コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【更新再開】怪盗ユア-満月の夜はBad night-
- 日時: 2015/10/14 09:55
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: uWCnjyP1)
\王道を突っ走るぜ!/
=どなたさまもお気軽にご感想お待ちしております=
●・○【最新にゅーす】最終更新日◇2015.10.14
・mission2 更新
〆早速、潜入捜査よっ!
・亀さんペースな投稿…
●・○【目次】最終更新日■2015.10.14
『登場人物』>>01
『序章』>>02-04
『mission1』>>05-10
『mission2』>>10-次回更新予定…
…*☆*……………………………………………………………
初めましての方は初めまして!
中学生の頃の黒歴史を振り返っていたら
こんな題材の小説もどきが発掘され…
ん、じゃあこの機会に完結させよう! と思い立ち、
スレを立ち上げた次第。。
需要があるのかはさておいて、
めくるめく怪盗さんの世界へ(・∀・)
ドウゾごゆっくり( ^^) _旦~~
…*☆*……………………………………………………………
執筆開始 2015.07.08
- Re: 【キャラ名募集中】怪盗ユア-満月の夜はBad night- ( No.2 )
- 日時: 2015/07/09 13:48
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: iGp9Ir2k)
【序章:どこにでもいる父と子の口ゲンカ】
夜も深まり、街には人影一つない。
ただ、月だけが煌々とアスファルトを照らしている。
草木も眠る丑三つ時、時計台の鐘がゴーンゴーンゴーンと三回、静寂をかき消すように鳴り響いた。
直後、タタタタッとかろやかにアスファルトを蹴る音が木霊す。
月の光で浮かび上がったシルエットは、華奢な少女のものであった。
夜の街に黒いマントをはためかせ、黒いシルクハットを被り、ひたすら家々の間を縫うように走り続ける。
途中、郵便ポストを目前にし、それを跳び箱よろしく飛び越えるが、少女は息切れもせずに、ただひたすらに走り続ける。
——と、何を思ったのか、少女は突如としてその足を止めた。
その場で思いっきり勝ち誇った表情をして、空を仰ぐ。
「今日こそ、……今日こそ、このユア様の絶対勝利ーーっ!!」
拳を突き出してそう叫んだかと思うと、刹那、ババババッと身を翻していた。
なにか、——後方の物陰で、物音がしたのだ。
「だ、……誰、だ……?」
身を引き締め、その暗闇に全神経を集中させる。
「姿を現せ!」
少女の鋭い一言に、店の裏手に積み重なっていた段ボール箱がドスドスドスッと音を立てて崩れ落ちる。
その陰から現れたのは——
「ニャー」
「ね、ネコちゃん……?」
「……ニャー」
黒猫が金色の目をぎらつかせて、少女に向かって歩み寄ってきた。
「なんだネコちゃんかああ……、ホラホラ、怖くないぞ。こっちおいでー」
少女はその猫を抱きかかえようとしゃがみこんで、
「————っ?!」
瞬間、少女はその場から横っ飛びに飛びのいた。
さっきまで少女がいたアスファルトの裂け目に、葉書サイズのカードが刺さっていた。
「げっ……。起きてたのね」
少女はそう呟いて、かと思うと慌てて逃げ出そうと地面を蹴って、——瞬間、
「——だから背後には気をつけろといつも言っているだろう……」
背後からしたその声の主を確認しようと振り向く途中で、少女の視界が突然、真っ暗になった。
——その突然の出来事に、少女は一体自分の身に何が起こったのか、瞬時に理解が出来なかった。
しかしその十秒後。
視界が奪われた理由が、故意に頭に被せられたバケツのせいだと分かり、刹那、少女は素早くバケツを頭から剥ぎ取っていた。
一体どこの誰がバケツを被せるなどという、ふざけたことをしてくるのか——少女には、大方の予想はついていた。
————そうだ。【奴】に違いない。
- Re: 【毎日更新】怪盗ユア-満月の夜はBad night- ( No.3 )
- 日時: 2015/07/10 10:06
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: 5MQ4cIeK)
「酷いぞ酷いぞ酷いぞパパさん。自分の娘になんちゅー仕打ちをするんだあ!」
バケツを抱えたまま、少女はそうして思いっきり頬をぶうっと膨らませる。
「アッハハハハハ」
いつの間にか目の前に現れた男性——少女と同じような黒帽子に黒マントが、少女を前に、それは可笑しそうに腹を抱えて笑っている。
少女は憮然とした態度でそれを眺める。
「酷くないぞ、ユア」
ひとしきり笑った後で、男性は目尻に浮かんだ涙をぬぐって少女にそう言い含めた。
少女はそれを頑なに否定する。
「いーや、酷いね」
「酷くないったら」
「酷いっ」
「酷くないっ! ……これも、全ては愛する【弟子】のためだ。ウンウン」
「なにが【弟子】だよ! バケツなんか被せてきて……!」
「あれは猫になんか気を取られているお前が悪いんだろう」
「それはっ……」
「全く……猫ごときに注意をそらされるとは怪盗の血筋が泣く……」
「実際はパパさんにやられたんだよー!」
「ユアっ! ……お前、それでも由緒正しい怪盗の血を受け継いだ人間か?! はああ……まったくもう……。今日の訓練もダメダメだ……」
男性はがっくり肩を落とすと、そのまま肩越しに少女を振り返った。
「ユア、今日の訓練結果は、バツ印。よって今日はユアが朝食当番な」
「ええーっ、そんなあー」
「先祖代々由緒正しい怪盗の血筋、それを後世に伝承していくために、愛娘にもこうして辛く厳しい試練を与えなくてはならないのだっ……くうっ……。【師匠】のこの苦しみが、分かるかっ」
「誰が【師匠】よ」
「私だよ」
そうして、男性はぐっと少女を見据える。
「そういうことだ、【弟子】。辛く厳しい試練の一環として、朝食当番、任せたぞ」
「なっ……なにが試練じゃあああーーー!!」
思わず、少女は叫ぶと同時に抱えていたバケツを男性めがけて投げつけていた。
しかし、
「だあから『今』は私はお前の父親じゃないって言ってるだろう。私は【師匠】だ。全く……何回言えば分かってくれるんだ、ユア」
軽口を叩かれ、いとも簡単にひょいと躱される。
少女が力一杯ぶん投げたバケツは、涼しげな顔をした男性の真横をひゅんっと通り過ぎていき——
哀れかな、乾いた音を立てて、アスファルトに転がった。
「ぐぐっ……。よけられた……」
目論みが外れ、悔しがる少女。
それを尻目に、当の男性はため息交じりで額に手を当てていた。
ため息とともに、
「はあ……実の父親に反抗するなんて……。私はお前をそんな風に育てた覚えはないぞ」
などという愚痴まで溢す有様だ。
刹那、そのような男性の愚痴に対して、少女はにやりと笑みを浮かべていた。
言ったな、とでも言わんばかりに。
突然の少女の所業に、思わずびくりと身震いする男性。
それに心なしか、周りの気温が一気に冷えたような……。
「あ、あれれー……。ゆ、ユア……、さん?」
「『育てた』、ねえ……」
冷えた目つきで男性を見据える。
少女は嘲笑を浮かべ、静かに両腕を組んだ。
「ねえパパさん。そもそもこうなっちゃったのって、誰のせいだったっけ、ねえ?」
「だ、誰だろう……」
「目をそらさないっ!」
「ハイっ……!」
「それもこれも……」
少女はすぅ、と深く深く息を吸い込むと、直後、
「ママさんに逃げられたパパさんのせいだろーがああっっ!」
街中に響き渡るような、それはそれは大きな声を上げた。
- Re: 【毎日更新】怪盗ユア-満月の夜はBad night- ( No.4 )
- 日時: 2015/07/11 06:51
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: wDt7ijEG)
ザ、立場逆転。
さっきとは打って変わって、激しい少女の憤りに、男性の顔から血の気が一気に失せる。
「あ、あれは向こうが悪いんだよ、……ほら、ユアをせっかく立派な怪盗にしてやろうと、だねえ。私がなけなしの力を振り絞ってだよ? こう、頑張ってたのに、だな。あいつ(ママさん)はなんていったと思う……?」
「『この子は女の子でしょ! ふざけないで頂戴!』……だっけ? そんなのもう耳にイカが出来るくらい聞かされたっての!」
「タコだろ」
「うっさい! 口ごたえしないっ!」
「本当のことを言っただけなんだけど……」
「うっさい! 黙っててっ!……で? そんでもって夫婦喧嘩して?」
「向こうから勝手にけしかけてきたんだよ……」
「だからそんなこと聞いてないっての! ……挙句の果てにママさんに愛想つかされて、翌朝起きたらママさん直筆で『実家に帰ります』って置手紙があって?」
「あー……あれは人生で一番のドッキリだったよ、ウン」
「私にとってもドッキリだったわ! ……ったく……。未だにママさんからは何の連絡もないし、パパさんはパパさんでこんなだし……」
「す、すまない」
「すまないで済んだら警察はいらーん!」
どっかーん。
どうやら少女の怒りは沸点に達した模様である。
「なんなのなんなの?! この可愛いユアちゃんの人生棒に振りやがってこのボケタンオタンコナスっ! それでも父親?! もおーっ知らないっ。今日の朝食もパパさんが作ってよね。フンだっ」
そろそろ朝靄がかかり始める中、少女は捨て台詞を吐き捨て、どすどす足を踏み鳴らして誰もいない街を怪獣のごとく自宅に向かって闊歩するのだった。
さて、言いたい放題言われ、ぼんやりとその場に立ち尽くしていた男性は、
「これだから……これだから女性は、大っ嫌いなんだあああー!」
情けない声をあげ、挙句、『朝から近所迷惑』だと近くの住民からの苦情を受けて警察にお世話になったのは、男性、果たしてこれで何度目だろうか……。
【序章、完了。】
- Re: 【毎日更新】怪盗ユア-満月の夜はBad night- ( No.5 )
- 日時: 2015/07/13 00:31
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: jBbC/kU.)
【mission1:カイトウさんはお友だち】
チュンチュンチチチと小鳥がさえずる声がする。
眩しい朝日がカーテンの隙間から差し込んでいる。
紛れもない。朝だ。
「……でね。お母さんそれはもう嬉しくってねえ。……ね、くり須。聞いてる?」
焦げたパンの香ばしい匂いが鼻をつく。
目の前に並べられた色とりどりの朝食が相原くり須(あいはら くりす)の満腹中枢を刺激する。
寝起きでまだ薄ぼんやりとしている頭をどうにか回転させて、彼女はようやっと反応を示した。
「……あー、うん。ごめん。聞いてる」
毎朝同じ話を繰り返し聞かされるこちらの身にもなってくれ、などという思いは胸の内に封じ込め、くり須は頷いた。
先ほどから彼女の母親は絶え間なくくり須に向かって話しかけているのだが、当の本人は重度の寝不足であったため、はたから見ても相槌を打つのも一苦労な様子だった。
というのも昨晩、突如轟いた「男性の悲鳴のような騒音」のせいで熟睡していたものを無理矢理起こされたからである。
あの不審者はちゃんと警察に引き渡されたのだろうか。
ふとそのようなことを思いながら、くり須は食パンを口にくわえた。
「ねぇねぇ」
母親の話はまだ続いていた。
「くり須って、あの有名な超お嬢様学校をトップで入学したでしょ? あれから一年経ったのよねえ。早いわねえ。それで、未だにテストはトップを独走中って話じゃないの。こないだ先生から直々にお電話いただいたわ。とっても優秀な娘さんですね、だって」
「そう」
「お母さん、その時ほど電話が愛しいと思ったことはなかったわ。あ、くり須。紅茶のお代わりいる?」
「うん」
ティーカップに紅茶を注いでから、くり須の母親は、なおも話を続ける。
「そうそう、こないだなんか、近所のおばさんがくり須にお世話になったって言ってたわよ」
「ああ……裏の佐藤さんちの……」
「道子ちゃん! くり須お姉ちゃんに失くし物のお人形を見つけてもらったって。それはもう、喜んでたわよ」
「それは良かった」
「もう、くり須ったらどうしてこんなに良い子なのかしらっ。お母さん、嬉しくって嬉しくって……って、あら、お父さん! ネクタイが斜めだわ! お母さんが治してあげるから、じっとしてなさいよ!」
突然甲高い声を上げたかと思うと、いつの間にリビングにやってきたのか——
母親はスーツ姿で立ちすくむ父親に駆け寄っていった。
父親はスーツの上着を片手に、恥ずかしそうに頭をかいた。
「すまないね、お母さん」
「大丈夫よ、お父さん。……あ、くり須。食べ終わったら制服はそこのカーテンレールにかかってるから。ちゃんと着替えて学校に行くのよ」
「言われなくても分かってるわよ……ごちそうさまー」
新婚ほやほやの夫婦宜しく父親のネクタイを結んでやっている母親を尻目に、くり須はガタンと音を立てて食器を流し台へ運び、その後、手際よく制服に着替えた。
玄関先に放り出していた指定カバンを握りしめて、
「じゃあ、いってくる」
「いってらっしゃい」
バタン——
玄関の扉を閉めて軽くため息をつき、ふと顔を上げたくり須はそこで黙り込んでいた。
「…………」
見慣れない【モノ】が、そこに置いてあったからである。
狸の置物。よく居酒屋などの軒先に飾られている、あの狸の焼き物である。
ところがこの狸、一升瓶を片手に握りしめている。
「……随分と飲んだくれな狸ね」
大きさは、丁度くり須の半分の背丈であった。
しばらく黙って観察していたが、しかしくり須にはこの狸の記憶など全く無かった。
「……いや、ウン。昨日までなかった、よね……」
——どうしたというのだ。
父親か母親が連れて帰ってきたとでもいうのか、——いや、ない。
うちの両親に限って、そのような趣味など、持ち合わせているはずがなかった。
相原家の自宅の外見内面は、共にヨーロピアン風な印象を受ける。
どう考えても、純和風の狸の置物は、ミスマッチ以外の何物でもない。
——じゃあ、誰が……。
少しばかり思案して、それからくり須はすぐに思い当っていた。
——この置物、まさか……。
そうしてくり須は、しばらく、その置物をじっと蔑むように見つめていた。
それこそ、穴の開くほど。
そして、
「……早く家を出なかったのは謝るわよ。集合時間に集合場所に行かずに、こうして遅れたのは私よ。それは謝る。ごめん。だけど、狸の置物は、ないと思うんだけど」
突然、狸の置物に話しかけ始めた。
- Re: 【毎日更新】怪盗ユア-満月の夜はBad night- ( No.6 )
- 日時: 2015/07/14 13:38
- 名前: 明鈴 ◆kFPwraB4aw (ID: ejGyAO8t)
はたから見れば、「あれ、くり須ちゃん、頭、どうかしちゃったの?!」と、こう思われるかもしれない。
しかし。
くり須の言葉に、刹那、狸の置物が揺れだしたのだ。
ぐらぐらぐら——。
かと思うと、背中のチャックがジーっと開いた。中から現れたのは、くり須と同じ制服に身を包んだ麗しの女子中学生であった。
「くっそおーー。また見破られたかーーっ」
狸の置物から羽化した女子中学生が、腰を叩きながら悔しそうにそう呟く。
くり須は目の前の少女をじっとりとした目つきで見て、
「……柚亜、……だからなんでいつも朝会う度に私、アンタのコスプレファッションショーなんかにつきあわなくちゃなんないのよ」
「『コスプレファッションショー』とは失礼なっ!」
「じゃあなんなの」
「なんなのかって? ……愚問ですなあ」
ヒッヒッヒと不吉な笑い声を立てる。
刹那、ズビシッと人差し指を突き出した。
「変装! すなわち怪盗の美! そのような気高きものを、そんじょそこらのお遊びコスプレ何某なんかと一緒にしてもらっちゃあたまんねえ! 先祖代々の怪盗さんたちが草葉の陰で泣いてるわ!」
「……アンタ、ここ来る前に時代劇か何か見てきたでしょ」
「……あ、バレた? 少しね、すこーしっ」
「また変な言葉覚えてきちゃって……とにかく、私は怪盗云々言われたって、知らないからね。私はアンタと違って凡人なんだから」
「……二年連続成績トップのアンタが凡人ってのもおかしいと思うけど……」
「そこ! ボソボソ言わない! 聞こえてるわよ!」
へーい、と気の抜けた柚亜の声に、くり須はふうと軽く息を漏らした。
少しの間息を整えて、それから、急に小さな声で柚亜に話しかける。
「っていうかさ、こんなところで『怪盗』とか、おおっぴらに言っちゃって、大丈夫なの? 仮にも警察に追われてる身なのよ。少しは世間を気にしなさいよ」
「まあ、ユアはまだ怪盗の『見習い』だしー。捕まるのは、パパさんだしー」
「なんちゅー他人事……。その『パパさん』もよ。昨日の真夜中にも、聞いたんだからね。アンタのパパさんの叫び声」
「あら」
「あら、じゃないわよ。……これで何回目だと思う? アンタたちが深夜に何やってんのか知らないけどね、こっちはおかげで、ずいぶんな迷惑よ……ふあああ。おかげで寝不足……」
「パパさん、また警察にご厄介になってたんだ」
「今月に入って六回目よ。黒マントに黒いシルクハット被った変質者が騒いでるーって。……アンタたち、本当に『怪盗』としての自覚、あるわけ?」
「問題ナーシ!」
「その態度に問題大アリよ……」
くり須と柚亜がいつも待ち合わせをしている公園前を通り過ぎると、前方にくり須たちが通っている私立聖ルクス学院中学校の校舎が見えてくる。
四階建てで、白塗りの豪華な校舎だ。
校舎の奥には、無駄に広いグラウンドが広がっている。
校舎内は全て暖房冷房完全装備。
快適な学校生活を送るためという理由で、廊下には床暖房まで整備されている。
さすが、お坊ちゃんお嬢様学校である。
ちなみに、校舎中央に設置されている煌びやかな装飾の施されている時計は、現在八時二〇分をさしている。
「おはようございまーす」
「おはようございます」
さて、これまた豪華で大きい校門の前で、風紀委員が『朝のあいさつ運動』たるものを実施していた。
中に先生もまじって、委員会の面々と共にあいさつ運動をしている。
くり須と柚亜は、挨拶もほどほどに、駆け足で校門を通り過ぎて……。
「おはようございまー……あ、くり須さんっ!」
風紀委員の一人に、捕まってしまった。
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