コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。
日時: 2011/05/21 12:20
名前: ののか (ID: .8sHsKzk)

クリックありがとうございます!&はじめまして!( ノ゜Д゜) 
こんな顔文字で失礼します、ののかといいます!


▼ あてんしょん!

・勢いで書いてます。
・更新亀さん。
・結構ベタです。
・15禁要素ありです。
・間接的にBL、GL、等の要素が含まれる場合があります。

それでもいいぜ! という方のみどうぞ!
荒らし目的で来たかたは今すぐお戻り下さい。





▼ 目次さん

◎ 登場人物紹介 >>9

プロローグ >>1
第1話 「状況理解が大切だと思うんだ」 >>2
第2話 「嬉しすぎて飛べる気がする」 >>3
第3話 「まじですか、まじですか……!?」 >>4
第4話 「男は辛いよ、」 >>8

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Re: 突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。 ( No.5 )
日時: 2011/05/17 18:48
名前: 優香 (ID: 3AcPJtE0)

やべっ!これまぢ面白い!
続きを早く見たい!

Re: 突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。 ( No.6 )
日時: 2011/05/17 20:17
名前: なーこ☆ ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?643530&

ちょw神文見つけた〜〜☆

モメモメww

Re: 突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。 ( No.7 )
日時: 2011/05/17 23:26
名前: ののか (ID: .8sHsKzk)

うおおおお! コメありがとうございますっっ!

*優香さん
そんなこと言って頂き光栄ですっ!
更新頑張りますっ∩,,・д)

*なーこ☆さん
神文なんてそんなことないです;;
でもありがとうございます! 頑張ります!



第3話更新しましたっ*

Re: 突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。 ( No.8 )
日時: 2011/05/19 18:11
名前: ののか (ID: .8sHsKzk)

第4話 「男は辛いよ、」







この学校の裏校舎といえば、告白の名所アーンド、恋人がチョメチョメするところで有名だけど、時折ふざけ半分でこそこそと裏校舎に入る輩もいるから、最近はめっきりそういう事する人達は、減ってきた。事実、私も一年のとき見にいったことがある。その時は誰もいなかったけど。
裏校舎というものは、なんとも薄気味悪い場所で……実は裏校舎は立ち入り禁止なんだよね……。こういう場所に女の子一人待たせるのも悪いので、急ぐことにした。……って元女のくせに何言ってるんだろうね。

告白する場所、というものは全校生徒暗黙のルールで決められている。
ずっと奥に進んでいくと、ぽっかり空いたスペースがあるのだ。そこが、告白する場所。
居なかったらどうしよう、ドッキリだったらどうしよう……。心臓の音がうるさい。

「木津川先輩……っ」

小さなか細い声で名前を呼ばれた。
私の目の前には女の子がいて、顔を真っ赤にして俯いている。きっとその子が、手紙を書いてくれた子だろう。
……て、めっちゃガチじゃないですか……。告白の空気って、こういう空気なんだ。

「あ、あのっ」

「ん?」

女の子は中々もう一歩踏み出せないみたいで、ずっと言葉を詰まらせている。でも私は笑顔で、優しく、待ってあげるんだ。
こんな緊張しているんだもん、愛想悪くしたら可哀想。
あーなんか私まで緊張してきたし……!

「先輩、好きです! 私と、付き合ってください!」

——うわ、告白って、こんなに、
やばいやばい、なんか私まで顔が熱い。燃えてしまうんじゃないかと思うぐらいに、熱い。
初めて、だからかな、息をするのがとても苦しい。

私はもちろん断る気でいた。
だけど、私が断ったときのこの子の顔を思い浮かべると心がチク、と針で刺されたように痛い、痛い。
こんなに、こんなに、私の目を真っ直ぐ見て、一生懸命はなしてくれているのに。

「先輩……?」

はっと我に返る。
いけない、いけない。考えすぎて、逆に心配させちゃったみたいだ。

……どうすれば、この子も私も幸せなのだろうか。
振られるほうも、振るほうも、辛いんだ。
ぐっと唾を飲み込む。私が、考えた答えは——。





「…………ごめん」

「っ……」

可能な限り頭を下げて、謝った。
その子の声を押し殺す音が聞こえてきて、こっちまで泣きそうになる。

「で、ですよね、ごめんなさい、」

そう言って、立ち去ろうとするその子の腕を掴んだ。
しっかりと見たその子の大きな瞳は、いつか砕けてしまうんじゃないかと思うぐらい涙で歪んでいた。

「待って」

「っ、な、なんですかっ……?」

「友達になろう」

へ、とその子のきょとんとした顔。

「俺、まだ君のことまだよく分かんないし、お互い、ほぼ初対面でしょ? 俺、もっと君のことが知りたいんだ」

——だから、友達になろう。

所謂「友達から始めてください」というやつだ。
これが、一番私もあの子も、傷つかないと思ったから。
さっきまで暗かったあの子の顔は、一気に明るくなった。

「わ、私でよければっ……!」

相変わらず、顔を真っ赤にして伏せるのは変わらないけど、バイバイって手を振ったらさようならって手を振り返してくれた。
その時、丁度昼休みが終わるチャイムの音が聞こえたので、私は教室に戻ることにした。


*


「なに? 振ったの?」

授業中、昼休みのことを一部始終水嶋に話したら、水嶋は納得いかなそうに顔をしかめた。

「振ったんじゃないよ? 友達になろうっていった……」

「友達になろう? 何だそりゃ。超曖昧だな」

「曖昧」ぐさっと私の心に突き刺さった。
社会の教師の大きい声とチョークを黒板に叩く音が、静かな教室に響き渡る。私と話しながらも、水嶋はちゃんとノートをとっていた。さすが水嶋。私もノートとらないとっ……。

「振るなら振れよ」

「でも、可哀想じゃない? あんな、勇気を振り絞って告白してくれたのに……」

「じゃお前、いつかその子と付き合うのかよ」

……付き合わない。

「付き合わねぇんだろ? そんな叶いもしない恋をずるずると引きずらさせられて、そっちの方が可哀想だ。なら、きっぱりと断って、その子が他の奴とくっついた方がよっぽどいいと思う。……無駄な期待、させんなよ」

目の前が真っ暗になった。
確かに、水嶋の言うとおりだ……。私はその子にとってとても残酷なことをしてしまったんだ。私がしたことは、ただの同情だ。
でも、私はその子と本当に友達になりたかった。これっていけないことなのだろうか?

「ま、人それぞれだからな。あんま気にす「え!? 木津川、こくられたの!?」

うっせーよ、高橋! そんな大きな声でいうなよ、馬鹿女!
ほらほら、皆こっちのほう見てるじゃないか!
水嶋が何言ったのか聞こえなかったし……! 相変わらず、こいつはうるさい女だな!

今までいい雰囲気に保たれていた空気は一気に崩れ、ざわざわと騒ぎ始めてきた。
先生が大声で叫んでも聞かない。おまけに、他の人達も私に色々聞いてくるように。
水嶋に助けを求めると、どんまいという顔で見られた。

「なになに、誰に?」

「うるさい!」

あー……最悪だー……。
この時間、私はずっと机に寝そべっていた。

Re: 突然男の子になっちゃったりしちゃったわけで。 ( No.9 )
日時: 2011/05/21 12:35
名前: ののか (ID: .8sHsKzk)

◎ 登場人物紹介






◆ 木津川優花/優 (キツカワ ユウカ/ユウ)
好きなもの:犬、水嶋k(( 嫌いなもの:ゴーヤ、濡れている物
 朝起きたら突然男の子になっていたこの小説の主人公。
 ヘタレで、優柔不断。でも優しいので何気にモテる。


◆ 水嶋大翔 (ミズシマ ハルト)
好きなもの:アイス、サッカー 嫌いなもの:コーン
 優花の同級生で、唯一女だった頃のことをしっている。
 スポーツマンでしかもかっこいいので人気ある。人望も高い。


◆ 小野美鈴 (オノ ミスズ)
好きなもの:みかん、某5人組アイドル 嫌いなもの:触られること
 優花と同じパートの同級生。


◆ 芦沢亮介 (アシザワ リョウスケ)
好きなもの:バスクラ 嫌いなもの:ピーマン
 水嶋の幼馴染。バスクラに命をささげる。アニオタでもある。







更新予定。


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