コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- notebook
- 日時: 2015/12/12 00:15
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
君との交換ノート。
何冊目かな。
あんなこと、こんなこと
いろんなことを書いたけど
どれもいい思い出で。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
はじめまして!
「桜舞う小林」と申します!
過去に違う名前でも投稿してました。
どうぞ温かい目で読んでくださったら恐縮です(汗)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
読んでいて楽しい、キュンキュン
時に切なくもやもやな小説になるよう
頑張ります!!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
コメントしてくださったら
励みになります♪
中傷、批判はお控えいただきますようお願い致します。
Page:1 2
- Re: notebook ( No.1 )
- 日時: 2015/12/12 21:54
- 名前: スミレ (ID: Id9gihKa)
タイトルに惹かれてやってきました!これから、楽しみにしています!
- Re: notebook ( No.2 )
- 日時: 2015/12/12 23:15
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
スミレさん
コメントありがとうございます!!
とっても嬉しいです♪
ご期待にそえれるよう頑張ります!!!
- Re: notebook ( No.3 )
- 日時: 2015/12/12 23:37
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第1話*—————*§*
「おはよー!」
「はよー チビ。」
「チビ言うな!!」
こんな何気ない会話を登校中に話すのは
私、高橋桜と
家が隣の幼なじみの、杉山朝陽。
朝陽はちょっと背が…だいぶ背が高くて、
ちょっと…だいぶ小さい私をバカにする。
でもこれはいつものこと。挨拶みたいなものだ。
「部活で死にそうー」
「大会近いんでしょ?彼女も来るんじゃないの?頑張れ(笑)」
「うるせーよ。」
「痛っ!!」
朝陽は照れながら私の背中を叩いた。
朝陽には彼女がいる。
朝陽が入っているバスケ部のマネージャーですごく綺麗。
私は帰宅部で朝陽と彼女は同じ中3だけれど、
同じクラスになったことがないので絡んだことがない。
すごく魅力的で気になるけれどキラキラオーラがでていて
近づきがたいのだ。
「それより、はい、これ。」
「ありがとう。」
朝陽からうけとった無地の一冊のノート。
これは小学生の頃から続けている交換ノートだ。
私と朝陽はどちらも一人っ子だったから、兄弟みたいなもの。
いつからか交換ノートで出来事や相談、しょうもないことまで
書き綴るようになった。
今では私の欠かせない日課だった。
- Re: notebook ( No.4 )
- 日時: 2015/12/13 00:05
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第2話*—————*§*
私たちはどれだけ話が盛り上がっても必ず校門で別れる。
理由は二つ。
一つは朝陽が校門で彼女を待つから。
もう一つは朝陽が付き合う前からで、噂がたったら嫌だから。
私たちは幼なじみ。これ以上関係を深めるつもりは無い。
でも、
やっぱり校門からひとりで教室まで行くのは寂しい。
何度も感じている。
廊下の窓からたまに朝陽と彼女が二人で歩いているところが見える。
ちょっと、切ないかな。
みんな幼なじみとの恋とか言うけど、
そんなこと感じたり想ったりしたことがない。
少なくとも、私的に幼なじみは兄弟みたいで恋愛感情がわかない。
なんというか、このさみしさは親元を子供が離れていくような…
…って、子供の私がいうことじゃないか(笑)
でもとにかく、寂しかった。
「おはよう、桜!!」
今までのさみしさを吹き飛ばしてくれるのは
いつも、親友の篠原桃だった。
「おはよう、桃。」
何気なく話す会話は、ひとりで廊下を歩く時の感情の正反対だった。
とても温かくて楽しかった。
「今はまだ5月入ったとこだけど、受験とか迫ってるんだよねー」
桃がつぶやいた。
そうか、受験生なんだよね…
「高校どこ行きたいとか決まってるの?」
「うーん、私の頭じゃ、せいぜいS高校くらいしかねー(笑)」
「同じ高校だったらいいよね。」
「そうだよねー!!でも桜賢いからH高校いけるでしょ?もったいないよ?」
私は勉強でそんなに困った経験はない。
むしろ得意だ。
けれど友達とか、人間関係を優先したい気持ちも強い。
もう少し時間はあるから、考えよう。
「そういえばさ、朝陽君、この前放課後体育館で小森さんとキスしたらいいよ。」
「小森?あ、朝陽の彼女か!まじでー!?」
小森…小森優里が朝陽の彼女。
全く、体育館で大胆なことをするものだ。
私もいつか、イケメン彼氏と…
…ないか(笑)
- Re: notebook ( No.5 )
- 日時: 2015/12/13 22:30
- 名前: 桜舞う小林 (ID: KZRMSYLd)
*§*—————*第3話*—————*§*
「ふぅ…づがれだー」
学校から帰って私は自分の部屋で一息ついた。
「あ、ノート♪ノート♪」
課題よりも交換ノートを優先する私。
「うーんと?」
−今日は古文意味不だった。けど優里が教えてくれた。
「ぷっ、のろけかよっ(笑)」
不器用でヘタレなくせにのろける朝陽を面白く思った。
−お前にも今度教えてやるよ。
「・・・。」
あいつ私にうまく教えれんのかなー?
てか、珍しく優しいじゃん。
少し感心した。
−どうせお前は小さくて黒板見えないだろうからな。
「うるっせー!!」
((バンッ
ついムカついて壁にノートを投げてしまった。
いけないいけない…
て言うか、せっかく感心したのに!!
やっぱり朝陽は朝陽なんだから。。。
怒りながらも私はお気に入りのペンを手に取る。
−小さくないですー。この前2ミリも伸びてましたー(怒)
−あと、小森さんと上手くいってるみたいだね。良かったね。
−ま、ヘタレで捨てられないようにねー(笑)
「…と。」
最後に余ったスペースになんとなくうさぎちゃんの絵を書いて
今日のノートを閉じた。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。