コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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机の下〜初恋
日時: 2012/12/24 21:19
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: Fmq2cEjF)

ぐみです!
コメディ・ライトでは初めてです。

まだまだ小説とか言えるレベルじゃ
無いんですけど 感想やアドバイスを
もらえたら嬉しいです。


 ☆目次☆

>>1 登場人物

>>2- 本文

  >>2 PROLOG

 第1章☆新学期と決別 
  >>3 第1話『クラス替え』
  >>4 第2話『新学期のスタート』
  >>5 第3話『決別の日』

 第2章☆席替えとバトル
  >>6 第4話『席替え』
  >>7 第5話『給食中にて』
  >>8 第6話『給食中のバトル』
  >>9 第7話『連絡〜前編』
  >>10 第8話『連絡〜後編』

 第3章☆奇跡?運命?
  >>13 第9話『2度目の席替え』
  >>14 第10話『再び…』
  >>15 第11話『校外学習〜前編』

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第4話『席替え』 ( No.6 )
日時: 2012/08/29 21:07
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

美佳が引っ越してからというもの
私は基本的に教室では1人だった。

そんな1学期は終わり
 気がつけば 夏休みに突入していた。

そして 夏休み。
部活ばかりの日々を過ごし
あの日—1年の時菜穂に言われたコトなんて
すっかり忘れてしまっていた。

**********************

2学期。
私のクラスの担任の先生は
あまり席替えをしない先生だった。

体育祭の後 初めての席替えが行われた。
席なんて どこだっていい。
 そう思っていた。

うるさい男子の隣にはなりたくない。
 そう思っていた。


  「よろしく!井上さん!」

   「…」

  「ムシかよ…」


私の隣の席。それは
このクラスの学級委員 大葉大地だった。

でも大葉大地の後ろの席。
   それは昌人くんだった。

そして私は 忘れていたはずの
あの言葉を思い出していた。

第5話『給食中にて』 ( No.7 )
日時: 2012/09/02 16:38
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

給食中。私が机の下で足を伸ばすと
何かにぶつかった。

 それは 大葉大地の足だった。

ここは 明らかに私のスペース。
そう思って 気がつけば前にある
  大地の足を蹴っていた。


 「…いてっ 井上さ〜ん」

  「…」


 「どうしたんだよ 大地?」


そう言って 同じ班になった
昌人くんが大地に話しかけていた。


  「井上さんに蹴られた〜」

 「井上さん 強っ」


そして 気がつけば再び
大地の足が私のスペースに伸びていた。

第6話『給食中のバトル』 ( No.8 )
日時: 2012/09/08 15:47
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

その翌日の給食中。

私は 同じ班になって
結構話し出すようになった女の子。
  岡橋美奈と話していた。

気がつけば また大地の足が伸びている。
私はそれを蹴ることを悟られないように 
   蹴る。


 「いてっ」

  「大地〜 またか〜」


すると今度は 自分の足が蹴られた。
顔色を変えず私は 再び足を蹴る。


 「いて〜 やっぱ井上さん強〜」

  「だろ? 昌人」


伸びてきていたのは 昌人くんの足だった。

そしてふと気がつけば
それは 毎日の給食中 机の下で起こる 
バトルへと発展していた。

第7話『連絡〜前編』 ( No.9 )
日時: 2012/10/08 17:01
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

その日は 大地は部活の試合で
不在だった。
給食中 毎日のように起きていたバトルも
起こるコトはなかった。

 何事もなく1日が過ぎていく。
   そう思っていた。


 「起立! 礼!」 「「ありがとうございました!」」



 「あ 大地の連絡書いてない」

  「ホントだ」

 「井上さん 書いといてくれる?」

  「分かった」


私は昌人くんに言われ 大地への連絡を書いていた。
 次の日の予定。持ち物——。

私の手がピタッと止まる。
最後に メッセージを書く欄があったのだ。

友達以外に こういうのを書くのが苦手な私…。


 「ねえ 昌人くん ここ書いてくれる?」

  「えー 井上さん書きなよ」

 「でも なんて書けばいいか分からなくて…」

  「“愛してる”とでも書いとけば〜(笑)」

 「は!?」

第8話『連絡〜後編』 ( No.10 )
日時: 2012/10/08 17:08
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

 「何で!? 私 なんとも思って無いし」
 
  「え〜 顔赤くなってるよ〜(笑)」

 「私…そういうの苦手なんだけど」

  「じゃあね」


昌人くんにそんなコト 言われるなんて思って無かった。

私は 誰かとああいう話題を話すのは苦手だった。
自分では気がつかないうちに 顔が赤くなってしまう。

昌人くんと同じ班になれたコトは嬉しかった。
でも どこかに遠くにいる方がいいと思っている自分がいた。
昌人くんのコトがスキだというコトが ばれてしまうのが
イヤだったから…。


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