コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 常世と現世 【キャラ絵うp!…してみた】
- 日時: 2012/05/07 14:51
- 名前: 鬼神 ◆3Kr4rK/YVw (ID: QSygN.Tt)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3/index.cgi?mode=view&no=12358
↑(なりきり ※小説と時代が違います。)
こんにちは、小説書き始めます。
複雑・ファジーでちょこっと書いていたのですが、コメディ・ライトの方が良さげだったので、移動してきました。
お前移動しすぎだよ、とツッコミたい方、どうぞツッコんでください。
これから宜しくお願いいたします。
†******目次******†
説明 >>1
キャラ ①>>2
②
本編
・第一話>>3 ・第二話>>4 ・第三話>>5 ・第四話>>15 ・第五話>>19
番外編
イラスト
【主人公・火南(!イメージ崩壊注意!)】>>12
頂き物
【勾菜様が主人公・火南を書いて下さりました!】>>17
†****************†
【注意事項】
①荒らし、チェンメはお帰り下さいませ♪
②少々、暗くなるかもしれませんが……コメディは主の得意分野なので、大丈夫です(`・ω・´)
③スレ主嫌いな人はチョット見るの御控えになった方がいいかと。
④主は、日本の文化や和風な雰囲気は大好きですが、知識浅いので……;
⑤もしかしたら、小説の雰囲気にそってファジー板に戻るかもしれません。
⑥みんな、仲良くして下さいね。ここで喧嘩は止めて下さい。他の人達が嫌な雰囲気になります。
⑦亀更新通り越してカタツムリ更新です((
- Re: 常世と現世 ( No.2 )
- 日時: 2012/04/29 18:50
- 名前: 鬼神 ◆3Kr4rK/YVw (ID: QSygN.Tt)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3/index.cgi?mode
《キャラ ①》
千鳥 火南/チドリ ヒナ(♀)
朱雀の名を持つ少女。一応、この話の主人公。火の力を持つ。
一応ツッコミ役で、しっかり者の頼れる15歳。
責任感が強く、人に頼ろうとしないので後で苦労する。
ツンデレ娘にするつもりです。
水東 泉/ミズトウ イズミ(♂)
青龍の名を持つ青年。水の力を持つ。
いつもニコニコしててのほほんとしている。マイペースなお兄さん。
けど怒ったらメチャ怖い。
火南の先輩さん。
貧乏神/ビンボウガミ(♂)
怠け者が大好きな、家に貧を呼ぶ神様。あだ名は『貧くん』(まんまだね)。
いつもダラダラしててめんどくさがり。今は火南の家に居候中。泊めて貰ってる身なのに家事をしない。
人々に嫌われてるのが嫌なので、ワザと気にしないフリをする。
少年の姿をしていて、ボロボロの着物にガリガリの体がいかにも貧乏神。だけど顔は美少年。
宵月 永久/ヨイヅキ トワ(♂) 宵月 久遠/ヨイヅキ クオン(♀)
火南の隣に引っ越してきた双子の兄妹。
イタズラ大好きな小3(位…かな)。親の姿が見当たらない。
いつも変な笑い方をする不思議で謎が多い子供達。
- Re: 常世と現世 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/28 18:17
- 名前: 鬼神 ◆3Kr4rK/YVw (ID: QSygN.Tt)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3/index.cgi?mode
月の光に妖しく照らされた一人泣きじゃくる神様。
その身には自分自身でつけた様な生々しい傷が何個かあった。
「ぅ、あ……」
「…神様、もう大丈夫です。さぁゆっくり眠りなさい……」
近くにいた青年は優しげな声でそう呟く。
すると、その神様は安心した様にすぅ…っと眠りに落ちて行った。
「…やっぱり1人だとキツいですね、…はやく朱雀を探さないと」
その青年は一人でポツリと呟いた。
《第一話》
朝、さわやかな風邪が部屋全体を包み込む。
窓の外を見るとお出かけ日和な青空が広がっている。
嗚呼、空はこんなに青いのに─…、何故こんなに退屈な気分なんだろう。
『────……』
TVのニュースのアナウンサーの声がうっすらと聞こえる。
「あぁ…暇だなぁ」
私、千鳥 火南(15歳)は手に持っているガ●ガリ君を齧りながらそう呟いた。
何だのだろう、この退屈さは。
折角の夏休みなのに、何もする事が無いとはどういう事だろう。
する事が、無さ過ぎる
これは結構苦痛な事。忙しすぎるのも嫌だが暇すぎるのも嫌だ。
夏休みの宿題?一応真面目な方なので、んなのとっくに全部終わらせましたけど何か?
部活?入ってません。
友達と遊ぶ?友達、何ソレ美味しいの?
親とどっか里帰り?残念ながら、親は娘残して二人一緒にラブラブ熱々で旅行に行っちゃいました。
趣味の事をする?私、将来が退屈になりそうなほど趣味がありません。
ほら、考えれば考えるほどする事が潰れていく。
何だこの凄過ぎるほどの暇さは、私何かに呪われてんの?
朝だからTVはニュースとか子供番組ばっかり。
よく行くチャットルームは何故か無人。
何だよ、神様か何かが私を暇になる運命にさせてんの?
そんな事を考えながらボーッとTVを見ていたら、頭の中が閃いた。
『今日はお出かけ日和!プールや海、山などの涼しい所に遊びに行く人が多い様で─……』
アナウンサーの高い声が聞こえた瞬間ビビッときた。
外 、 だよ 外
「そうだ……外に出かけりゃいーんじゃん」
そうだ、外だ。
外で思うままに適当に散歩してたらいいんだ。
いいお店に巡り合えるかもしれないし、図書館で本を借りに行くってのも良いかもしれない。
そう思いついたら真っ先に行動。
私は帽子をかぶり鞄を肩にかけ、家の鍵を閉め出かけて行った。
- Re: 常世と現世 ( No.4 )
- 日時: 2012/04/28 18:18
- 名前: 鬼神 ◆3Kr4rK/YVw (ID: QSygN.Tt)
家からそんなに離れて無い所。
「あっつー…やっぱ夏だなぁ」
私は額の汗を拭きながら、近所をゆっくり歩いていた。
お気に入りの黄色のTシャツが汗でびっしょり。うぅ、気持ち悪い…
…何となく周りを見渡すと田んぼ、田んぼ田んぼ田んぼ田んぼ。
「…やっぱ田舎だなぁ」
私は、そう呟きながら家から持ってきたガ●ガリ君を齧った。
《第二話》
私の村、朝日村は県の都心から離れた田舎。
川は上流の方で、水は澄んでいるし自然がいっぱい。
周りを見渡せば一面田んぼ。…ちょっと村を出たら都会な街っぽくなるんだけど。
まぁ、里帰りで帰ったおじいちゃんおばあちゃん家のまわり…と言う様な感じで想像して頂ければ分かるだろう。
とにかく、山の中にある小さな村、そんな所に私は生まれ育った。
この村には神社が多くて、よくお参りに来る人達がいるらしい。
その神社で最も有名なのが─……、
東西南北一つずつにある『青龍神社』、『朱雀神社』、『白虎神社』、『玄武神社』だ。
おわかりだろうが、その神社達は四神っていう偉い生き物達の名前をとっている。
いや、別にこの村が特別四神に関係してるからってワケじゃないらしい。
だったら何でそんな名前つけたんだって?知らないよそんな事。私達のご先祖様にでも聞いて下さい。
まぁとにかく─……、凄い神社だって事で勘弁して下さい。だって、私その神社行ったこと無いし、そーゆー系特別詳しいワケでもないし。
「…凄く暑い……」
私は首元の汗を手で拭き取る。
なんだろうこの暑さは。ここらへん山の村だからそこまで暑くならないのに…。
凄く、暑い。
私は近くの自動販売機に行き、ジュースを買い日陰に腰かけた。
「……フー…」
一気にゴクゴク、とジュースを飲み、私は近くの木にグッタリと背もたれた。
……何故だろう、ジュースも飲んで日陰で休んでいるのに、この暑さは変わらない。
逆にもっと暑くなっている。汗がポタポタ流れ落ちる。
周りの人は普通に元気に過ごしているのに、木村君ちのおばあちゃんなんて元気よく農作業してるのに。
「…あの、大丈夫??」
周りで遊んでいた小学生位の子達が心配そうに話しかけてくれた。
「うん、大丈夫だよ」
私はその子に向けてニッコリほほ笑んだ。その子は「そっか」と言い友達の所へ戻り、ザリガニを捕り始めた。
…なんだろう、この感じ。外の気温が暑いのと違う様な…
外からじゃなくて、体の中から暑さがこみ上げてくる…。
すると、何故か私の体が突然動き、立ち上がった。
- Re: 常世と現世 ( No.5 )
- 日時: 2012/04/29 18:07
- 名前: 鬼神 ◆3Kr4rK/YVw (ID: QSygN.Tt)
何で、足が勝手に動いてるんだろう。
止まれ、止まれ止まれ止まれ。
何度念じても、怖いほどに動く自分の足。
途中でプツン、と暑さで考えるのを止めてしまった脳。
けど、足はそんな事お構いなしにそのまま南の方角を歩き続けた。
────朱雀神社のある方角へ。
《第三話》
気が付くと、私は小さな神社の前に立っていた。
いつの間にか、さっきまで暑くてしょうがなかった体は、一気に熱が出たのか逆に寒い位までになっていた。
…何でこんな所に来てるんだろう、私。
私はボーッとする頭で一生懸命考えた。
…が、途中でめんどくさくなったので考えるのを止めた。
「…朱雀神社??」
神社の横の石を見ると、いかにも古そうな彫り方で『朱雀神社』と書いていた。
へぇ、ここがかぁ。初めて来たなぁ…
まぁ、たしかに神秘的な雰囲気かも。
へぇ、屋根瓦に鳥の紋章が彫られてある、これが朱雀ってモンかなぁ。
私は、遠くから来た観光客の様に神社を見渡す、何か近所に住んでるのに、15になるまで来ていなかったとか、恥ずかしいなぁ///
……あれ、観光客??
そういえば、いつもなら観光客が数人は居る(って聞いた)のに今日は誰一人いない。私以外にはスッカラカン。
……??変だなぁ
私が不思議に思っていると、頭に何か異変が起きた。
持っていたガ●ガリ君を地面に落とす。
(───ズキン)
「…痛っ…、頭痛??熱中症??」
(───ズキン、ズキン)
「…何この痛み……っ!」
(───ズキン、ズキン、ズキンッ)
「痛いっ!」
私は思わず大声をあげた。
頭の頭痛が酷い。じょじょに痛みが大きくなっていく。ついには頭が焼けつく様な痛みになった。
「───っあァああァァァあアぁぁっ!?」
悲痛な叫び、その叫びは神社の近くの森に木霊し、吸い込まれて消える。
─……すると突然、頭の痛みが何かに包まれる様に楽になった。
『…火南、試す様な酷い事をしてしまいごめんなさい』
優しい女の人の声、とても、懐かしい様な気がする。
…ってか、私試されてたの?てか、何を試してたの??;
「あ……ぁ…の」
『ですが、私の炎に気を失わずにに耐えられるなんて…、やっぱり貴女は「朱雀の名を持つ者」ですね』
…「朱雀の名を持つ者」??
何だそのネーミング、カッコ良いのか悪いのか良く分からんぞ。
てか、無視しないで下さいな。
……何て、この雰囲気に似合わない事を考えてみたり。
『─…では、私から「朱雀の名を持つ者」としての印を与えましょう─……。少し痛みますが我慢して下さいね』
「え…………?? 痛っ」
一瞬、右腕に焼けつく様な痛みを感じた。瞬間意識が朦朧とする。
……あ、屋根瓦の朱雀のマーク??
ぼやける眼で見たものは、少し日焼けした右腕に彫られた暗い紅色の朱雀のマーク。
それを見た瞬間、私の意識はプツリと途絶えた。
- Re: 常世と現世 ( No.6 )
- 日時: 2012/04/29 22:06
- 名前: 棋理 ◆U9Gr/x.8rg (ID: OhjxYZN.)
◎鬼神様の小説の感想◎
第一印象は「和風とかちょう燃える」です。私、結構中二病っぽいところがあるので、読む前から楽しみにしてました^^
常世とか現世とかパネエっす! 四神とかもう、常に脳内で妄想されていたものです。神殺しとか、なにその素敵な単語。
世界観設定からして、もう引き込まれてしまいました。
主人公ツンデレとか最強じゃないっすか。ガリガリの美少年って、なんかハマりそうですw
改行もほどよくあり、読むのがとてもスムーズにできました。
続きが早く読みたくなりました^^
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