コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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—— N o s t a l g i c ...... 短編
日時: 2013/02/05 15:42
名前: 自分. (ID: n5JXVFg7)

—溢れる寂しさに蓋をしたら
其処には愛おしいあなたが。


 N * o s t ・ a l + g i / c 


※絶賛試験期間中。
ようこそいらっしゃいませ。


* 自己満足の吐き溜め処です。
  文才は無いので悪しからず。
  お題等有りましたら是非。

——創作短編・詩


……→【更新履歴】
2.5「花言葉にまつわる*のおはなし」一題追加 
7.8 ほんだなに一題追加
6.21「花言葉にまつわる*のおはなし」一題追加
6.20 ほんだなに一題追加
6.19「花言葉にまつわる*のおはなし」シリーズ(?)




……→ ほんだな

>>1*あなたとの距離は
>>2*あの時の雫が
>>3*怖い魔法
>>4*機械音痴
>>5*たて
>>9*逝けられた
>>10*夕日に溶ける黒
>>16*それって蛇足
>>20*すべては環となって
>>26*しあわせな二人(注)



……→花言葉にまつわる*のおはなし

>>19+白き花びらに*を込めて(Marguerite)
>>21+冷雨と交わる*心 前編(Hydrangea)
>>22+冷雨と交わる*心 後編(Hydrangea)
>>28+もどかしい*の返事  (lavender)



……→お客様

狼鳶さん * ザリガニさん * 彩音さん
sikiさん * 巫女さん


……→ 相互link様

>>18「紫陽花セレナーデ」…狼鳶さん






2.5 ... じぶん.

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  あなたとの距離は ( No.1 )
日時: 2012/06/17 00:27
名前: 自分. (ID: zlsHcGtF)

いつも一緒にいるのが当たり前だった
隣にいて当然の存在だった
身長も同じくらい
部活も一緒
気兼ねなく話せて
気取らずにあいづち打って
楽しいこと
悲しいこと
辛いこと

全部、ぜんぶ
お互いが分かり合ってたはずなのに



わかりあってたはずなのに




あなたと私の間には見えない壁が
私とあなたの間には渡り合えない溝が


いつまでも一緒にいられない事は知ってたんだ
お互いの目指すべき場所は違ったから

仕方ないって
一生会えないわけじゃないからって
そう自分を納得させた


そしたら、



あなたは遠くなっていた


あなたの隣にいられない私の代わりには
私の知らない誰か




あなたは、私のことを忘れてしまったのですか

 あの時の雫が ( No.2 )
日時: 2012/06/16 23:50
名前: 自分. (ID: zlsHcGtF)


君の第一印象は“変わった人”だなぁ、って思った。
私と同じ歳とは思えない言動で、周りのみんなを困らせたり
人とは違う自分の世界を持ってたり…。

とにかく、君ってば掴みどころがなかったんだよ。
だから私を含めて、周りの皆は君から遠ざかっていったんだ。


ごめんね、君を分かってあげようとしなくて。


けれど、君と知り合ってから時が経つと
見えなかった君が見えてきたんだ。


普段はさばさばしてるけれど、本当は少女漫画が好きだとか。

会話が苦手なのに、困っている人がいたら声を掛けてあげるだとか。

話すときとは違う雰囲気の手紙を送ってきたりとか。




そして、君は絶対に泣かない人だった。



心のない言葉をぶつけられても平気そうに流して
体育の授業中に転んでもへらへら笑って
巷で噂の感動する映画にだって無反応だったね。


雨の降る日、

傘を差さずに、大粒の雨に身体を晒している君に
私は不思議に思って聞いたんだよね。


—風邪ひいちゃうよ、傘に入りなよ。 って。


だけど、君は首を横に振ってこう言った。



—私は泣けないから。泣かないから、代わりにこうやって泣いてるの。



何時も通りの君の笑顔を貼り付けた顔。






頬に無数の雫が浮かんでいた。

 怖い魔法 ( No.3 )
日時: 2012/06/17 00:05
名前: 自分. (ID: zlsHcGtF)

気が付いたら、

あなたのことを追いかけていた。

どんなに人混みに紛れても

すぐ、見つけることができると思うんだ。

騒がしい雑踏の中でも

あなたの声だけしか聞こえない。

あなたに話し掛けられる度、

独りでに鼓動が走り出すんだ。

私があなたの名前を呼ぼうとすると

喉が掠れてしまう。

あなたと視線が合えば、

首と目線が息ピッタリに反対側へと動いてしまう。

あなたの姿を思い浮かべると

頬が熱くなる。


どうやら、私は魔法にかかってしまったらしい。

ねぇ、あなたが悪いんだよ。

はやく、この魔法を解いて。









はやく、この気持ちに気づいて。


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