コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【参照50!感謝】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。
日時: 2013/08/01 18:37
名前: 夕紀(元四ノ宮 ◆8HAMY6FOAU (ID: 9E/MipmP)
参照: 夕紀(ゆうき)と読みます〜(`・ω・´)ゞよろしくお願いします!

■□『作者紹介・観覧について』■□

皆さん、こんにちわ!夕紀と申します!
元四ノ宮でございますよ〜こんにちわ〜、あ。どもども!
さて、性懲りも無くまたスレを立てましたね!
あ、やめれ。本投げないで!角がっ、角当たるぅぅ!!
今回は、花言葉を使ってお話を考えたいと思っております。

*荒らし・中傷コメ・悪口コメはお断りします。
*宣伝コメはやめてください。

□■『花言葉の意味一覧』□■

No.1【ハナミズキ】…あなたへの返礼。私の思いを受けとめて。(題名より)
No.2【ナツツバキ】…愛らしい人。(第一章>>3より)
No.3【コスモス】…乙女の真心。(第一章>>8より)

■□『キャラ紹介』■□

櫻井 樹(Sakurai Ituki)
奈内 未來(Nanai Mirai)
藍田 隆弘(Aida Takahiro)
蛯名 美樹(Ebina Yosiki)



■□『貴方に愛されたい僕とハナミズキ。本編』■□

第一章『アガパンサスの花言葉』
>>1>>2>>3>>4>>5>>8>>9>>10>>11

□■『お客様』□■

珠紀 様(キュン死する小説を書かれております!いや、何度死んだことか…)

■□『記念日一覧』■□

【8月1日】参照50突破!企画は考え中です!

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Re: 【逆ハー万歳!】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。 ( No.7 )
日時: 2013/07/29 12:02
名前: 夕紀 ◆8HAMY6FOAU (ID: NRAsdfzb)


>>珠紀様─=≡Σ((( っ'∀')っ


お久しぶりでございます!!
珠紀様を忘れるなど滅相もございましぇんんんんんっ!!

おぉ、未來くんストライクですか(`・ω・´)ゞ

未來「……ん。ありがと……です」

えらい!未來くん偉いよぉぉ!!

珠紀様の小説にもうかがわせていただきます!
更新頑張ります!!
訪問、感謝致します!!

Re: 【逆ハー万歳!】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。 ( No.8 )
日時: 2013/07/29 17:13
名前: 夕紀 ◆8HAMY6FOAU (ID: NRAsdfzb)

6.



「えぇと……この服はクローゼットに……」

晩御飯までの間。
あたしは自分の部屋で、送られてきていた段ボールを開けてはしまい、開けてはしまうの繰り返し作業をしていた。

「ん、と……ん?これ……」

あと一つとなった段ボールの蓋を開けると、その中には少し古びた本達。
これは確か、あたしが小さい時に読んでいた本だ。

「『花占い』……『花の育て方』に『花図鑑』『花言葉』……見事に花だらけだなぁ……」

小さい頃のあたしはこれをずっと繰り返し繰り返し読んでいたんだよな。
おかげで、どのページもボロボロだ。

「10年も前のやつだもんなぁ……」

懐かしく思いながらパラパラとページをめくっていく。
と、あるものを見つけてあたしはめくる手を止めた。

「うわ〜……これ、コスモスの押し花だ。懐かしいなぁ……」

淡い紫色が残るコスモスの花。
あたしが小学生の時だったと思う。




『花言葉』の図鑑を持って、公園に行ったんだ。

秋の公園には、限られた数の花しかなかった。

『うーんと……あ!あった!』

花壇の花々の中から美しい紫色のコスモスを見つけて、
ポキッと根元から折った。

今思えばいけないことだと分かるけど、あの頃のあたしはただ、コスモスを押し花にしたかった。もうすぐ枯れてしまうであろう美しい花を冬でも見れるように。





「って、全然片付けが進まない!!」

慌てて本を閉じて、あたしはそれを本棚に入れた。

Re: 【逆ハー万歳!】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。 ( No.9 )
日時: 2013/08/01 17:19
名前: 夕紀 ◆8HAMY6FOAU (ID: 9E/MipmP)

7.



夢を見た。

誰かが泣いていて、
涙を流していて。

その人に近づいて、あたしは尋ねた。

『なんで、泣いているの?』

その人は、

ゆっくりと、


振り返った________







「っ……あ!!」

目が覚めると、見慣れない天井。

はぁはぁ、と荒い呼吸を繰り返しながらここはおばあさまの洋館だと思い出した。身体に力が入らなくて、しばらく呼吸をゆっくり繰り返す。

落ち着いて来た所で、ベッドの近くにある時計を覗き込んだ。

時刻は5時30分をさしていた。
いつも起きる時間の30分前である。

その時、あたしの頬につぅ、と何かがつたった。

「……ん、な…?」

それは、涙だった。
寝ているうちに泣いてたのか?
あぁ、でもまだ……

涙が出てきてしまうよ。

Re: 【参照50!感謝】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。 ( No.10 )
日時: 2013/08/01 17:37
名前: 夕紀 ◆8HAMY6FOAU (ID: 9E/MipmP)


8.




何故か流れる涙に困惑しながら、
あたしは必死に涙を拭っていた。

だけど、涙は止まってくれなくて、
自分でもわけが分からなくて、
それで、怖くて……

コンコンッ

「いっちゃん?起きてるの?開けるよ」

ノックと共に、部屋の扉が開いて。

「っ!?いっちゃん!!」

そこには、驚いたような隆弘がいて。

「ぅ……たか、ひろぉ……」

隆弘の顔を見たら、安心してあたしはさらに涙を流したのだった。







「もぉ〜いきなり泣いてるから、びっくりしたじゃんか」
「……ぅん」

あたしの頭を撫でながら、隆弘は苦笑して言った。
ベッドに二人して座って、あたしは隆弘にもつれかかるように座っていた。

落ち着いた頭で、あたしは考える。

なんで、あたしは泣いてしまったんだろう。
決して悲しいことなんてないのに……。
どうしてだろうか。

「あ、やべ。そろそろ、起きる頃か……いっちゃん」
「ん」

すくっと、隆弘はベッドから立ち上がってあたしに言った。

「俺、お前らの朝飯作ってくるから。いっちゃんも、早く支度してリビングに来いよ」
「はーい」

パタン、とドアがしまった。

「…………着替えよ」

というか、今、思ったんだがパジャマっていうか部屋着で隆弘と会っちゃったよ。
これは、女の子としてどうなんだろう。

Re: 【参照50!感謝】貴方に愛されたい僕とハナミズキ。 ( No.11 )
日時: 2013/08/01 18:36
名前: 夕紀 ◆8HAMY6FOAU (ID: 9E/MipmP)


9.



着替えをすませたあたしは、ドアを開けて廊下に出た。

「あ」
「……あ」

すると、迎えの部屋のドアが開いていてそこから奈内くんが枕片手に立っていた。それに、多分彼は寝巻きだ。

「お、おはよう。奈内くん」
「……んー、おもょぅ」
「……」

かっわい!!

『おもょぅ』ってなんだ!可愛いすぎるよ!君は男の子だろう!?しかも、枕持ってってさ……しかも、寝巻き……寝巻きっ!!

「?……どうしたの、樹」
「あ、?!い、や……なんでもない、です」
「ふーん?……ふぁあ」







あのあと一緒にリビングまで行った。
奈内くんは終始欠伸を連続していて、隆弘が呆れていた。

「ご馳走様でした」
「お粗末様でした。食器、洗うから持ってきてよ」
「はーい」

自分の食器を重ね合わせて、キッチンにいる隆弘に持っていく。
ちなみに、奈内くんは眠気に必死に抵抗しながらご飯を頬張っている。

「そういえば、今日、制服取りに行くんだよな。……未來と」
「あ、そういえば」

眠気まなこの奈内くんは、
ついにカクンッと机に頭をぶつけた。


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