コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 正義のヒーロー部、所属してます。
- 日時: 2014/11/29 23:53
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
こんにちわーーーー!!!
あずぅさですー!
お久しぶりの小説カキコです!!笑
初、コメディ系に挑戦したいと思います。
ザ、青春って感じにしたいのでぜひぜひご覧になってください!!
コメも大募集してます!オリキャラ募集もあるかもです笑
でわでわ!正義のヒーロー部、出動です!!!!
- Re: 正義のヒーロー部、所属してます。 ( No.4 )
- 日時: 2014/11/30 20:43
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
靴を履き替え校門をくぐる。
明日からここで授業すんだよなぁ。
青春したいな…あ、コンビニよるのもいいかも
そんなことを考えてると…
「ちょっ…翔ーーーー!!」
誰かが俺の名前を呼んだ。
振り替えると…やっぱし。
「みずきか。どーした?」
「どーしたじゃないよっ。なんで先いっちゃうの!!待ってたんだよ!?」
…もしかしてみずき。
「…みずき、まだ俺と登下校するつもりか?」
「へ?うん!そうにきまってんじゃんー!いつも一緒だったでしょ?」
「そう、だけどさ。俺らももう高校だし。別々でよくないか?」
「えっ」
みずきの顔が固まる。
「い、いや、別にみずきが嫌とかそーじゃなくてさ。今まではふつーだったけど周りの目とかもあるし?」
カレカノでもないのにいるのはみずきが可哀想だ。
そう思ったのに…
「っ…」
なぜかみずきの目には涙が溜まりうつむいてしまった。
「へっ!?いや、だから嫌いとかそーじゃなくて…!」
「…そーだよね、いつも隣だったもん。そろそろ翔から卒業しなきゃだよね…でも、でもさぁ…」
涙声のみずき。な、泣いてる…?
俺はみずきの頭に触れようとした。
そのとき。
「みずk」
「この鈍感クソ男!!!鈍感すぎるんだよバカっつ!!」
みずきがいきなり顔を上げ、手に衝撃が走る。
「いってぇ!!」
「翔なんて嫌い!!!だいっきらいー!!」
走り去ってしまうみずき。
「ちょ、おいまてって!」
追いかけるが…みずき足はえーよ!!
まぁ俺も体力には自信あるしっ…
みずきが角を曲がったその時…
ドンッ
「わっ」
みずきが誰かとぶつかり、ぶつかった相手が倒れてしまった。
「あ、あのすいませ…」
「いってぇ…よくやってくれたなぁお嬢ちゃん」
「「!!?」」
ぶつかった相手…それは…
ヤ、ヤンキー…!?!?
- Re: 正義のヒーロー部、所属してます。 ( No.5 )
- 日時: 2014/11/30 21:20
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
「え、あ、すいませ…」
「おいみずきっ…」
「へぇーーお嬢ちゃん彼氏連れ?でもおじさん怪我させちゃったからなぁ。ってけっこーかわいいじゃん、君」
ツーブロの髪にじゃらじゃらのアクセ。いかにも怖いおじさん。しかもなんかまわりにも仲間いる…!?
「あ、あのはなしてください…」
「えぇー?怪我させといてよくいえるね?」
ってか今の時代こーゆー奴らまだいんのかよ…
「あの!!!」
俺は勇気を持って話しかけた。
「んぁ?」
「怖がってます。はなしてあげてください!」
「彼氏さんよー言うなぁ。おい、お前らやれ」
仲間にそう伝え、4、5人の人が俺のまわりにくる。
や、やべぇ…。漫画とかで見たことあるやつだわ、これ
「翔っ!!」
みずきはちゃらちゃらおじさんに捕まって動けない。
「よくもお前の彼女が兄貴に怪我させたなぁ…」
「うけてたつよ俺たちがな?」
やべぇ。やべぇぞこれ。
「っ…!」
やられるー…!!!
そう思った瞬間だった。
バシンッー…!!!!
目を開けると一人、目の前で横たわっている。
「…え?」
正面を見ると…
「ふぅ…大丈夫かしら?」
ポニーテールの少女がいた。
俺たちと同じ制服…ってことは同じ学校だよな?
「…え?」
彼女の持っているものは竹刀。…これで相手を攻撃させたのか?
「あなた、新入生ね?大丈夫!先輩が守ってあげるわ!!」
そして彼女は竹刀を構え…
「はっ!」
また一人、その人の腹に胴をした。
「っ…!!すげっ…」
みずきの目も輝いてる。
漫画でみたことある展開じゃん…。ふつー男子が助けるけどさ…
「はぁ…はぁ…大丈夫?あなた」
彼女から手を差しのべられた。
怖くて腰が抜け、座ってたからその手を借りて立とうとすると…
「うぉぉぉおぉぉ!!!」
ひとり、後ろから殴ろうとしていた。
「っ!危ないっ!!!」
とっさに体が動き、少女を引き付け、体をねじらせ避けた。
「あっぶねぇ…」
危機一髪、ってところだ。
「あ、ありがとう。って後ろっ…!」
「へ…?っ!!!」
今度は俺がやられそうになった瞬間…
プシューーーーーーッツツツツ
周りが白い煙だらけになった。
「っ…!遅いわよっ!深敦っ!!」
あたりが見えてきて、一人の男子が現れる。
その男子は片手に消火器をもっていた。
「わりわり、メロンパン売り切れ間近でさぁー!!買ってたわ!」
「はぁ!?…って説教はあとからね、よしいくわよ!!君はその彼女のところにっ!!」
「は、はいっ!!」
俺は混乱している頭の中、みずきの元へ走った。
- Re: 正義のヒーロー部、所属してます。 ( No.6 )
- 日時: 2014/12/05 22:53
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
「みずきっ…」
みずきのところにいくと、まだ手を離されていなかった。
「翔たすけっ…てっ…」
「だーかーらー。お嬢ちゃん、おとなしく着いてきてよ」
「みずきっ…」
どうするべきか。下手に動いたら俺がやられてみずきが連れ去られる…
「ねぇ、はやくしないと…」
そういったヤクザはみずきの制服のリボンをはずした。
「「!?!?!?」」
「体でしはらってもらうよ?」
「おまえっ…!」
俺がヤクザにとびかかろうとしたその時。
カシャッ。カシャカシャッ!!
突然シャッター音が聞こえた。
「…何事だぁ?」
すると横から…
「はいっはーいっ。今のカメラに納めておきましたー!」
肩くらいのミディアムヘアのカメラを構える女子が現れた。
「…はぁ?なにやってくれてんだお嬢ちゃん」
「それはこちらのセリフですよ?いいからその子をはなしてあげてください。この写真を警察にバラまきますよ?」
「んだとコラァァ!!」
ヤクザがその少女にとびかかった。
「っ!?あぶなー…」
バシンツッッッッッツ!!
少女はまわし蹴りをヤクザの腹にし、ヤクザを倒させた。
…見かけによれねぇ……。てか女ってこぇー…
「ふぅ…。怪我はありませんか?大丈夫ですか?」
少女がみずきに手を差し出した。
「あ、ありがとうございます…」
みずきはひょろひょろとしながらもなんとか立ち上がった。
「君も大丈夫?」
「あっはい。あの…ありがとうございました。」
「いいんだよ〜って、あっちの戦いも終わった頃かな」
後ろを見ると、先程のヤクザ達も倒れていた。
「ふぅ〜ちょっと雪奈。あなたも遅いわよ」
先程の竹刀をもった少女と消火器を持った少年がこちらへ向かいながら話す。
「ごめんなさいっ!あ、いまから時雨の車来るらしいです」
「時雨逃げやがった…」
すると竹刀を持った少女が俺とみずきに向かって微笑んだ。
「怪我はない?」
「あ、はい。本当にありがとうございました!」
みずきが頭を下げ、俺も続いて下げる。
「あははっ。いいのよいいのよ。あ、申し遅れたわね、私、芹沢 梓(せりざわ あずさ)よ。」
竹刀をもった少女、梓さんが微笑む。
リボン、ネクタイの色からして全員2年生だな
「俺は、如月 深敦(きさらぎ みつる)!!みつる先輩でいーぞっ」
「私は高坂 雪奈(こうさか ゆきな)ですっ。」
あずさ先輩、みつる先輩、ゆきな先輩。
「でも…なぜここに?」
みずきが訪ねると、みつる先輩は歯を見せて笑った。
「そりゃあ…もちろん!!」
「「「俺/私達、正義のヒーロー部ですからっ!!!」」」
- Re: 正義のヒーロー部、所属してます。 ( No.7 )
- 日時: 2014/12/07 23:57
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
「「正義のヒーロー部…?」」
なんだそりゃ…
「ごほん。説明いたすと、正義のヒーロー部は…って車が来たみたいね」
あずさ先輩が指を指す先にあるのは1台の車。
そしてそこから顔を出しているのはあずさ先輩たちの同学年の人。
「ま、説明は車に乗ってから。車にむかおーぜ。まだ一人紹介してないやついたし」
* * *
「へぇ〜まだ部員がいたんですね」
車に乗ってから、みずきが運転席の隣に座ってる先輩を見ながら言う。
その先輩は後ろを振り返った。おお…かなりのイケメン。
「どーも。俺は桜音 時雨(さくらね しぐれ)。いちよ、副部長だ。」
運転してもらってる男性は、しぐれ先輩のお父さんらしい。
「…で、正義のヒーロー部ってなんっすか」
俺があずさ先輩に聞くと、あずさ先輩は
「まぁその名のとーり。困ってる人みつけて助けるってやつ?…ってあ、さっきの人達おいてきちゃった」
と、言いニヤッと笑う。
「なんかとてもリアルでしたね」
みずきの目はそういいながらも輝いている。
「まーなんか身体能力とかそこらへんすぐれた人にしか入れんってとこなんだぜ?俺は運動能力で入れたんだ」
みつる先輩がにひっといいながら胸をはる。
「…で、本題なんだけれど。」
あずさ先輩が俺たちの方を見てきた
「本題?」
「あなたたち、この部活に入る気はないかしら?」
…
「「えええええええ!?」」
俺とみずきは声を張り上げる。
すると、ゆきな先輩がのほほんと答えた。
「実は…もとからあなたたちを歓迎するつもりだったんですよ。運よくこんな事件を通して巡り会えたってわけですね」
「ちょ、ちょっとまってください…それって俺たちのこと知ってたってことですか?」
それを聞いたしぐれ先輩が俺たちを見て、
「この学校に入ると決まった生徒に、調査が入る。内申書などすべてを通し、先生側から推薦される。」
「まぁよーするに、この部活は委員会みたいなものよ」
あずさ先輩がペットボトルの水を飲み、そう答え、
「成績優秀、すべてにおいてパーフェクトのみずきちゃん。あなたの分析力はとてもすばらしいわ。…そして、その幼馴染の翔くん。…私と同じ剣道をしていたのよね。成績は優秀。…今はしてないのかしら?」
その冷たい目で俺の心臓は鼓動をあげた。
「…してないです…」
「翔…」
みずきの心配そうな視線が俺に刺さった。
- Re: 正義のヒーロー部、所属してます。 ( No.8 )
- 日時: 2014/12/09 00:09
- 名前: あずぅさ (ID: OG.Eam1W)
「まぁいいわ。いまからまた学校に戻るわよ。顧問も紹介しないとだしね?」
あずさ先輩はそういい、再び前を見たけれど、俺の心のトゲは痛かった。
* * *
ガララララッ!!
学校に着き、入らされたところは『正義のヒーロー部』という文字が書いてある板がドアにぶら下がった部屋。
いっけんせまそうにみえたが…
「おお…かなり広い」
中はとても広かった。
部長が座る席と、その目の前には大きなテーブル。そして、暖房もついており、電子黒板もある。
「わぁ…なんか議会みたいなところですね」
「まぁ好き勝手くつろいじゃっていいぞっ!!そろそろ顧問くるっぽいし」
そういい、みつる先輩はソファーにねっころがってマンガを読む。
「まぁ依頼が来ない間とパトロールにいっていない間は暇だしな。雨の日とか暇なときがおおくなる」
しぐれ先輩は、ゆきな先輩とお茶を入れながらそう答えてくれた。
あずさ先輩は部長の席に座り、足を机の上にのせた。
「よーするに…一見、暇人の集まりって見えるけれど。この町の平和を守る!これが私たちの活動意義よ」
すると、ドアが勢いよく開いた。
「よ、待たせたな」
「遅いですよ先生」
入ってきたのは若い男の先生。あれ、誰かに似てるような…
「おせーよにーちゃん!!」
そう言ったのはみつる先輩だった
「「にーちゃん!?!?!?」」
みずきと俺はさけぶ。その声を聞いた先生は俺らを見て笑った。
「はっはっは。この子達が新しい部員ね。はじめまして。深敦の実の兄の、ここの学校の数学の教師をしている深月です。みつき先生でいいからな?」
「みつき先生は紅茶でいいですかー?」
「あぁいいよ。それにしても…さすが雪奈ちゃん。気が利くなぁ。こりゃ深敦の嫁確定だな」
「はぁあ!?!?/////にいちゃん冗談よせよっ!!」
ゆきな先輩の顔はりんごのように真っ赤だった。
「先生ナンパはやめてください」
「梓ちゃんは相変わらずひどいよなぁ…深敦の嫁にもらったら一発で殴られるぞ」
「かなり悪口ですけど。」
「あ、みずきちゃんだっけ?噂通り美人だなぁ。こりゃもう…」
「あーーーー!話すすめよーぜ!!」
みつる先輩とみつき先生のやりとりに思わず笑ってしまった。
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