コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私の隣の席の奴がドSです!
- 日時: 2015/05/11 11:20
- 名前: 雷斗 (ID: YUWytwmT)
どもども雷斗でェす!お願いしゃーす☆
登場人物
京崎恋香 きょうさきれんか
霧山遊嵐 きりやまゆうらん
神谷俊希 みたにしゅんき
坂田葵 さかたあおい
まぁこんくらいかな?まだまだ増えると思う…
んじゃスタートォォォォ!
(更新亀より遅し)
- Re: 私の隣の席の奴がドSです! ( No.9 )
- 日時: 2015/05/30 20:23
- 名前: 雷斗 (ID: vnwOaJ75)
次の日
昨日の一件があってから学院に行くのがかなり憂鬱になっていた。
溜息まじりに道路を歩いていた。
「京崎さん!おはよ〜。朝早いねぇ。俺超眠ぃ」「おはよ。京崎さん」
「あ!坂田さん、神谷君おはよう!……ハァ」この辺なのかな、家。てか溜息ついちゃったよ。「どうした?」
あーどうしよう。2人に言おうかな…。まぁ言ってみるか!
「あのね……実は『LINE♪』」
あ、LINEだ。誰だろ?昨日忙しくて見てなかったからなぁ〜。
えーっと…『URN』?誰?んな人いたっけな。
『やほー!レン!昨日の事、誰にも言っちゃダメだよぉ?レンは俺の言う事聞けるから大丈夫だよね?』
バシッ!!!
私は携帯を地面に投げつけた。
「ひっ!」「何があったの?」
「ううん。何でも無いよ!ちょっと用事ができたから先行くね!」
2人のの呼びかけを無視し、学院まで走っていった。
ガラガラ!
辺りを見渡すと数人の生徒とアランしかいなかった。
「おはよ〜京崎さん」「おはよう。ちょっとこいつ借りるね?」「ん?あぁ…」
私はアランを指差しニヤニヤしているこいつを引きずって中庭を目指した。
- Re: 私の隣の席の奴がドSです! ( No.10 )
- 日時: 2015/06/03 02:16
- 名前: 雷斗 (ID: vnwOaJ75)
LINEのIDを勝手に盗むのは犯罪です
部活の掛け声が聞こえる中庭。そこにアランを引きずって行った。
「ちょっとアラン!何であんたが私のLINEのID知ってんの!?勝手に見た訳?」
「怖い怖い〜(泣 w勝手に見たってゆーかぁ俺、ID盗m…ゴホン!知るの得意なんだぁ」
今絶対盗むとか言い掛けたよね。犯罪だよねそれ。
「あーー!もう、いいや。それより何でアランの本性他の人に言っちゃダメな訳?つーかそんなモッサリした頭より今の方が…その、なんというか…かっこ、ぃぃ…?みたいな?」
今のアランはいつもの眼鏡をかけて前髪を上に上げ、肩まである髪を一つにくくっている。その方が絶対かっこいい!
「え?何て言ったぁ? 俺が何?かっこいい?」「黙れ」
ひゃー怖い、とか何とか言いながらアランはどこ吹く風だ。そして多分私は顔が真っ赤になっている筈だ。
ここまで読んで分かる人もいるかも知れないが実はアランの事が…まぁ、結構前から好き…だったりするのだ。
いつもは意地悪で最低でただのドS変態悪趣味野郎だけど(言い過ぎだろw)こっちが本当に困ってる時は文句垂れながら助けてくれる。そんなそっけない優しさに惚れた!かな?まぁあとはかっこいいし…。
1人悶々と百面相をしていた。が、
「何してんの?さっきから…」
「へ?!や、何でも無いよ?うん!え?うん。え!?」
ヤバい。アランに変な目で見られたし。大丈夫だよね。変な事言ってないよね。
「まぁどーでもいいけど、絶対にクラスの奴らとかには言うなよ。分かったな」
「う、うん」
そのままアランは中庭から去っていった。髪を解き、目を前髪で隠していつもの格好に戻っていった。
- Re: 私の隣の席の奴がドSです! ( No.11 )
- 日時: 2015/06/07 22:53
- 名前: 雷斗 (ID: vnwOaJ75)
あぁぁぁあ!やってしまった
クラスに戻ると坂田さんと神谷君が登校していた。
「あ!京崎さん!何でさっき急に行っちゃったの?トイレ行きたかつt…ブボッ!!」
「ンな訳無いでしょ!アホか!デリカシーの欠片も無い奴め。
で、本当にどうした?具合でも悪くなったの?」
あぁ〜。優しすぎる。坂田さんが神に見えてきた。
「いやーちょっと知り合いに似てる人が居たような気がしてね…。走っちゃった」
我ながら下手くそな言い訳。神谷君はともかく←おいw坂田さん信じるかなぁ?
「そっか。知り合いじゃ無かったのかな?その言い方だと」
「残念だねー。友達だったらちょっとは楽になるのに〜」
あぁ!やはりいい人だ!!!神!神すぎるよ!やっぱ持つべきものは友達だよ。
1人至福の時間に浸っているとバチッとアランと目が合ってしまった。
ま
ぬ
け
あろうことかアイツ口パクで間抜けって言ってきやがった!
「ねぇ!!ちょっとどーゆうこと!!!」
私はつかつかとアランの席に言って怒鳴ってやった。しかし…
「ひぃ!ご、ごめんな、さい…。ぼ、僕、何かしたかなぁ……?うぅぅ」
「っっつ…!」
あーー!そうだった。此奴皆の前ではダサくてヘタレでコミュ障を演じてんだった。
てことは
「何言ってんのかな?」「アイツ転校生に何かしたのか?」
「てかいきなりキレたくない?」
クラスメイトの好奇の目と怪訝な目が一斉に寄ってきた。あの坂田さん達まで目をまん丸にしてる。
「あ、あのぉ、いやぁー」
顔が殆ど引きつり訳わからない事を口走りそうになった。が、
「はい、皆さん。席に着いて」
先生の声が聞こえてきた。
助かったー!
- Re: 私の隣の席の奴がドSです! ( No.12 )
- 日時: 2015/06/11 20:30
- 名前: 雷斗 (ID: vnwOaJ75)
蓬莱夢香
ここに来て1週間が経った。クラスの人はみんないい人達ばっかりで喋り方も想像してた様な『〜〜ですわ』みたいなのじゃ無くて普通の喋り方だった。会話もしやすく本当に助かったな!と思う。特に坂田葵ちゃんと神谷俊希君と仲良くして貰ってる(^○^)
まぁ1人厄介な奴がいるけど……。
厄介な奴、霧山遊嵐(アラン)を除けば楽しい事だらけ!そんな私のルンルンschoollifeを邪魔する(?)のが現れた。ある意味アランよりもタチが悪いかもしれない。
「坂田さん、神谷君。食堂行こう?」
「食堂?………あぁ!レストランの事ね」
「あ、うん。そーだね」
うん。まだちょこちょこ差を感じるな。
「てかさ、京崎さんさもう俺らの事『◯◯さん』とかじゃ無くていいんじゃね?
あ、俺の事は俊希って呼んでくれていいから」「あ、確かにね。じゃあ私の事は葵でいいよ」
「あーと、じゃあ葵ちゃん?俊希君?
私の事も恋香って呼んでね!」
お、これなんか青春じゃない?なんかいいなぁこーゆうの。前の学校では周りの子と距離取られてた事あったからなぁ。
「京崎恋香さん?」「ん?」
誰だ?振り返ると眼を見張る程の美人が天使の様な微笑みで立っていた。
「あぁ。自己紹介がまだでしたわね。わたくし、蓬莱夢香と申します。是非夢香さんと呼んでくださいね」
わぉ!お嬢様キタァ!!!喋り方お嬢じゃん!もしかしてこの学院に来て初めて見たかも。
「あ、はい。えっと私は……」
そんな蓬莱さんにたじろぎしながらも自分の事を言おうとした。
「存じてますわよ。特待生として入学された京崎さんですよね。恋香さんとお呼びしてもいいかしら?」「あ、はい!全然オッケーですよ、はい」
なんか変な感じ。周りも空気がピリピリしだした。葵ちゃんも気まずそうに俯いているしあのいつも元気な俊希君まで目を逸らしている。なんでだろう。そんなに悪い人じゃ無さそうだけどな。
そう思ったのも束の間。衝撃の一言を蓬莱さんが発した。
「あら、坂田さん。お元気?坂田さんの会社今大丈夫かしら?わたくし蓬莱グループが支援しなければどうなってたことか。この……
エセお嬢様」
「!!もとはと言えばアンタが!「キャー怖い。全く品格ってものが無いのかしら」
あの天使の様な微笑みをしていた蓬莱さんが今は悪魔の様な微笑みをしている。
「なぁ、それは言い過ぎじゃない。やめなよ」「あら、ごめんなさいね。でもあなたも人の心配なんてせずに自分の事を心配したら?神谷家の失敗作さん」「っつ…」
怖い、怖すぎるよ!
何言っちゃってんのこの人は!おかしいのか、頭が。葵ちゃん達の事悪く言うなんて許せない!
「話が逸れてしまったわ。まぁ今日は時間も無いですし、またお話しましょうね恋香さん」
蓬莱さんはそう私に微笑むとくるりと踵を返していった。まるで天使の様に……
- Re: 私の隣の席の奴がドSです! ( No.13 )
- 日時: 2015/06/14 22:57
- 名前: 雷斗 (ID: vnwOaJ75)
参照100越え!よっしゃああああ!
ありがとございます!
更新ペース糞みたいに遅いですが頑張ります!
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