コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- lucid dream
- 日時： 2016/02/28 01:04
- 名前： 銀弧 （ID: Dbh764Xm）
初めまして。銀弧と申します。
この話は明晰夢というものを主題にした物語です。短い話ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです。
タイトルは明晰夢を英語に変換したものです。
少々ぐだることもあると思いますがよろしくお願いします。
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- Re: lucid dream ( No.4 )
- 日時： 2016/02/27 21:35
- 名前： こん （ID: phd3C.MK）
はじめまして。
こん、と申します。
私の名前は狐の鳴き声からとったので、作者様とは狐仲間だ！と思ってお邪魔させていただきました^_^
面白いお話ですね。
すごく続きが気になります。
更新、楽しみにしてますので、頑張ってください！！
- Re: lucid dream ( No.5 )
- 日時： 2016/02/28 01:02
- 名前： 銀弧 （ID: Dbh764Xm）
＜＜こんさん
コメントありがとうございます！
ぐだぐだになるでしょうがお付き合い頂けましたら幸いです。
あ、一応名前は狐ではなく『弧』ですね…っ。まぎわらしくてすみません（＾＾：）
きつねの鳴き声かわいいですよね、私も狐好きですよ！
- Re: lucid dream ( No.6 )
- 日時： 2016/02/28 01:17
- 名前： こん （ID: tRamSAT8）
ああー！！
ほんとだ！
狐じゃなくて弧ですね！！
ほんと、すみませんm(__)m
ちゃんと見ろ、ですね。
漢字、割と雰囲気で見ちゃうもので…
いや、お恥ずかしいσ(^_^;)
更新楽しみにしてます！
- Re: lucid dream ( No.7 )
- 日時： 2016/03/04 10:34
- 名前： 銀弧 （ID: Dbh764Xm）
こんさん<<
いえいえー。結構みなさん狐と読んじゃうみたいなので気にしてませんよ。
更新頑張ります！
- Re: lucid dream ( No.8 )
- 日時： 2016/03/06 11:25
- 名前： 銀弧 （ID: Dbh764Xm）
そして、智史の夢は、はっきりとした形を持つものが少ない。
「君のは、なんだかとても曖昧だね」
彼女の言葉に智史はえっ、と思い顔を上げる。一瞬心をよまれたのかと焦る。
「なんで見てないのに言えるの？」
「なんとなく、君の雰囲気で」
なんの根拠もない事なのに、やけに確信をもった言い方で彼女は智史を見つめる。
「夢なんて所詮夢なのよ。これは現実じゃない、イメージでしかない世界に新しいことなんてなにもないわ。君の夢がぼやけているのは、君がなにも知らないからよ」
「でも……」
反論しようとして言葉に詰まる。だって夢の世界はいつだって自由で、楽しくない現実にいるよりもはるかに居心地がいいのだ。でも、確かに彼女の言う通り、そこには新しい事はない。
「新しいことを知るのは楽しいわ。夢の中に引きこもるよりもね」
「それは、夢を見るのがダメだってこと？」
「そこまでは言わないわ、でも外にだって楽しい事があると思う」
「だって、本当に楽しくないんだもの。外に出たって、やることもなく歩き回るだけじゃないか、それになんの意味があるの」
「逆に言えばなんで楽しくないの？」
「そんなの、一人だからだよ」
そう、いつもなにをしていても退屈だった。外に遊びにいったり、本を読んでいたり、たまに見るテレビも、 しょっちゅう見るこの夢の中でもそれを感じることがあった。
それが、今彼女と話しているだけで、一人で夢を見ていた時とは違い、胸が躍るような気持ちになる。
胸に刺さった言葉がするり抜け、すとんとお腹あたりに落ちたような気がした。無意識に俯いて、ぽつぽつと話し始める。
「そうだ、いつも僕は一人でだった。遊びにいくのも、テレビを見るのも、食事をとるのも」
なんだか情けなくなってきた。自分は結局、夢の世界に逃げ込んでいただけなのだ。
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