コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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メンくろ(新スレをみてください)
日時: 2015/09/22 15:15
名前: ことり ◆R5oAG8603k (ID: /bKE8PZK)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=40530

*お知らせ*

新スレッドをリメイクバージョンとしてつくりました。
そちらをご覧ください。







>ことり
・スレ作成者名に四之神綾芽が抜けております。
・ことりが、トリップの後に名前をうつ、というなんともアホらしいミスをしてしまいました。すみません。

>綾芽
・ことりの作品を読みにきた方、すみません。


*紹介*

>ことり&綾芽
・こんにちは、ことり&綾芽です。
・W主人公設定です。
(一方の主人公目線をことり、もう一方を四之神綾芽がつとめさせていただきます。)
・それでは、よろしくお願いします。


*登場人物紹介*

>ことり
名前 大原優乃(ohara yuno)
容姿 大抵二つ結び、時々一つ。目が少し悪いが、綾芽ほどではない。顔の整った、小顔美人。
頭脳 定期テスト約330人中3~30位.文系にみえて、理系が得意。数学大好き。
性格 元気で活発。ややうるさい。極度のプライドの持ち主。泣くことが大嫌いで、強がり。フレンドリー。怒ると(めったなことがないとキレない)怖い。イラつくと、敬語になる。ほんの一部の男子(主に2~3人)から「デビル,悪魔,堕天使」とよばれている。論理的派。暴言をよく使う。男女供に仲いい。裁縫や料理が好き。皮肉をよくいう。ドS。(容姿による)レッテルをはられるのが大嫌い。
サンボイ 「ん?なんでもいいよー!」
     「ウチよりバカなくせに言うな。言うならもっと頭よくなってからにしろ」
     「なめてもらっちゃあ困ります」
     「泣いてもムダだよ」
     「うっせえんだよ。だまれクソ」
     「なぜ、そうなるのでしょうか。さて、答えをお聞かせください」
部活 家庭科部

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>綾芽
名前 沢村綾芽(sawamura ayame)
容姿 一つ結びにメガネ。相当目が悪い。「普通」の平凡な中学生。
頭脳 定期テスト約330人中40~60位。理系にみえて、文系。
性格 二次元や声優をこよなく愛す。ややうるさい。涙もろく、結構すぐ泣く。フレンドリー。好き嫌いがはげしく、女子があまり好きではない。小さい子には優しい。演技がうまい。怒るとだまる。男子とはまぁまぁ仲いい。嘘が得意。嫌味をよく言う。本とPC関係が大好き。合理的派。ツンデレ。一言で表せない性格。不思議ちゃん。若干馬鹿。地味に優しい。どちらかというと、Mだけど、基本Sにとられる。声がきれい・・・・・?(※声を褒められるのは嬉しいけれど、若干・・・・・・。)
サンボイ 「あぁ、もう。うっせぇ。だまれ」
     「ん?好きにしていいよ」
     「二次元らぶ!声優らぶ!」
     「あのね!昨日見たアニメに出てた##さんが、##の役と・・・・・・」
部活 文芸部(部長とか言われてる。最悪。意味不明。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*注意*
荒らしはやめてください。
否定的なコメント、批判的なコメント等はおひかえください。
更新は不定期です。
主人公等の名前は実際と違います。

*目次*
紹介>>0
サブキャラ紹介>>6

>優乃
・プロローグ  >>1
・始まりの章  >>4 >>8 >>10 >>13 >>15 >>16 >>18
・最近の出来事 >>21 >>23 >>25 >>26 >>28 >>33 >>36
・番外編(部活動決定編) >>37 >>39





>綾芽
☆美形との出会い.1
☆だんだんと、友情が・・・・・・

*来てくださったお客様*
・とらじ   様


作成日 2015.5.11

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綾芽 ( No.38 )
日時: 2015/07/16 19:39
名前: 四之神綾芽 (ID: CSxMVp1E)
参照: http://ameblo.jp/sinogamiryouga/entry-12041190995.html

「ねぇ__」

此処は、どこだろう。

真っ暗な世界。無重力__いや、重力はある。

どんどん下に吸い込まれていく。

周りは黒。

自分は白。

どこからか、声が聞こえる。

「ねえ__私、嫌いなんだよね」

「ッ・・・・・・」

2人の声が聞こえてくる。

「嫌い」

ゆうな。

「ッ・・・・・・」

ゆうちゃん。


嗚呼、分かった。


コレは__



私の心のなかだ。



「・・・や、あや、綾!」
「えっ!あ・・・・・・」
「どうしたの、ぼーっとして」

目の前に、ゆうなの顔がある。

「ううん、なんでもない。んで、何?」
「だから、優乃ちゃんと、かかわんないでって」
「は?」

え?なんで?

「嫌なんっだよね、アノ子。前にも言ったと思うけど」

ドクン__
心臓が大きな音を立てた。

私は、この台詞の続きをしっている。

「だから、離れてね?」

私は、この台詞をしっている。

「・・・・・・」

私は、一年前に、聞いた______『離れてね』



──一年前──

「あっやー!かーえろ?」
「オッケー、ゆうちゃん」

私は、最近仲良くなったゆうちゃんと帰ろうとした。

「ちょっと、まって、綾」
「ん?何、ゆうな」

帰ろうとしたら、ゆうなに呼び止められた。

「ゆうちゃん、まっ──」
「さきかえっていいよ、ゆうちゃん。長くなるから」
「えっ・・・・・・・ああ、う、うん」

ゆうちゃんは眉間にしわをよせた。

「ば、バイバイ?」
「バイバーイ」

ゆうなはそういって、ゆうちゃんの姿が見えなくなるまで見送った。

「ふぅ__」
「何、はなしって?」
「あのさあ」

ゆうなは怖い目をした。

「嫌なんっだよね、アノ子。前にも言ったと思うけど」

にっこり笑って、告げた。

「だから、離れてね?」
「えっ・・・・・・」

私は、ゆうなの言葉を無視した。

それが、何を招くかなんて、予想もせずに。

優乃 ( No.39 )
日時: 2015/07/26 14:56
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: sGTz9jZf)

「よかった・・・クラスに一人は家庭科部志望がいて・・」
まったくだよ、もう。
さえも吹奏楽にいきなり変更しちゃうし・・・
にしても、さえが吹奏楽は意外だな、、、運動神経いいからてっきり陸上にはいるんかと・・・

あ、そういえばみゆがいた!
よかったぁ〜。みゆってのは・・・紹介してなかったっけ。うーん、覚えてない。
一応紹介しとくと、去年同じクラスで仲良かった子。お母さん同士も友達で、さえとみゆとで仲良し3人組だった。

「優乃ちゃん、家庭科部だっけ?」「ん、あぁ、うん。綾芽ちゃんは・・」
うーんと、綾芽ちゃんは・・・「文芸部!」「あったりぃ」

文芸部かぁー・・・「劇とかするやつだよね?」

「そうそう、でも、体験入部、一緒に行く子いないんだよねー、あははー」
文芸部・・・はぁ、、、、、、あ!

確か、アイツ____
「ゆきが文芸部に体験入部行くって!」「ゆき・・・・ちゃん?」

あー、だれか分かってないな、こりゃ。

「アレ、ゆき」
私はゆきを指差しながら言う。

同じクラスのお調子もの、ゆき。
小1のころ、仲がよかった。
なんだかんだで腐れ縁のある人。

そして、一緒にいると・・・疲れる。
なんか、今思うと小学生のときと雰囲気変わったな、ゆき。

・・・・余計からみづらくなった気が・・・・

ま、いいけど。

「じゃ、ゆきちゃんのとこ行ってくるー!」「んー」

そう言って、綾芽ちゃんはゆきのほうへ行ってしまった。


綾芽 ( No.40 )
日時: 2015/07/28 20:09
名前: 四之神綾芽 (ID: /UPoVEcS)
参照: http://ameblo.jp/sinogamiryouga/entry-12041190995.html

「じゃあねー、ゆうな」
「バイバイ、ゆうなちゃん」
「じゃあねー、綾」

彼女は完全に、無視をはじめた。
ことあるごとに、無視。

私は、そんな2人の板ばさみが嫌だった。

「はあああ・・・・・・」
「元気ないね、綾。どうしたの?」
「・・・・・・」

私は・・・・・・私は、馬鹿だから。
いってしまった。

「ゆうなが、ゆうちゃんのこと、嫌いだって__」
「ッ・・・・・・」

いってから、気づいた。
やってしまった__と。

「そう・・・・・・なんだ・・・・・・やっぱり」
「あの、ごめ__」
「ううん、分かってたし。・・・・・・大丈夫」

その日ほど、自分がどれだけ馬鹿な存在かを罵った日はない。
自分を戒め続けた。
それでも、その消えなかった。

次の日、何事もなかったように話す彼女をみて、私は安心もした。
けれど、やはりいたたまれなかった。

「ごめんね」

私は、そう呟いた。

「私は・・・・・・私は、そういう事、いわれなれてて・・・・・・・傷つくことがなくなってしまっていたんだ。だから、本気で・・・・・・ごめん。ゆうちゃん」
「・・・・・・あのさ」

ゆうちゃんが、優しい口調でいった。

「私、綾の、そういう素直なところ、好きなんだ。いつもストレートで、絶対に濁したりなんかしないところ。・・・・・・皆がなんていうかしらないけれど、私は、真っ直ぐな綾が好き」

少し、涙がたまっていた気がする。
ゆうちゃんじゃない__私の目に。

「だから、大丈夫。綾は、私のことが嫌いでも、私は綾がすき。ゆうなちゃんの事だって、しかたないよ。・・・・・・私が__」
「私だって」

私は、そんな風にいってもらったことがなかった。

「私だって、ゆうちゃんのこと、大好きだよ。いつも優しくて、誰かのために動けて・・・・・・私とは正反対で。嫌いになる要素なんて一つもない。・・・・・・悪いのは、私」

いつも、悪口ばかりいわれた。
『冷たい』『怖い』『五月蝿い』『生真面目』『ウザイ』なんど言われ続けたか。

・・・・・・いつのまにか、自己評価など、最低以下だった。
いつも、両親や先生に怒られるときも。

(ああ、私のセイで皆の時間を削ってしまった)
(ああ、私はなんでこんなことしかできないのかな)
(なんでできないんだろう。なんで。)

涙は自然に流れた。

そんな、自分の『欠点』でしかなかった部分を、好きだといってくれたこの子を、嫌いになる理由など、どこにあるのか?

「ゆうちゃん、大丈夫。ゆうちゃんは、何も悪くないんだよ」


悪いのは、すべて________馬鹿な、私。

優 ( No.42 )
日時: 2015/08/05 19:13
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: sGTz9jZf)

「じゃあ、5周ねー」

そういって、我ら家庭科部は運動場を5周、つまり2キロ走る。
何故走るか?

そんなのしらない。
なんで家庭科部が走らなきゃなんないのか、


それは「家庭科部だから」
理由はそれだけだと家庭科部の部長であるさえの姉__ゆいちゃんが言っていた。


現在体験入部。
体験入部だというのに、初めて2キロも走るというのに、私達1年生も先輩と同じ距離を走る。

何度もいうが、それは「家庭科部だから」ですまされるであろう。

家庭科部の伝統としてランニングは根強く今も残っている。


けれど、このクソきついランニングは「募集人数が5人(先輩達の人数が多いから)というのに対し、体験入部へと20人近くがおしよせてきた」ということに関係しているのである。

そう、顧問の先生はとにかく人数ヲ少なくしたいの一心なのだ。


だからこそ、がんばる。



ゆいちゃんもいるし、みゆもいるし__何より、裁縫や料理(主に裁縫)が好きだから、ということで私は家庭科部に入部することを決めた。



・・・陸上部との入部と迷ったけど(どうしても高跳びをやりたかった)

でも、今思うと陸上部は陸上部でそっちも楽しそうだな、と思った。
うん、陸上部に入ってもよかったかも(家庭科でのんびりも楽しいけど

綾芽 ( No.43 )
日時: 2015/08/05 19:24
名前: 四之神綾芽 (ID: /UPoVEcS)
参照: http://ameblo.jp/sinogamiryouga/entry-12041190995.html

ちょっと落ち着いてきた時期。

すかさず部活動見学がはじまった。


「どれにしようかなあ」
「んー・・・・・・」

ゆうなは迷ってるみたいだけれど、私は決めていた。

「私は、文芸っと」
「え?」

私の習っているピアノのセンパイが、そこに属していて、誘われていた。
それに、文芸では、百人一首、演劇をやるみたいだったので、迷わずにそこにした。

「文芸って、チャラい子達がグータラしてるとこだよ?」
「んー、そうなの!?ま、一応見学いってみる」
「そっか。んじゃあ、私はクラフトにっと」
「手先器用だもんね」


部活動見学にいくも、しっている人が4人。

つーか多くない!?20人ほどいた。

小学校が同じの、みきちゃん、はるちゃん。
クラスが同じの、れいちゃん、ゆきちゃん。

でも、結局孤立していた。

そしてこのときの記憶にはないけれど、私は、この部活で、心の休まる人をみつける。

けど、その話しはまだ少し先。


部活動見学は、2回あったので、もう一回はパソコン部にいった。


沢山人がいたけれど、とりあえずパソコンを触らせてもらえた。

やったのは、タイピングとワードだった。
もともとあるソフトを起動させてはじめるも、さっさと終わって、クリアしてしまった。

ワードをするも、逆にセンパイに聞かれるようになっていた。

そして、「作れないんだけど」と言われた見本もつくれた上に、私の後に人だかりができていた。

「うつの早いねえ」
「すっご、なんでそんなことできるの?」
「あー、コピーってこうやってやるの」

・・・・・・特に習うこともなかったので、スルーしたのであった。


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