コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- notebook
- 日時: 2015/12/12 00:15
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
君との交換ノート。
何冊目かな。
あんなこと、こんなこと
いろんなことを書いたけど
どれもいい思い出で。
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はじめまして!
「桜舞う小林」と申します!
過去に違う名前でも投稿してました。
どうぞ温かい目で読んでくださったら恐縮です(汗)
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読んでいて楽しい、キュンキュン
時に切なくもやもやな小説になるよう
頑張ります!!
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コメントしてくださったら
励みになります♪
中傷、批判はお控えいただきますようお願い致します。
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- Re: notebook ( No.6 )
- 日時: 2015/12/14 23:37
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第4話*—————*§*
「おいチビ」
「チビじゃない!!」
「まぁ、それはいいとして、今週の土曜、試合あんだけど見に来る?」
「えっ!!いいの!?」
「おう。母さんの車に乗ってけよ。」
「うん!!」
朝陽が初めて試合に誘ってくれた。
幼なじみとして、嬉しいと思った。
「弁当作ってやるよっ(笑)」
「……おう。桜、料理得意だもんな。」
私は活発なイメージと思われがちだが、
料理はクラスの誰にも負けない自信がある。
「じゃあ、応援よろしく。」
「うん!絶対行く!!」
朝陽がバスケしてるところが見れるなんて、
帰宅部の私にはめったにない事だった。
- Re: notebook ( No.7 )
- 日時: 2015/12/14 23:35
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第6話*—————*§*
そして試合当日、
朝陽のおばちゃんの車でK中の体育館に向かった。
「お弁当、桜ちゃん作ってくれたの?」
おばちゃんに聞かれる。
「うん…初めて試合見せてもらうから、張り切っちゃった(笑)」
なんだか少し照れたから
髪をいじりながら答えた。
「そっかー。ありがとね。いっつもあの子、いらないって言うのよ?
反抗期なのかしらね?コンビニの弁当でも買ってるのかしら?」
「そうなんですか。」
私は話を半分しか聞いていなかった。
楽しみだったからだ。
「わぁ……」
空いた口が塞がらないとは、まさにこのことだと思った。
ただの体育館じゃなかった。
選手達の、重いような明るいような雰囲気と
観客たちの楽しそうな顔や不安そうな顔。
そして全体には妙な緊張感。
「これが試合の雰囲気だよ。」
おばちゃんが急に隣で話し始めた。
「変な気分でしょ?私も最初、なんというか…気持ち悪かったわ(笑)」
ハッハッハと一人で笑うおばちゃんを
作り笑いでただ見ていた。
試合が始まった。
「朝陽だ。」
すぐにわかった。
背番号は動き回っていてよくわからなかったけど、
たしかに朝陽を見つけた。
「…すごい。」
本当にこの言葉しか出なかった。
いつもは見ないような素早い動き、
真剣な目つき、
複雑な表情。
そしてボールを流れるように扱う動き。
もはや私はあっけに取られ、
『がんばれ』の『が』の字も口から出てくることは無かった。
- Re: notebook ( No.8 )
- 日時: 2015/12/15 00:00
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第5話*—————*§*
「只今より、昼食・休憩の時間です。次の試合は−」
女の人の声のアナウンスが聞こえた。
「あ、私、お弁当渡してきます。」
「ありがとね。行ってらっしゃい。」
なんだか今すぐ朝陽に会いたくなっていた。
なんでだろう?
でも、とにかく会って声をかけたりしたくなった。
軽く走ってうちの学校の場所を探した。
すぐ朝陽を見つけることが出来た。
「あ!!朝陽、お弁当−
私は言いかけて曲がり角に隠れた。
「そっか…」
切なくて、苦しい気持ちになった。
もう一度覗いてみる。
が、やっぱり同じだった。
そこには、
朝陽と小森優里がいた。
二人とも楽しそうに話していた。
それだけじゃない。
小森優里の手には、
薄い桃色の風呂敷を持っていた。
つまりは、
朝陽にあげるお弁当…
「そっか…」
また『そっか…』と言ってしまった。
ため息をつきながら
長い廊下を渡り、階段を上る。
さっきは余裕で走ってこれたのに
今は体が重く、走る気力もない。
なんでだろう。
なんでこんなに苦しいんだろう。
お弁当食べてもらえないから?
それだけで?
単純なようで複雑なこの心の謎は、
何重も、何重も
鎖と南京錠で封印されているように感じた。
「桜ちゃん?」
おばちゃんはすっと立ち上がってこっちに向かってくる。
なんで?
何?
どうしたの?
訳がわからないまま下を向いた。
でもその瞬間すぐわかった。
私の目から、水が垂れた。
一滴、二滴…
- Re: notebook ( No.9 )
- 日時: 2016/02/06 11:13
- 名前: 桜舞う小林 (ID: Ph4Jl4Xx)
*§*—————*番外編その1*—————*§*
初めましての皆さん、
いるかわかりませんが(笑)いつもご愛読して下さる皆さん
おはようございます、こんにちわ、こんばんは♪
桜舞う小林です。
小説の文章がだんだん変になってる気がします(笑)
でもこれからも頑張ります!!
今回は1度雰囲気を変えて、
いろいろ人物紹介したいと思います♪
優しい方、良かったらお付き合い下さい♪
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《作者 桜舞う小林》
学生。女子力不足な女子(笑)
美術部もどきの美術部の副部長。
趣味は絵を書くこと、妄想すること(笑)
ヘタリアを愛し過ぎてます。
夢は養護教諭になることと
ヨーロッパに旅行したい。
《高橋 桜》
U中学校3年生。
杉山 朝陽と幼なじみ。
朝陽のことが……!?
帰宅部で活発な性格。
実は料理が得意。
学校あってもなくても
ねる時以外はポニーテール。
身長は152cmくらい。
《杉山 朝陽》
U中学校3年生。
高橋 桜と幼なじみ。
現在小森 優里と付き合っている。
バスケ部。
身長は168cmくらい。(日々成長中)
《小森 優里》
U中学校3年生。
現在杉山 朝陽と付き合っている。
めっちゃ綺麗。
バスケ部のマネージャー。
髪型はボブ。
すっごくサラサラツヤツヤそう。
身長は160cmくらい。
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これからもどうぞ、
温かい目でご愛読していただけたら
光栄です(о´∀`о)♪
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
- Re: notebook ( No.10 )
- 日時: 2016/02/06 11:30
- 名前: 桜舞う小林 (ID: Ph4Jl4Xx)
お久しぶりすぎです(汗)
しばらく投稿してなくてすみません!!
またぼちぼち続き書こうと思っているので、
優しい方、読んでくれたら嬉しいです!!!
すみません(汗)
*§*—————*第6話*—————*§*
結局私は、朝陽と顔を合わせることもなく
おばさんと別れ体育館を後にした。
運がいいのか悪いのか、
たまたま最寄りの駅直通の電車に乗れた。
昼ごろだったからか同じ車両に乗車しているのは
私と可愛らしい小柄なおばあさんだけだった。
景色をボーっと見ていたら、
少し落ち着いてきた。
が、まだ目が痛い。
朝陽、お弁当持って行かなかったのは
反抗期だからじゃなかった。
彼女から貰うからだったんだ……
なんであの時、
彼女から貰うからいいって、
言ってくれなかったんだろう。
言ってくれてたら私は作らなかったし、
こんな思いもせずに済んだじゃない。
……でも、彼女がつくるって予想しなかった私は超鈍感かも。
……ん?
私、なんでこんな悩んでるんだろう。
もやもやする。
これって……恋なのかな?
私が、朝陽に?
そも、そう考えるとつじつまが合う気もする……
「恋しちゃったんだ、朝陽に。」
口に出してみたらなんだか恥ずかしくなった。
でも嬉しかった。
だって、初恋だったから。
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