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天使と悪魔と交換条件!!
日時: 2011/10/22 10:06
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)

「わたし——————死ん……じゃったの——————?」

ポロポロと涙を流す。
視界がボヤけていた。
落ちつかなきゃ・・・。
けど、涙は止まらない。

「どうして・・・。まだ、やりたいこともたくさんあったのに・・・・・・」


両手で顔を覆って、「うっ…うっ」と声をあげながら泣き続けた。
そのとき、わたしのほうへ近づいていてくる足音が聞こえる。
顔を覆っていた両手をゆっくり離して、目の前を見た。


「人生を———やりなおしたい?」


「えっ?」


翼の生えた美女が、わたしへ問いかけた。


わたしの物語は、ここからはじまりました。




———————「天使と悪魔と交換条件!!」




こんばんわっ!ナナ☆といいます><
よろしくおねがいしますっ!


+MO★KU★JI+

第一章「はじまり」

第1話>>1 第2話>>2 第3話>>4 第4話>>7
第5話>>9 第6話>>10 第7話>>11 第8話>>13
第9話>>15 第10話>>16 第11話>>17 第12話>>18
第13話>>21 第14話>>22 第15話>>23 第16話>>24
第17話>>25 第18話>>26

★お客様★

王翔さま 苺川らびさま 杏さま

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Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.7 )
日時: 2011/09/23 21:25
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第4話


「さぁはやく」
「わ、わかった・・・」

そういって、ドアをキィィと開ける。
瞬間、白い光が足元に差し込んだ。
全開にすると、白い光に体をつつまれた。
わたしはこわくて、目をつむる。

「ドアの向こうへ歩くのよ!」

リフェルの声・・・。
そう言われても、まぶしい・・・。
わたしは、ゆっくりと足をすすめる。
そして、わたしは違和感をもつ。

あれ・・・地面がない・・・・・・。

その瞬間、まわりを見る。
ここは遙か上空・・・下を見ると・・・大きなお城があった。
その近くにも街があった。

「すごい・・・・・・」

興奮しながらそういった。
けど、どうして上空なのにおちないの?

そのとき、扉がバタンとしまった。
そして、ある人の存在を思い出す。

「そうだ・・・リフェル・・・リフェルは??」

次の瞬間だった。
体が急に軽くなったと思えば・・・

今わたし・・・・・・・・・思いっきり地上めがけて落ちてる!!!!

「きゃぁあああ」

悲鳴をあげる。
涙がこみあげた。

本当にこれで最後なんだ。
やだよ・・・いやだよ・・・。
こんなのってないよ!

だんだんと街が大きく見えてくる。


ドサッ


何かにのっかった。

まだ震えている体。
落ちているとき・・・・・・本当にこわかった。

「いてぇ・・・おい・・・どけろよ重い・・・」

そのとき、わたしは気付く。
誰かの声・・・男の子?

ゆっくりと下を見た。


Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.8 )
日時: 2011/09/23 21:38
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)

苺川ラビさまへ

訪問ありがとうございますwww
はい楽しみにしていてください^^
挫折しないようにがんばりますww

Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.9 )
日時: 2011/09/24 18:55
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第5話


わたしの下には、クリーム色のコートを羽織った少年。
少年は、わたしが乗っているせいで地面に顔を押しつぶされている。
わたしは、「すいません」と謝って下りた。

わたし・・無事だったんだ。
ホッと胸をなでおろす。

「いっててぇ」

腰をおさえながら、悲痛な声をあげている。
わたし、なんだか悪いことしたみたいだ・・・。

そのとき、少年は「あっ!」と声をあげた。
ふところから銀時計を出してさらに驚いている。

「やばい時間だ!いそがねぇと!」
「あっ!すいませんでした!」
「あん?・・・・・・つか、お前っ・・・!」
「えっ?」
「なんで『わっか』がないんだ!?」
「わっか、って・・・」

わっか?わっか、ってあの天使の頭にあるリングの?
そのとき、わたしは気付いたんだ。
わたしのまわりを歩く人たちの頭の上に白い『わっか』があることを。
そして、目の前にいるこの少年にも。

「さてはお前、堕天使かっ!」
「はい!?」
「しらばっくれるな!」
「え?え?」
「どおりで何もないところから降ってきたんだな!」
「ちょっと待ってよ!」
「うるさい!通報するぞ!」
「通報って・・・もしかして警察に!?」
「はぁ?ケーサツ??何だソレ」
「え・・・・・・」

そうか、ここはわたしのいた世界とはちがうんだ。
警察なんていう言葉も通じないのかな・・・。

「堕天使め!通報しに行くからな!」
「そんなっ!!」

何だかまずいことになりそうだ。

Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.10 )
日時: 2011/09/24 19:09
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第6話


「ほら早く来い!」
「やだっ離して!」

少年は、強引に腕を引っ張る。
わたしは、必死に抵抗した。

「堕天使たちがいるせいで・・・試験も順調に行えないんだ!」
「し、しけ・・・ん・・・?」

そのとき、さっきリフェルが言っていた言葉を思い出す。

『ある試験を受けてもらって————』

この人が言ってる試験って・・・。
もしかすると————・・・・・・。

「何ボーっとしてんだよ!」

すると、また強引に引っ張られた。
しかも今度は、とても力が強い。
どうやっても振りほどけない。
どうしよう・・・・誰か・・誰か・・。

わたしは、街を歩く人たちに視線を向けた。
みんな、フシギそうにわたしを見てくる。
それだけで、なにもしてはくれなかった。

どうして・・・・・・
わたしがこんな目に・・・・・・。

涙がこみ上げる。
知らない世界で、自分じゃないものに誤解されて・・・。
自分の名前もなぜ死んだかもわからないまま。
これで・・・本当におしまいなんだろうか。

絶望ひたっているそのときだった。

「リフィー!」

聞き覚えのある女の人の声。
わたしは、ハッと顔をあげる。
声の主を必死にさがした。
人ごみの中から、リフェルがあらわれた。
その瞬間、なんだかすごくホッとする。
わたしは安心して、急に力が抜けた。


「リフィー!大丈夫!?」
「リ・・フェル・・・。」

両目は涙がボロボロだった。


「安心して!もう大丈夫だからね!」


女神のような美しい微笑が、わたしの心をいやしてくれた。

Re: 天使と悪魔と交換条件!! ( No.11 )
日時: 2011/09/24 19:30
名前: ナナ☆ (ID: JfFpjBhB)


第7話


リフェルが来てくれたおかげで、わたしは安心した。
すると、少年が怪訝そうな顔でリフェルを見た。

「お前もコイツの仲間か?堕天使!」
「堕天使?何を言ってるのかしら、この坊やは」
「坊や!?何だと!俺は、天界学校上級試験ナンバー215のロイだぞ!」
「あらアナタ、天界学校の試験生徒?」
「そうだ。だったら何だ!」
「それなら、わたしのことも知ってるはずよね?」
「なに!?」

その瞬間、閉まっていたリフェルの翼がバサッとあらわれた。
いつみても綺麗な翼だ。
どうしても魅入ってしまう。
それを見た、ロイという少年が目を大きくする。
わたしは、何のことだかわからなかった。

「その翼は・・・・・・」
「それと、もう一つ」

リフェルは、着ていた白い服の袖をめくる。
あらわれた細く色白な手には、紋様のようなものあった。
それを見たロイという少年は、ひざまずく。
すごくあせっていた。

「ご無礼な行為をしてしまい・・・申し訳・・・ありません」


急にあらたまって、謝罪をする。
何コレ・・・さっきとまったく違う・・・。
突然、口調が変わった。

「いいです。今回かぎりは許してさしあげましょう。」

そういって、リフェルはわたしを見た。
ニコッと優しげな笑顔を浮かべる。

「リフィー。もう大丈夫よ。さ、行きましょう」
「え・・・・う、うん・・」



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