コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 緑眼中学生
- 日時: 2016/02/13 22:45
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
皆さん、こんにちは。 古明地ぱぽです。
この小説カキコでは初顔だしでして、どうかよろしくお願いしますね、
はい。
今回初めてここで書かせていただくのは『緑眼中学生』です。
具体的な粗筋はまだ完成していませんが、とりま見て評価してくださると嬉しいです。
登場人物
蝶野 綾(ちょうの あや)
この物語の主人公キャラクター。片方の目が緑色でコンプレックスを抱えている。年齢は14歳で中学二年生。
蝶野 里沙(ちょうの りさ)
綾の姉にあたる存在。何故か虫を好み、部屋には沢山の標本がおいてあったり、かなりの不思議ガール。年齢は15歳の中学三年生。
瀧本 裕佳梨(たきもと ゆかり)
綾の同級生。明るいポジティブな性格は誰からも認められる。運動神経が優れているが、勉強のほうはイマイチ。
枚田 咲(ひらた えみ)
綾の同級生でNEWクラスの委員長。少々めんどくさい性格だが、決して悪い人ではないと綾は思っている、多分。
浅田 萌(あさだ もえ)
綾の同級生。いつもクールかつ姉御肌。頼られる反面、思ったことをそのまま口にするので恐れている人もいる。
甲地 大和(かつち やまと)
綾の同級生。無駄に喋る割には勉強が得意な、自称イケメン。裕佳梨と仲良く、幼馴染み。
長 正広(ちょう まさひろ)
綾の同級生。綾からは「スーパーさん」と呼ばれている。アニメやゲームが好きで、よく綾の家に遊びに来る。
立川 治人(たちかわ はると)
綾の同級生で、クラス一番の大食い男子。見た目に愛嬌があり、人懐っこい。綾曰く、決してデブじゃない。
綿貫 優樹菜・カタリーナ(わたぬき ゆきな かたりーな)
綾の同級生。イギリスと日本のハーフである。まわりからはユッキーナの愛称で親しまれている。
その他、追加次第載せておきます。
ではどうぞゆっくりしていってくださいね。
Page:1 2
- Re: 緑眼中学生 ( No.3 )
- 日時: 2016/02/14 22:02
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
ハムエッグを食べ終えた綾はそのまま制服に着替えた。今年から中学二年生で、スカートとリボンの色が緑色になる。綾の場合、友達に「似合う〜」なーんて言われちゃうことも予想はついているが、小学生のころ、緑色のTシャツを着ていたら「ジャングル」というあだ名をつけられていた。
「綾、いってらっしゃい!気をつけてね〜」
真樹が手をヒラヒラさせて見送る。綾は、急いで靴を履きながら、
「い、いってきます〜!」
と、家のドアを勢いよく開けた。サッと日の光が眼にはいる。こんなとき、ムスカだったら・・・なんて、余計なことを考えながら道にでた。道端には小さなタンポポが咲いている。そして、遠くの河川敷には綺麗な桜が咲いている。だが、綾は今、そんな余裕は無い。
不意に、後ろから何かの気配を感じた。
思わず綾は、その場に立ち止まる。足元の小さな小さな石ころが、カタカタと音をたてる。
綾は、今までに感じたことのないような気配を読み取っていた。
「な、な・・・?何なの・・・?一体何?」
次の瞬間、綾は隣にいた物に、声が出なかった。
- Re: 緑眼中学生 ( No.4 )
- 日時: 2016/02/14 22:25
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
綾の隣にあったものとは、手のひらくらいの緑色(またもや緑色)の水晶らしきものが転がっていた。それを見て、綾は思わず声が出た。
「き、・・・綺麗・・・。」
この綺麗な水晶は、自分がもらっていいのか・・・と、悩む綾。でも、急いでいる。
「と、ととととりあえず、拾っても害は無いかな・・・もらっとこっと・・・あ、あはははははぁぁぁぁぁ〜」
最後に不気味かつ気持ち悪いヘンテコな笑い声をあげ、急いで学校に向かった。
綾の通う学校は、夢道中学校というたいして大きくもない、小さくもない普通の中学校だ。綾の場合、家から歩いて五分、猛ダッシュで三分の近いところにあるため、便利らしい。わざわざ毎朝電車通いの生徒もそこらへんにちらほらいる。
「がふぅっ・・・!も、もうあそこの電信柱曲がったら・・・ががが・・・学校だぁ・・・!!よっしゃぁぁ、やっとついたぁぁあ!」
と、心で叫んだ綾は、足を止めてカバンのなかを見た。よし、きちんとさっきの水晶っぽいやつは入ってるぞ、と呟き、正門に仁王立ちしている体育教師の小田村先生に挨拶をした。
「おはようございます!」
「オッス!蝶野ぉ!おっはよう!朝からいいねぇ!」
あなたが朝から元気なだけです、と内心笑い、昇降口で靴を脱ぎ、下駄箱のロッカーを開けた。二年生用のロッカーは掃除しかしたことない。木の香りが凄かった。持ってきた上靴に履き替えると、廊下を歩いていた、浅田 萌と偶然目があった。
「あらら。綾じゃないか。おはよ。あそこにクラス発表の紙が貼ってあるって聞いてさ行こう!」
男勝りで、さっぱりしている茶髪ポニーテールの女番長と言えばこの人、浅田 萌である。
「ああ、おはよう。私も行くところだってな。じゃ、一緒にいこっか。」
クラス発表はあまり緊張していない様子の綾だった。
- Re: 緑眼中学生 ( No.5 )
- 日時: 2016/02/15 18:50
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
「ああ。これかな?クラス発表って書いてあるし。去年は三組で・・・体育祭で緑組だったから嫌だったな〜あっはっは〜」
「っげ!やっだぁ〜、あたしまった一組じゃぁん・・・。でさぁ、綾?さっき何か言ったぁ?・・・空耳かな!っへっへっへ〜!」
綾は、小学生時代から一緒だった萌に、未だについていけていない。
綾を悩ませる存在でもあるかもしれない。(マイペースで、姉御肌の萌は確かにいいやつだ。いいやつだけどよくわからん・・・)
ちらりと綾も票を見た。
『蝶野 綾 二年二組』
「っはぁぁぁ・・・また微妙なところね。担任誰だろ。・・・あれ?」
綾の名前の下に、見慣れない名前がいくつかあった。転校生なのかもしれない。
- Re: 緑眼中学生 ( No.6 )
- 日時: 2016/02/16 17:33
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
転校生にしても、名前が派手である・・・と、綾は思ったらしい。
『齋藤 エリカ 2年1組』
『桃園 桜 2年1組』
『佐木 優香 2年3組』
『水橋 白黒 2年2組』
『川谷 ここな 2年2組』
ざっと票を見てから、綾はため息をついた。なぜなら、二組が多いからだ。転校生なんかたくさん来ても意味がないと思っているらしい。(なんてやつだ)
「あ!こいつ知ってる!」
「ちょっ!?ちょっと萌!・・・さすがにこいつはないでしょーが!言葉選べ言葉を・・・。で、誰?」
さすが萌だ。初対面(?)にも容赦ない。いつになく豪快である。
「あーそうそう。みずはし しろくろってやつ。隣の学校の奴でさぁ、何か不思議な奴らしいな〜。綾、あんたはどう想う?こいつの名前・・・。」
「名前かよ。ってかこれ。白黒じゃないでしょ。さすがにそんな名前つける親いないでしょ。日本には。」
萌は、あっはっはー!と、笑いながら、二つの分かれている前髪をさわった。
「ま、とりあえず教室行こ!新しい未来がまってるかもな〜!じゃぁね!お元気でー」
お元気でって・・・このあと綾に何があるのか。
「さーてと。私も教室行こっと。」
- Re: 緑眼中学生 ( No.7 )
- 日時: 2016/02/16 22:27
- 名前: 古明地 ぱぽ (ID: eoJ7g7Vb)
上靴の音がぱこぱこと鳴り響く廊下。きゅっきゅっという音も聞こえてくる。二年生教室は、二階なので綾たち新二年生は階段をあがっていく。その中には、見慣れない顔もたくさんあった。
「あ!綾ちゃんだ!おはよう!」
ぱっと明るい声で話しかけてくれたのは、同級生の瀧本 裕佳梨だった。彼女は性格も何もかも、とにかく明るい。イメージカラーと言わせてみれば、黄色だ。茶髪の短いショートカットは裕佳梨にしか似合わない気がする綾。
「裕佳梨!おはよう。久しぶりだねぇ。クラスどうだった?私は二組だったよ。」
「あぁ〜そっかぁ・・・。裕佳梨は三組だなー。なんだか今年はよくわからないクラス分けだね、綾ちゃん。」
不安そうな表情をみせる綾と裕佳梨。一体この先には、何が待っているのか。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。