コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]]
- 日時: 2014/03/22 22:20
- 名前: いい人、悪い人 (ID: .cyOEvRH)
閉ざされていた伝説のⅠが今、解放される—
第一章、青く刻まれたURL
>>1 >>5 >>7
第二章、紫電のURL
>>10 >>12 >>15 >>16
- Re: 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]] ( No.7 )
- 日時: 2014/03/20 23:04
- 名前: いい人、悪い人α ◆a1TO9CCyZ6 (ID: 492uL0E4)
カタカタカタカタカタ
…ットン
暗く、狭く、そして散らかった部屋の中でひたすらそんな音が響く。
6月3日、俺は部屋の中にいた。
降りやんだ雨は再び息を吹き返し、雨はまたしても降り始めた。
おれはメガネをかけたまま、ニット帽はかぶらず、服は履きにくいGパンは脱ぎ、出発前のパジャマを着ていた。
100m。
それが俺の希望の道の距離だった。
そう、100mにして俺の希望の道は途絶えたのだ。
俺への精神的ダメージは大きかった。はじめの近所のおばさんたちの話なんていいほうだ。
おれには100mの道のりが長すぎた。俺が家を出発したあと、様々なこんなんが俺の前に立ちはだかった。
たとえば、こんな話—
俺が小学校のころなかのよかったおばあさんがいた。
俺の家から30mほど離れたところかな。
そのおばさんがたまたま家の前に出ていたんだ。20年前と変わらず元気な姿だった。
そのあまりにも変わらなすぎる姿に、なんて言うんだろうな。俺は少し目頭が熱くなった。なにか心にくるものがあったんだ。どうしても文じゃつたえにくい。ごめんな。
俺の足の動きが少し早くなる。おれの前方20mが5mに見えた。 そして、
おれがおばさんのすぐ近くに近づいた時だ。おばさんが俺に気づいたのは。
俺だって覚悟してた。20年前と変わらず優しく接してくれるなんて思ってない。絶対に気まずい感じになるだろう。
でも、俺は勇気を持って話しかけた。できるだけ明るく聞こえる声で。どんなふうな声になっていたかはわからない。
「ばあちゃん!」
おばさんは微笑んだ。20年前と同じ笑顔で。いや、少し若返ってるような感じもしたかな?
俺はばあちゃんの再開で少し心にかかっていた何かが取れるんじゃないか、と少し期待した。
—でも、何もおこらなかった。おばさんは俺に声をかけることすらないままそのまま歩いていた方へ行ってしまった。
—なぜ???
俺のことをそこまで哀れんでいるのか?やはり今のこんな20年前とはまったくちがう、とまではいかなくてもかなり変わってしまった俺のことなんて覚えてなかったのだろうか?俺はすこし、いや、かなり傷ついた。
おばさんが認知症にかかっていたという話は、のちに聞くことになった。
この他にも、俺は100mの間に様々な精神攻撃にあった。でもいちいち書いているとまるできりがない。俺の精神も多分、持たない。だからこのくらいにしておく。
こうして俺は耐え切れなくなり、やむなく家に戻った。
そして今に至る。
…やはり俺に希望の道なんてなかったのか??
- Re: 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]] ( No.8 )
- 日時: 2014/03/20 23:19
- 名前: & ◆CJmddr0uaQ (ID: VR025uml)
イイネイイネイイネイイネイイネイイネイイネ!!!!!!
- Re: 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]] ( No.9 )
- 日時: 2014/03/20 23:27
- 名前: ヨワクラ (ID: msPhCitR)
いい話だ・・・・
- Re: 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]] ( No.10 )
- 日時: 2014/03/20 23:33
- 名前: いい人、悪い人α ◆a1TO9CCyZ6 (ID: 492uL0E4)
第二章 〜紫電のURL〜
ツーーーー、ツーーーー
スカイプの着信音だ。
少し心が傷ついている時にこの音を聞くと、なんていうか少し心にくる。よくわからないが、そういう音なのだろう。俺的に。
俺はいつものことながら拒否ボタンを押した。
このスカイプのメンバーとは長い付き合いだ。ただ、通話に参加したことは一度もない。ミュートでみんなの通話を聞くことはあるが。
俺は基本チャットでしか話したことがない。というのも、俺がコミュ障ということに原因がある。おれは高校でいじめられ、不登校になった時の反動でコミュ障、そして基本は人間不信という体質になってしまった。
そして自分のことも嫌いだ。俺の声がみんなに聞かれるとおもうと寒気が止まらない。喋ったとしても俺がいつもチャットで話しているように話せないのはわかってる。
桜:やっぱりたなかさん出ないですねーw
チャットがきた。おれは「うん」となんの変哲もない適当な返事を返す。
いつもならもうちょっとひねるけど、どうも長文(?)かいたり「w」を使ったりする気にはなれない。
スカイプを閉じたあともスカイプのメッセージ着信音はくるが、無視した。というより、自分の状態を「取り込み中」にした。
これで着信音はこなくなる。
おれは座っていた場所から動かず、そのままそこで寝転び、体を脱力した。
何もやる気にならない。ふと、横にある握力の装置を手にとった。
5年前からふと筋トレを始めようと思って衝動買いしてしまったものだ。
衝動買いといっても筋トレ自体は続けてる。現にこういう暇なときになんとなく手にとってしまうほど癖になっているのだから。
ほかにも腕立て伏せ用の器具があったりと、筋トレは数少ない俺の趣味になっている。まあ、そこまで本格的じゃないし、普段動かないから並よりすこし筋力が強いくらいだが…
ニャー。という声が頭上から聞こえた。猫のけんいちだ。
どうせ飯が欲しくなったんだろ?おれは少し時間が経ってからヨロヨロと立ち上がった。キャットフードは俺の常にいるパソコン周辺のところより少し離れたところにある。なにしろパソコンの横に置いておくとくさくなるから…。
おれはキャットフードの位置までゆっくり歩いて行き、棚から取り出しけんいちにあげた。
猫特有(?)な若干生意気な顔のまままだ足りない。というようなオーラを醸し出してきたが、俺はもうパソコンの前で寝転がっていたし、もうめんどくさいのであげるのはやめた。
少したったらけんいちはでていった。
夜7時、6時に帰ってきたカーチャンが無言でおでの部屋の前に飯をおいて行ってくれた。
おれはここの中で「ありがとう。」といったが毎回毎回、どうしても声に出すことはできない。
おれは部屋の前におかれた飯を部屋の中に運び入れ、食った。うまかった。
ハァ、本当、何もやる気がおきない。俺は何のために生きているんだろう?
そのひは8時に寝た。
- Re: 雑談しようぜ(^ω^ )[[ Ⅰ ]] ( No.11 )
- 日時: 2014/03/21 14:51
- 名前: NEOИ (ID: VR025uml)
更新楽しみにしてます(粉みかん)
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