コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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モノクロ:コード【参照300感謝!】【お知らせ追加】
日時: 2014/02/02 21:28
名前: 紗銀 (ID: nWfEVdwx)

 一生懸命戦えば、誰かは見ていてくれる。
 だから今はそれを信じるしかない。

 軟弱だって生きているんだ。


 ——過去を振り切れ。
 ——そして、

 ——戦え。


          †


○●ご挨拶●○
こんにちわ、無名の小説書き、紗銀です
え?見たことある題名だって?
元しょめです!!!!!!!!!!!!!!
そう気づいてくれた人が居たらもの凄く喜びます…
諸事情で約1年間カキコ来れずにいたら、何とこの小説のスレが消えてましたwwww
なので、また上げたいと思います
ちなみに文章は変わっていません
少し修正は入ったりしてますが…
それもふまえて頑張って書いています!
また、以前描いてくださった絵は、時間があるときに少しずつ載せていきます
少し時間はかかりますが、以前と同じような感じに戻します
何かとよろしくお願いします

○●主について●○
199×年7月1日誕生する
アニメ大好き。てかアニメ主食←
いつか2次元に行きたいと本気で願う
小説書くこと大好きだが、途中で何書いてたか忘れる傾向アリ
何もかもメンドクセェ病EVERYDAY発病中
最近の嫁アニメは銀魂・デュラララ!!・マギ・SKET DANCE・深夜アニメetc
基本雑食系でアニメ浮気多々発生中
キャラクターについては外見35%内面65%の割合で好みを決める
ラノベも大好き
種類は雑食で、キャラ好みはアニメと同様

○●お知らせ●○
・主から小説カキコの画像投稿のことについて >>061
・無断長期無更新について >>075

○●ご注意●○
・全てオリジナルです→ガッツリ主の書き方で書いてあります
・荒らし様ご遠慮→心にダメージ与えちゃいますよー♪
・誤字脱字等あるかも…→発見した方はコメントよろしくお願いします
・紗銀嫌い、何この小説ダセェwww、ナニソレオイシイノ?という人→[BACK SPACE]キーを迅速にクリック!

・以上の4点大丈夫ですか? YES or NO

YESの人は下へご案内ー♪
NOの方は速やかに[BACK SPACE]キーをクリック!


◇◆◇◆目次◆◇◆◇

○●本編●○
【扉絵】 >>003 匡匪 様
【プロローグ】 >>001
【登場人物】 >>002
【歌詞】 >>063 ユリカ様

《第一:コード 『不安と友情』》
『挿絵』 >>004 月森和葉 様
001 >>005 011 >>030 021 >>062
002 >>006 012 >>032 022 >>067
003 >>007 013 >>033
004 >>008 014 >>034
005 >>009 015 >>035
006 >>010 016 >>040
007 >>013 017 >>044
008 >>014 018 >>058
009 >>022 019 >>059
010 >>023 020 >>060


○●番外編●○
・庭の偶然 >>047(キャラ提供:寂一 手伸 様)


◇◆◇◆イラスト◆◇◆◇



○●通常 一人●○


○●通常 複数●○


○●番外イラスト●○



いつもお世話になっております!
素敵な絵をありがとう♪


○●特別こーなー●○
【参照50突破記念】作者プロフィール >>18
【参照100突破記念】コード:07 明人のプロフ >>031
【参照200突破記念】コード:06 瑠璃のプロフ >>053


○●☆Special Thanks☆●○
栗おこわ様/御子柴様/&様/梓様/ミク様/プリン様/瑞咲様/太陽新柳様/namika様/寂一 手伸様/たくぴよ様/璃舞様/shadow様/郁汰様/珠州音隣様

大感謝です!


○●履歴●○
'14 1月8日 投稿開始
'14 1月10日 参照50突破
'14 1月11日 参照100突破
'14 1月13日 参照200突破


○●最後に●○
・注意は読みましたか?→納得&了承してここにいるんですよね?
・更新遅いですけど大丈夫ですか?→自動的に耐久力が測れます
・荒らしさんじゃありませんよね?→荒らし勘弁ですよ
・何かと主を応援してくれますか?→応援すると主のやる気が5UPします
・よかったらコメントください→コメントを書くと主のやる気が10UPして喜びます
・イラスト描いてUPする→主のやる気が15UPし、燃えます←



投稿開始H26 1月8日
最終投稿H26 2月2日

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Re: モノクロ:コード ( No.4 )
日時: 2014/01/09 00:09
名前: 紗銀 (ID: Ga5FD7ZE)
参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/898jpg.html

月森和葉 様に挿絵を描いてもらいました!
全員大集合です!

左から順に、
覇流・越後・上総・月夜・瑠璃・明人・紀伊
です

覇流の苦悩が分かる…w

Re: モノクロ:コード ( No.5 )
日時: 2014/01/09 00:26
名前: 紗銀 (ID: Ga5FD7ZE)

*第一:コード 『不安と友情』





「——……」

 知らない天井だった。近くの病院でも見たことのない天井。ここは一体どこなのだろう。
「あ、起きた」
 軽快で、無邪気で元気な声。とにかく僕は体を起こした。

 周りは殺風景、というか、何もない。それは真っ白な空間のようだった。部屋と言うよりかは、何もない場所だ。そしてそこに。

 白しか強調されない空間に、緑色の女の子が一人。

 彼女はニコニコした顔で僕に興味があるのかジッと僕を見つめている。
「えぇと……」
 緑色なのだ、全てが。もちろんそれは比喩的な表し方で、肌まで緑なわけじゃないのだが。しかし、髪の色も服の色も瞳の色も全て緑なのだ。これはもう、緑色の女の子以外何者でもないだろう。

 彼女は何も喋らない。それどころか、こちらの言葉を待っているみたいだった。
「あのぉ」
 何を喋ったらいいのだろうか。聞きたいこと聞いていいのだろうか。
「何でしょうかっ」
 何で彼女はこんなに弾けているんだろうか。とにかく、それを聞いてみることにしよう。

「あの、何で君はそんなに僕を見つめているんだい……?」
 数秒の沈黙があった。まぁその間も彼女はその間もニコニコ顔を崩さないのだが。
「それは、あなたが新しいコードだからですっ!」

 ……待て待て。コードって何だ。僕は何をする施設に放られているんだ。いや、それよりも僕の命は大丈夫なのか。
 あぁ、ダメだ。緑色の女の子が喋ると余計に訳が分からなくなっていく。

「何か他に聞きたそうですねっ?」
 ヤバイ、最悪だ。ここはどう答えればいい。
 もちろん聞きたいことなんか山のようにある。むしろないほうがおかしい状況だ。しかし、ここでこの子に聞いて何が分かる。
 一言二言喋っておかしい相手だと思う子に何を聞けば僕が理解できる。
 考えろ。考え……、
「ここは……、どこですか?」
 ダメだ、僕は。こういったのには滅法弱い。すぐに折れる。あぁ、さらば僕の男らしさ。

 しかし僕の様子に当たり前のように全く気づいていない彼女は更にニコニコ顔を磨かせる。もう、むしろ眩しい。そして彼女は言った。

「はい、ここはコードの家、基地ですっ!」

 僕に目眩が激しく攻撃してくる。

Re: モノクロ:コード ( No.6 )
日時: 2014/01/09 00:35
名前: 紗銀 (ID: Ga5FD7ZE)

「は?」
 反射的に僕はそう答えた。いや、そのようにしか答えられなかった。
「あの、さっきから言ってるコードとかって……」
 ヤバイ、倒れるぞコレ。目眩が激しく攻撃し、耳鳴りが聞こえる。

「はいっ! あなたはコード:07、明人ですっ」

 コード:07とは何だろう。どうやら僕は頭を強打したようだ。そう信じたい。

 いや、そもそもだ。
「何で名前知ってるの?」
 もうどうにでもなれ。ヤケになった。そして彼女は相変わらずの笑顔で答える。
「はいっ。それはアナタが私たちの仲間になる人だからですっ」
 ——仲間……!?仲間って何のだよ。
「……」
 もう、無言で硬直するしかなかった。どうする。僕は……、どうするべきか。帰るべきなのだろうか。
 しかし、帰り道どころかここの場所すら分からない。よって、逃げられない。絶望だ。

 瞬間——、声。

「瑠璃ー、アンタ一人で何喋ってるの。それとも、あぁ。彼が起きたのね」
 声と同時に扉が開く。
「……っ!」
 息を呑む美しさだった。

 少しだけ肩をチラつかせた着物を着た、妖艶な女性。
 お姉さん。いや、訂正しよう、姐さんだ。

「あー、紀伊じゃんっ。どうしたのっ?」
「どうしたもこうしたもないわ。上から彼をつれて来いって命令よ」

 そして紀伊と呼ばれた女性は、ゆっくりその足をこちらへと向け、進む。紀伊さんが目の前に立つ。甘い、怪しい香りが僕の鼻を包み込んだ。
「あの、」
 瞬間、紀伊さんがズイッと僕の顔の前まで顔を近づける。僕の顔との距離、30cm未満だ。

「へぇ、この子が新しく入ったコード:07? ……軟弱そうだわ。まぁ、覇流が少し不機嫌になるのも分かる」

 出会っていきなり何てことを言っているんだ。そもそも覇流とは誰なんだろう。

「まぁいいわ」
 紀伊さんが顔を戻す。
「行くわよ」
「え、行くって……」
「はいっ! コード管理局ですっ!」

Re: モノクロ:コード【コメCOME ON!】 ( No.7 )
日時: 2014/01/09 01:43
名前: 紗銀 (ID: Ga5FD7ZE)

 どうやら僕はとっても大変なことに巻き込まれたらしい。夢だろうがなんだろうが知らない。でも、さっきの紀伊さんの香りといい、現実みたいだ。あぁ、さらば僕の楽しかった日々よ。

 長い、長い廊下だ。僕たち3人はそれを今歩いている。どれぐらい歩いただろうか。もう、体力が底をつきそうだ。
「あら、もう無理ですの?」
「軟弱にも程がありますよっ!」
 いやいや、待てほしい。お前らのほうがどうにかしてるから。そして勘が良いのも勘弁して欲しい。
そう僕は心の中で軽くツッこむ。
「まぁ、いいですわ。見えましたよ、コード管理局が」

 僕は顔を上げた。
「……」
 声が、出ない。それほどの圧迫感。何だろうか、これは。
 形容するなら、城だ。誰も入れる風格のない、城。だが、一番おかしいのはそこじゃない。
 今僕たちが歩いてきたのは、廊下だ。そして、その矢先に城。
 まとめると、建物の中に城が存在する。何とも言えない、少々滑稽な気もするものだ。

「えぇと、僕は……?」
「まずはその、えぇと、とか、あの、とかを治してもらわないといけないわ。さすがにそればかりじゃ覇流もキレてしまう」
「あのぉ、さっきから出てくる覇流って……?」
「あのぉ、は禁止だわ。男がオドオドしてどうすんのよ。もっとしっかりしなきゃいけないわ」
「す、すみません……」
「謝るのもナシだと瑠璃は思いますっ!」
「そうね」

 な、なんなんだ、ここの女子軍は。僕がいけないのだろうか。僕は軟弱だからなのか。てか、怖いよ。
助けて……母さん……。母さ……ん?そういえば、母さんは。
 僕の記憶が正しければ、確かここにいる前は母さんと買い物に行っていて、その帰りだったきがする。そう、車に乗っていたんだ。そして、そのまま——。

 ——サイレン、だ。

 サイレン……。何が起きたのかは分からなかった。
 目も開けられない状態で。聞こえたのはサイレンだけだった。一体何が——。

「あの……」
「まだそれを言う気?」
 紀伊さんが僕に睨みを利かせる。でも、それどころじゃない。
「母さんは、どうしたんですか。それに、僕は何をしているんですか」
 言い切った。

 そして、前にいる女子軍二人は——。僕のその声を聞いて、フッと笑う。

「アナタの望む答えは目の前にあるわ」

 そして、門が開く。

Re: モノクロ:コード【コメCOME ON!】 ( No.8 )
日時: 2014/01/09 19:02
名前: 紗銀 (ID: xyOqXR/L)

 門が開く。
 それは言葉通りに、廊下を閉ざす門が開く、とのことだ。

 少し、城からの空気が僕の頬をかすめる。
「……っ」
 僕を含め、3人とも緊張した面持ち。何かが、起きる。僕は直感でそう思った。

「——入れ」

 城の威圧感が倍に増したようだった。たった一言で。重量よりもはるかに重くのしかかる声。

「失礼します」
 二人はそう言ってさっさと先へ行ってしまう。
 真っ暗だった。何も見えない。気がつけば、二人の姿は消えようとしていた、置いていかれる。僕は「失礼します」と小声で言いつつ、素早く二人の後を追う。

 目の前に、青白い光。しかし、それはディスプレイの光とすぐに分かる。その光に逆光して現れる、黒い影。それが人だというのには時間は要らなかった。
 この人が——、管理局の人。お偉いさんだという。

「管理人、彼が目を覚ましたご様子。運んでまいりました」
 紀伊さんの、かしこまった声。僕の首筋に冷ややかな汗が通る。何だ、この人。威圧感が……。

「ありがとう、コード:02。コード:06と共に門の外に出ていろ」
「了解しました」
 二人が僕をすれ違う。
「敬語に気をつけて、よく聞いていれば大丈夫ですよっ」
 瑠璃が小声で僕に言った。
「あ……」
 バッと振り返ったが、そこには闇しか残されていなかった。これで、ここにいる人は僕と管理人っていう人のみ。

「国ヶ屋明人、だな」
「あ……、はい」
「いきなりで大変驚いたことだろう。すまなかったな」
「あぁ、あの、いえ……」
「ふむ、単刀直入に言おうか」

 一旦言葉を止め、管理人は再び言う。

「君は選ばれたのだよ。モノクロ:コードに。——コード:07に」


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