コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【ボーイズ・ハイ!!】
- 日時: 2012/08/11 15:31
- 名前: 柊 (ID: pzCc2yto)
超純粋!少年・桐谷 紘一。
そんな少年の危なっかしい行動をとめる少年・結城春臣 。
紘一の行動は、だんだんエスカレ—トしていく———
ついには、二人揃って事件に巻き込まれることに———!
《トラブルメーカー》と結城少年の、トンデモ日常を描いたぐだぐだストーリ−です。
□■挨拶□■
みなさん初めましてこんにちは。
一度も最後まで小説を完結させたことがない柊(ひいらぎ)です……
初心者ですので温かい目で見守ってくださることを願います(*^_^*)
□■注意□■
其の一、荒らしは見つけ次第即通報いたします
其の二、更新は亀並みにおそいです。
題名がはっきりと決まってないのでコロコロと変わります。
□■目次□■
【主な登場人物】>>01
【プロロ−グ】>>02
————————————————
【1.空を飛ぶ】[>>03][>>07][>>09]
□■お、お客様です……□■
うえってぃ様
ありがとうございます!
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- Re: トラブルメ−カ−!! ( No.1 )
- 日時: 2012/08/05 12:36
- 名前: 柊 (ID: pzCc2yto)
【主な登場人物】
「春臣君、唾がとんでる」
□桐谷 紘一(きりたに こういち)
成城南高等学校一年生。
顔立ちが整っており、かなりのイケメン。同級生・先輩の女子によくもてる。
部活には所属していない。(いわゆる帰宅部)
運動神経抜群なので、いろんな運動部から助っ人を頼まれることも。
秀才で、つねに学力テスト学年一位!
誰もが憧れるような人物だが、超純粋すぎて危険な行動をすることが
たびたび……。
冗談が通じない人物で、一部の人からは「めんどくさい奴」と呼ばれている。
「超純粋少年の取り扱い説明書が欲しい」
□結城 春臣(ゆうき はるおみ)
成城南高等学校一年生。
良くもなく悪くもなく普通の顔。女子からモテモテの紘一に敵意を抱いている。
卓球部所属の若きエース。
紘一の唯一の親友。中学生のときに知り合い、あるきっかけで仲がよくなった。
おしゃべりをすることが大好きで、紘一と一緒にいるときは、ほぼ一方的に話しかけていることが多々あり。
「俺、ドSじゃないから。勘違いしないでくれる?」
□桐谷 大樹(きりたに だいき)
紘一の兄。歳が10離れており、社会人になった今でも紘一を可愛がっ ている。
しかし、ときどき紘一に冗談を言って本気にさせている。
本人曰く「たまに意地悪したくなるんだよねぇ」と笑って言うが、春 臣にとっては良い迷惑。春臣が怒っても、大樹は笑って、普通に流している。
- Re: トラブルメ−カ−!! ( No.2 )
- 日時: 2012/08/06 16:37
- 名前: 柊 (ID: pzCc2yto)
【プロロ−グ】
僕は物心がついた頃から、アンパンマンが好きだった。
アニメをよく見ていて、絵本は全冊持っている。
アンパンマンのぬいぐるみは家中のあらゆるところにあり、ついにはトイレの中にもアンパンマンのぬいぐるみが置かれた。
僕は何度も、アンパンマンがたくさんの仲間に囲まれているのを見た。
それは、僕の憧れだった。
僕は人見知りという性格であるので友達など作れるわけもなく、10個歳が離れた兄としか遊んだことがなかった。
「ねえ、どうしてアンパンマンは、たくさんのお友達に囲まれているの?」
まだ幼かった僕は、兄にこう質問したことがある。
それを聞いた兄は、にっこりと微笑んで言った。
「正義のヒーローだからだよ」
「?」
「あぁ、そっか。“正義”ってのを知らないんだね」
「うん」
「簡単に言うとね、“正しい事”かなぁ」
「……じゃあさ……」
きっと、幼かった僕なりに考えたのだろう。
「アンパンマンは、“正しい事をするヒーロー”なの?」
それを聞いた兄は、一瞬考えるような素振りを見せたが、
「そうなんじゃないの」
と、もう一度微笑んだ顔を僕に見せた。
「じゃあ、きっと……う〜ん…“アンパンマン”になればさ、たくさんお友達作れるよね!」
「なってみるか?」
「うん!」
——————すべては、ここから始まったのだろう。
- Re: トラブルメ−カ−!! ( No.3 )
- 日時: 2012/08/07 09:02
- 名前: 柊 (ID: pzCc2yto)
【1.空を飛ぶ】
今までに、こんな恐怖など味わったことなんてなかった。
いつからだろう。
自宅に帰るまで、男か女かも分からない人間にストーカーされる。
自宅に戻ったって、そいつがまだ何処かにいて見ている、という可能性が無くなるわけではないのだから安心できない。
こんな事が毎日続く。そいつは飽きもせず。何が目的なのか、私に何か恨みでもあるのか。
どうにかしないと、と心では思っても、両親・兄に相談できない。
迷惑をかけてしまう。
心配させてしまう。
警察に被害届を出そうかと思ったものの、証拠が何もない。
そいつの正体を確かめてやろうか——と思ったが結局、怖くて何も出来ない。
心はすでにボロボロだ。
こうなったら、いっそ———
———死んでやろうか。
(1)
「———お、おいッ!!」
息を切らしながら階段を駆け上がる。
俺の何段先を、俺と同じく階段を駆け上がる男子生徒は振り向かないまま階段を駆け上がる。
俺は、その男子生徒———桐谷 紘一の背中に叫び続ける。
「屋上に行ってどうする気だ!」
そう、俺と紘一は屋上への階段を上っている。しかも教師に無断で。
この学校、成城南高校は自殺防止のために屋上を開放しない。
特別なときだけしか、屋上に入ることを許されていないのである。
それも教師同伴である。
しかし、今日だけは違った。
紘一は何の迷いもなく、屋上への階段の扉(普段は鍵をかけている)を
開けたのである。
何故、開いていたのか。
気になる所ではあるが、今はそれどころではない。
紘一が、自殺するかもしれない——!
一瞬、俺の頭にあることが浮かんだ。
もしかしたら、紘一は他のクラスの奴に「めんどくせぇ奴!」と言われて根に持っている可能性がある。
——純粋だからな!
確かにめんどくさい奴だ。
だからって、すでに分かっていることを口に出さなくてもいいじゃないか!
面倒なのは、そのあとなんだよ!クソ野郎が!
あいつは、言われたことをすぐに真に受ける。
やばい、やばい————!
バアァァァァァァン!!
屋上の扉が開かれる。
紘一の足は止まらない。
「おい!早まるんじゃない紘一〜〜!逃げちゃだめだ!」
——ッて、俺は、崖の端に立つ犯人に叫ぶ刑事か!
見たことあるぞこのシーン!!
と、行き止まりのところで紘一は止まった。
今の言葉が通じたのか通じたんだな!
「紘一〜〜〜〜〜〜ッ!」
俺は両手でバンザイの状態にしながら、紘一のいるところにダッシュして、紘一が振り向いたところをハグ———————
「ねぇ、この高さだったら人間でも飛べるよね?」
…………………ん?あれ?今のは空耳……?
屋上から「落ちる」じゃなくて、「飛ぶ」の?———まあ今は、どうでもいい。
俺の目の前に立つ紘一は、満面の笑みである。
おい、その笑みやめろ。
男の俺でも惚れるわ。
どうやら、後者のほうだったらしい。安心した。
「お前、『めんどくせぇ奴』って言われてショックを受けたんじゃなかったのか?」
「そんなこと言われた?俺」
能天気—————————っ!!
「俺の心配は無駄だったのか!」
体力消耗だ、バカ。で、紘一はさっき何か妙なこと言ってたな。
何だっけ?
紘一は、いつのまにか屋上から下をのぞいていた。
「でさ、本題に戻すけど、これぐらいの高さだったら飛べるよね!」
「あああ!思い出した!」これだ!誰だ、こいつに変な事を教えたのは!
「まだ言うか!無理だそんなの!お前が飛べるんだったらライト兄弟も飛行機開発せずに飛んどるわ!そんなことやるの現代でお前だけだ!」
吹奏楽部員の腹式呼吸並みに、俺は大声でまくし立てた。
ああ俺、吹奏楽から勧誘くるかもな………
- Re: トラブルメ−カ−!! ( No.4 )
- 日時: 2012/08/08 14:52
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
これ、メッチャ面白いですッィ━━━d(`・∀・)b━━━ィ!!!
応援してますッ(●o≧д≦)o頑張れェェ♪
ちょくちょく、コメ残していってもいいですか?(*´Д`*)φカキカキ...
更新期待してます(〃ノωノ)
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