コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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=桜陽炎と空蜻蛉= オリキャラ、イメソン募集!
日時: 2011/05/03 15:54
名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)

はじめまして、おひさしぶりです、おはようございます、こんにちわ、こんばんわ☆
生死騎士です。

またまた続かない駄作小説を作ってしまいm・・・((じゃあ作るな!
冒険モノ小説を書こうと思っています。
お付き合いしていただけると、幸いです。

では、始まります。


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Re: =桜陽炎と空蜻蛉= ( No.1 )
日時: 2011/04/04 13:38
名前: 生死騎士 (ID: 6U1pqX0Z)



──『憐の目は綺麗だよね。』

呪いの桜の木の下で、あの子はそう言ってくれた。

右は桜色、左は空色の俺の眼を見て。

              ***

俺の眼は生まれつき変わった色で、・・・いや、まず生まれ方からして異常だった。

俺が生まれたのは、桜の木の下。
と言うよりかは、赤ん坊の状態の俺が桜の木の下に捨てられていた、というのが正しい。

捨てられていた俺を拾ってくれたのは、その木の近くに住んでいたお爺さんだった。
お爺さんは孫の女の子と二人で暮らしていて、俺はそこで育った。


二人は優しくて、俺のこの眼を見ても逃げたりなんかしなくて、むしろ『綺麗』だと言ってくれたのだ。

でも学校に行くようになって、眼のことが周りにばれて。
そこからの人生は最悪だった。

いじめは毎日続いて、そのうちあの桜の木が『呪いの桜の木』と呼ばれるようになって。

でもあの子とお爺さんだけは、変わらずで俺に接してくれた。
二人だけが俺に優しく接してくれたんだ。


そんな時だった、

一緒に育ったあの子が、

行方不明になったのは。



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