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無気力高校生の超自由な毎日
日時: 2015/12/03 20:52
名前: Lost (ID: i1HkXTv3)

おはようございます、こんにちは、こんばんは
初めましての人は初めまして
Lostです
機種変して前の小説は引き上げられなくなったので、新しく書き始めようと思いまして…
あ、これ完結とかありません
作者の気分で書いたり終わったりします
それをご了承のうえでご覧下さいね



キャラクター紹介

皐 神無
今作の主人公。
無気力でめんどくさがり。何かにつけて学校をサボろうと画策している。
ゲームが大好きである故か、かなりのゲーム脳である。
中性的な外見で、服装によってはナンパされたことがあるとか。(本人談)
趣味はネットで女子のふりをして、いわゆる釣りをすることと、コンビニのスイーツの新商品の評論。
そんな彼だが、体育以外の成績はオール5である。

睦月 弥生
神無の親友で、サボろうとする神無を学校に連れていくのも弥生の役目である。
典型的なスポーツ男子である。
成績は神無と真逆で、体育だけは5である。
よく神無にコンビニスイーツを買わされているが、その代わりに勉強を教えてもらっている。

如月 葉月
神無と同じクラスの女子。
神無と弥生のストッパー的役割だが、ミスは多い。
成績は良い方。
ぬいぐるみが大好き。
成績はオール4辺り。



この作品は日常系です。ゲームで言えばどうぶつの森です。
グダグダになること間違いなしです。

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無気力高校生の超自由な毎日 第1月 ( No.1 )
日時: 2015/12/04 12:40
名前: Lost (ID: w1PPuIR0)

某日 朝
─神無の家─

ジリリリリリリ…
目覚まし時計の音が20分近く鳴り続いている。
そんな寝室のベッドの上にこの家の主、神無は居た。
布団を頭まで被っていたが。
「う〜ん…」
布団から手だけを出して目覚ましを止めようと探っている。
「うるさいなあ…」
しょうがなくといった様子で体を起こして目覚ましを止めた。
「ふあ…」
伸びをしながらリビングに向かおうとしたその時、スマートフォンの着メロが鳴り出した。
「…」
少し考えた後にスマートフォンを手に取り、通話開始のボタンをタップした。
次の瞬間。
「おーーい!神無起きてるかーー!」
電話の相手は親友の弥生だった。恐らく部活の朝練が終わったんだろう。
「…電話でそんな大声出さないでよ。まず起きてなきゃ電話取ってないし…」
「いやおまえ…前に寝ぼけて電話出たからな?」
少し考えてから
「僕が覚えてないからそんなことはないね」
と答えてやった。実際覚えてるけど。
「おいおい…まあいいや、学校サボんなよー」
それだけ残して電話は切られた。
サボってなどいない。戦略的休養といったところだ。
そんな事を呟きながら学校の支度を始めた。
「今日の時間割は…じゃらじゃらじゃらじゃら…ばん!って体育あるじゃん…」
途端に気だるそうになりながら学校の支度を終えて家を出た。


─学校─

教室に入って席に座る。
HRの五分前に入ってくるのであまり時間に余裕はない。
と、そこに部室から戻ったのであろう弥生が入ってきた。
「おはよー」
教室に入る時にいつも挨拶をする。
神無には意味が分からない行動だった。
「お、神無はちゃんと来たんだな」
僕を見つけたらしく、弥生は笑いながら言う。
「よけーなお世話だよ…」
それだけ言って僕は視線を窓に向ける。
弥生が何か言おうとしたようだが、そこに先生が入ってきたので席についてた。
号令がかかり、挨拶を終える。
「今日の連絡事項は…四時間目の数学が自習になった。以上だ」
この先生の必要なことだけを伝えて終わるスタイルにはなかなか好感が持てる。
そしてHRが終わった途端に弥生が席まで来た。
「よけーなお世話ってなんだよこのー」
さっきの事が気にくわないらしく、僕の髪を手荒くかきみだしてくる。
「だって電話くる前に起きてたし。誰もモーニングコールなんて頼んじゃいないよ…」
髪型は特に気にしてないので、気にせず言う。
「でもお前そのままだと二度寝かサボりだろ」
これは事実。
「あーあー聞こえない聞こえなーい」
と露骨に強引に誤魔化して。
「ところで、駅前のコンビニに新商品が入るって噂を聞いたんだよね」
椅子の前足を浮かせて弥生に視線を向ける。
「うっ…たまには自分で買えっ」
頭にかるーくチョップを落とされた。
「駄目?」
今度は目を見て。
「駄目」
どうやら財布がピンチらしい。
これは自分で買いに行くしかなさそうだ。

無気力高校生の超自由な毎日 第2月 ( No.2 )
日時: 2015/12/06 00:00
名前: Lost (ID: j/a9CVqt)

─放課後 下校中─

「はー…やっと帰れる…」
ため息をつきつつ呟く。
高校の方が楽しいと聞いて入ったはいいけど楽しくもない。
「あのー、すいません」
背後から呼び止める声がした。
「…なんですか」
と言いつつ振り返る。
「あの…これ、貴方のですか?」
その手には神無の持っていたハンカチ。
「ああ、僕のです。ありがとうございます」
軽く礼をしてハンカチを受けとる。
「いえいえ、貴方の他に歩いてる人が居なかったので」
実は神無は掃除の当番をサボっている。
その為、帰りは他の人より早い。
「ああ…ええ、まあ」
少し面倒なことになりそうだし、言わないでおく。
その人は軽く会釈をして去っていった。
僕にはあんなことが出来るだろうかと思いつつコンビニに向かった。
目当ては新発売のスイーツ。


─コンビニ─

「えーっと…あ、これだ!」
スイーツの棚に貼ってある『新発売!』のPOPが目につく。
「ふーん、シュークリームかあ…」
手にとってまじまじと見る。
「カスタードと生クリームを使用…クリームたっぷり…ね」
よくありそうだなあと思いつつレジに持っていく。
「お願いしまーす」
レジに渡して財布を取り出す。
そこに聞き覚えのある声がかけられた。
「皐くん?」
その声は同じクラスの女子。
「…如月さん、だっけ」
気だるげに答える。
「やっぱり皐くんだね、スイーツ好きなの?」
いや、現に買ってるんだけど。
「まあね…でも毎日ケーキとか買ってるとお金もたないでしょ」
事実。
親から多めのお小遣いを貰っているとはいえ、毎日そんなものを買っていたら流石にもたない。
そこに夢のような話が舞い込んだ。
「じゃあ、私今度の土曜日にケーキバイキングに行くんだけど、一緒に行かない?チケットが余っちゃって」
その誘いに目を輝かせる。
「…いいの?」
一応確認する。
まあここで嘘だと言われたら今後生涯話さないけど。
「いいよいいよー、男子連れてきたら盛り上がると思うしさ」
ん?と疑問を抱く。
「もしかして、如月さん以外にも数人の女子が居る?」
そう聞くと、当たり前だと言わんばかりに
「うん、そうだけど」
めんどくさいなあ。
しかしケーキの為なら仕方がない。
「分かった、楽しみにしてるね」
そう言って代金を払い、商品を受け取ってコンビニを出た。


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