コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 暗がりの中のひまわり 【第二章突入!】
- 日時: 2012/11/01 20:07
- 名前: らぶりーめめ☆ (ID: SDxUVldQ)
なぜ、
自由にしてはいけないの?
なぜ、
恋をしてはいけないの————?
胃がんから奇跡の生還を果たした少女・菜乃子の想いをのせた物語り————。
クラスで飼育する事になったハムスター・きらりの飼育担当に選ばれたのは春日井 菜乃子と岡野 レン。きらりを飼育しながら、次第におもいを寄せていく2人だが・・・・!?
【1】出会い
【2】きらきらりんっ!
【3】私の自由って・・・
【4】好きって気持ち
【5】笑顔の裏側
【6】私を求めてくれる人
【7】絶望
【8】本当の『好き』
【9】真相
【10】悲しい過去
ティアラ様が描いてくださった菜乃子 >>37
参照100達成 記念イベント >>30
次の参照回数目標
↓ ↓
2 0 0
☆今ままで投稿してくださったオリキャラ☆
藤本美紀ちゃん >>18
卯島ルリちゃん >>24
使わせていただいたのは・・・
卯島ルリちゃん
美紀ちゃんはこれから使います♪
◎オリキャラ作者様◎
美紀ちゃん メジロ様
↑ ↑
いつもコメントいただき、有難うございます♪
ルリちゃん けいおん様
↑ ↑
かわいいオリキャラ、有難うございます♪ルリちゃんすごく気に入ってます☆
- 暗がりの中のひまわり 【1】 ( No.1 )
- 日時: 2012/07/11 20:17
- 名前: らぶりーめめ☆ (ID: rRkS7ah/)
「菜乃子。お母さん、車で送ってくわよ。」
「いいの。初めての高校の通学路ぐらい自分で行きたいわ?」
私は春日井 菜乃子(かすがい なのこ)。今日ははじめての高校です。高校には、友達も知り合いもいないから少しドキドキしている。
「だめよ。そのキモチもわかるけど・・・。菜乃子は胃がんのあとなのよ。」
「いやよ。たとえ倒れたとしても一人で行きたいの」
「菜乃子は自由にしちゃ、いけないのっ!!」
その言葉は私の胸に強く突き刺さった。自由にしちゃ、いけない?私は自由にしちゃ、いけないの————?
「う・・・ん・・・・。」
「あ・・・だ・・・だからっ・・・早く行きましょっ。な・・・菜乃子・・・。」
私はだまって車にのりこむ。エンジンがかかると、車はゆっくりと動き出す。ずっと見たかった通学路の景色も何も見ないまま流れていく。
ブゥゥン。
「菜乃子。菜乃子っ!」
「えっ!?あっ。ついたんだ。」
「ボーっとしてちゃだめよ。気分が悪くなったらすぐに電話してね。」
「あ・・・うん・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜
「えーと・・・春日井 菜乃子・・・春日井・・あ!
あった。1年C組だ。」
「春日井さんっ!春日井さんですよね?」
「え・・・えっと・・・。」
「私は小栗 梨乃っていいます!」
「梨乃・・・ちゃん?」
「一緒に教室行きましょうよ!C組みたいですし!」
「あ・・・はい・・・」
だれかはわからないけどやさしくしてくれる子がいてよかった。
「あ!春日井さんの席はあそこだよ。岡野 レン君のとなり!」
「れん・・・くん・・・?」
「そうそう。ほら。あそこの子がレン君だよ。」
「へぇ・・・」
仲良くできるかな・・・。ちょっと心配だ。
「レン・・・君・・・。」
「キミ、たしか春日井さんだったよね。」
「は・・・はいっ。菜乃子でいいですっ。」
「菜乃子ちゃんはよくてもさぁ、俺、いきなり下で呼ぶとか引いちゃうんだよね。」
「えっ・・・あっ・・・・ごめんなさい・・・。」
レン君じゃなくて岡野君ってこんなに冷たかったんだ・・・。
- Re: 暗がりの中のひまわり ( No.2 )
- 日時: 2012/07/11 19:48
- 名前: 林檎 ◆p2XPBKPIkE (ID: X2arTSSH)
うっわ〜面白そうな小説ぅッ!!
期待してます!!
良ければ、私のにも来て下さいね♪
※お気に入り登録させていただきましたぁッ!!
- Re: 暗がりの中のひまわり ( No.3 )
- 日時: 2012/07/11 20:27
- 名前: らぶりーめめ☆ (ID: rRkS7ah/)
林檎 ◆p2XPBKPIkE さん
ありがとうございます!!
まだまだなのですが、おもしろくなるようにがんばりますっ!!
林檎 ◆p2XPBKPIkEさんの小説を読みたいのですが、初心者すぎて林檎 ◆p2XPBKPIkEさんの小説を見つけることができませんっ
やり方がわかったらすぐ見ますッ!
- 暗がりの中のひまわり 【2】 ( No.4 )
- 日時: 2012/07/11 20:57
- 名前: らぶりーめめ☆ (ID: rRkS7ah/)
「おーい。みんなー。俺は担任の佐野 隆二だ。よろしくな。」
佐野先生ってなんか怖そうだな。うまくやってけるか心配。
「で、お前らなんか連絡ないかー。」
「あっ。ハイ!」
手をあげたのは・・・・荒木 恋夏(あらき れんげ)ちゃんだ。
「お。荒木。なんかあるかー。」
「ハイ。うちでハムスターの赤ちゃんがうまれて・・・1匹学校で飼ってもらえないでしょうか。このクラスで。」
「ハムスターかー。飼ってみるのもいいな。みんなはどうおもう。」
「はい!」
私は手を上げた。はじめてあげた。
「か・・・春日井。」
「はい。」
発表の仕方はお母さんに教えてもらったわ。
「私はそういうのもいいとおもいます。動物を飼うという事はクラスをつなぐことになるとおもうから。」
カタン・・・。
「そうか。じゃあ、飼ってみるか。」
やったぁ。ハムスター、飼えるんだ。こんな気持ちになったのは初めてだ。
「あのっ。先生。今、つれてきているんですけど・・・。」
「そうだったのか!じゃあ、飼育係をきめよう。飼育係は2人だ。立候補者は。」
「あ・・・はい!」
私は動物を飼った事がないから・・・・飼ってみたい!
「お。春日井か。ほかにはー。」
教室は静まり返っている。
「じゃあ、春日井と隣の岡野でいいだろう。」
「えっ!?」
そういったのは・・・・岡野君ではなく、恋夏ちゃんだった。
「なんだ。荒木。」
「そ・・・それなら、私と岡野君でやります。」
「なんでだ?もう2人でいいじゃないか。よーし。決まったぞー。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ちょっと。ちょっと菜乃子。」
「え・・・あ・・・岡野君。何?」
「なんでお前は立候補しちまうんだよ。」
「なんか、わくわくしたからよ。動物なんか、飼った事ないもの。」
今日から、お世話のはじまりよ。しっかりやらなくては。
「今日から飼育なのよ。放課後も教室に残っててね。」
「ハイハイ。めんどくせぇな。」
「へへっ。」
なんか、岡野君とちょっと会話しちゃった。できちゃった。よかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「岡野君っ!」
「あ。菜乃子。」
「遅くなってゴメン。」
「どこいってたんだよ。結局お前が遅刻だ。」
「へへっ。ゴメンゴメン。でも見て!じゃっじゃーん!」
私は自動販売機にクリームソーダ(缶)を2つ買ってきていたのだ。
「クリームソーダじゃん。サンキュ。」
「今日だけはおごってあげたわよ。さっ。早くやろう!」
「ああ。」
「で、名前は何にする〜?」
「お・・・俺に聞くなよ!菜乃子が決めろ。」
「えっとねぇ・・・・。」
「きらり。きらりがいいよ。」
「そうか。き・ら・り か。」
「うんっ!」
きらり。きらり〜っ。きらりが岡野君とつないでくれたらいいな・・・。
- 暗がりの中のひまわり 【3】 ( No.5 )
- 日時: 2012/07/23 12:55
- 名前: らぶりーめめ☆ (ID: rRkS7ah/)
「菜乃子。なんか、今日は気分よさそうね。」
「ふふっ。そうなの。実はね、ウチのクラスでハムスターを飼ってるのよ。名前は「きらり」なの。」
「きらり!いい名前ね。」
「でしょ?私がつけたのよ。」
「でも、ハムスターのことだからってなんでもやっていいわけじゃないのよ。あなたは自由にしちゃいけない子なんだから。」
「え・・・あ・・・・うん・・・。」
昨日、私の中ですごくココロにのこった言葉だ。自由にしちゃ、いけない・・・・んだよね。私は。
もう一度、心を切り替えて私は制服に着替えた。りんりんりんっ。電話がなっている。私は始めて、電話をとってみた。
「あ・・・あのっ・・・か・・・春日井ですけどっ。」
『え・・・。菜乃子・・・か?』
「えぇぇ!岡野君!?」
『な・・・なんだよっ。』
「ううん。な・・・なに?」
『あぁ、突然・・・なんだけどさ、菜乃子って、神木通りの駄菓子屋近くにすんでるだろ?』
「えっ!うん。そうだけど・・・。」
『俺もそうなんだ。』
え・・・え〜!?岡野君もそうだったの?
『だから・・・今日、神木公園で待ってる。』
「えっ!ちょ・・・ちょっと・・・。」
ツーツー。切れちゃった。お・・・岡野君とまちあわせ・・・しちゃった。どうしよう。一応、いってみよう。
あ!お母さんが送っていくっていうかも。きっと言うわ。見つからないように出かけなきゃ。そーそー。
「よし。玄関。」
私はそうっと一言いい、靴をはいて外に出た。
「よぉし!逃走成功!」
「な・・・菜乃子!そんなところでなにしてるのっ!!」
「や・・・やだっ!今日だけは自由にしたいの!」
私は声をはりあげてはしりだした。
「岡野・・・くんっ・・・。」
すると・・・・
「春日井さぁん。登校ですかぁ?」
「...あ、たしか、荒木 恋夏ちゃん。」
「よくご存知で。あなた、岡野君の周りをべたべたしてうざったいの。私ね、中学校のときから岡野君が好きだったのよ?」
「え・・・恋夏ちゃん・・・。」
だから、昨日2人で飼育係をやりたがってたんだ。どうしよう。私、なんか悪い事しちゃった・・・。
「アナタ、これから、岡野君のところへ行くんでしょう?」
「あ・・・えっと・・・。」
「絶対にいかせない。アンタは岡野君とつりあってないわ。私、知ってるのよ。陸上で足を骨折したとき。アンタがとなりの病室にいた。胃がんだったんでしょう?そんなあなたは恋なんかしちゃ、いけないはずよ?自由にしちゃ、いけないはずよ?」
「え・・・・。」
恋までしちゃ、いけないの————?
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