コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 記憶の欠片と恋欠片。【亀更新】
- 日時: 2015/11/09 00:10
- 名前: キノ (ID: 5fqeGTW2)
閲覧ありがとうございます。
キノと申します。以後、お見知りおきを。
恋愛小説に挑戦してしまいました。更新ペースは当然、文才やストーリーにもあまり自信はありませんが、十年以内には完結させるよう心がけます。
コメントなども、お気軽にして頂けると私が喜びます。何卒。
※注意事項※
●コメントやアドバイスをして下さるのはとてもありがたいのですが、荒し、または中傷など、周りの方々が不快になるような発言はご遠慮下さい
●一部、シリアスな雰囲気になるかと思われます。ご注意下さい
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.2 )
- 日時: 2015/08/14 13:03
- 名前: なすび (ID: Z/MkaSMy)
新しい小説書いたんだねぇー!
恋愛もの、頑張って!
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.3 )
- 日時: 2015/08/14 13:16
- 名前: キノ (ID: nnVHFXAR)
おぉー、ありゃーす!
そなんだよー、できる限り更新頑張るね(必ず完結させるとは言っていない)
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.4 )
- 日時: 2015/08/14 13:34
- 名前: キノ (ID: nnVHFXAR)
[第一章 私は。(2)]
ドアをノックする音で目が覚めた。
どうせ看護士か誰かだろう。
そう思い、狸寝入りしようと私は再び目を瞑る。
しかし、それはすぐバレてしまったようで私は仕方なく体を起こした。
すると、目の前にいる看護士の隣に知らない男がいた。
医者か…とは思ったが、男の服装を見るに明らかに違うだろう。
穏やかそうなその男は、私と目が合うと微笑む。
私は、できるだけにこやかに会釈するも、頭の中ではこの男の分析を始めていた。
年は、20代前半といったところか。顔は……悪くない。いかにも、お兄さんって感じだ。
しかし、この男が私の部屋に来たということは、私に何か関係があるのだろうか。
そういや、一度も私の親族を名のる人物を見かけていない。
もしかすると、この男がその親族かもしれない。
そんなどこにも根拠のない、僅かな期待が私に生まれたのだった。
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.5 )
- 日時: 2015/08/15 21:43
- 名前: キノ (ID: nnVHFXAR)
[第一章 私は。(3)]
考えるに考えてとうとう私の頭も限界に近づいた時、男から口を開いた。
「はじめまして」
一言だけだったが、穏やかで優しい声だった。
でも、どこか切ない気持ちが込められているように感じる。
そして、懐かしい気さえした。
考えすぎかもしれない。
だけど、確かに私は感じたのだ。
この人は、私の何かなのだろう、と。
ここにいる時点でそれには間違いないのだろうが、ただの知り合いではない気がする。
私は、一体何者なのだろう。
私は、どんなものが好きだったのだろう。
私は、どんな人を愛していたのだろう。
私は、誰から愛されていたのだろう。
今は、まだ思い出せない。
でも、次期に思い出せそうな気がする
。
そんな気がするのだ。
先程まで私は、思い出さなくてもいいだろう、と思っていたが、なんだか他人事のようには感じられなくなっていた。
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.6 )
- 日時: 2015/08/21 15:56
- 名前: キノ (ID: nnVHFXAR)
【第二章 私が過ごした日々。(1)】
_____あれから、半年経った。
記憶のこと以外は特に異常もなく、すぐに退院が許された。
そのため、今は「かつての私」が暮らしていた家に住んでいる。
私の名前は、小坂 ユイ。21歳で、教師を目指す大学生らしい。
数年前、両親を亡くしていて元々友人も少ないらしく(通りで誰も見舞いに来ないと思った)、大学にも知り合いはいないため事情を話してどうこうとか言うことはなかった。
1から始める勉強はとても難しいものだが、幸い私の学歴はいい方みたいで、毎日徹夜だがなんとか追い付いている。
まだ私についての情報はこれだけだが、生活する上で必要な知識などは全て揃えているはずだ。
それに、正直私はこの環境に凄く感謝している。
成績優秀、身長も高く、スタイルや顔も……まぁいい方だ。
誰もが羨むものを持っていることは、我ながらとても鼻が高い。
………もちろん、せっかくの大学生活がぼっちということだけを除いては、の話だが。
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