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クジャク
日時: 2015/11/22 20:31
名前: 小花 (ID: Wx.cjsE7)

綺麗なあいつはどこまででも飛んでいく
そんな気がする
だから早く捕まえなきゃ

(AAAみつみさ×メンバー)

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Re: クジャク ( No.6 )
日時: 2016/01/17 11:52
名前: 小花 (ID: 4yuxSnKU)

「あぁーもう!」

少しムシャクシャしたが乱暴に宇野を扱えないとこが弱い

会計もしてタクシーに乗せ
さすがに俺の家はダメだし宇野も寝てるから連れて行かず
宇野の家に連れて行った

「おい、宇野!カギは」
「う〜ん…」

目をしかめながら一生懸命にカギを探している
大丈夫なんじゃねぇか?
カギをやっとこ見つけて俺に渡した
その時触れた手になぜか宇野が反応した…気がする

Re: クジャク ( No.7 )
日時: 2016/01/24 14:27
名前: 小花 (ID: 4yuxSnKU)

それを横目にカギを開ける
上の階まで連れて行くのは一苦労だった
おんぶの方が早いのに宇野が「いい」というので
フラフラの足取りで歩いた

家のカギを開けた宇野に「じゃあな」と言うと
「待って!………上がったら?」

語尾は消えるようだったが何とか聞くことができた

「宇野?どうしたお前、今日変だぞ」
「変じゃないし、上がるの?上がんないの?」

少し俯きかげんの宇野
俺にこんな顔するのは初めてじゃないか?
だとしたらもったいないことにならないように

「分かったよ、上がるよ」

少し笑顔で言うと俺に聞こえないように
良かったぁ〜と言う声が聞こえた
その言葉に口が緩む

Re: クジャク ( No.8 )
日時: 2016/01/30 18:46
名前: 小花 (ID: 4yuxSnKU)

ドアの閉まる音がすると妙に意識してしまわないように
目が宇野からそれる

「その辺に座っててね」
「お…おう」

そのままキッチンに向かっていく宇野をまだ理性は残っている
ただの酔っぱらいじゃない、というのにうすうす気づいてしまった
それに気づくと色んな疑問が頭に浮かび
テレビに逃げた

「何かおもしろいのある?」

少し足取りの落ち着いた宇野が水を持ってやってきた

「はい」
「ん?なんで水?」
「日高くんも飲んでたじゃん」

いや飲んだけど水を飲む程度じゃないし
誰のせいで飲めなかったのかわかってんのかな

「ありがと」
「ん」

それから少し気を紛らすためにつけたテレビが面白く
二人で見入っていた

Re: クジャク ( No.9 )
日時: 2016/01/31 16:14
名前: 小花 (ID: 4yuxSnKU)

「あ」

宇野が時計を見て俺を見た

「ごめん、長居しすぎた
 俺帰るな」

そう言いながらまた今日も何も言えなかったと思いながら
玄関に向かう

「日高くん!」

時間がたって酔いも覚めた宇野が俺を呼んだ

「ん?」
「えっと…あの……」
「なんだよ(笑)どうした?」

出会ったとき以来に見る少し自信のなさそうな顔
不安げな…

「………かない?」
「なんて?」
「とっ、泊まってかない?」
「はぁ!?お前何言ってるんだよ」

いやだってさ、明らかにおかしいだろ?
宇野は西島のことが好きなのになんで泊まらそうとすんだよ

「もう12時回ってるし…ごめん
 じゃあ明日」

目の前でドアが閉まっていく
その奥では少し悲しそうな宇野
本当にこれで良いのか俺は
……良いはずがねぇ

ガンッ

「ちょっ!」

挟んだ足に驚いた宇野に少し近づいた
するとみるみるうちに顔が赤くなる
くそっ!なんで早く気づけなかったんだよ!

「宇野、俺さぁお前が西島のこと好きだと思ってた」
「なっ…」

何か宇野が言いかけた
何を言おうとしたのか気になったが俺は話し続けた

「でもそうだと思ってても俺はお前のことが好きで…」

あともうちょっと

「だから…つまりは好きです、俺とずっと一緒に居てください」
「………」

やっぱり俺の勘違いだったのか
そう思い宇野を見ると

チュッ

「お、お前///」
「私もずっと好きだったよ
 でも私がニッシーのこと恋愛感情で見てるようにみえたなんて(笑)
 日高くん自信なさすぎ(笑)」
「だってお前西島がご飯いけないって言ったときずっと西島のこと
 見てたじゃねぇかよ」

あーかっこ悪い

「それは私が二人っきりで心臓が持つ自信がないからだよ」

Re: クジャク ( No.10 )
日時: 2016/02/14 14:34
名前: 小花 (ID: 4yuxSnKU)

「………///」
「………///」

あぁ〜もうダメだ
こっちも心臓がもたねぇ〜よ

「入っていい?」
「うん///」

甘く楽しい日々が始まる


end


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