コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 不思議の国の恋物語
- 日時: 2015/09/25 20:08
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
〜始めに〜
初めまして、この分類では初めて小説を書かせて頂きます、リュナと申します。
正直、恋愛系は書くのが少々苦手でして……。克服用にと、この物語を書いていこうと思います。(いや、幼稚園の頃から培ってきた覚醒☆妄想スキル使えば何てことないだr((殴蹴 )
ひ……一人っ子だから!空想が変わっちゃっただけだから!
と、言い訳を言いつつ…………
暖かい目で見てやって下さい><
多少の誤字等があれば、ご指摘してもらえれば、チョッパヤで直します!
感想等も受け付けております。悪コメ、荒しはお止めください。
…………長くなってしまい、申し訳ございません><次から書いていきます♪
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- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.5 )
- 日時: 2015/09/28 21:37
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第5話 記憶喪失の友人
「…………うわぁ!」
私は、王子と話をした後に王宮を巡っていたのだが…………
目の前に綺麗な町並みが見えていた筈なのに、今は小さなうさぎが一匹。
「…………何でココに戻ってんのよ」
「君、大事なこと忘れてない?」
「はぁ?王子から本みたいなのひったくって、どっかんばっかんでハッピーエンド、はいおしまい。でしょ?」
「うわぁ…………。すっごい大雑把……
あのね、大事なことっていうのは。
君と一緒に来てしまった人と一緒に、『うさぎのにっきちょう』の事をこなすってこと。忘れてた?」
は?何それ。って言ってやろうかと一瞬迷ったが、じきに思い出していった。
「あー。ま、なんとかなるでしょ」
そんな気持ちでいたけれど。
「あーあ。君はフゴウカク」
うさぎが何か言っているような気がした。まぁ……大丈夫だろうと思い、私は歩いていった。
*****
「ふぁ〜。うさぎさんってば、どこまで飛ばしたのよ…………」
「……さ……やか……?」
「ん?」
「さやか……なんだね……?」
私のことを『アリス』と呼ばずに『さやか』と呼んだ人物。顔を見てみたら、知っている顔だった。
「し……駿……なの……」
「駿……?それが僕の名前…………?」
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.6 )
- 日時: 2015/09/29 21:41
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第6話
「取り合えず、こっち来て」
私は、周りと明らかに洋服が違う駿を路地裏へ案内した。
「さやか……ここ、どこなの?」
「えぇーっと…………」
うさぎさんから聞いた情報をまとめるのが面倒だったので、適当に「私もわかんない」で終わらせた。
一応理解はしているけれど、説明しにくい……と、いうかやはり面倒だからという気持ちが勝った。
「オイオイねぇちゃんたちよぉ〜、金目のモン、持ってねぇか?」
急に路地裏から、『ヤンキー』という奴らが出てきた。流石路地裏。侮れない。
「はぁ…………?」
「じゃあねぇちゃん、こっち来ようかぁ……?」
私の腕を1人のヤンキーががっしりと掴む。力が強過ぎて、反抗ができなくてただ引っ張られている状態だった。
もう無理だと思った瞬間に、ヤンキーが急にお腹を抱え、倒れこんだ。
「さやかに怪我、させたら許さない……。覚悟しろ、お前ら…………」
駿が言い放つと、急に消えて気付いたらどんどんヤンキーを倒していった。
「くっ……くそ!覚えてろよ……!」
ヤンキーがひぃひぃ言いながら逃げていった。
駿も昔、こうやって先輩から守ってくれてたことを思い出した。
*****
「何で付き合ってくれないんだよ!」
「私には好きな人が他にいるんです……」
そう言っても、先輩は諦めてくれない。この先輩は、噂だとかなりしつこい性格らしい。
「お前が俺の物になんねぇなら……」
先輩が二の腕を力強く掴んできた。駿がいたら……と思っていたら、もっと強く握ってきて、痕がつきそうになっていた。
「辞めて下さい……っ!」
「嫌だ。お前が俺の物になるまで…………」
すると、1人の足が急に見えた。それは、駿だった。私は手を離され、駿の方へと走った。
「大丈夫か、爽夏」
「うん…………!」
こうして、先輩から逃げられたのだった。
*****
「駿……」
「…………ごめんな。心配かけた」
「まさか……!」
「あぁ。
戻ったよ、爽夏」
いつも見ていた笑い方。何故か安心したのだった。
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.7 )
- 日時: 2015/10/02 15:35
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第七話 ウサギの罠
こうして、私達は王宮へ向かった。駿の記憶はちゃんと戻っていて、普通に話せた。道中でたくさんのことを話ながらあるいた。
「あーあ、こんな時間が“ずっと”続けばいいのにな…………」
すると、周りが真っ暗に染まった。駿と私は何が起こったのか、何も分からずにいた。
「アリス、禁句を言っちゃ駄目じゃない」
「禁句って何よ!」
ウサギの話はココでも長かったので、まとめてみた。
・アリスには、禁句があるらしい。(『ずっと』『永遠に』など、時に関係する言葉の一部)
・それを言うと、こっちに飛ばされてしまい、ゲームオーバー。つまり、死。
・しかし、自分のいた現実世界の者と出会い、そこにいれば脱出ができる
「え。脱出できんじゃん」
「だから、『ウサギをうやまえクローバー』って言って」
「「う……ウサギをうやまえクローバー…………」」
すると、周りが光に包まれた。そして、アリスの世界に戻れた。
「ふぅ……びっくりした……
駿、行くよ…………って、駿?」
何故か、駿がそこにはいなかった。
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/04 07:16
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第八話 代償
「ちょっとウサギさん?何で駿がいないのよ!」
「あ……それはね」
もう耳が疲れてきたので、簡単にまとめてみると、
・あの暗闇に閉じ込められると、“代償”として何かが失われる
・それがアリス一人だった場合、そのアリスはBadEndを迎える(その後は分からないらしい)
・しかし、駿がいたため優先順位的に駿が連れていかれた
「じゃあ、駿を取り戻すには……」
「『うさぎのにっきちょう』の最後のページ、『ふっかつのにっき』を読むしかないね」
そう聞いて、私は王宮へ走った。
こう見えても足は結構速いほうだった。
「アリスー、頑張ってー」
「……分かってるっつの」
ボソリと呟き、私は走った。
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.9 )
- 日時: 2015/10/06 21:20
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第九話 説教
「ぜぇ……っ、はぁ……」
私は走って王宮へ向かったため、完全に息をしているのがツラい状況だった。
「遅い!……心配した訳じゃないけど」
そこには王子が立っていた。何故かチョコレートの香りがした。しかし気にせずに、
「早く準備しろって!そろそろ舞踏会が……」
「って、今日が舞踏会なの?」
「知らなかったのか……。街でも話題になっていたと思うけど」
そもそも私、街にいなかったし。初耳ですが、王子さん……
「はーいはい、早く準備しますよーっと」
王宮の中を進み、とある部屋にたどり着いた。
その部屋に、下手なウサギの絵が描かれた本が一冊あった。
よく読んでみると、『うさぎのにっきちょう』と書かれていた。
「あ。これってまさか……」
「…………何をしている」
トーンがとっても低い声が、私の後ろから響く。
振り返ると、そこには王子が立っていた。
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