コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 危険な猛獣(♂)拾いました。【ついに完結!。゜(゜´Д`゜】
- 日時: 2013/05/30 19:53
- 名前: 珠紀 (ID: IVNhCcs6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27519
はじめましての方、はじめましてm(_ _)m
また、珠紀かょとゅー方こんにちゎ(´・ω・`)♡
『君がはじめて』
『恋愛のけだもの達』 等。
書いてぃたものです(*゜▽゜)ノ汗
常連さんも増ぇてきて、珠紀ゎ嬉しいです(T^T)
これからも、ょろしくぉねがいぃたします(・_・、)(。・・)泣
*物語*
両親を事故で亡くし、親戚に引き取られたがうまくいかず一人暮らしをはじめた奈々。
いつもどうりの日常をおくっていたはずが…
ある男の子に家の前で出会ったことで物語は動き始めるー…。
*登場人物*
山田 奈々(♀)[ヤマダナナ]
鈴木 陽斗(♂)[スズキハルト]
桐島 大 (♂)[キリシマダイ]
*目次*
プロローグ>>3
奈々side1>>4>>5>>6>>11>>12>>13>>14
陽斗side2>>16>>17>>18>>19
奈々side3>>20>>21>>22
陽斗side3>>28>>29
奈々side4>>32>>36>>42>>46>>47>>50>>51
大side>>52
奈々side>>57>>63>>76>>85>>87>>88>>102>>108
大side>>109>>110
【アンケート】>>116(3/29開始〜作品終了日まで)
陽斗派>>117>>130>>141>>165>>204>>220
大派>>118>>119>>120>>121>>122>>131>>151>>165
奈々side>>125>>136
陽斗side>>139>>145
奈々side>>150>>160>>161>>168>>169
陽斗side>>175
大side>>182>>183>>190
奈々side>>194>>196>>203>>207>>215>>216>>223>>228>>235
最終話>>238
*お客様*
朔良ちゃん 第一号様(T^T)
アサガオちゃん もぅっっ!大好きなお客様☆いつもありがとうです(T^T)
涙ほろりさん 小説更新楽しみです(〃'▽'〃)
いろはうたさん こんな糞小説を誉めてくれた優しぃぃぃ方!!!
春歌さん 尊敬っっ!!(´¬`)(泣)
miruさん(miruたん) めっちゃクチャ元気をくれる(T^T)
ミムさん (*゜ロ゜)(ε`)☆コメント本当にありがとうございます(泣)
勿忘草さん 陽斗推しっ!!♡♡
あすこさん(あーちゃん) やっさしいっ!うん、やっさしいっ!そう、やっさしいっ!w
ぽちゃりす 双子ちゃんだぢぇ笑←
ぷりんちゃん 来てくれてありがと(。・・)
あるのんさん この方の小説を是非皆さん、みてみてください(`・ω・´)p
瑠璃さん はじめまして!!コメントありがとうございました(ToT)/~~~
音さん ぎゃおぉぉおぉ!!可愛いですよねwwこの方の名前///←
まりさん さん 尊敬なんてしないでください〜三 (lll´Д`)汗逆に尊敬しますよ?(笑)←
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- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。〜彼は発情期〜 ( No.16 )
- 日時: 2013/03/10 21:18
- 名前: 珠紀 (ID: CSYaft37)
〜陽斗side〜
外は雨が降っていた。
行く宛もなくフラフラと歩いていた俺は体力の限界が来てその場にしゃがみ込んだ。
何分か時間がたち、女の子が頭に鞄をのせて走ってくるのが見えた。
じっと見つめていると、不意に目があってしまう。
髪は肩より少し長いくらいで、大きい目が印象的だ。
雨の雫が頬をつたって彼女の涙のように見えた。
…綺麗だ。
そう思った。
俺はこれまでどんな女も綺麗なんて思ったことがなかった。
とっさに俺は話しかけてしまった。
「ねぇ、このアパートの住人?」
「そ、そうです、それじゃ」
彼女は急いだように俺からすぐに視線を外した。
「ぁ…」
…行ってほしくないと思った。
とっさに彼女の服の端を掴む。
彼女は驚いた顔をしている。
…そうだよな…。
つか、俺も掴んで…どうしよう。
すぐに頭に浮かんだ言葉が…
「タオル貸して…ください」
これだった。
- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。〜彼は発情期〜 ( No.17 )
- 日時: 2013/03/09 18:00
- 名前: 珠紀 (ID: CSYaft37)
タオルって…ないだろ。
初対面にタオル借りて返すときどうすんだよ…。
なんて、思っていたが…彼女は驚いた顔をしてから困惑した表情になり一生懸命自分の鞄の中を探し始めた。
…いい子すぎるだろこの子。
「どうぞ」
怖がられているのか、彼女はびくびくしながらハンカチを渡してきた。
それからすぐにまた、彼女はここから離れようとする。
ぁ…待って…。
なんでこんな感情になるのか分からない。
だけど、
「ここで拭いても意味ないよね」
そんなことを口ばしっていた。
彼女は怪訝そうな顔をする。
っっしまった。
初対面の女の家にあげろ的なことを言ったことに俺は今更気がついた。
沈黙が続く。
俺はひたすら彼女を見つめた。
「…中にあがってください」
…嘘だろ?
初対面の男を家にあげるのは警戒心が足りないんじゃないか?
俺が言い出したことなんだけど…さ。
俺は冷や汗をだらだらと流しながらも、彼女の家の中に入った。
- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。〜彼は発情期〜 ( No.18 )
- 日時: 2013/03/10 21:21
- 名前: 珠紀 (ID: CSYaft37)
…あの時彼女に追い出されてから、彼女の顔が頭から離れない。
「名前…聞いとけば良かった」
まぁ…俺がとんでもないこと言ったから追い出されたんだけど…。
今思い出すと相当馬鹿だ。
変態だと警察に通報されなかっただけすごいと思う。
そんなことを考えながら歩いていると、彼女の家の近くにいた。
「…重症だ。」
ダメだ…。
このままだと俺、ストーカーじゃねーか。
「…っっ!?」
とっさに俺は隠れてしまった。
彼女がこちらに走ってきたからだ。
…俺には気づいていないようだ。
「…なんで走ってなんか」
確かめるために彼女の方を見ると、彼女の後ろを追う中年男が見えた。
「…」
なるほどな。
俺は中年男がいい距離に来るまでを見計らって、飛びかかる。
「うわぁあぁぁぁぁぁ」
胸ぐらをつかみ、押し倒すと中年男は気持ち悪い声を出して顔をわなわなと震わした。
「え…」
彼女の方を見ると、微かに瞳に涙が溜まっていた。
「おい…何あの子泣かしてんだよ…」
俺は男の耳元で低く呟いた。
「ひぃっっ」
男は小さく叫び声をあげる。
俺はにこりと笑うと、胸ぐらを掴んでいた手の力を強くして今度は彼女に聞こえる声で呟く。
「おっさん、こーゆーの良くないと思うよ?…もうこの子につきまとうなよ…」
中年男は瞳にたくさんの雫を溜めて大声をあげて走り去った。
「大丈夫?」
しゃがみ込んでいる彼女に手を差し出すと少し震えた手で握り返してくれた。
あ…れ…?
でもなんか…俺、身体がすごく重い。
そんなことを思いながら俺は彼女と話している途中で意識を手放してしまったのだった。
- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。〜彼は発情期〜 ( No.19 )
- 日時: 2013/03/10 21:24
- 名前: 珠紀 (ID: CSYaft37)
目を覚ますと、俺は布団の上にいた。
横から気持ちよさそうな寝息が聞こえる。
あの女の子だ。
「…っっ!?なっっ!んで」
驚いて声が裏がえる。
「…」
あー…。
忘れてた。
俺、倒れたんだっけ。
「…」
っていうかさ…この子本当に危機感ないよな。
俺がいるのに、こうもぐーぐー寝てるんだから。
「ってか…可愛すぎだろっっ」
寝顔は幼い子供のようだった。
そっと頭を撫でてみる。
「ん…気持ちいい」
「ぁ…笑ってる」
本当に…ヤバい…。
つぼすぎる。
俺は笑いながら、頭を撫で続けた。
ぁー…。
このまま、俺の理性が持ちますように…。
そんなことを考えながら。
この後、彼女がとんでもないことを言うとは予想すらできなかったー…。
- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。〜彼は発情期〜 ( No.20 )
- 日時: 2013/03/10 20:02
- 名前: 珠紀 (ID: CSYaft37)
〜奈々side〜
「あの…まずお風呂に入ってください。その…臭うので」
「…」
そう言うと、彼は気まずそうに私から距離をおいた。
「?」
「いや…俺臭うなら、近くにいない方がいいかなって」
「…もしかして、自分が臭うとか思ってなかったんですか?えっと…結構あなた、汚いし臭い…ます」
「…っっ!?ごめん!すぐ風呂入ってくるっ」
彼は真っ青な顔をしてお風呂場へ向かった。
「あ、待って!!あなたの名前っ!」
「あ…俺は陽斗。太陽の陽に北斗七星の斗」
「…陽斗…。あ、私…奈々です」
「奈々ちゃん」
陽斗…に名前を呼ばれた瞬間心臓がどくどくとなる。
なんか久しぶりに誰かに名前を呼ばれた気がした。
「じゃあ、お風呂借ります」
「あ、ぅうん」
陽斗はまたばたばたと走ってお風呂場に向かった。
「…」
顔が火照る。
今更なんだけど…
一人暮らしの女の子の家に男の子が住むのってまずいんじゃ…。
どうしよう。
まったく考えてなかった。
「…っっ!」
そして重要なことに気づき、私は慌ててお風呂場に向かう。
「陽斗っ!やっぱり待っっっ!」
…遅かった。
洗面所には私の下着がいくつも干されている。
それを赤面しながら見つめている陽斗。
…終わった。
「な、奈々ちゃんっ。」
ロボットのようにガチガチになりながら、私の方を振り向く陽斗。
私の顔はこれ以上なく赤くなり噴火直前だった。
「ごめんっ!見てないから!!あ、見たんだけど…い、いやらしい気持ちで見てたんじゃなくてっ!その…つまり。…あれ?」
陽斗も混乱して目が横やら上やらに動いている。
「きっっ!!!!」
「待ってっっ!叫ばないで。本当にごめん」
陽斗は叫ぶ寸前の私の口に手を当てて抑え込んだ。
「あ!!ごめんっ。俺、臭いよな…?ぁーどうしよう。まず、さっきのところに移動しよう?」
私は叫ばないという意思表示のようにコクコクと大きく頷いた。
だけど、居間に行っても気まずさが重なり2人して真っ赤になりながら無言をとおすことしかできなかったのだった。
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