コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】
- 日時: 2012/04/23 07:46
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
皆さんおはこんばんにちは((
複雑・ファジー小説掲示板で小説をもう一つ書いている77t4ですななとよです。
気軽におよびください。今回はギャグに挑戦してみます(`・ω・´)
—注意—
・長い
・荒らし中傷カムバック
・この話はギャグ+ふぁんたじぃです。
・感想かもぉん
※もう一回注意を読みましょう。
—キャラ紹介—
ブロント
ムードメーカー的存在。人見知りとかしないタイプ。
ワサビワサビ。
「俺的には普通だな!ワサビワサビ味の方が美味いぞ」
マゼンダ
7:3の割合でボケとツッコミを使いこなす。成績は悪くない。
隊長。
「いいわね、それ。なんかRPGみたい」
ブルース
常識人。100%ツッコミ。ボケはいまいちでつまらないとの評判。成績も普通。
ツッコミ。
「いや、お前のみそ汁もすごいことになってんじゃねーか」
ジルバ
学校にも鎧を着てくる変わった奴。兜をとると・・・?
冬は多分寒い。
「ふざけんなテメー。あの蒸し地獄に耐えられるかバカ」
テミ
成績優秀で品行方正だが何かが違う。ツッコミ要素ありまくりの存在。
ボケの宝石箱。
「ですよねー!そして最後にはドーン、ですね!」
リン
体育の成績は抜群。だが成績はいまいち。別名「カンニング・アイ」
元気はつらつ。好き嫌いはないよ!
「私今までひげ面のおっさんかと思ってたよ」
ティンク
時々奇跡を起こす。微妙な。小さくて羽の生えている謎な存在。
人間なの。
「作戦成功だよマゼンダ!」
クロウ
ツッコミと思いきやボケ。お金に目が無く、落ちているお金は一円でも拾う。
無表情。でもよく笑うかもしれない。
「フタで防ぐぜ!ちりとり隊ってのは?」
—目次—
>>1- 一気読み
>>2-6 第一話 何となく強まった結束
>>7 第一話が終わって。
>>8-10 第二話 NKO作戦
>>11 第二話が終わって。
>>12 休憩 寝て起きたら夜だった
>>13-21 第三話 ミッション野郎とちりとり隊と学園防衛隊
>>22 第三話が終わって。
>>23 休憩 校長
>>24-29 第四話 こういう時の先生ってなんかすぐキレる
>>30 第四話が終わって。
>>31- 休憩 蒸し返す日の思わぬ真実、そして謎の競技
- Re: 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】 ( No.24 )
- 日時: 2012/04/17 20:08
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
「あー、バス・・・マジで苦手・・・」
「お前、俺の隣で吐くなよブロント」
「ちょっとは心配しろよ鎧野郎・・・」
今日はいつもの教室での授業ではない。
8人はバスに乗って、ある場所へと向かっていた。
もちろん先生も同伴だ。ちなみに修学旅行ではない。
多分どの学校でも1回くらいはやる、教育合宿という奴だ。
バスがブレーキを踏んだ。着いたぞ、と先生の声が聞こえるので、到着したようだ。
バスを降りた1年生は、ぐだぐだと長い先生の注意事項を聞く。
そして各々玄関で靴を脱ぎ、自分の班の部屋へと移動していった。
ちなみに1年3組は、
女子は1階の「菊の部屋」で、男子は2階の「謎の部屋」だった。
「こういう合宿のときって、先生達いつもより怖いですよねー」
テミの言葉に、他の3人はうんうん、とうなずく。
菊の部屋の女子達は、しおりを見て今後の動きを確認していた。
「絶対先生のうちの1人や2人がキレるよねー」
リンの言葉に、確かにー、と3人は返す。
「でも結局さ、最後には成長したな、みたいな感じになるよねぇ」
ティンクの言葉に、3人は笑う。
一方、謎の部屋の男子達はというと、自分達の部屋の名前に疑問を抱いていた。
「つーかさ、なんで『謎の部屋』?」
「なんか他のクラスの男子の部屋の名前も変だったよな」
ブロントの問いに、ブルースは返す。
「1組が『変な部屋』で、2組が『部屋部屋』だったな」
クロウは携帯をいじりながら言う。
「『部屋部屋』が一番謎だよな。何だよ部屋部屋って。・・・つーかクロウ、携帯いじるなら扉閉めとけよな」
ジルバはクロウに文句を言いつつ、扉を閉める。
「帰れるのは明後日かー。テレビ見れねーつまらねー」
「携帯で見ればいいだろ」
クロウの言葉に、ブロントの眼は輝きを取り戻す。
「あ、圏外になった」
だが、直後のクロウの言葉で再びテンションがガタ落ちするブロント。
「つーかお前ら、しおり見とけよなー。特に班長兼委員長のお前」
ビシッと丸めたしおりでブロントを差すブルース。
えー、と面倒くさそうなダメ委員長。
「こういう時の先生達はなんか怖ぇし面倒なんだからな」
ブロントはしぶしぶ、しおりの日程のページを開いた。
こうして、ミリオン学園の2泊3日の教育合宿が幕を開けた。
- Re: 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】 ( No.25 )
- 日時: 2012/04/18 19:21
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
体育館では、めっちゃつまらないレクが行われていた。
主に仲間集めゲーム。そして最終的には校歌の練習や、前ならえの練習。
そこ曲がってるだろ、と先生に注意され、何度もやり直す。
そして最終的には、学校に帰ってもこの状態を作れるようにな、とほめられる。
生徒達のストレスはかなりたまりまくっていた。
なんやかんやでもう6時。夕食の時間になった。
各々クラスごとのテーブルに着き、クラスでそろっていただきますをする。
「あー、ホント疲れる!あんな練習意味ないっての!」
マゼンダは豆腐にしょうゆをかけながら文句を言う。
まあまあ、とテミはそれをなだめる。
・・・豆腐に思いっきり塩とケチャップをかけながら。
「テミの豆腐すごいことになってんぞ」
ブロントはみそ汁に思いっきりしょうゆとケチャップを入れながら言う。
「いや、お前のみそ汁もすごいことになってんじゃねーか」
ブルースはツッコむ。ちなみにブルースの味付けはごくごく普通。お笑い芸人で言えば0点だ。
「クロウ、マヨネーズ取って」
「100円」
「ふざけんなよテメー」
「すみませんジルバさん」
気持ち悪いからやめろ、と言うジルバに、クロウはマヨネーズを渡した。
食後は、風呂に入る時間が来るまで待機だ。
しおりに感想を書き込んだり、友達と雑談で盛り上がったり、割と自由な時間だ。
ダメ委員長率いる3組は何をしているのかと言うと、
女子は次の風呂の準備をしっかり済ませて、雑談をしている。
一方男子はひたすらぐうたらと過ごしていた。
「あーあー、暇だー暇暇」
畳に転がってあーあーうるさいブロントに、
うるさいなだったら女子の部屋にでも行って来い、と冷たく突き放すクロウ。
「クロウ冷てーなお前・・・。お前は暇じゃないのかよー」
「もう宝くじ3億円当たったら、と想像してるから別に退屈しないぞ。ちなみに俺は全部貯金だ」
「うわっ、半分使って半分貯金の奴の次につまらねー奴ー。どーんと使えよ」
「何だと?貯金をバカにすると学校の階段で転んで周りの知らない人に心配されて少し恥ずかしい目に遭うぞ。貯金なめんな」
「うるせーな。パーっと使うほうが楽しいだろ。つーかそれ地味に嫌だぞテメー」
ブロントとクロウはにらみ合う。世界一無意味な言い争いだ。
「お前らさぁ、3億円当たるって仮の話だろ?なんでそんなに真剣なんだよアホか」
だがブルースのもっともなツッコミは、さらに面倒なことを引き起こした。
「じゃあブルースに決めてもらおうぜ?貯金か消費か」
「いいだろう」
ブロントとクロウはブルースの方を向く。
ブルースは焦る。どう答えたらややこしい事態を防げるだろうか。
中立を保つ方法、中立を保つ方法・・・。
さあどっちにするんだ、と2人にせかされ、ブルースは答えた。
「・・・銀行に預けて、利子の分だけ使って元のお金には手をつけない」
一瞬で場の空気がしらけたのが、手に取るようにわかった。
「・・・面白くないな!」
ブロントのバカ正直な発言に、ブルースは顔を赤くして反論した。
「うっ、うるせーな!俺はややこしい事態を避けようと・・・」
「でもさー、なんていうかさー、あそこはボケるべきだよねー」
苦笑いのブロント。
「俺なりに一生懸命考えたんだよテメー!つーか前にもこんなことあったぞ!
そんなにしらけること無いだろーが!
つーか大体お前はボケるばっかで、委員長の仕事全然やってねーしこないだの小テストは10点満点中1点だし時間割のプリントいまだに持ってこねーし
うんたらかんたら・・・」
ツッコミ属性の人は常識人であることが多い。
そのため、口ゲンカとかはかなり得意だったりする。
なぜなら言うことは全て真実で、しかもだいぶ前の事をすっごい覚えていたりするからだ。
ダメな所をかなり指摘されたブロントは、反論する元気も奪われ、クロウに泣きついていた。
「・・・クロウ、俺さ、ダメな委員長だよな・・・」
「いっ、いや、そんなことは無いぞ?クラスを盛り上げるのが委員長の役目でもある。
そういう意味では、お前はかなり役に立っているぞ。
・・・ブルース、もうやめてやれ。なんかかわいそうになってきた」
3億円の話は、とりあえずこれで決着した。
- Re: 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】 ( No.26 )
- 日時: 2012/04/19 18:46
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
「レモンといえばすっぱい」
「すっぱいといえば梅干し」
「梅干しといえばゆでるとおいしい」
「ゆでるとおいしいといえば・・・」
「ストーーーップ!!」
風呂に入った後の時間を連想ゲームに費やしていた学園防衛隊。
テミの梅干しといえばゆでるとおいしい発言に、マゼンダのストップがかかる。
・・・当然っちゃ当然。
「いやいやいや梅干しゆでちゃうの!?」
マゼンダの珍しいツッコミに、テミはうなずく。
「ゆでるだけでなくジャムと一緒に食べてもおいしいですよ。オススメはイチゴジャムです」
こんど作ってきましょうかと学園に兵器を持ち込もうとするテミを、他の3人は慌てて止めた。
「えーっと、じゃあ続きね。リンからー」
「んーと、ゆでるとおいしいといえばパスタ」
「パスタといえばおいしい」
「おいしいといえばお菓子ーっ」
「お菓子といえばポテトチップスワサビワサビ味」
「ポテトチップスワサビワサビ味といえばひゅるるるー」
「ひゅるるるーといえばピカっ」
「ピカっといえばチュウ」
ブルースがこの場に居れば、かなりの数のツッコミが炸裂するであろう連想ゲームを、
4人は就寝時間ギリギリまでやり続けていた。
夜が明け、教育合宿2日目。
午前7時ジャスト。起床時間を知らせるチャイムが鳴る。
「・・・あんま寝れなかった・・・」
そうつぶやき、ため息をつくのはブルースだ。目にはうっすらクマができている。
寝床に枕がめちゃくちゃに散らかっているので、昨晩は枕投げでもしていたらしい。
「ん・・・、グッドモーニングブルース」
そう言いながら起きてきたクロウに、グッドなモーニングじゃねーからクマできてんだろとツッコむブルース。
疲れていてもツッコミは健在のようだ。
「つーかさ、コイツどんだけ鎧好きなんだよ」
ブルースはまだ寝ているジルバの方を見る。
ジルバは寝るときも鎧は欠かさないようだ。
「風呂にもいつの間にか入って、いつの間にか出ていたからな。
・・・1万くれれば似顔絵描いてやる」
「高ぇよ・・・。つーか何で知ってんだよお前・・・」
そんな会話をしているうちに、ガシャガシャと音がしてジルバが起きてきた。
そしてやはりというかなんというか、ブロントはなかなか起きない。
「ジルバ・・・の中身、うあああ気持ち悪ー・・・」
「なあ、一発殴っても別にいいよな?」
ブロントの寝言にイラつくジルバを、ブルースはいやいややめろって、と制止する。
「必殺霧吹き」
クロウはそう言うと、どこから出したのか、霧吹きでブロントの顔に水を吹きかけた。
んごぁ、と変な声を上げて、ブロントは飛び起きた。
「うわーっ、ビックリすんじゃねーか・・・」
「着替えとか急げよ、もう7時15分だし。つーか委員長が率先して寝坊してんじゃねーよ」
ブルースの言葉に、俺夜行性だしーと返すブロント。
ブルースはさっきのジルバの気持ちが少し分かったような気がした。
- Re: 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】 ( No.27 )
- 日時: 2012/04/20 07:04
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
午前7時45分。
ミリオン学園の1年生達は、体育館でぐだぐだと長い話を聞いた後、ラジオ体操をやらされていた。
おなじみの音楽が流れ、それにあわせて体操をする。
心なしか、皆だるそうな感じだ。
しかしこの後、皆はさらにだるそうな感じになっていく。
体操が終わると朝食を食べ、
1年生は筆記用具を持ち、クラスごとに多目的室に移動した。
多目的室にはカーペットが敷かれていて、机が人数分置かれており、その上には少し厚めのプリントが置かれている。
「何よこれー」
マゼンダがぱらぱらとそれをめくってみると、5教科全ての基礎問題がずらりと並んでいた。
俺帰りたい、とそれを見て青ざめるブロント。
「おーし、皆、とりあえず適当に机のところに座っとけー」
担任のキラスが入ってきたので、皆とりあえず適当に座る。
「えーと、今日1日中それを解き続けろ。ちなみに残った分は宿題な。以上」
それだけ言い残すと、キラスは部屋から出て行った。
「マージーかーよー」
机にうつ伏せになるブロント。かなり勉強が嫌いなようだ。
「ここに来てまで勉強ー?もうイヤー」
マゼンダは思いっきりだるそうだ。
他の6人も、多かれ少なかれ文句は言っていたが、
10分ぐらい経つと皆黙々とプリントに向かっていた。
- Re: 『参照50突破感謝!】ミリオン学園十人十色【コメ求む!】 ( No.28 )
- 日時: 2012/04/21 08:59
- 名前: 77t4 ◆eqNOJ7WetI (ID: acQ6X1OT)
しばらく机に向かい続けていた8人。
だが、徐々に集中力は途切れていく。最初の脱落者はブロントだった。
「あーあーあー、超意味わかんねー。つーか疲れたー」
あーあーとうめきながらその場に寝転がる。
「私も限界だよー。体動かしたいよー」
2番目に脱落したのはリンだ。運動がしたくてたまらないらしい。
「お前委員長だろーが。ちゃんとやれよなー」
ブルースはプリントの束でブロントの顔をペシペシ叩く。
「委員長委員長ってー。俺好きで委員長なったわけじゃ・・・って好きでなったんだっけ」
好きでなってんじゃねーか、とブルースはツッコむ。
「ブロントー、野球やろうよ野球ー」
リンはブロントを野球に誘うが、道具がここにあるわけがない。
「道具ねーしできねーよー」
ブロントの言葉に、リンは意味ありげにニヤリと笑った。
「それがあるんだよねー。・・・じゃんッ!」
リンはプリントの束を丸めてバットのようなものを作り、消しゴムを握り締めた。
「・・・おぉ、ナイスアイデア!!」
ブロントは目を輝かせる。
ブルースは、もう何を言ってもダメだと思ったのか、黙々とプリントに取り組み始めた。
「そぉらーッ!!」
びゅん、と勢いよく消しゴムを投げるリン。
かなりのスピードで飛んできた消しゴムを、ブロントは丸めたプリントの束で打ち返した。
・・・よい子も悪い子もまねをしてはいけません。
打ち返した消しゴムは、黙々と課題に取り組んでいたブルースの頭にクリーンヒット。
こつんと音を立てて床に落ちる消しゴム。
若干イラっときたブルースだったが、課題を早く終わらせたかったので、気にしないことにした。
「くっそー、次はホームラン出すぞー」
プリントバットを構えるブロント。
「そーりゃあッ!!」
先ほどと同じように消しゴムを投げるリン。
うおーっと声を上げ、それを打ち返すブロント。
「おーい、お前らちゃんとやってっかー」
その時、ミドリがドアを開けて部屋に入ってきた。
そして不幸にも、打ち返した消しゴムはミドリの顔にヒット。
2人の顔は青ざめた。・・・マジでヤバい。
ぽとりと床に消しゴムが落ちた。
2人以外のクラスメイトも後ろを少し振り返り、様子をうかがう。
「・・・そこの突っ立ってる2人。・・・隣の部屋まで行こうか」
見るからに怒ってますオーラを出しまくっているミドリに、2人は隣の部屋に連行された。
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