コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【ボーイズ・ハイ!!】
日時: 2012/08/11 15:31
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)

超純粋!少年・桐谷 紘一。
そんな少年の危なっかしい行動をとめる少年・結城春臣 。

紘一の行動は、だんだんエスカレ—トしていく———
ついには、二人揃って事件に巻き込まれることに———!

《トラブルメーカー》と結城少年の、トンデモ日常を描いたぐだぐだストーリ−です。


  □■挨拶□■
みなさん初めましてこんにちは。
一度も最後まで小説を完結させたことがない柊(ひいらぎ)です……
初心者ですので温かい目で見守ってくださることを願います(*^_^*)

 
  □■注意□■
其の一、荒らしは見つけ次第即通報いたします
其の二、更新は亀並みにおそいです。

題名がはっきりと決まってないのでコロコロと変わります。
 
  □■目次□■

 【主な登場人物】>>01

 【プロロ−グ】>>02

————————————————

 【1.空を飛ぶ】[>>03][>>07][>>09] 



□■お、お客様です……□■

うえってぃ様

 ありがとうございます!

Page:1 2



Re: トラブルメ−カ−!! ( No.5 )
日時: 2012/08/08 17:49
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)

え、え、え————————っ!!!

そんなこと言われるとは思ってもおりませんでした!
ありがとうございます!

ええ、私からもお願いします。
コメ残してやってください(何様

夏休み中は、ほぼ毎日更新すると思います

Re: トラブルメ−カ−!! ( No.6 )
日時: 2012/08/08 17:55
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)

次の更新は、明日になります…すみません。
下書きノ−トが、まだ出来てないんです(;一_一)

Re: トラブルメ−カ−!! ( No.7 )
日時: 2012/08/10 13:07
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)

【1.空を飛ぶ】 

(2)

「春臣君……唾がとんでるよ」

「うるさい!」

何故か紘一のさばさばした顔に腹が立つ。

「俺だけじゃないよ」

「は?」

意味が分からない。

「俺以外にも、飛ぼうとしている人がいるんだよ。ほら」

紘一は頭を別の方向に向けた。俺も紘一につられて頭を動かす。
確かに、紘一みたいに飛ぼうとしている変人の女子生徒がいた。
どこから持ち出したのか、椅子の上に立って、今にも飛び立とうとしている。

「おい!やめ————」

俺は女子生徒に叫んだところで、紘一とは何かが違うことに気付いた。
女子生徒はスリッパを脱いで椅子の下に置いていた。

あれじゃあ、まるで————

「春臣君!彼女を保護するよ!」

めったに叫ばない紘一の声を聞いて、俺は女子生徒のもとへ駆け寄った。傍には、紘一もいる。

「おいッ!!聞こえないのか!やめろって!」

女子生徒の体が一瞬だけ、ビクッと動いた。

「彼女、放心状態かもしれない!」

「やばい!倒れる!」

女子生徒の体は、もうすでに傾いていた。
必死に両手を伸ばした。
時の流れが遅く感じる——————



  * * *

「い、だァ〜〜〜〜ッ!!」

俺の叫び声が辺りに響いた。
俺の体が動かない。お、重い………。腰がやられた………

俺は、ふーふー言いながら後ろを向いた。
俺の上に紘一が座っていて、紘一が女子生徒を両手で受け止めていた。
いわゆるお姫様だっこだ。
ああ、間に合ったんだ。

 ……………

「いつまで俺の上に乗ってんだ!降りろ〜!」

俺は紘一ごと振り落とす。
紘一は女子生徒を抱えたまま、ゴロン、ゴロンと転がって止まった。
紘一は女子生徒から離れて起き上った。

「春臣君の上に乗るのって気持ちいいね」

………うれしくない。褒め言葉じゃない!せめて、

「助かった、とか礼を言わんか!」

「ありがとうね」

助かったよ、と笑って言うと、紘一は女子生徒を抱えて歩きだした。

「保健室行ってくるよ」

「お、おう………」

紘一の姿が見えなくなると、俺は仰向けになって大の字になった。


————紘一、変ったよなぁ……人見知りだったのに



  








Re: 【ボーイズ・ハイ!!】 ( No.8 )
日時: 2012/08/11 15:02
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)

【リーガル・ハイ】というドラマ・小説がありますが、内容が違います。二次小説では、ありません。
ご了承ください。

Re: 【ボーイズ・ハイ!!】 ( No.9 )
日時: 2012/08/11 15:29
名前: 柊 (ID: pzCc2yto)


 【1.空を飛ぶ】
 
  (3)

俺は、紘一が戻ってくるのを校門の前で待っていた。俺等以外の生徒はもうすでに下校しており、聞こえてくるのはカラスの鳴き声だけである。

「春臣君!」

いつの間にか紘一が俺のそばまで来ていた。
俺は歩きだした。

「どうだった、あの女子生徒は」

「気を失っていただけみたいだね。すぐに意識を取り戻すだろうから、担任が家まで送るって」

「女子生徒が自殺未遂だったってことは—————」

「言ってないよ。そのことは彼女から話すことだと思うしね。俺等が担任や家族の人に伝えたところで、彼女の混乱を招く可能性は免れない。
……春臣君はどう思う?」

「俺は、紘一の意見に賛成だけどな……」

どんな理由があって自殺しようかと思ったかまでは知らないが、強い意志で自殺しようとしていた人物が自殺未遂だった場合、もう一度自殺しようとすることも考えられる。


————俺がそんな事を考えていたのを察したのか、紘一は「大丈夫だよ」と俺に小さく笑ってみせた。

「経験者の俺からみてさ、彼女は何か迷っていたように見えたんだよ。
それに、気になることもある。彼女がなぜ学校の屋上を選んだか」

「……ああ」

紘一が言っていることは一理ある。
だが、何か腑に落ちない。。

「赤の他人がここまでしていいのかと思ったんだけど……」

気まずいのか、紘一の声のトーンが低くなっていく。
俺は何したんだ、とハラハラしながら紘一を睨んだ。

「まぁ、明日になれば分かるよ。じゃあね!」

紘一は、そそくさと家がある方へ走って行った。
何をしたかまで言えよ……、と思ったが、紘一は変な事をするような奴ではない(他人に対して)。紘一に託そう。


その夜は、なかなか寝付けなかったことは言うまでもない。


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