コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Flowerstory
- 日時: 2014/12/09 21:10
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
始めまして又はお久しぶりです。^^
みるくです。
やっと『暴走族な彼』が完結致しまして新しい小説に入って行きたいと思います。
前回の作品見てくれた皆様ありがとうございます!
それで....
次の小説は花屋さんを舞台にした物語を書いていきます。
なにかリクエスト等あればぜひぜひ言ってくださいね。
宜しくお願い致します^^
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- Re: Flowerstory ( No.4 )
- 日時: 2014/12/15 21:28
- 名前: はるた ◆OCYCrZW7pg (ID: wdJ38sA2)
こんばんは、はるたです。
みるくさんの新作ということで飛びつきました。
えっと、まず前作の完結おめでとうございます。
とっても面白かったので、この新作も楽しみに読ませてもらいます。
お花屋さんのお話……。
はるたの家も、結構お花がいっぱいなのです。昔から祖母に「このお花は〜ていうお花なのよ」と花の名前を教えられ、花は大好きになりました。花言葉とか一時期調べた時期があります。
蓮君は帰ってくるのでしょうか?気になります。
楓ちゃんは、すっと待っているようで健気で可愛いですね。
いい子だぁ……。
続き楽しみにしています。
更新、頑張ってください。
- Re: Flowerstory ( No.5 )
- 日時: 2014/12/17 20:01
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
はるたさんっ。
お久しぶりです。そして、また見に来て下さってありがとうございます。
この小説はまだ、後のことをぜんぜん決めていないのでどんなお話になるかはまだ分かりません(笑)
はるたさんの家はお花がいっぱいなんて羨ましいです。
花言葉って良いですよね。私も時々調べるんです。
またはるたさんの小説も見に行きます。
ありがとうございました!!!
- Re: Flowerstory ( No.6 )
- 日時: 2014/12/22 23:01
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
二話〜いつのまにか。〜
「楓ちゃーん、か・え・で・ちゃーん。」
「........。」
正直言ってうざい。
横であまったるい声を出してる店長が。
店長からすればもしかしたら気遣ってくれているのかもしれないけど。
私からすれば、メイワク。
昨日確か、”ほっといて”っていったのに。
おかげで店長の性格が分かってきたような気がする。
店長の性格は.....粘り強い。
何を言ったって、どんなキツイ言葉にだってびくともしない。
だけど.....接着剤のような店長の性格が少しだけ羨ましかった。
.......あぁ。
もうすぐクリスマスだってのにキラキラ輝くイルミネーションとは正反対な今の私。
「そろそろ、楓ちゃんもいい年なんだからさー、もう考えたら?」
「........。」
私もいつの間にか二十歳。
恋人が出来たっておかしくない年頃。
『もう考えたら』今の私だったら店長の言った言葉の意味が分かる。
それに、もう子供じゃない。
五年前の、此処に入ったばかりの一人じゃ何も出来ない私じゃない。
たぶん...”もう蓮くんの事はもう諦めな”そう遠廻しに言ったのだろう。
チクッと締め付けられる胸をワザと気付かないふりして声を出した。
「たしかに店長の言いたいこと分かります。だけど....。」
「............だけど?」
数秒経って店長が聞き返した。
眉毛の位置で切りそろえられた前髪から大きな瞳がぱちっと一度瞬きをした。
「まだ、何処か期待してるんです。ただいまって...太陽みたいな笑顔で帰って来てくれるかもって」
いつのまにか....、ただ無意識に本音を漏らしてた。
そんな時、頭の中に懐かしい映像が映った。
いつだったけ.........。
昔、私が怪我をして大泣きしたのは。
丁度お母さんもいなくて、一人だった、孤独だった。
そんな時、蓮くんが来て笑顔で『大丈夫か。』って。
泣いてた私を助けてくれた。
寂しい私を抱きしめてくれた。
ただ、ただ、温かかった。
蓮くんの温もりが。
そして、いつからだろう.......。
..............蓮くんが私の一つの太陽になったのは。
- Re: Flowerstory ( No.7 )
- 日時: 2014/12/25 21:07
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
三話〜妙な癖。〜
「....ーい。..えでちゃんー。」
「っへ。あ、はい。」
そうだった。
今まで、店長と話してたんだっけ。
蓮くんがアメリカという大都会へ行ってからというもの....。
私には”ワルイクセ”がついた。
つい、何かあるとポッと蓮くんとの思い出が頭に出てきて。
さっきまで聞いていた話なんか上の空になる。
「もう、また上の空!どれだけいけば気が済むの。」
「あ、ごめんなさい...。」
上を見上げるとゴセンチぐらい背の高い店長の顔があった。
怒っているけど、どこか笑っている。
「で、その、楓ちゃんの思い人は太陽みたいな笑顔のひとなの。」
私、関係なしに勝手に話、進めてるし。
さっきの表情とは違い堅い真剣な顔で答えてくる店長。
ころころ変わる店長の顔は正直いうと面白い。
今だって顔には出ないけど心の中は爆笑してる。
「っはい。わたし、まだ待ってみます。だから、結婚はまだ、先ですね」
「ふふっ。そう。じゃぁ、その彼は今どこに居るの。」
男に関して質問が多い店長はまだ結婚していない独身女性。
かといってそれほど年もとってないし。
「アメリカ。アメリカにいます...。」
「へぇ。.........は?」
いつの間にか花言葉の本を手にとって読んでいた店長は口をパカパカさせてフリーズした。
顔を赤くしてまるで、金魚みたいに。
その後、店長の大声が店内に響いたのは.....
言うまでもない。
- Re: Flowerstory ( No.8 )
- 日時: 2015/01/22 23:30
- 名前: みるく (ID: CNF3NCLC)
四話〜
「いらっしゃいませ。」
そう声をかけるとにこっと客の女の人は笑った。
今日は、イベント、クリスマス。
店長に色々と聞かれたあの日からこの花屋は忙しくなった。
と同時に蓮くんの事を四六時中考えていた私も何処かに行った。
バタバタ。
忙しそうに走りまわる店長はいつもと違い真剣な表情。
基本、めんどくさがり屋の店長はほとんど何もしない。
だけど、こんな真剣な顔を見たのはいつだったっけ...?
「あ、あの....」
「っへ、あ、はい。」
不意に小さな声が問う声が聞こえて目線を向けると目の前に女の子が居た。
5..6..歳ぐらいだろうか。
ピンク色の温かそうなジャンバーを羽織っている子だった。
「あの、お花、可愛いですね。」
女の子が指をさす方向には店長に特別置かせてもらっている.....。
ブルースター。
紛れもなく私が蓮くんから貰った花を指さしていた。
青く小さな花は太陽の光を浴びてキラキラと輝いていた。
「ありがとう。あのお花はとても大切なお花なのよ。」
女の子に目線を合わせるとへぇ〜っ頷いていた。
「じゃあ、おねえちゃん。あの花の花言葉はなんていうの。」
にこにこと子供らしい笑顔。
花言葉...。久々に聞いた言葉。
私は、じつはいうと花屋で働いてるくせに花言葉は今まで興味なかった。
そういえば、ブルースターの花言葉なんてものも調べたことなかったな。
「えーっとね、このお花の花言葉は...。」
「....信じあう心よ...、」
「えっ。」
荷物を近くで運んでいたのであろう、店長がため息交じりに意味をいった。
女の子はありがとうっと言ってお母さんの元に帰って行った。
遠くで笑顔で話す女の子をみてふっと店長は笑うとわたしの方を向いた。
「信じあう心.....。」
このブルースターの意味を知ってしまった以上どうしてこの花を選んだのか気になる。
気になってしょうがない。
蓮くんはわたしの事を信じてくれているの。
じゃあどうしてまだ会えないの。
クリスマスぐらい、楽しませてほしいのに。
また、ほらまた、わたしの中には蓮くんが残る。
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