?褒めた?」
「「褒めてねぇよ」」
見事に二人がはもった真夏の午後だった・・・
(続く)
- Re: 港町の暴走学生!! ( No.5 )
- 日時: 2011/03/09 20:15
- 名前: 睡蓮 (ID: PJ6eXMON)
やっほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉo((逝け
こにゃちあッス☆
詩…じゃなくて織葉ッ!!
上手い!うますぎr(そーゆー褒めちぎりはやめようか
リア友として嬉しく思うよ(そう思ってるのあんただけかもね
これからも頑張ってくだされ!!(上から目線ウザッ
- 第五話 ( No.6 )
- 日時: 2011/03/10 20:21
- 名前: 織葉 (ID: Q7YZ/LhH)
睡蓮ちゃんコメありがとうございやーす
Σてかどんだけ自分落としてるんだよ!?
大丈夫、リア友として認識してっから
では第五話!!↓
第五話「海って人が居るから余計暑い」
その日の夜、美香子からメールが来た。
クラシックな曲が流れ、バイブレータが鳴る。
武は愛用の灰銀色の携帯をとり、開いた。
そこにはあのKYからのメールが一通。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
たけるへ
明日の8時に水着を持って集合だお☆
場所は〜・・・天ちゃんに聞いてネ(^o^)
えとーとりあえずー?全部天ちゃんに聞いて♪
皆のアイドル美香子ちゃんより☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・天雅任せかよ」
とりあえずアドレスの天雅のメアドにメールを送った。
—数秒後(Σ早っby武)、メールが返ってきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
武へ
時間:八時集合
集合場所:ルイーゼ公園
目的地:ライトムーンビーチ
持ち物:水着・お前の場合ゴーグル
後はバックとかに分けて詰めろ
注意点:美香子は必ず寝坊する
五十嵐
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「Σなんだよこの美香子との差」
武は溜息をつきつつ用意を始めた。
〜次の日〜
「・・・」
「・・・」
「・・・なあ天雅」
「わかってる・・・」
「「やっぱ遅ぇ」」
美香子を待ち続けて約40分弱。
この炎天下の中、公園のベンチに二人は座り続けている。
ルイーゼ公園のベンチには恋人専用という暗黙ルールがあるのだが、
天雅は知らないしだろうし武はそれよりも座ることが優先だった。
「ちっくしょー・・・遅ぇー・・・」
「・・・予想通りだった」
「いっそ迎えに「ちょっと君たちィ〜〜」
二人の目の前には不良であろう男とギャルっぽい女。
「君らこのベンチの暗黙ルール知ってる〜?」
「・・・恋人専用」
「Σ知ってたのか天雅」
「暑いからどうでもいいし・・・」
「同感」
「それじゃないねー?このベンチは俺ら専用なの」
「・・・公共のベンチだぞこれは」
「ちょっとボクゥ〜これはあたしらのだよぉ〜だからど・い・て?」
「どいても良いけどこれは公共の物だ。お前らの物じゃない」
男の方に青筋がたつ。
そのまま武に掴みかかった。
「んだとガキィィ!!この公園の番長に喧嘩売ってんのかぁぁ!?」
「っ・・・!」
そいつが武を殴ろうとしたその時だった。
男が突然吹っ飛んだのだ。
「え・・・!?」
「・・・」
そちらを見ると
天雅が男に回し蹴りをいれたのがわかった。
はっきりと天雅から殺気が漂う。
「なっ・・・」
「天雅・・・」
「・・・席はどうでもいい。・・・けどな」
天雅はユラリと男に近づく。
紅色の目は恐ろしく男を見下ろす。
「仲間を傷付けようとするヤツは許せねぇ」
「・・・!!」
女の方は震えてそのまま地面に座り込んでしまった。普通の人ならそうなるであろう状況だった。
「ひぃっ・・・!!」
「あっ・・・」
男が逃げ出し、女は呆然と取り残された。
同時に天雅から殺気が消えた。
「・・・美香子の家行こうか」
「・・・あぁ」
結局美香子は風邪で来れなかった事が判明した。
武は昔の事が頭から離れなかった。
- 第五話〜過去編前編〜 ( No.7 )
- 日時: 2011/03/10 20:45
- 名前: 織葉 (ID: Q7YZ/LhH)
第五話〜過去編前編〜「紅の彼岸花」
—昔、武はよくいじめられていた。
両親がいない——俗にいう〝孤児″だったのだ。
いつも近所の子にいじめられては影で泣いていた。
その頃一緒に住ませて貰っていた美香子に励まされることもあった。
しかし心にできた悲しみや恐怖は晴れなかった。
その日もそうやっていじめられていた・・・。
「やーい武の弱虫〜」
「親いないんだぜコイツ〜」
木の棒で叩かれて、痛くて涙がでた。
それを必死に堪える。
「なんかいえよ〜」
「っ—!!」
彼岸花が咲き乱れるこの空き地に
その子は現れた。
「・・・」
「!!な、なんだよお前!?」
「・・・」
少女は無言で少年の一人に近づいて
木の棒を取り上げた。
少年が驚く。
「か・・・返せ!」
「・・・やめろよ」
「は?なにいって「二度も言わせるな」
少女が殺気をはなったので少年は恐怖にあおられる。
「いっ・・・!!逃げろ!!」
これが少女との出会いだった。
(後編へ続く)
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