コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- コスの初恋 〜旅の始まり〜
- 日時: 2016/03/10 06:14
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
読者様、読んでいただいてありがとうございます!
気づいたこと、感激したこと・・・など、コメントお願いしま〜す!
第1話
これは、とある山奥の話
狼人間ハルルと柴犬ケヌーから、女の子が産まれた
ハルルとケヌーはコスという名前をつけ、かわいがった
ある年のコスの誕生日に、コスは両親に言った
コス 「私、外に出たいなぁ」
すぐに、緊急会議を開いた
コスには、狼の耳と柴犬の尻尾がついている
ハルルとケヌーは、コスの姿を人目にさらしたくなくて、外に出ることに反対した
コスは、両親の言葉を聞いて、怒って家を出て行った (この世界では家出)
しかし、コスは、ある重大なことに気づいた
コス 「どうしよう 家を出たには出たけど・・・
これからどうやっていきていけばいいの?」
コスは、自分に問いかけた
そう、コスは、家の事は全て、母のハルルと父のケヌーに任せていた
だから、家事についてまったく知らない
コスはまず、空腹の中、走り続けて、小川に着いた
川の水を少し、口に含んで、空腹を我慢した
そして、小さな洞窟を見つけ、もりの寒い夜を洞窟の中ですごした
- コスの初恋 これが男子? ( No.2 )
- 日時: 2016/03/22 18:26
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
第2話
金髪の、ツンとしたすまし顔、どこかのぼんぼんというイメージを漂わせる、なかなかの美男子
スタイルも抜群
コス 「うっ、ヤバイ!これが人?男の子?女の子?
とにかく逃げなきゃ!」
でも、逃げ切る前に、『金髪美形男子』に見つかってしまった
金髪美形男子 「ねぇ、君 どうしたの?
ん?あれっ君それファッション?
君、止まって!おい、止まれ!」
コスは、ビクッと体を震わせて、走るのをやめた
コスは、狼と犬の血をひいているだけあって、走るのが速い
『金髪美形男子』とはかなり離れている
金髪美形男子 「おう!おまえ、走るの速いな 俺、カルセ
片仮名で書くんだよ 宜しくな!
おまえ、名前は?その耳と尻尾は?」
コス 「は、はい!コスと言います
2つ目の質問は答えませんが、人間は漢字で書くんですよね?
カルセ君は何者?」
カルセ 「えっ!俺?え〜、言おうかな〜言わないかな〜
ま、君可愛いし、俺の初恋の相手だから、まず言おう
俺は、人間じゃない!」
コス 「えっ!違うの?本当に?ウソじゃないよね?」
カルセ 「俺はウソをつかない!たぶん!絶対に!」
コス 「た、たぶん!?こんちきしょー!マジの事言え!マジの事!」
カルセ 「はいはい おだまりなさい 美人なコス様
言いますよ 俺はキツネだ」
コス 「キツネ?森にキツネっていたっけか?なってみて」
カルセは、キツネになって見せた
たちまち、コスの目がらんらんと輝き始めた
コス 「うわぁ!スゴ!すまし顔とか似てる!」
カルセ 「う、うるさい!だまれ!それよりコス!おまえは誰だ!」
コス 「わ、私は・・・ 狼人間の母と犬の父から産まれました」
コスは、顔を真っ赤にして答えた
なぜなら、カルセが真剣な目で見つめてくるからだ
世界中のどこをさまよっても、カルセを直視できる人はいないだろう
この時からコスは、カルセに恋をした
でも、コスは、恋愛に鈍感だった
- コスの初恋 ( No.3 )
- 日時: 2016/03/18 17:43
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
第3話
コスは、カルセから逃げるように歩いた
カルセは、コスについてくる
コス 「来ないでよ」
カルセ 「やーだピョーン!俺、どこまでもコスについてくよ」
コス 「トイレにも?」 (^^)
カルセ 「それはさすがに・・・」 (^^)
コス 「ねぇ、カルセ君、今何才?」
カルセ 「15才」
コス 「へえ〜 15才!! 年上だ!!」
カルセ 「ほぉ コスは?」
コス 「13才 カルセ君に負けた〜」
カルセ 「うんうん それでよし さすがは弟子だ
弟子は師匠より年下でなければ」
コス 「えっ 私、弟子になったつもりはないよ」
カルセ 「ふーん 俺、コス様に、
人間への変わり方を伝授しようと思ったのに」
コス 「あっ私、知りたいでーす!弟子にしてくださーい!」
カルセは、コスを木のてっぺんまで登らせ、自分も後から登った
そして、カルセはコスに、変わり方を伝授した
- コスの初恋 ( No.4 )
- 日時: 2016/03/18 17:44
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
第4話
コスは、お礼をしてからカルセにススキをプレゼントした
カルセは、しかめっ面をしながらしぶしぶ受け取った
コスは早速、人間になってデパートに行こうとした
しかし、カルセにとめられた
コス 「何でとめるの 行かせてよ おんぼろ服を何とかしたいの」
カルセ 「おまえ、金がないだろ
俺の妹がファッションにうるさいんだが、かすよ」
コス 「いいの?妹さんに許可を得ないと」
カルセ 「アイツは何でもくれるよ」
ということで、コスは、カルセの家に連れて行ってもらった
カルセ 「おーい いる?」
すると、カルセと同じ金髪の美少女が現れた
カルセより少し年下で、同じようなすまし顔
ツンとした雰囲気ではなく、どちらかといえばキュートさを感じる
だが、コスは『金髪美少女』ににらまれた
おくから、はちみつ色の髪をした若い女性も現れた
カルセより1?才か年上で、エプロンを腰に巻き、優しいオーラを漂わせている
カルセ 「おい、ロナ おまえの部屋行くぞ」
そういって、カルセは、ロナと呼ばれた妹の許可も得ずにズカズカ入っていった
コスは、どうしていいか分からず、立ちつくしていた
すると、ロナが、「どうぞ」 と案内した
コスは、「お邪魔します これ、どうぞ」
と言って、ヤナギの葉をプレゼントした
ロナも、カルセと同じように、嫌そうな顔をしながら、しぶしぶ受け取った
- コスの初恋 ( No.5 )
- 日時: 2016/03/18 17:45
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
第5話
ロナの部屋は、壁が黄金のペンキで染められていて、大きなたんすと、たくさんのハンガーに服がかかっていた
おくには、質の高そうなベッドもあった
カルセ 「ロナ、こいつ、コス コス、こいつ、俺の妹のロンヌナハ
名前長いからロナにしている
コス、こいつ、自分より綺麗なヤツ見つけると睨むクセが
あるから気をつけろよ」
ロナは、ムスッとした
コスは、カルセが言った言葉に納得した
ロナ 「コスさん、なかなかの美女ね お兄ちゃんが惚れちゃったね!
コスさんはおいくつなの?」
コス 「私、13才です ロナさんも、可愛いですね」
ロナ 「いいから いいから お世辞はいらないよ 同い年のコス
私のこと、ロナって言って」
コス 「はい」
ロナ 「敬語もやめてほしいな〜」
コス 「はい、分かりまし・・・分かったよ、ロナ」
カルセ 「さて、雑談は終了だ 本題に入る
ロナ、コスに服をかしてやれ」
ロナ 「な〜んだ、そんなこと いいよ、似合うのかしてあげる」
コス 「ありがとう!」
コスは、ありがたくロナの服をもらった
カルセ 「よし、そしたらコス、どこに行く?」
ロナ 「待って!私も行きたい!」
カルセ 「ダメだ!来るんじゃねぇ!おまえは母さんと一緒にいろ!」
ロナは、カルセに、あーだこーだと説得されて、残ることになった
カルセ 「さてと、どこに行く?」
コス 「私ね、海に行きたいんだ〜!」
カルセ 「よし、じゃあ早速出発だ!!」
コス 「おー!!!!」
- コスの初恋 ( No.6 )
- 日時: 2016/03/18 17:46
- 名前: 桜井 玲 (ID: 16oPA8.M)
第6話
2人は、海に向かった
テクテク、トコトコ
カルセ 「おまえ、足音テクテクなってるぞ」
コス 「カルセ君はトコトコなってる おもしろい」
そして、しばらく無言状態で歩き続けた
1kmほど歩いて、カルセが沈黙を破った
カルセ 「コス、おまえ、海に行ったことある?」
コス 「私はね〜、山奥に住んでいたからね〜 海は初めてなんだ!」
カルセ 「んじゃー、俺が案内するぜ!」
コス 「よろしく、ナビゲーターさん!」
カルセ 「へえー、世間知らずでも知ってるんだな〜」
コス 「う、うるさい!」
と、ごちゃごちゃ言いながら、ホテルについた
カルセ 「よし、コス 俺が教えた方法で、耳と尻尾を引っ込めろ」
コス 「はい、師匠!」
コスは、耳と尻尾をしまい、カルセと共にホテルの中へ入った
コスとカルセは、ホテルで楽しいひとときをすごし、ぐっすりと眠りについた
この掲示板は過去ログ化されています。