コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 私の青春と日常
- 日時: 2015/12/30 14:48
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
ちなと申します。
吹奏楽部の話で、吹奏楽を知らない人もおもしろいと
思ってもらえるよう頑張ります。
コメントとかもらえると嬉しいです。
初投稿ですが、よろしくおねがいします。
******
♪登場人物♪
・片桐 雪歩(かたぎり ゆきほ)
高校1年生。いたって普通が好き。
中学からホルンをしている。
・相川 菜月(あいかわ なつき)
高校2年生。ホルンは高校から。パーリーをしている。
・山口 健太(やまぐち けんた)
ユーフォ二アムパーリー。あだ名は山ケン。菜月の幼なじみ。
・津川 渚(つがわ なぎさ)
雪歩とおなじくらいの身長の1年生。ユーフォ二アムをしている。
・椿 和花(つばき のどか)
雪歩の親友。学級委員長で、テナー担当。
Page:1 2
- Re: 私の青春と日常 ( No.2 )
- 日時: 2015/12/30 15:25
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
ばっ—
「はー。夢オチじゃない・・・」
「お姉ちゃん、朝ご飯だよっ。遅れちゃうよ?」
明昇中学の制服に身を包んだ(片桐 みりあ)妹がそう言った。
「何よ。気持ち悪いなあ。人の顔ばっか見て。」
「あんた・・・吹部はいりたいんでしょ。楽器は?」
「・・・トランペット?」
「・・・ユーフォってカンジするな。」
「UFО?なに?。」
「なんでもないよーだっ。」
「今日の見学でパーンって音あてちゃうもんね!」
「はいはい。」
見学か。今日から私もだったし。
・・・・高校での吹部どうしよっかな
別に帰宅部としてもいいし。
- Re: 私の青春と日常 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/30 16:15
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
「おはよっ。雪歩ちゃんっ」
「和花ちゃん・・・あのさ・・・今日の見学どうするの?」
「ん?吹部行くけど・・・」
「またサックス?」
「そりゃーもちろん!」
木管楽器のテナーサックス。正確にはテナーサクソフォンかな。
ソロなど多いサックスは人気がある。アルトにテナーにバリトン。
いずれにしても人気が多い。
一方金管楽器はトランペットが人気が高い。
一般的に、サックス、トランペット、フルートなど目立つ楽器が
希望が多い。
低音とかかっこいいけど、なぜかやりたいと思う人は多くはない。
ホルンも中学のとき強制的にはいらさせられたなあ。
「雪穂ちゃん?も来るよね?吹奏楽部。」
「え・・・・まだ・・・・分かんないかも。」
中学の時、和花はすごく目立っていた。サックスの上手い子。
まあ。ホルンはそんなにうまくないし。
「はいるとしたら、ホルンにするの?ほら中学のとき希望落ちちゃってたじゃん、トロンボーン!」
「トロンボーン・・・」
トロンボーンは金管の中でもカッコよくて憧れていた。
2つの長いU字型の管が繋いである、伸縮させて音を変える。
ジャズの音楽に合わせてカッコいい動き。
「いいな。トロンボーン。ミュート使いたいなあ」
ミュートを金管楽器のベルにセットすると音が変わるようになる。
ホルンの場合、ミュートがあるにせよ、楽譜にもでてこないし。
まず、右手でベルに突っ込んで変えれたし。
「でもでも。トロンボーンってカッコいいけど・・・」
「かっこいいけど・・・」
「男子が吹いてそうかも。」
「あー。確かにね。」
「私はテナーマイ楽器あるからねー。」
「あ、買ったんだ・・・・すごい」
「いいでしょー」
あーあ、和花みたいにコレだ!って楽器見つけたいな。
- Re: 私の青春と日常 ( No.4 )
- 日時: 2015/12/30 16:47
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
授業と休み時間など繰り返す事で放課後—
「うー。決・め・て・な・い」
どうしようどうしよう。
教室のドアに向かおうとしてふいにふらついてしまって肩がぶつかる。
「あ、ごめんなさい!」頭を下げる。
美少年で見とれてしまった。背は同じくらいかな。なんだか・・・
「あの・・・ふらついてしまってその・・・」
「大丈夫?ええっと・・・片桐さん?」
「はい!ええっと・・・」
「同じクラスの津川渚だよ。まあ、番号順だと離れてるし。」
「ごめんなさい。ぶつかって。」
「ううん。ちょうど吹奏楽の見学に行くとこだったから。」
「吹奏楽部?。」
******
「へえー。ホルンか!すごいね。」
「ううん。ユーフォだよね?どうするの?。」
「うーん。全部見学行ってみたいなあ。」
「中学どこだったの?津川くん。」
「星章学園からかな。」
「えっ・・・男子の中学だよね。すごいなあ。」
「片桐さんは?」
「明昇中から。まあ、近いし。学園だったから、妹がとなりだし。」
「へえー。妹も吹部?。」
「まあ・・・どうだろ。あ、ここだよね。」
音楽室・・・ドキドキしてドアを開けると、何人かもう居た。
「姉さん!。」
「渚っ。あらもしかして・・・。」
「違いますっ」「違う」
声が重なってお姉さんが笑った。
「トロンボーンの津川伊代です。」
津川君似の顔・・・。すごーく美人・・・
「あー。雪歩ちゃーん。」
「あっ和花。」
「うっそ渚じゃーん!。」
「知り合いさんで?。」
「んー?中学のときテナー教室行ってて。それで。」
「僕はテナーもしてるんだよ。」
なんだかすこし嫌な気分がした。
「こほん。和花ちゃん元気だね。それに成長したね。」
「あー。頭ぐしゃぐしゃやめてー。」
「あ、希望とってる。行こう。」
「あ、うん。姉さんほどほどにねー。」
部長と思われし女の人が前に出る。
て・・・あれは・・・
「姉さん・・・なんで部長なんかに・・・」
和花が部長の隣に立たされていた。
「えーっと、初めまして。三年、津川伊代と言って部長やっていてトロンボーンです。よろしくおねがいします。」
「ええっと、まあ、楽器の経験者多いから分かるだろうけど全部で20人くらい今集まってるよね。」
「二年が今10人、三年が23人です。二年少ないけど気にせんでいいからねー。」
「姉さん・・・しっかりしてよ・・・。」
「えっとまあ紹介すると・・・まあ三年が楽器持ってあげるから、楽器の名前言うからそれで覚えて。」
「適当すぎますよ。」和花がツッコンだ。
「じゃーあ、フルート、はいクラ、サックス、えー、オーボエいないから希望者待ち、パーカス、ホルン、ユーフォ、チューバ、トランペット、えーこれトロンボーン。」
「雑だよ・・・。」
渚が頭を抱え込む。
「えー、この子はもうサックスいれます。マイ楽器あるんで。ある人居るかなー。ま、散らばって希望する楽器んとこ行ってね〜。経験者は事前に報告ねー。」
適当な案に散らばる新入生。
「あ、片桐さん?どこに行くの?。」
「んー。とりあえずトランペットあたりとかかなあ。」
「ユーフォ二アムかテナーでちょっと悩んでるんだけども。」
その時私は腕を掴まれて・・・
「ホルン。やってみない?。」
「えっ・・・。」
- Re: 私の青春と日常 ( No.5 )
- 日時: 2015/12/31 17:13
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
「あ、ごめんね。二年のホルンパートリーダーの菜月って言います。初めまして。」
そういって頭を少し下げた。
「ホルンパート希望者居なくて。経験者らしいよね。やってみないかなーなんて思って。」
「えー・・・・っとでも・・・。」
トロンボーンに視線を向けても希望者が多いので諦めた。
「体験・・・だけならやってみます!。」
******
マウスピースを洗う。水道をじゃっとひねった。
ホルンのマウスピースは一番小さい
ユーフォのマウスピースを持って渚がこっちへ来た。
「津川くんも洗いに?」
「うんまあね。」
するとあることを急に思い出す。
「サックスは良かったの?。」
すると渚は「うーん」と考えて、
「うん。僕ね。テナー歴11年だし違う楽器もやりたいんだ。」
「僕ね・・・」
−幼いころなにも自分からやりたがらなかった。
その時ジャズの音楽のある高校がテレビでジャズを吹いてた。
ある男の人のきらきらした楽器が気になった。
「お母さん、僕、これ、やってみたい。」
おかあさんはすぐにお父さんに言って、お父さんは元々、トロンボーン吹きだったからね。
お姉ちゃんがその時ちょうど小学生の吹奏楽バンドにはいってトロンボーンを吹いていた。
僕はマウスピースの吹き方教えてもらったとき・・・
あんなに金管が難しいなんて考えなかった−
「僕はねユーフォっていう楽器、中学でやってみて、目立たないし、メロディあるときもあるけどマイナーだし。名前一番知られてないなーっと思ったし・・・でもでも。」
そこでユーフォやることで見えてくるのかも・・・
僕が吹奏楽をやる理由が・・・・・・・
- Re: 私の青春と日常 ( No.6 )
- 日時: 2016/01/02 17:21
- 名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)
友達との毎日のLINE。
今日は見学行って体験した。
勉強は先に片付けたのは良いものの・・・・
気づけば九時始めたのにも関わらず・・・いつの間にか時間がたち続けちゃって・・・・。
目が痛くなってきたからベッドに寝っころがって漫画を読んだ。
あるwebマンガが書籍化したもの。
主人公の絵里奈はトランペットが大好きな高校生だった。
大好きな友達、優しい先輩−そう、絵里奈が上手なため先輩は・・・・
いつだって褒められた・・・・。
そんな優しい先輩が豹変する。
コンクールのソロが主人公に渡ったから?−
絵里奈はものすごく嫌な気持ちになった。
優しい先輩は絵里奈の帰るときにいつもの挨拶を無視した−
「先生っ・・・!どーして私がソロまわってきたんですか。先輩がソロのほうが・・・・。」
「絵里奈さんをソロにしたのは絵里奈さんの実力が上だからです。贔屓とか何もしていませんから。そのつもりで。」
朝早くに楽器を出した。
先輩にこの音を聞いてもらおう・・・・
予想外に先輩は朝、1人でたった1人でソロパートを練習していた。
音も途切れていて、たぶん・・・練習など一度もしなかったんだろう・・・・・。
『ソロは別に完璧に吹ききるから大丈夫って!』
『こんなん練習せんでもできるわー。』
あんなセリフを思い出した。
すると・・・先輩が振り向いた。−激しい目つき・・・
「ねぇ・・・。」
すると一歩一歩近づいてくる。
「バカにしてんでしょ。言いザマだって・・・!。」
「そんなこと・・・っ。」
ガンっ・・・・と楽器がぶつかった。
激しい音に目を伏せる。
叩かれるよりも嫌な気分になる。
はあ・・・
〜♪ ♫ ♫
私はソロパートをいきなり吹いた。
・・・・・・・・
雪歩はこのマンガを読むのがとても辛かった。
『知ってる?和花。吹奏楽部のヒカリっていうwebのやつ』
すると和花は・・・
『うん。知ってるよ〜(*^^)vでも見ると辛くなっちゃうよ〜。なんだかねー。でもあれさ・・・。』
『先輩は辞めたんだ・・・。確か。』
−コンクールではヒカリ輝いていて綺麗に見えるけど・・・実際そんな事なかったね。綺麗ごとばかりじゃなかった。
主人公に言った最後の言葉・・・。
『そういえばね。うちの吹部の2年生少ないじゃん?なのに楽器いっぱいあるんじゃん(T_T)。あれね辞めた人が何十人もいるかららしいよ。」
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。