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羽柴第一学園の日常
日時: 2016/03/05 21:40
名前: イナ (ID: uLBjsRTH)

設定

橋下葵 ハシモト アオイ
羽柴第一学園中等部一年三組。
いわゆる眼鏡っ娘。セミロングの髪。
美人。部活動には所属しないが、大人気アイドルグループ、「花みら!Ⅶ」に所属している。

山口恵 ヤマグチ メグ
羽柴第一学園中等部一年二組。
葵とは幼馴染。葵のそばにいるから気づかれにくいが、可愛い系の女の子。ショートの髪。
部活動は、書道部に所属。

琴凪翔 コトナギ ショウ
羽柴第一学園中等部一年四組。
顔が整ってる。肌色が結構黒め。頭がめちゃくちゃ良い。面倒なことはしたくない質。部活動は吹奏楽部に所属。理由はラクそうだったから。


最初はこのメンバーで行きます。ときどきアンケートとらせていただきます。
琴凪翔君ですが、私のパートの先輩がモデルです。本当に面倒くさがりやですw

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Re: 羽柴第一学園の日常 ( No.4 )
日時: 2015/04/03 18:49
名前: イナ (ID: XVHC4YR4)

恵は、今日の吹奏楽演奏会と、花みら!Ⅶのライブでのマナーなどの説明を、完璧に流していた。
吹奏楽部の部員がいないからか、少人数制の教室はガラガラだ。
「と、まぁこんな感じだ。花みらのメンバーはわざわざ来てくれてんだ。しっかり盛り上げろよ。」
先生はそれだけ言って教室を出て行った。
「文華は楽しみ?」
「楽しみだよ〜。私花みら!のファンだし。」
そうやって笑う文華を横目に、葵ははぁ、と溜息をついた。
(どうせなら、体育館待機が良かったな。)

Re: 羽柴第一学園の日常 ( No.5 )
日時: 2015/04/04 06:24
名前: イナ (ID: XVHC4YR4)

「移動開始するらしいですよ」
クラス委員長が皆に号令をかける。
小等部は並んで行くらしいけど、中等部は比較的自由に、バラバラに行く。
葵だって自由に行きたいが、あんまり早く行ってしまうと目立つし、遅く行き過ぎても目立つ。
だから葵は、いつも恵と一緒に行く。
恵は時間調整が上手だ。
このくらいで行くと、丁度いい、とかよく知っている。
「アオイちゃん。そろそろ行けば大丈夫。」
「…今日はやけに早いわね。どうかした?」
「高等部の人達が早かったみたい。早くしないと遅くなるよ?」

Re: 羽柴第一学園の日常 ( No.6 )
日時: 2015/04/06 17:45
名前: イナ (ID: XVHC4YR4)

全校生徒が体育館に集まる。
ざわざわと騒がしく、教育指導の先生がマイクを通して注意していた。
羽柴第一学園の体育館はものすごく広い。
屋内スポーツ部が強豪なのが理由だろう。
前の広いステージには既に小、中、高の合同吹奏楽バンドが待機していた。
それにしても。
「合同にする必要、ある?」
「ないでしょ。高校だけでも100人行ってるし。中等も50人くらいで、小等も20人くらい。ざっくり数えても170人はいるよ。」
本当に多い。トロンボーンとかトランペットとか、多過ぎて訳わかんない。
『それでは、これから我が学園吹奏楽部と、大人気アイドルグループ、花みら!Ⅶによる、特別ライブを、始めたいと思います!』

Re: 羽柴第一学園の日常 ( No.7 )
日時: 2015/04/07 00:08
名前: イナ (ID: XVHC4YR4)

シンバルの音が、体育館に響く。
その音を合図に、葵は前へ飛び出した。
前には生徒に混じっていた花みら!Ⅶのメンバーが集まっている。
「みんなー!花みらー!」
『Ⅶー!』
センターにいる花みらのリーダー、ミサキがマイクに向かって叫ぶ。
「さっそく、霰〜アラレ〜、行ってみよー!」
ミサキの掛け声に合わせ、合同吹奏楽バンドの演奏スタート。
「♪うまく笑えない?そんなの関係なーい!」
「♪元気に歩けば棒に当たらない!さぁ、みんなでー!」
『ア・ラ・レー!』
花みら副リーダー、トモによる声量ある歌声で、観客を魅了する。
そこで、葵…いや、アオイの静かで綺麗な歌声のソロ。
『♪全部出来なくて、いいよ。皆が側にいるじゃない。さぁ、勇気を出して♪」
『全校各地の方言学んであらあらほかの勉強た・り・な・い?本当にやばいの特にテーストー!」



短く切ります。
170人は多いだろ。うちの吹奏楽部は35人くらいです…

Re: 羽柴第一学園の日常 ( No.8 )
日時: 2015/04/19 20:25
名前: イナ (ID: XVHC4YR4)

二、三曲は歌ったか歌わないかの後で、吹奏楽のソロの出番だ。
ちらほら見える男子生徒の中には、今回、中1ながら、パート代表でソロを吹く琴凪翔がいる。
翔のパートはユーフォニウムパートだ。
小柄な外見からは想像できないほどの肺活量を持っていて、指だってしなやかに動く。
更に、中世的な顔立ちで、女子には大人気の生徒だ。
「なに〜?アッキー。ソロ吹く子見つめちゃって。」
「あ、トーザキさん。」
アオイに声をかけたのは、ラップ担当の東崎茜、通称トーザキだ。
「ソロ吹く奴が、私の知り合いで。頭凄く良いんですけど、面倒くさがりやな性格で。」
「アッキーの知り合い?アッキーて、中1だよね。もしかして、その子も中1?」
トーザキの問いに、アオイはこくりと頷いた。


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