コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 僕らの恋を七色に。【参照100突破! Thank you】
- 日時: 2015/11/09 20:11
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
【挨拶】
初めまして、又はこんにちは。
向日葵(Himawari)と申します、以前執筆していた小説を一時中断し、新たに小説を書き始めました。
掛け持ちは無しとなりましたので、更新ペースは上がる……かと思います。
精一杯更新を頑張って行こうと思います。
宜しくお願い致します。
【注意事項】
■小説の更新ペースは気紛れですが、1日1回は更新出来るようにと。
■応援や感想、誤字脱字の指摘などのコメントは大歓迎。跳び跳ねます。
■荒らしや成り済まし、チェーンメール等はお控え願います。
【目次】
>>3 #00 人物紹介
>>6 #01 変わらない日常
>>7 #02 幼馴染みで困ること
>>10 #03 ハイテンションガール
>>11 #04 可愛い友人さん
>>12 #05 転校生は王子様?
>>13 #06 さよなら、ひとり席ライフ
【記念日】
>>00 執筆スタート/2015.11.7 Saturday
>>14 参照100突破!/2015.11.9 Monday
【僕らの恋を七色に。お客様】
>>1 杏莉様
作品:「スイーツは、恋の嵐!」「【実話】ありがとう」「十人の男子に告られる恋」「部活生活」「I love ando この恋は?〜どこまで続くかな〜」「花言葉」「黒と白の女王様〜私恋はいつ?〜」「ハルコイ・ナツコイ・アキコイ・フユコイ」「花言葉の意味と恋の意味」「六人の彼氏!?」
>>3 冬野悠乃様
作品:「ドキドキがとまらないっ!!」「クロス・ファンタジア」「異能なんていらないっ!」「たからばこ。【短編集】」
>>8 てるてる522様
作品:「ハツコイ」「僕と君との2年間。」「*舞い散る頃(トキ)*」「赤い、朱と紅の夢。」「過去を摺らないで…」「綺麗な夕日の日に…。」「世界構造♪」「エピソード」
- Re: 僕らの恋を七色に。 ( No.10 )
- 日時: 2015/11/08 20:06
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
#03 ハイテンションガール
理人と靴箱にローファーを入れていると。
後ろから走る足音が響いてきたかと思えば、いきなり首を絞められる。
なんだ?! と、驚いた私は首を絞める誰の手を叩きながら、振り返った。
「優月、おはよ!」
「ゴホッ! ちょ、誰」
振り返った先にあったのは、これまた見慣れた整いすぎているお顔が。
長い髪を高い位置でポニーテールに、というヘアスタイルがよく似合う、そんな彼女は——桃英 双葉という。私達と同じ、C組だ。
双葉は可愛らしい顔を更に可愛らしく、にっと口角を上げて見せる。が、そんな笑顔は良いから早く手を外して欲しいと、私は軽く睨んだ。
双葉は「ごめーん」と言い、手を緩める。
「後ちょっとで死ぬとこだった」
「あははっ、ごめんごめーん!」
「大丈夫だ双葉、普通の女子より優月はきっと頑丈な作りになってるから」
余計な一言を挟んできた理人を、睨む。
女子力なんて無い私だけど、そんなこと言われたら多少は傷付くんだぞ?
後で覚えてろよ、という眼差しを理人に向けた後、私はスタスタと歩き出す。勿論、腹の立つふたりの友人、理人と双葉を置いて。
と、理人は「拗ねんなよ」と言いながら私を追い掛けてくる。双葉はというと、まだ爆笑している最中である。ほんとに元気だ。
「帰りクレープ奢るから許して、優月?」
「今日はアイスの気分。トリプルで許す」
私が目を輝かせながら述べると、またまた双葉は笑い出し、理人も鼻で笑った。
アイス、しかもトリプルだなんて滅多に食べれないし、私の気分は上々である。まあ、そんな私よりも気分上々な方が1名。
〝ハイテンションガール〟というワードが此程似合う人は、きっと双葉くらいだろう。
- Re: 僕らの恋を七色に。 ( No.11 )
- 日時: 2015/11/09 00:29
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
#04 可愛い友人さん
私、理人、双葉の3人は揃ってC組へと足を運ばせて行く。全く、全員揃って同じクラスだなんて本当に驚きである。
教室に近付いてくると、理人はわざと私と双葉より歩くペースを下げる。これは毎日のことで、私と双葉がクラスの女子に目を付けられない為。
理人は私達に「先行ってろよ」と口パクでそう伝えると、更にペースを落とす。
私と双葉はそれぞれ左手でOKを作ると、ふたりで教室へと向かって行った。
3階にある、C組の教室。
その扉に手を掛け開くと、私と双葉は入る。
あちこちから飛んで来る挨拶を適当に返しながら、私は窓際の席へ行った。
そこは私の席で、今の季節は陽が丁度当たって気持ち良いし、何より隣の席が誰もいないという最高の場所なのだ。
因みに私の前の席が双葉である。
今のまま、席替えをしたくないものだ。
私は席に着くと、教科書やノートやらの角を、机でトントンと整えた。
それからさっと机のなかにしまい込むと、制服のポケットからイヤホンを取り出す。
青色をしたイヤホンを耳にセットしようとした、その瞬間に——
「ふたりとも、おっは!」
高めのふわふわした、可愛らしい声が耳に滑り込んできた。イヤホンをセットしようとした、私の手の動きが止まる。
声の主が誰かなんて、確認しなくても分かる。このクラスで、一番可愛い声だから。
肩下までの茶髪を、緩い三つ編みにして。
小柄な身体がとても可愛らしい、彼女は。
「今日も可愛いね、城峰 雨依ちゃん」
「ベリーベリーキュートだよ、ほんと」
——城峰 雨依ちゃん。
超絶キュートな、だけどドSな私の友人。
- Re: 僕らの恋を七色に。 ( No.12 )
- 日時: 2015/11/09 17:11
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
#05 転校生は王子様?
3人で喋っていると、暫くしてチャイムが教室に鳴り響いた。皆、席に着いていく。
私は座ったまま、双葉はくるりと前に向き直り、雨依は双葉の前の席に着いた。斜め前の方——ほぼど真ん中を見ると、理人も前を向き座っていた。
がらりと扉が開かれ、担任が入ってくる。
寝癖みたいに黒髪がぴょんと跳ねていて、細フレームの眼鏡を掛けている、男性教師。
村瀬 隆之介(Murase Ryunosuke)という名前で、ルックスはかなり良い。その為か、女子生徒から人気を誇っていた。
女子生徒の目は、うっとりとしている。
何故女子という生き物は、こうルックスが整っているだけの男性に興味を持つのだろうか? 私には、全く持って理解不能である。
「今日は転入生の紹介からなー」
村瀬先生が言うと、教室の空気は一変。
ざわざわし始めかと思うと、女子は〝イケメン〟を、男子は〝美女〟が来るようにと、其々皆拝んでいた。
私は特に気にも止めず、外を眺める。
ざわざわ落ち着かない生徒を黙らせるようにと、村瀬先生が手を叩いて見せた。
先程より騒々しさが静まったことを確認すると、先生が扉を向く。
「んじゃ、入ってきて」
生徒が目を輝かせるなか、長いすらっとした脚が教室に踏み入れられた。
長身で、細くて、まるでモデルのようなスタイルである。彼が教壇の前に立ち正面を向くと、長い甘栗色の前髪で、綺麗な瞳が見え隠れする。
淡く微笑んだ彼は、細い指でチョークを掴み取ると、黒板に整った字を並べてく。
カツカツとチョークの音が響くなか、女子生徒は皆口に手を当て呆然としている。
彼はチョークを置くと、振り返った。
それからまたにこりと微笑みかけてくる。
そして、黒板に書いた名前を読み上げた。
「——柊 璃久です。宜しく」
アニメのような、イケメンボイス。
この声にやられたのか、女子生徒はついに歯止めが聞かなくなり、黄色い声をあげた。
- Re: 僕らの恋を七色に。 ( No.13 )
- 日時: 2015/11/09 17:49
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
#06 さよなら、ひとり席ライフ
きゃあきゃあ煩い女子生徒達。
それとは逆に、男子生徒達は、がっくりと肩を落としている模様。残念だね、君達。
私は静まらない女子達の声に耳を塞ぎ、眉を寄せてへの字口になって見せた。
前の席の双葉は肩を竦め、寝ようとしている。
私も寝てしまおうかと、イヤホンをセットし窓の外に顔を向け、伏せたそのとき。
「柊の席は、諳世の隣な。一番後ろの」
先生が私の隣の空いた席を、指差した。
私は伏せようとした頭を、ばっと上げる。
嫌な予感しか感じない私に、一気に女子生徒達から冷たい視線が刺さってきた。
此方へと歩み寄ってくるのは、美青年。
柊 璃久とかいうそいつは、私の隣の空いた席に鞄を置くと、にっこり笑った。
背中に虫酸が走ったのは、気のせいではない。
「宜しくね、諳世さん」
「よ、宜しく、お願いします……」
口元を引き吊らせながら、返事をする。
女子から浴びる冷たい視線なんて、柊 璃久は気付いてない様子で、微笑んでいる。
せっかくの最高だった日々が。
私の大事な、ひとり席ライフが。
突然の転校生、しかも王子様気取りをしているような奴に、壊されることになるとは。
「さよなら、ひとり席ライフよ……」
彼に気付かれないよう、小声でそっと呟いた。
- Re: 僕らの恋を七色に。【参照100突破! Thank you】 ( No.14 )
- 日時: 2015/11/09 20:09
- 名前: 向日葵 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)
*、参照100突破! 2015.11.9 Monday
皆様、こんばんは。
お陰様で【僕らの恋を七色に。】、参照100突破致しました……!(´:ω:`)
まだ始まって間もないのに、こんなに早く突破出来たことに喜びを隠せません。
私の更新ペースが亀並みなので、ストーリーが全く進んでおらず……申し訳ないです。
なんとか1日1回は更新出来ているかと。
また参照突破記念が来たら、ストーリーの進み具合で番外編を書こうと思っています。
これからも精一杯頑張らせて頂きます。
応援・感想・誤字脱字の指摘等のコメントや、観覧は大歓迎。何時でもどうぞ。
向日葵 。
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