コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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机の下〜初恋
日時: 2012/12/24 21:19
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: Fmq2cEjF)

ぐみです!
コメディ・ライトでは初めてです。

まだまだ小説とか言えるレベルじゃ
無いんですけど 感想やアドバイスを
もらえたら嬉しいです。


 ☆目次☆

>>1 登場人物

>>2- 本文

  >>2 PROLOG

 第1章☆新学期と決別 
  >>3 第1話『クラス替え』
  >>4 第2話『新学期のスタート』
  >>5 第3話『決別の日』

 第2章☆席替えとバトル
  >>6 第4話『席替え』
  >>7 第5話『給食中にて』
  >>8 第6話『給食中のバトル』
  >>9 第7話『連絡〜前編』
  >>10 第8話『連絡〜後編』

 第3章☆奇跡?運命?
  >>13 第9話『2度目の席替え』
  >>14 第10話『再び…』
  >>15 第11話『校外学習〜前編』

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登場人物 ( No.1 )
日時: 2012/12/21 15:05
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: Fmq2cEjF)

井上千枝イノウエチエ
  中学2年。優等生タイプ。
  恋なんてどうでもいい。そう思っていたが
  ある日 菜穂に言われた一言から…

大川昌人オオカワマサト
  中学2年。頭が良く 運動神経も良い。
  女子に人気。

水谷美佳ミズタニミカ
  千枝とは幼稚園の頃からの親友。2年生がスタートしてすぐ引っ越すことに…。

高野菜穂タカノナホ
  千枝の友達。千枝とは部活が一緒。

大葉大地オオバダイチ
  千枝のクラスメイト。学級委員長。
  お調子者でクラスのムードメーカー。

岡橋美奈オカハシミナ
  千枝の2年生最初の席替えで同じ班になった女の子。
  話が合い よく話すようになる。


 クラス
2年1組 菜穂 
2年2組 千枝 昌人 美佳 大地 美奈

 —1年前—
   1年1組 千枝 大地 美奈
   1年2組 昌人 美佳 菜穂 

PROLOG ( No.2 )
日時: 2012/08/23 13:05
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: UrB7UrBs)

ちょうど1年前のことだった。

私 井上千枝は
恋に全く興味が無かった。
そしてどうでもよかった。

だけど 中学に入学して
部活に入ってしばらくした頃だった。


部活で出来た友達。菜穂に言われたんだ。


 「千枝って昌人くんのコト スキなんだよね?」

  「え!?」

 「美佳が言ってたから 2組で噂になってるよ〜」

  「そんなわけ無いじゃん! だって小学校違う子でしょ? 私 知らないし」

 「やっぱ そうだよね〜」

  「それ嘘だよ」


でもこれが あとでこんなコトになるなんて
思いもしなかった。

第1話『クラス替え』 ( No.3 )
日時: 2012/08/27 13:53
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

菜穂に言われたあの日から
ずっと考えていた。


昌人くんと廊下で初めてすれちがった時
  何かを感じ始めていた。

そして 1年生の秋。
校外学習で乗ったバス。その座席。
通路を挟んだ私の隣。
  それは《昌人くん》だった。
そして この日。
私と昌人くんは初めて会話を交わした。


自分でも信じられなかった。
こんなコトで…
友達の たった一言でこんなに意識し始めるなんて
恋なんてどうでもよかったくせに…


 「千枝! クラス替え発表されてるよ〜 一緒に見にいこ!」

そう言って美佳がやってきた。

  「うん じゃあ行こっか」

**********************

 「美佳! 同じクラスだ!」

  「ホントだ! 小学校の時あんまり一緒になれなかったよね〜」
 
 「ホント!!やっと一緒になれてよかった〜 ……。」


菜穂や他の友達も ほとんどが私と違うクラスだった。
美佳だけが 新しいこのクラスで唯一仲が良い子だった。だけど……

ただ このときは気がついていなかった。
《昌人くん》と同じクラスになったコトを——

第2話『新学期のスタート』 ( No.4 )
日時: 2012/08/27 13:54
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

昌人くんと同じクラスだと気がついたのは
新しいクラスで自己紹介をしている時だった。

そして この日。
再び昌人くんと会話するなんて思っていなかった。


 「井上さん 高野さんって1組?」

  「え? あ…そうだよ」


たったこれだけ。
だけど これだけで
私は十分 良かった。

**********************

そんな新学期のスタートを切った。が
新学期が始まってすぐ
私は初めての別れを経験することとなる。


 「美佳… 明後日だよね…」

  「うん… やっと同じクラスになれたのに…」


幼稚園の頃から ずっと私の隣で笑ってた
親友の美佳が引っ越す。遠くへ。

それは 1年生の終わり頃から聞いていた。
だけどあまり実感できなかった。


  美佳の引っ越しまで 2日。

第3話『決別の日』 ( No.5 )
日時: 2012/08/28 16:09
名前: ぐみ ◆imKHI7a64Q (ID: lTRb9CJl)

決別の日。
明日の朝早く 美佳は出発する。
学校で会えるのは今日が最後だった。

でも そんな『今日という日』も
 すぐに過ぎ去っていった。
気がつけば 放課後。

自分はこの後 部活。
美佳とは一緒にいられない。


 「あ!美佳ちょっと待って!!」

  「…?」

 「これ… 良かったら読んで!……私のこと…絶対忘れないで!」


それは 昨日
家で書いた手紙。そして小さな一冊のノートだった。


  「ありがとう…」



美佳に渡したノート。
そこに書いたのは 
私と美佳との思い出の曲の 
 《歌詞》だった——。

**********************

私には この新しいクラスにあまり友達がいない。
特に仲の良い友達はほとんどが違うクラスだった。
そして私は 人の輪の中に入るのが苦手だった。

  美佳の引っ越し。
それは私にとって 
  孤独を深める物だった。


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