コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ぼくらのオタク日誌
- 日時: 2012/10/24 18:05
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
初めて書きます。
よろしくです!
書いている意味がわからなかったりするかもしれませんが
そこらへんは
眼を瞑ってください。
ではオタク男子の、恋愛物語
スタートです!
- Re: ぼくらのオタク日誌 ( No.1 )
- 日時: 2012/10/24 18:14
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
第一話 ぼくらのオタク日誌
小さいころからアニメが好きだった。
テレビの中で繰り広げられる、
ありえない物語。
知らず知らずのうちにオタクというレッテルが貼られ
当然、友達もオタクになった。
中学二年生になった僕、
谷内 健史は今でもオタク。僕の横を楽しそうにしゃべりながら歩いている桑原 翔もオタクである。
僕らはオタクであることをあまり気にしていない。
ただ単にアニメが好き。それだけ。
だから気に病んだりオタクであることを隠したり
する必要なんてない。
「でさ〜健史」
「なに?」
「今日転校生来るらしいぜ」
「興味ない」
「・・・・少しぐらいは興味があるふりでもしろよ」
翔が呆れ顔で言う。
- Re: ぼくらのオタク日誌 ( No.2 )
- 日時: 2012/10/24 18:25
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
僕は転校生とかには興味がない。
どうせその転校生も
僕がオタクと知ったら煙たがるに違いない。
教室のドアを開けると
一瞬僕たちに視線が集まってから
みんなは自分たちの話題に戻った。
僕はみんなに嫌われているわけではない。
好かれているわけでもない。
ただのクラスメイト。
「お〜いみんな席に着け〜」
担任がずかずかと教室に入ってきた。
「今日はお待ちかねの転校生だ。ほら、入って来い」
担任が手招きする。僕も一応顔だけ見ておこうと思って
前を見る。
「さて、どんな子かなあ〜」
後ろの席で翔が下心丸出しで呟く。
そんな呟きは無視して
僕はその転校生とやらに眼を向ける。
入ってきたのは女の子だった。
クラス中の視線がその子に釘付けになる。
僕もその子に釘付けになった。
「ほら、自己紹介」
「・・・北沢 歩美です。よろしくおねがいします」
そういった彼女は恐ろしくきれいだった。
漆黒の肩まで伸びている髪、
うすいピンクの唇、どうしようもなく整った顔。
それはもう非の打ち所ない美人がそこにいた。
- Re: ぼくらのオタク日誌 ( No.3 )
- 日時: 2012/10/24 19:18
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
心臓が知らないうちに高まる。
頬が熱くなる。
なんだろうこれは?
「え〜開いている席は谷内の隣だな。あそこに座りなさい」
「はい」
北沢さんが僕の隣に座る。
僕の視線に気づくと北沢さんはペコリと
頭を下げた。
休み時間になると一気に北沢さんの周りに群がる。
「ねえ、どこから来たの?」
「何月生まれ?」
「彼氏はいるの?」
みんなが次々に質問する。
僕はただそれを見ていた。
さっき胸の鼓動が早くなったのも気のせいだ。
不意に肩がたたかれる。
「おい」
「なに?」
「すげえ美人だな」
「そうだね」
「あ〜そうかお前は興味ないんだったな」
「僕は今日から始まるアニメのほうが興味あるね」
「俺はあの美人」
それから何か翔がいっていたがなんていっていたのかは知らない。
どうしようもなくくだらないことだった気がする。
- Re: ぼくらのオタク日誌 ( No.4 )
- 日時: 2012/10/24 20:24
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
その日の学校の帰り、
やけに学校が騒がしくて翔を置いて一人で歩いていた。
あの胸の動悸はなんだったんだろう、
きっと気のせいだと思うけど。
なんてことを思いながら歩いていた。
そのときコンビニの前にガシャポンがおいてあるのだが
そのとき確かに僕の好きなアニメの
ガシャポンが眼に入った。
あわてて足を止めると確かにそれは僕の好きなアニメのガシャポン
だった。価格は二百円。
今、僕ののポケットに入っているのは315円。
僕は迷わずお金を入れてダイヤルを回した。
ガシャンと音がしてカプセルが出てくる。
- Re: ぼくらのオタク日誌 ( No.5 )
- 日時: 2012/10/25 17:00
- 名前: みこん (ID: v1PUoFnc)
取ろうとしたときふわっといい香がした。
「好きなの?」
「え・・・?」
そこにいたのは北沢さんだった。
整った顔が僕の眼と鼻の先にあってまた鼓動が早まった。
「なんで・・・北沢さんが・・・・ここに?」
途切れ途切れで話しかけると彼女は微笑みながら話してくれた
「別に。ただ通りかかっただけよ」
「そうなんだ」
「それで?谷内・・・だったかしら。好きなの?」
僕の持っているカプセルを指差しながらいった。
「あ・・・うん好きだよ」
「ふうん」
それから北沢さんはどこか違うところを向いていたが
僕のほうを向いて彼女は僕に聞いた。
「これからどこに行くの?」
「どこへって・・・僕のお気に入りの場所へ」
「おきいに入りの場所?気になるわね連れて行ってよ」
「勝手にすれば」
僕はそのまま歩き出した。
心臓の音がまわりに聞こえそうなほど大きい。
初めての感覚だ。
そのまま僕たちは少し歩いたところにある丘を登って
ぽつんとベンチと時計がおいてある場所に着いた。
「ここがあなたのお気に入りの場所?」
「そうだよ」
「へえ・・・いい眺め。気に入ったわ」
彼女はそういってベンチに腰掛けた。
「座らないの?」
「座るよ」
僕は彼女の隣に座った。
僕より少し小さい彼女からはいい香が漂ってきた。
この掲示板は過去ログ化されています。