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君ニ届ケ。-天国まで200日の君へ-
日時: 2013/11/16 13:52
名前: 綾音 (ID: qyuIaVem)



prologue*

「貴方の命は、おそらく
後、200日です」


この声と沈黙は未だに忘れられない。

まだ、笑っていたかった。
一緒に、居たかった。

でも、そんな夢は
あっさりと終わってしまうのか。

でも、でもね。
1秒でも1分でも君の隣に居るよ。

ねぇ、私の声 君ニ 届ケ。


登場人物*
泉 菜々 -izumi nana-余命宣告をされている中学2年生。テニス部に入っている。


伊藤 怜生 -ito reo-菜々の彼氏。菜々を隣でいつもサポートしている。

夢原 美和 -yumehara miwa-菜々の親友。テニス部に入部している







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Re: 君ニ届ケ。-天国まで200日の君へ- ( No.1 )
日時: 2013/11/16 13:58
名前: 綾音 (ID: qyuIaVem)



「好きです」

入学してから、すぐに告白された。
相手は、伊藤 怜生君。

もちろん私は、OK。

素晴らしくて幸せな毎日を過ごしていた。

あの日までは。




———・・・

「ねぇ、菜々。顔色悪くない?」

それは部活中の事。

友達の美和に言われた
鏡を見る。そうかも知れない

いつも以上に真っ青な私
唇も紫色。いかにも『死んだ人』の様だった

「んー・・・少しだるい」
「保健室行ってきなよ!」

「えー..めんどいぃ..あ..れ」
視界がぐるぐる回ったのを覚えている。

そのまま私は倒れた。


Re: 君ニ届ケ。-天国まで200日の君へ- ( No.2 )
日時: 2013/11/16 14:09
名前: 綾音 (ID: qyuIaVem)


そのまま救急車に運ばれ
少し経った後、医者にこんな言葉をかけられた。


「菜々ちゃん。貴方の命は..おそらく200日です」

200日。200日だけ?
それは、一般の人なら長い長い日だと思うのか。
だけど、私は、素晴らしく短く思えた。


シン・・・・
私は、そのコトバの意味が分かるまで少し時間がかかった

死ぬの?私が?
無くなっちゃうの?私が。



そんな事を思っているうちに涙が止まらなくなっていった。

今、私は入院しています。
あのコトバから3日が経っている。

このお話しは、私が天国に行くまでのお話です。



——・・・

ガラッ..そっと扉が開く

「あ、怜生くん!!」
「よ!菜々..大丈夫か?」


「うん..まあね」

怜生君は、あの話を知っているのだろうか。
私の命が短いってこと。

「あのさ!怜生君..私さ..」
「あ...もう聞いてるよ..お前の親から」

「え、あ..そっか..あの..なんていうか..ごめん」
「なんで謝るの?」

「だって..」

「菜々の命は短いかもしれないけど..さ。その短い時間を
沢山楽しもうよ?」
「.....ぅん」

Re: 君ニ届ケ。-天国まで200日の君へ- ( No.3 )
日時: 2013/11/16 14:19
名前: ちるちる (ID: BQ7Rat./)


こんにちは。

題名が気になったので読ませていただきました。

もし私が奈々ちゃんと同じ状況だったら…

200日、2人がどう過ごすのか、すごく気になります。

頑張ってください!


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