コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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山本が完璧すぎで憎いっ!
日時: 2015/12/28 08:33
名前: あかり (ID: 1lVsdfsX)

登場人物 葵 美月 (あおい みづき) あだ名「みっちゃん」
     山本 健人 (やまもと けんと) 
     葵 恵美 (あおい えみ)
     岡田 裕一 (おかだ ゆういち) あだ名「おっかー」
     藤本 和(ふじもと のどか
よろしくお願いします!

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Re: 山本が完璧すぎで憎いっ! ( No.1 )
日時: 2015/12/28 08:54
名前: あかり (ID: 1lVsdfsX)

今回で6回目。今日からまた新しい学校。
今回で転校はもうしないって言ってたけどほんとかよって言いたくなる。
葵 美月11歳。今日から6年生。
「楽しみだね〜美月!新しい学校!」
こいつは私の双子の姉、恵美。
クラスは離れている。
ま、どっちかといえば離れてほしいんだけどね!
だって私は女子が嫌い。女子は裏、表といろんな顔がある。
3年生のときにあった。私は嫌われていたってこと。
明るく話しかけてる女子、全員私を嫌っていた。
だから私は考えた。どうせ嫌われて嫌な思いするなら、女子なんかと仲良くしないほうがいいってね!それに女子は正直うざい。
ひっついてきたり、新しいアクセをつけて、「可愛い!」っと言ってもらいたい女子。
恵美もそう。いつもひっついてきたり、
見せびらかすように彼氏を家に連れて来たりする。
ま、顔も性格も恵美のほうがいいからね!

さて、新しい学校に着いた。じゃあ教室にでも行こうかな〜
私は2組。恵美は3組だった。

恵美「じゃあね〜美月!」

笑顔でこっちに手を振る恵美。
私は手だけをふって、教室に入ろうとした。
・・・ん?待てよ・・・。
これって職員室行ってまずせんせーに会わないといけないんじゃない!?
バッと恵美を見ると廊下で先生と話していた。
くそっ!3組の先生職員室にいとけよ!
私はトボトボと職員室に向かった・・・。

Re: 山本が完璧すぎで憎いっ! ( No.2 )
日時: 2015/12/29 11:27
名前: あかり (ID: 1lVsdfsX)

「失礼しま〜す。6年2組のせんせーいますか?」

私は先生の名前を知らないので「6年2組の先生」とよんだ。
すると奥のほうから「はーい」と言いながら女の先生がきた。
うわ〜担任女子か〜・・・嫌だな〜

奥田「こんにちは〜!あ、今日からうちのクラスに転校してくる葵さん!」
こんにちはって・・・今午前8時なんだけど・・・。

奥田「もう朝の会始まってるから教室いこっか〜」
あ、なんの話もないんだ助かります。
めんどくさい系基本パスだからな〜私。

奥田「うちのクラスうるさいけど友達作り頑張って!」
美月「ん?ああ・・・基本友達作らないので。」
奥田「えっ・・・」
さすがにひいている様子。
ま、別にいっか。前の担任も私のことでいろいろ大変そうだったし。

教室前。3組をチラリと見ると恵美はいなかった。
あ〜・・・いいな・・・
と思っていると先生が教室に入って行った。

奥田「みんなおはよ〜」
生徒「おはようございま〜す!」
奥田「さっそくだけど、転校生を紹介するよ〜」
生徒「おお〜」
奥田「じゃあ入っていて〜」
あ、これもう入るんだ。
私が入ると先生が黒板に名前をかいた。
奥田「名前は葵 美月さんです!じゃあ葵さん!
きんちょうするかもしれないけど、自己紹介お願いしていい?」
あ、きんちょうはしません。慣れたんで。
自己紹介か〜・・・テキトーでいっか。

美月「葵 美月です。双子の姉と転校してきました。
よろしくお願いします。」
きんちょうをしてる感じもしない私を見て、みんなよくわかんないけど驚いてる。
奥田「じゃあ席を決めようか!えーと・・・じゃあ山本くんの隣で!」
私は山本って人がいる席の隣に座った。

山本「・・・葵さん、よろしく。」
美月「・・・ん?
      ああ・・・よろよろ〜」



私は知らなかった。
コイツが、私のライバルになるなんてことを!

Re: 山本が完璧すぎで憎いっ! ( No.3 )
日時: 2015/12/28 20:37
名前: あかり (ID: 1lVsdfsX)

「美月ちゃん!今日の体育なにしたい!?」
意味のわからないことをいいながら、女子全員で私に寄ってきた。
このさいはっきり言わせてもらおう。
美月「は!?」
すると一人の女子が前にでてきた。
「私中山 梨花!よろしくね!
今日の体育は、美月ちゃんの歓迎会するらしいから、
美月ちゃんがしたいことしていいんだって!」
美月「!なんでもいいの!?」
梨花「あったりまえじゃん!」
すると女子たちは。こういいだした。
「鬼ごっことかがいいよね」
「え〜ダンスがいいでしょ」
あ〜・・・「私たちがやりたいことして!」って言ってるやつか・・・。
女子の嫌いなところの一つでもあるな〜。
ま、私がやりたいことでいいんだよね!じゃあ・・・

美月「バスケしたい!大好きなんだ!
ガチで試合しようよ!」
女子の目が点になった。「なんで!?」という感じだ。
男子達がその話を聞いて盛り上がっていた。
男子1「めっちゃいいじゃん!バスケ!」
男子2「葵さんナイスゥ!」
女子は全員震えていた。
・・・ぶりっ子かよ・・・。

山本「・・・バスケはいいけど、あと鬼ごっことかもしたらどうだ?」
美月「・・・山本!」
山本「女子バスケ嫌なんだろ?
今回の体育は1時間だし、30分ずつにしたらどうだ?
先にバスケ30分して、あとの30分鬼ごっことかしたらいいんじゃないのか?
これじゃダメか?葵さん。」
美月「・・・・・・」
女子のためにするのは嫌なんだけど・・・。
あながち、山本が言ってることは間違えてない。
美月「・・・わかった。そうする。」
この時から感じた。「こいつはただ者じゃない」って・・・

Re: 山本が完璧すぎで憎いっ! ( No.4 )
日時: 2015/12/29 17:26
名前: あかり (ID: 1lVsdfsX)

〜国語授業中〜
国語の授業が終わると、体育だ。
授業中でさえ、私は山本をジーッと見ていた。
奥田「じゃあ山本くん、主人公がどうしたか、みんなに教えてあげて。」
山本はガタリと立ち上がり、「はい。」とこたえた。
山本「かくかくしかじかかくかくしかじか」
みんなはおぉ〜と言った。
奥田「おk!さすが山本くん!」
コイツ、やっぱりただ者じゃない!
私はさらにジーッと見た。
その私に、山本は視線を合わせた。
山本「・・・さっきからなんか用?」
小声で山本は言った。
美月「うん。自分でもわからない用がある。」
山本「はぁ?先生の話聞けよ。」
だってこの話・・・
美月「前の学校の授業でやったもん。」
山本「・・・葵さん頭いいのか?」
山本は自分が落とした消しゴムを拾いながら言った。
美月「んー・・・5年のとき図工以外の授業で5とってたぐらいかな。」
山本はちょっと驚いた。
山本「葵さん図工苦手なの?」
美月「好きっちゃ好きなんだけど成績は悪いよ。
いっつも2だから。あ、それと「さん」付けで呼ばなくていいよ。
葵のほうが山本に合ってるから。」
山本「図工は2なんだな・・・」
山本はフッと鼻で笑った。
うわーこいつ、ウザイ!


イライラしながらも、体育の時間がやってきた!


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