コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

作家と恋路
日時: 2015/12/12 13:56
名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: LpK9Mb2W)

 とある女性向けコミックにて絶大な人気を誇る漫画家がいた、御伽雪おとぎゆき先生である
 先生の描く漫画は主に恋愛を取り扱ったもので、青春学園ものから大人な恋愛を描いたドラマチックなものまで幅広い女性を虜にしている

 そしてココにも一人虜にされた女性がいた。彼女の名は——神崎梓かんざきあずさ、御伽先生の大ファンであり、今日から先生と一つ屋根の下共に働くアシスタントである

*挨拶
閲覧有難うございます、結縁と書いて(ゆうえん)と申します
こちらでは作家さんとアシスタントさんの恋愛を書いていこうかなーと思っております

個性的な面々が登場すると思いますので、お気に入りの子が見つかったら嬉しいなーと思います


【目次】
『登場人物』>>1
#1、御伽先生の秘密>>2

*読者様
スミレ様

Page:1 2



Re: 作家と恋路 ( No.3 )
日時: 2015/12/11 20:02
名前: スミレ (ID: Id9gihKa)

面白そうなタイトルに惹かれてやってきました!
続き、楽しみです!

Re: 作家と恋路 ( No.4 )
日時: 2015/12/12 00:24
名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: aDJkQigu)

スミレさん

初めまして、閲覧&コメント有難うございます!
面白そうと思って頂けて嬉しいです
続きも楽しんで頂けるよう頑張りますね

Re: 作家と恋路 ( No.5 )
日時: 2015/12/12 01:01
名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: aDJkQigu)

「まず、ここが作業場ね。ザックリ説明すると左側のPCがある方で設定を纏めたり、スケジュールを確認したりしてる。で、右側の広い机で漫画を描いたりカラーにしたり……中央の引き出しにはトーンとかの小道具が。コピー機も中央だね」

 御伽先生の隣で説明を聞きながら早速メモをする。その際に部屋の様子を見てみたけど、しっかりと整頓されたデスクや机はとても綺麗で正直驚いていた。
 漫画家さんの職場って散らかってるイメージがあったけど、先生の職場は糸くず一つ落ちてない。それに家具や機械類もモノトーンで統一されてるせいか、落ち着いた印象があるなぁ。
 そんな印象を抱きながらも、大体の物の位置をメモり終えると、御伽先生は次の部屋を案内してくれた。

「一階の奥は作業場なんだけど、お風呂やキッチンリビングもちゃんとあるから。後は二階だけど……まず、俺の部屋は奥の右側で左は、まぁ……お客さん様? で、神崎さんの部屋は……階段上ってすぐの右側でいいかな? あ、左はトイレだね」

 相槌を間で打ちながら先生の後をついて行き、今日から寝泊りする事になる部屋を教えてもらう。位置も広さも問題なかったのだが、私は別のことが気になっていた。先生、左側の部屋を説明するとき疑問形だったけど……言いづらい訳でもあるのかな? 聞いてみたら教えてくれるかもしれない。だけどわざわざ聞く必要のあることとも思えないし……。
 
「……さん、神崎さんて! どうしたの? ボーっとして。この部屋じゃ気に入らなかったかな?」
「あ、いえ! 今日からここに住むんだなぁって思ったら少し緊張してしまって……」

 いけない、つい考え込んでいたら先生の話をちゃんと聞いてなかった……。初日からこんなんじゃ駄目だよね。
 そう考えて、先生の方へと向き直ると。先生が微かに頬を赤らめながら私から目を逸らしていた。

「御伽先生?」

 その様子を不思議に思って先生の名前を呼ぶ。

「っ……なんでもない。そうだよね、初日だし緊張するよね、えっと直ぐには無理だと思うけど、自分の家だと思って寛いでくれていいから……。あ、仕事のスケジュールは後でプリントアウトして一覧にして渡すね。それじゃあ、俺はお昼の用意するから……部屋でゆっくりしてて」
「え、あ、お昼なら私がっ……行っちゃった」

 先生何だか凄く早口だったけど、大丈夫かな? 様子も少し可笑しい気がしたし……。
 私が先生に返事をしてから様子が変だったよね。さっきは何て言ったんだっけ。

「確か、ここに住むのが緊張するって言ったんだっけ」

 別に変な事は言ってないよね? 先生と住むのに緊張するってだけだし……あ。
 変な事、言ったかもしれない。違う、これは爆弾発言だ。さっきまでは御伽先生に会える喜びと緊張とで無我夢中になってたけど、冷静に考えればすぐに分かる。先生と一つ屋根の下で共同生活するということはつまり。

「男女が二人きりってことだ……」

 せっかく先生ともいい感じに話せてたのに、私があんな事を言っちゃったから改めて異性だって意識して……それで先生も焦っちゃったのかも。
 だとしたら、私って本当に馬鹿だ。

「顔熱くなってきたかも……」

 ポツリと呟いた言葉はシンと静まり返った部屋で行き場もなく消えていく。けれど、それとは反対に体温はどんどん上昇しているのが分かって、ベットへと顔を伏せた。

「どんな顔して先生に会おう」

 口に出してみても答えが返ってくるはずもなく、暫くの間、ベットの上でのた打ち回るのだった。

Re: 作家と恋路 ( No.6 )
日時: 2015/12/12 14:09
名前: スミレ (ID: Id9gihKa)

やっぱり、読みやすいです!
それに後が気になる絶妙な話運びなので、ドキドキします!
いわゆる文才、って感じです!
返信、ありがとうございます。これからも応援してます!

Re: 作家と恋路 ( No.7 )
日時: 2015/12/12 23:58
名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: yyWFfh9m)

スミレさん

一度ならず二度目の感想有難うございます!
ドキドキして頂けて嬉しいです
この後も話のテンポを考えつつ、楽しんで頂けるよう頑張りますね
いえいえ、こちらこそ一言でもコメント頂けてとても励みになります


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。