コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ユウナちゃんのお道具袋
日時: 2015/04/24 13:59
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 独楽林檎(こまりんご)です!

 カキコの「コメディ・ライト」に投稿する小説はこれが2作目です。

 1作目に負けないほどの駄文になるはずですが、温かい目で見守って頂けると幸いです。

 感想、アドバイスなど、いつでも大募集しております!

 更新は火曜、土曜、日曜、その他祝日になります。

 亀のような更新ですが、見捨てないでください!

 ということも踏まえて、よろしくお願いします!


 キャラクター紹介

>>01

 プロローグ おばあちゃんにもらったお道具袋
>>02

 1 百均のボールペン:カイくん
>>03 >>04 >>05 >>06 >>07 >>08 >>09

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Re: ユウナちゃんのお道具袋 ( No.1 )
日時: 2015/03/14 16:33
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 明里 優羽奈  あかり ゆうな

<性別>女
<容姿>薄茶色の髪に赤茶色の目。
    生まれつきカールした髪で、それを肩甲骨辺りまで伸ばしている。
<趣味>空想と鼻歌。


 カイ

<性別>男(ということにユウナが設定した)
<容姿>普通のボールペン。
    インクは黒。
<実体>ボールペン。


 ソラ

<性別>女(ということにユウナが設定した)
<容姿>空を描かれた普通の傘。
<実体>雨傘。


 ユキ

<性別>女(ということにユウナが設定した)
<容姿>赤く塗られた普通の茶碗。
<実体>茶碗。

Re: ユウナちゃんのお道具袋 ( No.2 )
日時: 2015/03/14 16:40
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 私が小学校に入学するときね、おばあちゃんが言ってくれたの。

「ユウナちゃん。
 実は、道具にもね、心があるんだよ」

「こころ?」

「そう。
 だから、使い終わった道具でも、しばらく使わない道具でも、袋の中に大事にしまっておきましょうね。
 道具の心に傷をつけないように」

 その言葉と一緒に、袋ももらった。

 これ、『お道具袋』というんだって。

Re: ユウナちゃんのお道具袋 ( No.3 )
日時: 2015/03/14 17:46
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 2013年、秋。

 今日も百円均一店、『カブト』にはいろいろなお客さんが入ってくる。

 老人、若者、女の人、男の人。

 今度は、小学校高学年ぐらいの女の子。

 文房具を買いに来たのか、僕のいる筆記用具売場へやってきて……。

 僕を見て、目を輝かせた。

「わあ!」

 歓声とともに、僕を持ち上げる。

「優しそうなボールペン!」

 そう、僕はボールペン。

 でも……優しそうなボールペン?

「そう!あなた、優しそうってよく言われるでしょ?」

 ……びっくりした。

 僕はボールペン、喋れるはずがないのに……

「決めた!あなたは黒いボールペンだから、名前は『カイ』ね。
 あの、『風の向こうで』のキャラクターである『黒井戒』から取ったの!」

 そこで女の子はレジに向かい、ササッと僕を買った。

「私の名前は明里優羽奈。ユウナって呼んでね!」

 ユウナちゃんっていう名前なんだね。

 でも、呼ぶことはできないよ?

「大丈夫!カイくん、君の心は強いんだ!カイくんを大事に思っている私に、君の言葉は伝わるよ!」

 ニコッと笑ったユウナちゃんの頬に、深い笑窪ができた。

 不思議な娘だけど……可愛い。

「ありがと!それからカイくん、改めて、これからよろしく!」

 うん、よろしく。

 ……その時、周りにいる人たちが目を丸くして僕たちを見ていたのは……どうしたんだろうね?


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